Barrow

My second visit to the most northern settlement in Alaska

3 月 2 日 (金曜日)

Point Barrow (Alaska 最北端)

[Photo at Pt. Barrow '01]
5年前に比べて、立派な看板に替わっていました。

Barrow 着。新しい空港の建物

ほとんど日が暮れた Barrow に着きました。その直前、AS145 は北極海上でぐるりと向きを変えましたが、白一色の海面から湯気が立ち上っているように見えたのは、凍っていないところがあるということなのでしょうか?
タラップを注意深く降り、ジェットエンジンの排気を遠ざけつつ、滑って転ばないように空港の建物に向かいました。あれ? 前に来た時は粗末な掘っ建て小屋だったのに、なに、この立派な体育館のようなぴかぴかの建物は?
[Air Port Building]
Mar., '98 に新築され、1998 METAL ARCHITECTURE DESIGN AWARDS を受賞した建物だそうです。
あおやま の到着を察知していたエーゲントがいて、スーツケースをバンの荷台に乗せて、ホテルへ。

Top of the World Hotel

1F のロビー部分は 5年前に入ってきた記憶のあるところです。一部変わっているところはあるけれど、概ね、その当時のまま。
でも、フロントにはパソコンが備え付けられて宿泊者の管理をしているようだし、その他の設備も都会と同じ。でも、ちょっと高めの宿泊料金だから、利用者は限られているようです。
今日の宿泊者は あおやま しかいなかったのかもしれません。
ホテルの様子
[Top of the world hotel][Top of the world hotel]
海岸からホテルを見る。2階の右端の部屋が あおやま が泊まっていた部屋。
建物の構造自体は 5年前と変わりません。ただ、壁の色は、芥子色から薄緑色に塗り替えられていました。
夏にはツアー客を満員に乗せるバスが、雪に埋もれています。

玄関玄関右上に掲げられている温度計
[Front view of hotel][thermo meter]
画面左手が海岸方向内側の目盛りが摂氏を示して、-45℃ (外側は 華氏で -50F)。

到着した日の夜

天気が良ければ、郊外 4 mile のところ (そこが一番いいところらしい) までオーロラ見物に連れて行ってくれるそうですが、「今日はこんな天気だから止めておこう」と言われてしまいました。
うっすらと月が見えるくらいまで雲が薄くなったことはありましたが、ついに晴天になることはありませんでした。
万一晴天になったとしても、ホテル外へ出てオーロラが出るのを待つことは出来なかったでしょう。強風で、屋外にいられるのは 10分が限界でした。現地の方々は平気でフードを立てて歩いていました、さすが。

鮨 OSAKA

ホテル内で食事が出来るところはないので、外へ食べに行かなくてはなりません。ホテルには、Barrow 中の料理屋のパンフレットが置いてありました。
わざわざ出かけなくても、電話で注文すれば出前をしてくれるところばかりのようです。
何軒もある中で、この鮨屋が目にとまりました。場所も、Top of the World Hotel の斜め向かいの海岸側にあります。それだけの距離ならいくら強風でもたどり着くことくらいは出来ました。
5年前には海岸には何もなかったはずなので、新しいお店なのでしょう。Anchorage に戻ってきてからガイドに話したら、そんな店が出来たとは知らなかった、由。
私が入って行った時は他に客はなく、店主がぼんやりと TV を見ていましたが、私が客と分かると、愛想良く迎えてくれました。
店の外観 (夜)店の外観 (昼)店内の様子
[Osaka Night] [Osaka Night] [Osaka Night]
(大きい画像 = 23kbytes)(大きい画像 = 19kbytes)(大きい画像 = 37kbytes)
店内は日本語のポスターがたくさん貼ってありました。旅行雑誌の拡大したのや、鮨ねたの写真など。禁酒の町なのに、日本のビールの広告まで。
棚の上にずらりと積まれているのは割箸の束。ここには写っていませんが、コーヒーサーバーもあり。

味噌汁Small Sushi PlateOSAKA のメニュー 完全紹介
[Misoshiru soup] [small sushi plate] Excel ver. 4 の file
html 版
味は中華スープを塩辛くした感じ。
「もう一杯どうか」と主人が来たが、「もう要らん」
割箸とプラスチックのメレンゲ付き。
(大きい画像 = 30kbytes)
にぎりの梅といったところか
あなご, 蟹, つぶつぶ, 鮪 2, 蛸, 烏賊, 海老, カリフォルニア巻き 6
私が食事している 40分ほどの間にも出前を注文する電話が 3件ほどあって、夫婦 + 親戚 1 の 3人は大忙しの様子でした。
出来上がった出前のにぎりは、白い発泡スチロールの容器 (蓋付き) に収められて、車で配達されていきました。
主人 (日本人と顔つきは区別が付きませんでした。エスキモーじゃないかしら) に「どこで鮨作りを学んだのか ?」と訊ねたら、
「Anchorage (かなり訛のある発音)」とのことでした。どこから店内のポスターを持ってきたのかは質問し忘れました。
海外で鮨を食べたのは初めての経験なので何ともいえませんが、和食でなくては我慢がならない人、話の種に行ってみるかという人は、ここでいいでしょう。
見かけは良くないけれど、日本で食べる不味〜い鮨よりはマシ。過度な期待は抱かないように。

強風吹きすさぶ町。出歩くこともままならない

Bowhead

[Bowhead]
Naval Arctic Research Laboratory には、bowhead whale (セミクジラ) の顎の骨が 5年前と同じように置かれていました。
ただ、中に説明の plate が置かれていて、昔のように顎の中に入りこむことはできないようでした。


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Last Modified : Jan. 1, 2002