戦史研究


防御へプラス...
第4章 攻撃の求心性と防御の離心性
4.Convergence of Attack and Divergence of Defense
集中攻撃と分岐防御

攻撃軍が防御軍を包囲し集中攻撃をかける場合。
戦術的には有効だが(射撃が届く範囲なら射撃の効果が倍化される)
戦略的には無意味で軍の規模が大きくなればなるほど包囲に参加する攻撃軍の連携が無くなり、それぞれの戦闘は別個の戦いになってしまう。

「兵力が前進しつつ次第に集中する」といっても攻撃側だけでなく防御側も集中してくるため、単純に攻撃側が有利だとは言えない。
攻撃側の優勢は...
1.射撃効果が得られるぐらい接近した場合
2.同一の部隊を複数の方向から攻撃できる場合
3.敵の退路を遮断できる場合(戦術の場合、戦略的には空間が広大でなかなか遮断できない)

攻撃軍が離れている場合は各個撃破される危険がある。
兵力が分散している分だけ脆弱な戦闘方式だと言える。


防御軍が逆に中心に位置し迎え撃つ場合
兵力集中(攻撃軍は分散している)と内線作戦の有利(移動距離が短くなる)が有り攻撃者より有利だが、包囲が完成する前に攻撃軍を各個撃破しなければならない。

クラウゼヴィッツは「内線の有利」を常識として書いているだけで...
ジョミニのように「決定的要点」とか「重要手段」とか持ち上げることは決してしなかった。
(やはりクラウゼヴィッツはジョミニが嫌い??)


最近ビデオのリバイバル上映を見てたので説明に使ってみました...

銀河英雄伝説
アスターテ星域会戦
ラインハルトが内線作戦の有利を使って二倍の同盟軍を撃破した戦い。
(実際には、教科書に載ってるような戦形でこんな間違いを同盟軍がするとは思えない)
(軍事学を知らない無知な読者用?)

150年前の「ダゴン会戦」の再現、包囲殲滅戦
帝国軍、20000隻
同盟軍、40000隻(38000?)
同盟軍は、、艦隊を3つに分けて(12000、13000、13000)
3方向から包囲攻撃をしようとした。

結果は、帝国軍が一番少ない同盟艦隊に突撃し20000対12000で逆優勢で撃破、残りの2つの艦隊も集結する前に有利な兵数のまま攻撃して1:2の劣勢を逆転した。同盟は、過去に勝利した戦法を形だけ真似して、欠点に気づかなかった?

ランチェスターの法則で計算してみると
三回戦すると...
帝国艦隊20000 VS12000同盟第四艦隊
帝国艦隊16000 VS    0同盟第四艦隊

帝国艦隊16000 VS13000同盟第六艦隊
帝国艦隊 9327 VS    0同盟第六艦隊

帝国艦隊 9327 VS13000同盟第二艦隊
帝国艦隊 0 VS 9055同盟第二艦隊
で帝国艦隊が3戦目に劣勢になってしまうが?

実戦では、損害が50%を越えると壊滅状態なので...
同盟の損害を50%で戦闘不能として計算すると

帝国艦隊20000 vs 12000同盟第四艦隊
帝国艦隊17088 vs  6000同盟第四艦隊

帝国艦隊17088 vs 13000同盟第六艦隊
帝国艦隊12855 vs  6500同盟第六艦隊


帝国艦隊12855 vs 13000同盟第二艦隊
これなら三回戦めは、ほぼ互角の勝負になる。

味付けで同盟には無能な将軍が入っていて簡単に壊滅したり、側面から奇襲されたりしていますが、どうやら作者が使った兵力数はちゃんとランチェスターの法則で計算したか。軍事教本から抜いたもののようです...
(「兵数の優勢が大きければ大きいほど戦闘で受ける損害は小さくなる」とは言え)
(二倍の優勢が有っても本の中の帝国軍の損害は少なすぎますが...)

敗因は同盟側が兵力帝国軍より小さい単位に分割してしまったこと。2倍の兵力なので同数になる二分割までか、戦闘が始まってから兵数の優勢を活かして左右から包むか、側面に余った部隊を回して倍の火力で攻撃する手堅い当たり前の戦法で良かった。

岩波(中)P289
有利は、・・・防御者の兵力が中心に位置していることと、行動が内線において行なわれることの2件・・・攻撃者はよほど優勢でない限り、防御者のかかる優勢に挑んではならないということは、改めて説明するまでもあるまい。 内線の優位は、戦争論の中でも常識として扱われている。

愚痴
どうも艦隊が方向転換ができないってのが変だ?
ナポレオン以前の時代には、訓練の行き届かない巨大な部隊を戦場で使えるように並べるのに数日かかった時期もあったが、カエサル時代のローマ軍は、簡単に側面に壁を作ったり軍団を背中合わせに機動して十数万の敵の包囲をはねのけたりしてる。ましてコンピューター制御の艦隊が後方から攻めて来る敵部隊に対応できないなんて?

本編が発掘できなかったため(どこかの本の山の中に有るはずなのですが??)、古本屋へ1〜2巻を探しにいきました。
しかし、漫画の銀河英雄伝説しか無かった...小説はもう古くて置いてないようです。

宇宙だと地形効果を活かした防御側の絶対的優勢ってのが(本当は)無いのですが...
内線作戦の説明が簡単にできるので使ってみました。


1866年の戦役(オーストリアvsプロシア)
外線作戦として有名ですが、(輸送能力から)結果としてそういう形になっただけで、始めから企画されたものでは有りませんでした。クラウゼヴィッツの言う戦力の集中の有利は活用されているが外線を利用した包囲とは言えない。

補給戦P80
・・・鉄道網がプロシアの戦略的展開のスピードを左右しただけてなく、展開の形態も決めた。オーストリアへの戦争準備では、プロシア軍をゲルリッヒ近辺に展開することが、モルトケおよび参謀本部の意向であった。プロシア軍は・・・オーストリア軍の前進を側面から突けるようにさせるためである。だがプロシア軍が軍の動員を開始したのはオーストリア軍より遅く、その遅れを取り戻すために、前線に通じる五本の鉄道線をすべて利用せざるえなかった。この結果、プロシア軍は長さ200マイルにわたって弓状に展開されることになった。こうして御世有名になったモルトケの「外郭線戦略」は生まれたが、それは深い計算からではなく、時間という兵站上の原因−すなわち距離とプロシアの鉄道網の配置−によって、偶然の出来事として生まれたものであった。


内燃機関が完備して輸送能力が上がるまでは、道路や鉄道の輸送力が限られているため
(道路が駄目な場合はやっぱり同じだが...)大軍の動員には複数の進撃路を使う必要が生じ...
後で地図上で作戦経路をたどると外線を利用した包囲攻撃のように見え...
誤解されることが多かった。


第3章 攻撃と防御とは戦略においてどのように関係するか。
3.The Relationship between Attack and Defense in Strategy

考察される要素
1、奇襲、
2、土地地形の有利
3、多方面からの攻撃(敵の「正面+側面」とか挟み撃ち、包囲攻撃のこと)

1、奇襲、戦略的奇襲は防御側が稀にみる決定的な大過失を犯さないかぎり成功しない。
(こちらの「敵の予想を越える一地点への兵数の優勢」は戦術と同様)

2、土地地形の有利
前進を阻む障害物、渓谷、高山、泥濘、川(渡河の難しい)、生垣、
部隊を隠蔽できる地形、窪地や小さな岡の裏側、森など
(防御拠点となる、家屋や構築した陣地など)
これは、戦術と同様

3、多方面からの攻撃
戦術は、火力の効果が倍加される、退路遮断を恐れさせて戦意を削げる。
戦術は、(兵の限界密度が定まっているので2正面からの攻撃は、単純に火力を倍にできる。)

戦略においては火力の倍化効果も敵の退路を絶つ効果も発生しない。
空間が広大で大きな敵軍に対しての攻撃は正面と側面で別の戦闘になってしまい...
相乗効果による攻撃力の倍化は発生しない。

同様に迂回しても戦略空間は広大で退路の遮断が難しい...

戦略では(移動距離の短い方が有利になる)内線作戦の有利が発生する。(4章参照)

攻撃側の連絡線は脆弱なので連絡線を中断するだけで著しい効果を生じる。

(連絡線戦役が経過するにつれて敵地に進出した攻撃者が、次第に(戦力を消耗して)防御者に転じる時に重大な意味を持つ)岩波(中)P282

4.戦場に与える支援
敵地に侵攻する攻撃軍は、自軍の要塞や資材置き場から遠く離れるため弱化する。
行軍による兵力損耗で弱化する。
占領地に守備隊を残す必要から弱化する。

防御側にはこのような事態は発生しない。(要塞に支援され、常に資源地の近くにいる。)

5.国民の支援
攻撃軍は住民や土地から資材や兵糧を得るためには常に軍隊の力が必要になるが、防御軍は、こういった支援が摩擦なく提供される(国民に軍が好かれている必要がある)一番大きな支援は侵略軍の情報が得られる点。


ネアンデルタール(36000年前)
旧人の頭蓋骨に先端の尖った物で付けた傷がコンピューター解析の結果発見されたそうな...(石斧かハンマー?)
立っている時に武器に殴られた傷痕と解析。
傷はかなり深いがある程度回復した後もあり怪我をした後数ヶ月は生きていた。
ネアンデルタール人の時代から武器を使って争うような複雑な社会が存在していた証拠。

縄張り争いか?メスの取り合いか?
サルから変わらない証明でユートピア的なイメージが間違いだと判りますね...

古本屋さんで「さる学の現在」(上)立花隆という文庫本(100円)を発見した。
大判の元本(700ページ)は図書館で発見して眺めてたので...
さっそく購入(儲けた)
しかし、例の鹿のもも肉を分け合う表は下巻らしく無かった残念...

美味な肉を群れの順番順に取り合い下の順位に行くほど小さな肉切れしか口にできない...

誰がどれだけかじったか?という図面なのですが。

肉を分けてやるのも仲良くではなくしぶしぶ一口かじるのを黙認するとか
分けてやるのは必ず肉を引きちぎったら小さい方を分け与えるとか
なかなか面白いことが書いてあって...

この肉を金に書き換えると...
うむむ...

「下巻」探してこよう文庫本なら新刊でもいいや安いから...

最近の猿学の本は猿と比べられた人たちからクレームがついたらしい...
2002.04.23...

防御へプラス...
「防御 第25章 内地への退却」読む場合、この時代の軍隊が移動するだけで損耗して減ってしまうということを忘れてはならない。
(省略されている戦争論では、行軍部分が無いためクラウゼヴィッツが考察に使った兵損耗の原則が判らなくなってしまう。)(第二次世界大戦の独ソ戦「バルバロッサ作戦」の失敗では、長時間長距離による機械的損耗と「補給ラインの長距離化」と「寒気による輸送手段の破壊」による補給の困難になる。)
(トラックの損耗が大きい...フランス戦の捕獲車輌を大量に使ったため消耗部品の種類が大量に増えて、僅かな故障で動かなくなる車輌が続出した。)

第五篇 戦闘力 第12章 行軍

岩波(中)P200
行軍が戦闘力に及ぼす破壊的影響を考察したい。この影響は極めて大であるから、戦闘とならべて兵力を損傷する一種独特の原理と見なしてよい...

岩波(中)P203
ナポレオンのモスクワ侵攻
52日間に70マイル前進して戦闘による損失一万、病兵と落伍兵が9万5000人
30万1000−1万3500(分遣)=28万7500、−−>18万2000人
行軍損失で全軍の3分の1の損害

岩波(中)P205
ブリュッヘル1813年ザクセン戦役、初期兵力数四万
前進運動と後退運動を繰返し8週間で1万2000まで減った
うち会戦の損失は一万、行軍損失は1万6000で全軍の5分の2の損害

岩波(中)P206
運動の多い戦争を遂行しようとする将師は、運動による兵力の破壊が大であることを予め覚悟しなければならない。それだから自余の計画を立てる場合にも、かかる破壊による兵力の損失を見込んでおく必要がある、おしてこの損失を補うためには、何よりもまず増援部隊の後送が考慮されなければならない。

軍隊は多数の人間が不衛生な環境で長期にわたって生活するため
抗生物質やワクチンができる以前は疫病による損害は戦闘による損害と同じくらい酷かった

長距離行軍で体力を使い果たすと大量の病兵が発生した...


クラウゼヴィッツは多数の兵士が動かずに一個所に密集した場合の衛生状態の悪化を軽視していたようで、
(現在の軍隊は、科学的な疫病対策から食器の洗浄方法や手洗い、トイレの設置方法などが確立して衛生的になっている)
クラウゼヴィッツは、
行軍の疲労や飢えによる疫病の広まりのほうが危険で一個所に止まると病が広まるというのは迷信だと退けた。
(この時代はまだ疾病についての知識が乏しかったための誤り...)
(作者の死亡原因も疫病なので...)

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リデルハートの戦略論も防御側の優勢を証明してくれそうです。

戦略論「ナポレオン」より
P111
イタリアの初期の戦い
イタリアの偉大な史家ファレロの批評を引用すると次の通りである。
「ボナパルトの第一回のイタリア・キャンペーンは、これまで一世紀にわたって攻勢行動(複)の勝利の叙事詩として謳い上げられ、それによればボナパルトは自らに恵まれた好運と同様に勇敢さをもって攻撃に次ぐ攻撃を行なったので、非常に容易にイタリアを征服し得たように記述されてきたことを私は取り上げたい誘惑に駆られるように思う。しかし、そのキャンペーンの戦史を公平に研究すれば、対抗する両軍は、攻撃したり攻撃されたりを相互に反復し、多くの場合、攻者が失敗したということが明白である。」と。

P110
8月16日、直接攻撃によってセヴァの陣地を奪取しようとしたボナパルトの企図は失敗に帰した。
P110
ボナパルトは、そのピエモンント軍の追跡にあたり、敵が彼の軍を阻止すべく選んだ陣地に対し、またも直接攻撃を試みて再び損害の多い撃退を喫した。しかし彼は、それに続く行動において敵の両翼を席捲したので敵は平野へ押し返された。

イタリアの戦いでは、直接攻撃はほとんど失敗しナポレオンは、機動力を使って敵軍を陣地から追い出す作戦をとらなければならなくなっています。
(側面や後方を脅かし(包囲兵糧攻めされる恐れから)敵を撤退に持ち込んだ)

「長い防衛戦で敵の攻撃をことごとく敗退させた、守備軍が...
余勢を駆って攻撃に出てきたが、
包囲軍陣地の前で一斉射撃を受けてあっという間に壊滅して敗退した...」
ていう訳け判らん話しもこのイタリア戦です。

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どうも怪しい解説書が多いのだが、まじめに戦争論を読むと、クラウゼヴィッツの考える政治の中心思想は、諸国家間の政治的均衡(現状維持)という思想で...

国家間の利害関係(時々刻々変化している)の一つ一つが全体を牽制する結び目を形成し変化よりも全体の現状維持しようと働く...

証明、岩波(中)P300
・・・諸国家間の現状の静止状態と維持とを求めようとする一般的努力が存在しなかったならば、多数の文明国家が久しきに亙って平穏に共存することは不可能であったに違いない。そしてこれらの国家がただ一つの国家に吸収されることは必至であっただろう。それだから現在のヨーロッパが1000年以上も存立しているとすれば、このすばらしい結果は総体的利害関係に裏付けされている現状維持的な傾向に帰せられてよい。

岩波(中)P304
防御の究極の支え同盟者
防御者は、その存在が諸他の国家にとって重要であればあるほど、換言すればその政治的および軍事的状態が健全でかつ強力であればあるほど、外国の援助をますます期待できるのである。

注意、同盟者としての価値が無くなれば分割される(国内混乱による軍事政治能力の低下など)
(例ポーランド分割)


タタール的蛮族についての否定...
勢力均衡は、キリスト教世界内という共通した思想の中での話。
蛮族に対しては交渉や条約が意味をなさないので...
(条約を結んでも自分が有利な状態になれば条約を破り襲うのが当たり前だった。)

戦略論P392
ローマ帝国やマホメットの戦争においては、いかなる講和も正常な価値より低い価値しか有しない傾向にある。(当時の諸国は、自国のなした約束が自国の価値と結びついているように見えるのでなければ相互のほとんど約束を守らなかった・・・)

前に書いた、猿の群れに働く法則の話で対応できる?
ヨーロッパ均衡は、群れの中での順位争い、古代の異民族との戦いやイスラムやタタールとの戦いは別の群れとの縄張りの獲り合い、そのため全滅するまて戦われる。

現在は相互理解が進んで地球全体が一つの群れになりつつある。
(通信技術の進歩と経済的結び付きのせい)

古代のようなジェノサイド戦争は起こり難い。
(良く商業国家カルタゴの全滅が日本と対比して安っぽい本に載ってるが)
(先進国間でジェノサイド戦や戦争がおこる可能性無い(利益が出ないため)
(相互の都市爆撃はいかなる(戦争による領土拡張など)利益をもふっ飛ばしてしまい
・・・そろばんに合わない。(テロによる僅かな数個のビル倒壊だけで景気が揺らいだ。)

所詮、「先進国同士の戦争」は、仮想の演習や予算獲得用のほら話でしかない...

(チュウリップ投機で衰亡したオランダの話の方が当てはまる?)

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国民国家という単位
徴兵により巨大な(使える)軍隊が作れるため新しい国家の単位となった。
(愛国心とか民族意識を使えば、高度な訓練無しに危険な戦場で喜んで働く兵隊を簡単に量産できた)

プロシアは、大量の兵員を作るためにフランスの方式を採用して旧体制を守ると言う変則的な手段に出た...
フランスに負けて占領された状態が酷かったためこの計画は巧くいった...

ナポレオンが滅ぶと大量動員のために使った改革派は邪魔になり、(愛国心は使うもので共和制まで進むと危険なため)軍の要職から追い払われた。
しかし、ヨーロッパ中にフランスの考え方が広まるのを止めることはできなかった。
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国債の格付け下がったやばいかも

空売り規制について...
多分最低の規制、投機筋は「政府はごまかしで先送りしただけ」
「リスクヘッジができなくなり、本当に下がった時の損害を防げなくなりかえって危険」
「株式運用してる保険会社などがもろにやられる可能性がある。」
「愚作だ」
と解説...

国債のランクが下がると危険が指数的に増す。

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燃料油脂新聞にイラクの原油輸出停止についての記事が載っていました要約すると...
「イラクの原油輸出停止、市場は醒めた反応、石油の政治利用に”慣れ”」
リビア、イラン同調せず、
イランの停止量
4月8日〜5月8日まで180万バーレル/日(公式)

現在、OPECの生産余剰能力 600万バーレル/日
戦略備蓄、IEA(国際エネルギー機関)加盟国 114日分

不安要因
ベネゼエラ国内政治混乱の影響が出ても210万バーレル/日
OECDは、価格目標と国内政治的配慮からあからさまなイラクのあな埋めは避ける...
(パレスチナ情勢から国内世論の反発)
(原油価格を高く誘導したい...)

穏健派産油国は、今のところパレスチナ問題より儲けの方が優先?

市場は、イラクの動きはすでに価格に折り込み済みで価格への反応は弱い...
イラクは、2000・12、2001・6にも石油輸出を停止したが市場に完全に無視された。

結び
悪化していた生産上限遵守率問題が論議されなくなったため。イラク政府の行動は、OPEC産油国にはありがたいものになった。
(原油の価格を高めに誘導するための産油国協調生産枠...)
(発表と実際の原産量がくい違いサウジとロシアの生産量トップ争いも絡んで複雑な状況だった・・・原油価格は高く保ちたいが生産量を減らしたくない)
ロシアは増産決定、サウジも供給保証、両者とも仲良く増産決定

イラクの輸出停止で石油危機??どころか実態は...
穏健派産油国とロシアは仲良く石油の増産で収益アップ中???
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パレスチナ自爆テロ

「アルクサ殉教者旅団」のメンバーは、本誌にこう語った。
「たいていの自爆者は(名うての活動家ではなくて)普通の人々さ。ほとんどは、イスラエル軍に家族を殺されてる」中日新聞4.17

結局ここでも兵士(自爆者)はネジ巻いて使うものって言う実態が...

パレスチナのテロ指導者もイスラエルの政府も国民(市民を兵士)を守るものから使うものに変えてしまった。

悲惨な状況は、ブレーキにはならない(市民が自爆テロの犠牲になってもイスラエル軍の掃討作戦で死んでも)

イスラエルの右派軍事政権も好戦的なパレスチナゲリラ組織も国民を使うものだとしか思っていない。そのため悲惨な状況も政治的に使用するものだとしか考えない。

双方の指導者層がボロボロと死に出せば簡単に衝突(ゲーム?)は止まるがイスラエルは強力でゲリラでは歯が立たず、イスラエル側もゲリラの指導層の掃討はなかなかできない。

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リデルハートの戦略論(上)P119より
人的資源の銀行に白紙の小切手講座を所有すること(必要なだけの兵力を自由に使用できる立場にあること−訳注)がナポレオン戦争(1807−14年)と第一次世界大戦(1914−18年)において非常に類似した結果を示したことは奇妙なことである。・・・物惜しみしない使用というものは浪費を生み、兵力の経済使用に対するアンチテーゼ(この目的に対して奇襲および機動力は手段の地位へ落ちる)を育てるものであるということになる。

兵力をいくらでも引出せる軍事政権は、際限なく人的資源を浪費してしまう。
(ナポレオンは際限無く兵力を使えるようになると機動戦より大兵力を用いた力押しが増えた)

国の疲弊を招き最後はみずから倒れてしまう...
(軍人に政権を任せることができない主用な理由の一つ)

人命の浪費
贅沢に兵力を消耗してしまう作戦を簡単に実行できた。
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アフガニスタン国王がイタリアからカブールへ帰国したと朝刊で読んでその晩の深夜ニュースで小型機ミラノの高層ビルに激突じゃ、いくら政府系メディアが事故だと言っても誰も信じないでしょう...

注目すべき点は、民間ではなく政府機関の入っているビルを狙ったことと、死傷者が沢山でないように退社時間後の五時過ぎ(死者が多からず少なからず、役人が恐怖するような手軽な標的??)を選んでる。

多分過激な事件は避けるようにスポンサーからクレームがついたと考えるのが正解でしょう。
(けっきょく裕福な産油国からテロ資金が流れてくるわけだし...)
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整理してたら前に書いた文章発見...
重複する部分がでるけどこちらのほうが良く書けてる。
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防御力に対する補正
飛び道具(火器、鉄砲)を使った戦争での防御は、古代戦では盾や重鎧で防げたため、ローマの重装歩兵や中世の騎士(馬まで鎧を着ている)が(ある程度)活躍したが...
近代では歩兵が着用できる装甲で鉄砲を防ぐことができず、騎士も歩兵の鎧も消えてしまった。
戦場で敵の弾を防ぐことができるのは土嚢を積むかざん壕を掘るかして作った防御施設を作るしか無く攻撃側は全身をさらして進んでくるため防御はまるで無くなり死傷率は大変大きくなった。
(命中率は全身の何%を暴露しているかで全然違ってくる)
(防御側が、ざん壕から頭だけ出して敵を撃つのと攻撃側が全身さらして撃ちながら進んでくるのでは10倍近く命中率が違ってくる。
それがそのまま攻撃側の死傷者数増大へ直結する。)

結論、火器の使用される戦場は、(防御施設を使用すれば簡単なものでも)圧倒的に防御側有利になる...
(防御側が隠蔽できる点も有利さを増やす)

第二次世界大戦(WW2)
コンバットのように遮蔽物を利用して攻撃しようとしても遮蔽物から遮蔽物へ走る時点で全身をさらしてしまうのでやはり攻撃側は不利になる、(陣地の前の掃射部分は通常射撃し易いように清掃される。)

戦車などの大型兵器の場合も防御側が隠れ、攻撃側が戦場へ前進移動して来る点から発見されやすく、有利な攻撃方法を防御側が取り易いため防御側が有利になる。(防御側の戦車は射撃に有利な位置に戦車壕などを数箇所作って待ち受けるのが通常の戦法なので有利なのは変わらない。(戦車の性能が互角なら...))
(中世同様強力な装甲は、戦車を無敵騎兵のように使えるように変える。)
2002.04.16...

ナポレオン時代は土嚢を三つ三角に積んで真ん中から銃身を出して射撃した。 第二次世界大戦近くになると歩兵使う塹壕や機銃陣地は、歩兵の使う小口径の砲の直接射撃を受けるようになったため隠蔽が重視された(塹壕構築時に掘り出した土は積み上げず(色が違うため目立つ場合は)運び出した)
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防御をまとめてたのだが...
また長くなってしまってちっとも簡単に短いにならない???

第六篇、「防御」
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レクラム版は省略が多すぎる。
古くなったとはいえ、重要な部分が多い防御部分をバッサリ切っていて(1/5しか無い)
防御を意味を軽くしようと加工してあり、とても良くない...

Book SIX  Defense
防御について...
現代やWW2では、ナポレオン時代よりかなり変化している。
(クラウゼヴィッツは、「攻撃より防御のほうが強力な戦争方式である」と言ったが
テクノロジーの進歩による火力の強化はさらにこの傾向を強めた。)

防御についてのさわりの部分とあまり意味の無い哲学的解析
ナポレオンの敗北で有名になったロシア(後退戦)とスペイン(ゲリラ戦)の特殊な守備方法を解説した。
25.国土の内部への後退(25.Retreat to the Interior of the Country)
26.国民総武装(26.The People in Arms)
だけで、一般的な防御については、すべて省略されてしまっている。
(1〜30中、1,7,8,25,26のみ)

しかも、防御がないがしろにされる傾向がある
・・
4・8
第6篇「防御」 第1章「攻撃と防御」 1防御の概念
岩波(中)P268
「要するに戦争においては、防御も相対的な意味を持つにすぎない。」

この文章は、「(攻撃も)防御も相対的な意味を持つにすぎない。」という意味で...

P228「レクラム版」
「したがって、戦争において防御は相対的なものでしかあり得ず、」

こう書くと(攻撃も)と言う意味が消えてしまう。

攻撃側と合わせる必要がある...
岩波(下)P162
一般に戦闘における防御・・・決して絶対的な待ち受けや攻撃の阻止ではない、それだから
絶対的受動ではなくて相対的受動であり、多かれ少なかれ攻勢的原理を交えている・・・これと
同様に攻撃もまたその全体がすでに同質ではなくて、常に防御と混じり合っているのである。

「レクラム版」は防御30章中(6分の一)5章しか載ってないため原書と違いが出ると
取り替えしがつかなくなる。


ここもわかり難く誤植を混ぜて書いてある?
岩波(中)P268
かかる場合に我々は、敵が我々に加える銃剣突撃(戦闘における)、或いは我が方の陣営に
加える攻撃(会戦における)、或いは我が方の選んだ戦場に加える攻撃(戦役における)を
それぞれ待ち受けるのを有利とみなすからである。

レクラム版P228
これらの場合いずれの場合でも、待ち受ける、あるいは阻止するという特徴は、防御という
総合的な概念に属し、われわれの銃剣の前への突撃(われわれの前への銃剣突撃)、われわれの
陣地や戦場への攻撃を待ち受けるという利点を見出すことができるので・・・

銃剣突撃するより待ち受けたほうが、有利になる。
陣地を攻撃するより陣地で守備したほうが、有利になる。
敵地に乗り込むより守備側が選んだ戦場で待ち受けたほうが、有利になる。

「銃剣突撃」より「待ち受ける」防御の方が強力という意味をごま化すための誤植...
なんか情けない御本だ??使うの辞めようかな?


大体、第二章「攻撃と防御は戦術においてどのように関係するか?」が省略されているのがそもそも変だ?
名前からして落とせないもののはずなのに?

第二章第三章で「防御は攻撃よりもいっそう強力な戦争形式である」という命題の証明を詳しくしてる。

(WW2や現代戦ではかなり違ってくるために省略されている?しかし、実際には防御は、
外せない重要部分に当たる。(ゲーム用や戦術入門用にも)違ってきた部分を合わせて解説する
ほうが戦争への理解が進む...)
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相違点の書き出し、乱文未整理注意...

攻撃と防御の相関関係

実際には、(テクノロジーが上がり)攻撃力(火力)が増すほど防御の重要性が増してきている。
火力が増してきたと書くほうが良い攻撃側も防御側も双方とも使用するものだから

攻撃と防御は相対的なもので分けるのは、理論や文章の上だけで実際は一体の物といえる。
たとえ、攻撃をかけていても、防御側から撃たれば、攻撃側の防御(この状態の防御力が
一番弱くなる。)が試される。

(「攻撃は最大の防御」というのは、格言だけで現実の戦争には通用しない...)
(実戦では撃てば必ず撃ち返される。)
(機銃の射撃音は位置を暴露し迫撃砲や砲撃は弾道を解析されて正確な応射を浴びる)
(最近の戦いが二流の敵に対するものでしかないためこの点の誤解が大きい。)

間抜けな、敵をつっついて、堅固な防御陣地から引き出して攻撃させるのが一番防御力を
落とす良い方法なのである。

銃砲戦では、甲冑のような装甲では個々の歩兵の防御にはならず。
(古代戦では、盾や重甲冑で敵の攻撃を防げた...)
歩兵の防御は塹壕などの構造物を作るしか方法が無くなった。
(遮蔽物や地面の下に身を隠して射撃にさらす面積を減らせば防御力が増える)
そのため、第一次世界大戦(ww1)のような突撃をすると突撃する兵の防御力が
突然無くなり...簡単に機関銃の餌食になり壊滅した。
ナポレオン時代でもすでに銃剣突撃する攻撃部隊より待ち受ける守備部隊の方が有利だった。

装甲兵員輸送車や戦車は戦場で装甲された馬や重くて使えなくなった甲冑の代用にあたる。


ナポレオン時代の歩兵の密集戦闘隊形は、砲撃に弱い、防御も無く平地に密集して並んでいる
歩兵は、前時代的な砲兵部隊で大きな被害を与えることができた。

激しい砲撃の威力に感心するより、砲撃に脆弱な面に気づいて対策を立てた方が優位に立てる...


現代でも、重砲砲撃は、敵が防御施設や塹壕に飛びこんで逃れるのを防ぐために
最初の1回目の着弾量を増やす工夫をしている。(弾道を変えて3制射の着弾を同時になるようにしている。)
(防御設備(塹壕など)潜りこまれると効果がほとんど無くなる。)


ナポレオニック系ゲームの楽しみはボーリングのピンのように歩兵が倒れていくのを楽しむ?
ことなのでこのあたりは正確にまとめる必要がある...

「ナポレオン〜アメリカ南北戦争」実戦は...
まともな神経の将軍は、「反吐が出るような仕事で二度とごめんだ...」と言った。
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要塞について...
大砲が使われる以前は、
城や簡単な砦さえ強固な防御力を発揮して簡単には攻略できなかった。
野戦の場合も野戦築城してこもった軍を攻撃しても損害が出るばかりなので
戦闘を仕掛けないのが常識だった。

大砲の威力で城壁が簡単に壊され勢力地図が簡単に変わってしまった。
そのため、城壁の補強に保塁が築かれ(分厚い土の壁)弱点を作らない多角形の形に
要塞は進化していった...

堅固な要塞を落とすには数週間から数ヶ月は必要になった。
力攻めは大きな損害を出すため兵糧攻めや要塞の防御力に対抗して周囲に塹壕や
防御構造物を築いて攻める(時間がかかるが損害を出さずに攻めることができる。)

WW2〜
機動戦が基本になると個々の要塞は迂回されてあまり役に立たなくなっていった。
簡単に回り込まれるので、前や後ろの無い全周防御が必要
もしくはマジノ線のような長大な長さの連続要塞線...

(防御には町丸ごととか防御エリアを設定してかなり広い範囲で守らないと?)
(ソ連のパックフロントも全周防御の防御施設の集団配置されたもの)


防御施設の最後、圧力をかけて少しずつ潰していく...
至近距離に構築した防御拠点から守備軍の砲兵を狙撃し、守備兵も少しずつ撃ち倒す。
(現代だと、射撃してくる対戦車砲や機関銃の位置を確認して撃ち潰していく。)
(しかし、最後まで抵抗されると非常に面倒なことになる。)
(降伏させるか撤退させるのがベストで逃げる時に全滅するのが普通?)

銃砲戦の場合、守備側の要塞と同じように防御施設を作りながら損害を出さないように
攻めるのが基本...(現代やWW2の場合は火力が巨大になったため、守備兵器の
座標が割れれば撃ち潰せる。守備軍は、堅固な施設より位置を隠蔽することのほうが重要になる。)

さらに火力と命中精度が上がってくると、隠蔽を利用していない要塞はあまり価値が無くなってきた。


戦争論の時代の要塞はかなり堅固な時代にあたり、戦争の重要なかなめになる。
現代やWW2に対応させるには、要塞施設のような小さなものではなくて、
広い地域を使った防御部隊、(砂漠の地雷原と陣地を組み合わせた要塞地帯、
ソ連のパックフロント、一つの町を丸ごと使った防御拠点)をイメージすると使える文章になる。

追加...
ナポレオンはほとんど要塞攻略をやらなかった...
何故なら、フランス軍の規模がそれまでの軍より非常に大きくなり、要塞を一時的に包囲する兵力を割いても
決戦に支障がでなかったためで、この状態は要塞守備隊を恐れさせ話し合いで開城させることができた。
要塞攻略にはかなりの時間がかかるが落ちた時の攻略軍復讐が過激なものになる傾向があり、
援軍を期待できない状況の篭城は避けられた...

ナポレオン以前の時代は、戦力不足から要塞包囲部隊を割くと決戦兵力が不足して戦えなくなってしまった。
そのため、戦争のレベルは落ち、国境の要塞を攻略したり、小さな地域の占領などが戦争の主要な目標になった。
逆に要塞を落とすだけの局地戦が増えた。

補給の問題。
戦争論の時代の補給物資は少なかったが現代戦やWW2では、機械の戦争と言えるので戦闘には
大量の物資が必要で(生産物を消費し合って戦闘することになりランチェスターの戦略式のよう
な戦場での大量消費戦になる。)補給の問題は深刻で部隊は補給元から紐付きで動いていると言って良い。

つまり、クラウゼヴィッツの言う「敵戦力の撃滅」より包囲して補給線を断つほうが有効な手段と
言えるようになった。(ナポレオン時代から第一次世界大戦前ごろまでは、軍が始めから持っている
弾薬だけで戦うのが一般的だった...
「日露戦争」第一次世界大戦と似ていて日本軍は弾薬の欠乏に苦しんだ。)


さらに、軍隊規模が増し決戦などは一日で終わらずだらだらと長期間かかるため
時間スケールが伸びて補給問題がさらに深刻になった。
(日露戦争まではどんな大きな戦いでも戦闘が始まればほぼ一日で決着がついた
(関ヶ原、ワーテルロー、アレキサンダーやハンニバルの戦いも))
一つの戦いが数日から一週間単位ぐらいになった。


プロセイン(フリードリッヒ大王の時代)
軍隊の建造費用が高く消耗すると再建が難しい。その結果、双方とも決戦を避ける。
その場合は、片方が戦力を集結して攻めるぞと脅せば、侵略軍は、決戦を恐れて
撤退するが、僅かな占拠地域で満足して戦闘を止めた。

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「戦争論」本文解析
防御の最大の利点は地形の利用による防御力のアップ

戦術的有利を得る方法...

考察される要素
1、奇襲、(敵の予想を越える一地点への兵数の優勢)
2、土地地形の有利
3、多方面からの攻撃(敵の「正面+側面」とか挟み撃ち、包囲攻撃のこと)

2、土地地形の有利
前進を阻む障害物、渓谷、高山、泥濘、川(渡河の難しい)、生垣、
部隊を隠蔽できる地形、窪地や小さな岡の裏側、森など
防御拠点となる、家屋や構築した陣地など

3、多方面からの攻撃
火力の効果が倍加される、退路遮断を恐れさせて戦意を削げる。
(兵の限界密度が定まっているので2正面からの攻撃は、単純に火力を倍にできる。)


攻撃側は、1,3の一部を使用できるだけだが、防御側は、1,2,3のすべてを利用できる。
奇襲についても攻撃側は運動してくるため効果が薄いにの対して防御側は隠蔽地形を
有効に利用できるため非常に有利になる。

防御側の地形有効利用P275
すなわち攻撃者は、防御者がたやすく監視し得るような大小の道路を行進せなばならないが、
これに反して防御者は有利な地形に隠蔽されて軍隊を配備し、攻撃者に対してその全貌を殆ど
示さずに済む。

現代およびWW2では、火力がますます強化されたため堅固な防御設備より隠蔽によって
有効な射撃を受けないようにするほうがいっそう重要になってきている。

「注、リデルハートの戦略論を見ると...
機動力を使って敵に対応の間を与えないように兵力集中を行なって奇襲するのが基本と
されているため、軍隊機械化の結果の違いが解る。」
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先は長い..まだ20%ぐらいの出来,,,
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プロシア軍の対オーストリア戦
外線の有利は、軍のサイズが巨大化して輸送手段が無く複数の進撃路を使うしか方法が
無くなったため包囲して包むような形になったために言われた。

実際には、単なる兵数の優勢でしかなかった。
輸送能力の無い時代の大兵力の移動と道路状態による渋滞は考察する価値がある。
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哨戒線防衛方式

地域全体に哨戒部隊を配備して直接広大な国境線などを守る方式。
遊牧民の進入を防いだ「万里の長城」などが有名、
(「万里の長城」では、巨大な軍隊(チンギスハーン出現時のようにバラバラだった
遊牧民が一つの国に統合されてできた)は元々防げなかった。)

敵の目的が主力による決戦ではなく、軍税の徴収や糧食の徴発などの(蛮族の場合は略奪自体が目的)
敵に損害を与えるのが目的の低レベルの紛争を防ぐために使う方式。

弱勢な敵兵力による攻撃に対抗するために配備されている。P12

軍税=兵士が直接食糧を住民から略奪すると軍隊そのものが荒廃してしまうのでそれを
防ぐために作られた。軍税は高額で徴収された地域は疲弊(崩壊)した...


逆にこの方式は、本式の戦争には使えない。
つまり、兵力が分散してしまい敵の主力に対抗できなくなる。

岩波(下)P10
広大な地域を直接擁護するとなると、その防衛線は長大にならざる得ないが、
しかしそうなると「防御線の抵抗力が減退する」ことは明らかである。
たとえ防御者の軍が極めて強大であるにせよ、しかし攻撃者の軍も
また同様に強大であれば、結果はやはり同じことになる。

P11
戦争中の行なわれる敵の進入に対して国土を防衛するのは副目的であり、
従ってあまりさほど重要でないにも拘らず、この種の防御線を維持するためには
ややもすれば多量の兵力を費やさねばならぬという不利がある。
(戦争論では優先度が、国土の防衛は二番目...侵攻してきた敵戦力の撃滅が一番)

P12
敵主力に対しては、けっきょく相対的抵抗(時間を稼ぐための抵抗)にすぎず
こうして得られた時間の余裕もあまり大したものにならない。


こうした状況が誤解されて兵力分散が進み、ナポレオン戦争の初期の敗北の原因となった。


ナポレオン以外の時代は...
WW1のざん壕戦(大西洋〜スイス国境まで)、WW2マジノ線(ドイツの進入を防いだ連続線部分)。
総力戦は、膨大な兵力を近代国家に与えた...
テクノロジーによる火力の増大は極めて少数の守備兵力に強力な力を与えた...
(脆弱な攻撃時の防御力(攻撃に含まれる防御部分)を突いた・・・攻撃に対する防御の絶対的な優勢?)

大戦力の集中による戦線の突破は、察知対応されほとんど失敗し、
追撃や戦線の拡大も騎兵が簡単に阻止されて役たたずになった。

(戦車などの装甲兵器の開発で攻撃の優位が多少回復してシュミレーションゲームで見られるように)
(防御側が二倍有利程度に落ち着いた。今でも防御は穴掘って地面に潜るのと隠蔽が基本...)



対戦車砲と戦車の関係(単純に値段と数を比べられない例...)

対戦車砲は戦車より安く、簡単に数を揃えられ、適切に隠蔽配備されたなら配備数以上の
戦車を破壊することは簡単にできる(砲兵が生きて帰れる可能性は低いが)...

しかし、戦車の基本は、機動力を使って対戦車砲の配備していない(もしくは少ない)
防御の薄い陣地を攻撃して敵戦線を破るという方法なので(その後…敵の包囲へ)、
重点防御拠点に多量に配備された対戦車砲はたいてい無駄に終わる(クルスクの戦いの
ように強力な対戦車陣地へ機甲師団を突っ込むのは二流の作戦)...

「戦車には戦車で」とか自走対戦車砲(突撃砲、駆逐戦車)が重視されるのは、
こうした敵戦車の機動に素早く対応して展開できるため。
こういった火消しに使ったほうが敵の戦車などの機動戦力を直接撃滅できるため、
攻勢にでた場合より有効な戦法で、撃破スコアーも増える傾向がある。

長い海岸線を守るのには兵力が不足とか、ゲリラや密輸と上陸作戦を混同しないためにも使える?
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第七篇 攻撃The Attack

18 Attack on Convoys
18章「輸送隊の攻撃」

We may therefore conclude that,while tactically it may look easy,attaking convoy is 
strategicallly not very advantageous. 

即ち−輸送隊の攻撃は、戦術的に考察すればいかにもたやすそうに思われるが、しかし、
戦略的理由から言うと、余り得るところがない、

英語のほうが解り易い?
どうも、兵法書の書き方が時代がかっていているのが解る...

輸送隊は後方に位置すると言うだけで、敵軍から遠距離の位置にあり、自軍の背後にある。そのため
敵軍は弱勢力の部隊しか派遣できない。

防御者が復讐のために軍団そのものを使って攻撃者の軍を撃破する可能性が高いため輸送部隊を攻撃
しようとする多くの計画は原因を明らかにしないまま中止される。


銀英伝を読み返していたのだが、同盟の補給部隊が安易に撃破されるのが変だ...
困難さが全然でてない。
(3Dの宇宙で)敵に退路を断たれると慌てるくせに(これが銀英伝中で一番怪しい描写?)
こんな時にだけ宇宙の広さを利用する?

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大戦略
地形効果の影響が通常のシュミレーションゲームより低く抑えられている可能性?
防御側有利が弱い、スタック制限が一枚しか無く兵力集中ができない影響?
(シュミレーションゲームでは通常一つの桝目に通常3枚ぐらいの駒を重ねて攻撃できる。)
(防御ラインの強度を一つ飛びに並べた最低の物から三枚づつ並べて壁にするものまで)
(0.5〜6まで12倍の強度のラインを作れこれは攻撃防御両方に使える)
(コンピューターゲームのスタック1枚では戦場の変化に乏しく)
(実戦の再現に支障を生じ・・・プレイヤーの選択の余地も減ってしまう)
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英語版の「戦争論」、P746? 岩波と違ってかなり分厚いが1冊に収まってる。
これなら上中下に分かれてるのより読み易そう?

第六篇、「防御」
Book SIX
Defense

1.Attack and Defense
2.The Relationship between Attack and Defense in Tactics
3.The Relationship between Attack and Defense in Strategy
4.Convergence of Attack and Divergence of Defense
5.The Character of Strategic Defense
6.Scope of the Means of Defense
7.Interaction between Attack and Defense
8.Types of Resistance
9.The Defensive Battle
10.Fortresses
11.Fortresses-Continued
12.Defensive Positions
13.

25.Retreat to the Interior of the Country
26.The People in Arms

本文もどうも英文のほうが内容が簡単にはっきり判るのだが???
怪しい文章の検証も英文でやったほうが良さそうです。

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近代戦の描写
戦争論の基になっているナポレオン時代の戦争の様子を説明から抜いて見ると...
(論文の実相が見えてくる。)
P9
近代の大会戦において普通に生起する出来事は...
まず彼我両軍とも、諸部隊を左右および前後に秩序正しく配列する、次に軍のうちの比較的少数の部隊を
展開して数時間に亙る火戦に従事するが、その間折々、歩兵の銃剣突撃や騎兵襲撃を交えて火戦を中断し、
こうして戦況は一進一退する。そして最初の戦闘部隊が戦闘的情熱を次第に燃やし尽くしてもはや燃えかす
しか残らなくなると、後退を命じられて別の部隊と交代するのである...近代の会戦は、あたかも湿った
火薬がじわじわと燃えるように緩慢に進行する。
(時代がかった様子が分かる文章です。)

P48
古代民族の場合は、一切はなんら障害物のない広潤な平野において互いに力を角する闘争を旨とした。
当時の軍は、陣営のなかにほ塁を設ける慣わし(があり)陣営内の陣地は難航不落と見なされていた。
(断絶地、隠蔽地、山地などで戦闘が行なえるようになったのは7年戦争(1756ー63)あたりから)
(簡単に作った壁が大きな力を発揮すると言うことを証明しています。)
(古代も防御施設を使用すれば攻撃側より防御側が優勢と言える。)

P94
朝は都合のよい時刻に出発し、正午には宿営に就き、自余の時間で必需品を調達し、夜間を休養に当てる
という仕方...(これが行軍???)

軍の運動を敵の運動と正確に見合わせ、我が方の運動を出発の間際に決定し、朝夕の別無く必要に応じて
主発し、一日のうち数時間は、敵と正面から対峙して、小戦を交え、迂回を策するというやり方
(こういった追撃は通常追撃側に大きな負担を強いる)

同じように「ジョミニ」の書籍から抜くと...
奇襲
火器が発明される以前には、奇襲は今よりはるかにやり易かった。というのは軍の奇襲が今やほとんど
不可能に近いほど銃砲火を以ってする報告が遠方から届くようになってきたからである。
(そういえば鉄砲のことを「カミナリ棒」と野蛮人達は呼んでいた...)

戦争概論P134
退却を成功に導く最も確実な手段の一つは、敵がわが後方に迫ったとき、正面戦闘に劣らぬ激しい抵抗を
行なうこと、及び退却の間敵に苦しめられている部隊を救う唯一の途が秩序の維持にあるということを
将兵一般に銘肝させておくことである。・・・
軍紀を維持するためには、軍隊が自ら糧食をかき集めるためにバラバラになってしまわないように
生存の途を十分に整えておいてやらねばならない。

(退却についてはクラウゼヴィッツと大体おなじようなことを書いています。)
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0331
第12章戦勝を利用するための戦略的手段
勝利の拡大には、敗北し撤退していく敵軍の追撃が絶対に必要。
(追撃は通例1時間程度で、2,3時間以上の距離にはならない)

P92
追撃は、勝利を完成する第二段の行動であり、多くの場合第一段階の「会戦における勝利」よりも重要
だといえる。

岩波(中)P101
優勢な敵に対して最後の一兵まで抵抗するというような極度の窮境において、およそ秩序ある退却が
まったく不可能である

敗戦後に行われる最初の退却運動は、できるだけ小規模でなければならない。
(このとき、敵の仕掛けに乗らないことを原則とする)

攻撃側の追撃、3種類
「単純な追尾」、「通常行われる追迫」、「退路遮断のための平行行軍」

「単純な追尾」攻撃せずに単純に追跡する。
=運搬できないものを残していく、傷病兵、落伍者、行季?、車両

「追迫」敵が止まって後衛陣地を作ろうとするのを妨害し追い立てる。
=敵の混乱を促進する。(追跡よりも大きな戦果を得る)

「退路遮断」=敵を恐慌状態に落とし入れて壊滅させることができる。(捕虜)


シュミレーションゲームの支配地域の概念と戦闘後前進
支配地域の移動妨害による後退妨害は包囲せん滅の再現用

戦闘後前進は、短期間追撃戦を現す。

戦闘を組み合わせての包囲せん滅は平行行軍などによる退路遮断の再現...
(戦闘結果表の「防御側後退」の結果が後退不能で全滅に変わる)

簡単なルールで包囲戦を再現していると言える。
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退却、
優勢な敵に対して最後の一兵まで抵抗するというような極度の窮境において...
秩序ある退却がまったく不可能に...
(退却は、秩序だって後退戦を行ないながら下がれる戦力が残っているうちに行なわなければならない)
(混乱しながら敗走すれば追撃戦を受けて簡単に壊滅してしまう。)


敵のもっとも強力な追撃方法、「退路を遮断するための平行行軍」を受けた場合

1、敵を攻撃する=もっとも有効な手段だが敗走する軍の中に使える部隊が残っていなければならない。
ため実行は極めて難しい。
2、退却行を急ぐ=敵の思う壺にはまる、敗走者に過度の負担を与え落伍者と運びきれない諸車輌の群れ
とが発生して甚大な損失が発生する。
3、転進する。=もっとも 劣でますます窮地に陥る(恐怖心から敵と接触する機会を懸命に回避しよう
とする心事はもっとも有害)

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本屋で「銀河英雄伝説」の漫画の本を見つけて買ってきた...

戦争論岩波P42
援軍が敵の側面背面を襲撃する場合
戦闘の開始された当初は、敵戦力は集結しこのような襲撃に備えているので効果は薄いが
(通常、新たな敵方向に新しい壁を作ることのできる予備を残している)
戦闘が進み隊形が拡大し分散した後では、対応ができず深刻な事態を招き易い。

援軍は戦闘の終局面ほど効果がある
攻防両軍の兵力が消耗して減っていればいればいるほど援軍の兵力が相対的に大きくなる。


リバイバルで、銀河英雄伝説のスパイラルラビリンス「螺旋迷宮」を見ていた...
第二次ティアマト会戦の同盟軍の後方からの攻撃がこれになる。

しかし、三次元の宇宙に平面のナポレオニックを無理にはめ込むのは「見苦しい」...
本当は、三次元での包囲も退路を絶つのも至難の技なのだが?

兵隊の群れと艦艇の群れでは同じように行動しない。個々の兵なら敗戦や不利な状況で簡単に精神が
壊れるが、階層組織になってる艦長や将校が指揮する艦艇がそうそう簡単に精神崩壊するとは思えない。

重ねるならもっと艦艇の動きをゆっくりしたものにしないと
騎兵と歩兵の動きをいいかげんに混同して使ってる。

兵器の距離による威力がいいかげんだ、命中率を考えれば至近距離で膨大な損害が双方に出るはず
色々つまみ食いしてるが科学的な考証がいまいち...

銀河英雄伝説見ながら愚痴(配役は良いのだが...)

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汚職とか政治不信物はつまらないな...

予定表通りというか、捕まるのは口うるさい野党と裏切り者と相場が決まってる。
記事は見るだけ無駄だが、こういう時には誰(どの雑誌)が政府の広告をやって、
誰が少しはまともなことを書くか見とくのも悪く無い...

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松本零児敗訴・・・まだこんなのやってたんだな?

テレビの版権は、モンキーパンチの書いたルパン三世の話で酷いと知ってたのですが
「モンキーパンチが故郷の北海道?の村起こしに「ルパン三世」を書いてほしいと頼まれたが
ルパンは原作者が勝手に書けないと断るしかなかった...(版権が複雑怪奇で...)
だから、村起こし用にモンキーパンチが書いたの看板はルパン三世じゃないのになってしまった。」

エバンゲリオンは、ガイナックス本体にはそんなに金が入ってない...
儲けは、TVとレコード会社系がみんな持って行った?とか

経済紙にあらゆる記録を塗り変えて「エバンゲリオン」は儲かった
儲かったとしつこく記事になったので...
私は、アニメを見る以外CDもグッズも一切買いませんでした。

「漫画の原作者の利益のために頑張る」と言っていましたが...
アニメは儲かるドル箱になったし、(ますます利権争いが??)まず無理でしょう...
2002.03.26...

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第13章戦略予備

戦争では、何が解って何が解らないか簡単に例を上げて説明しています。
レクラム版では省略されてしまっているのですが...こういう解りやすい説明の部分こそ残す必要が有りそうです。
岩波(上)P322、レクラム版(略)

予備の必要性(不確実差への備え)

・・・戦術においては、敵の使用する手順は実見によって初めてそれがどのようなものであるかを知ることができる。また森林や波状地の起伏がこれらの手段を隠蔽している場合もあり。それだから予想されていない場合に備えて、例えば我が方の兵力の薄弱な諸地点には後方から増援したり、或いは一般に我が方の兵力の配置を敵兵力の出方に応じて適宣に変更し得るように予め整えておく必要がある。

(戦術規模では敵の状態をすべて知ることは不可能で隠されている兵力などに対応するための予備が必要になる。)

戦略に対しては...

岩波(上)P323、レクラム版(略)
会戦を求める敵がその縦隊を向ける方向は、実見によってしか確知できない。しかし、敵がどの地点で渡河するかは、その直前の準備に基づいて推察できる。また敵がどの方向から我が国を襲撃するかは、まだ一発の銃弾が発射されぬ前に、新聞紙に報道されるのが通例である。

(戦略行動は予想できる。政治的部分が増える領域ではまったく不確実さは消滅する。)

「新聞紙に報道されるのが通例である。」って部分は上手い表現です...
2002.03.26..

空間的時間的

第3篇第11章12章
「空間(時間)における兵力の集中」
両者を統合「11章は兵力は分割すべきではなく、全戦力を決定的な地点に保有すべきで終わっていて12章は時間と空間が混じってるように見えるので...」

展開の遅い徒歩の戦争では、兵力の分割は危険でしばしば決戦に間に合わない遊兵を作ってしまった。

機械化の進んだWW2では多少この要素が多少改善され、たとえばポーランド戦では、国境を破って深く進撃した機甲部隊が簡単に国境まで戻ってしつこく抵抗を続ける守備隊をせん滅している。
(団子になってる必要は無いが機動力を活かして間に合うような地点にいる必要はある。)
(例、東部戦線の火消しに投入された戦車部隊やマンシュタインの機動防御など...)

一回の戦闘に必要な全兵力を同時的に使用することがすなわち戦争の根本原則でなければならない。P311

戦闘時に多数の優勢な兵力を揃えた方が決定的に有利だが...
戦闘における大兵力の使用が時には不利を招く・・・P313

「火戦」(射撃戦闘)では、密集しすぎると損害を多く受けてしまう。
適正な投入兵力を知ることが重要(将校の戦闘経験が重要)で、損害の補充として新たな兵力を投入した方が有利な場合が多い。
(注意、これは戦術面で戦略的には、逐次投入は不可...)

戦場には適正な兵力投入密度が存在する。
古代戦や大砲の威力の弱いナポレオン時代では密集度は高く、機関銃の標準装備の進んだ第一次世界大戦になると密集隊形は、全滅要因でしか無く歩兵兵力の密度は極めて低くなった。

戦車なども重砲の攻撃を受ける危険を避けるためには100m程度間隔を空けて運用した...


2002.03.25...

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