penetration tableの説明


装甲傾斜角度β
戦車の装甲の傾斜は、垂直が90度で水平が0度で現します。装甲を傾かせるほど、貫通穴が斜めになってしまい実際の厚みより防御力が増します。
単純計算では...
「傾斜装甲に対する貫通力」=「垂直装甲に対する貫通力」×Sin(弾丸の命中角度)
ですが。
滑ったり力学的に力が逸れてしまったりして計算数値よりも大きな効果が得られます。
計算式は、
「傾斜装甲に対する貫通力」=「垂直装甲に対する貫通力」×Sin(弾丸の命中角度)
となり、Xは、(1/0.7)程度になります。

Xの変化範囲は砲弾の種類によって違い通常、(1/0.7)〜1の間です...
つまり、砲弾の直径が装甲厚より同じか小さい場合は、(1/0.7)=1.4285714
大きくなると(1/0.7)〜1の間になり、APFEDSのように高速になると1になります
実際はもっと複雑ですがこれが一番簡単に変化を表せる方法です...

注意
戦車辞典などに載っている「垂直から30度傾斜した装甲に対する貫通力」という表現(アメリカ式)は、このプログラムでは逆になり、60度になります。(90度−30度=60度)

当HPはこの表記で統一しています。(ドイツ式です。)


着弾角度θ(0~90) は、
装甲板に直角に当たった場合から何度ずれたかで現します。
(0度=一番貫通力の大きくなる、装甲板に垂直に当たった場合、一部のゲームでは、貫通計算がこれしかない場合がある)
(20度30度=実戦用は、戦場での誤差を考えて20度〜30度傾いて当たった場合の貫通力を使います)

合成角度は、
装甲傾斜と着弾角度を合成計算し、一つの角度にします。

ゲーム用簡易版
野外戦用、PDAでも使える軽いタイプ
60度の計算値が実測値で90度は便宜上のゲーム用数値
(の予定現在はとりあえずデーターを移しただけなので混じってる)

注意、
実戦用の貫通力数値は装甲板に垂直に当たった場合の貫通数値ではなくて20度〜30度ずれて当たった時の数値を使います。そのため集められる資料はこの実戦用の数値のほうが多く、「垂直装甲板に対する貫通数値」が無い場合は、プログラム用の元数値は実戦用数値から(x=(1/0.7)で)逆算して作っています。


試作版1
簡単に貫通力の変化修正をできるように傾きと指数を追加したもの...
aX+X2
こちらは、90度が実測値


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