E100超重戦車

全長 10.27(8.69)m 全幅 4.480m 全高3.32m 重量140t
超濠能力 m  超堤能力 m 渡渉水深 m
登坂能力 30 接地圧 1.43kg/cm^2 最小旋回半径 m
乗員6名  最大速度路上 23km/h 路外 km/h
防御タイプ、重戦車、砲威力、重(2)、速度速度17.25cm(cm)
武装 
連装15cmkwk44砲L38_-7~+23、7.5cmkwk44砲L36.5、MG34,7.92mm*1
単装案17cmkwk44、MG34,7.92mm*1
弾薬数  15cm砲(32発)、7.5cm砲(200発)
15cmL38(垂直装甲板に対する貫通力)
射程距離   25 100 250  500  750  1000  1500  2000  2500  3000

装甲mm(装甲傾斜角度)可変javaScript
、         前面         側面            後面
砲塔      240(R)mm     200(60度)      200(83度)mm
車体上部  200(30度)  60+120(90~70度)  150(60度)mm
車体下部  200(30度)    120(90度)      150(60度)mm
防盾  240(R)mm  上面  40mm   下面 80mm

詳細データー
最低地上高 0.57m 接地長4.9m キャタピラ幅 100cm
轍距3.175m
最大航続距離  路上  170km  未整地 120km

試作車、HL230P30(700Hp)、生産型予定HL234(1200Hp)
OLVER B401216 
変速器   前進8、後進4
重量・出力比  5hp/t(HL234=8.5hp/t)
馬力荷重 kg/HP
燃料容量 1200リットル  潤滑油  リットル
燃費  km/リットル  運行時間 h

製造会社 
生産期間   1944.冬
生産台数   プロトタイプ車体のみ砲塔はマウスの物を流用予定

Eシリーズの「E」は、Entwicklungstypen=「開発タイプ」の略です... 戦車委員会ハイデカンプ博士と陸軍兵器局がドイツの 生産するすべての戦車(軽戦車から重戦車まで自走砲なども含む) を同時設計して部品を共通化し、生産性を高めようとした計画でした (売りはエンジンとミッションを一体化し小型化したパワー・パック の開発でした...) E10=軽戦車、(軽)駆逐戦車、自走砲、10~15t(KHD社) E25=偵察戦車、(中)駆逐戦車、重自走砲25~30t(アルグス社) E50=パンターの後継車50~65t(アルグス社、アウトウニオン社) E75=ティーガーの後継車75~80t(アドラー社) E100=マウスの対抗車両130~140t しかし、すべては机の上の計画にすぎずその実態は... マウス計画の邪魔をするために考案されたもののようです... ポルシェ博士の作った「駄目戦車」が生産ラインに乗るような ことになったら(ドイツの戦車生産計画を阻害し) 悪夢以外の何者でも無い... とにかく、 E100はマウスの対抗馬「実用的な重戦車」として計画されました。 車内スペースを確保しなるべくコンパクトに設計するために ト−ションバーサスペンヨンをスプリングサスペンションに変更し 売りのパワーパックは開発期間短縮のため通常型のHL230P30 (700Hp)に変更され(予定ではHL234(1200Hp)に変更予定) 砲塔全重量 50t 旋回砲塔では積んでも限定旋回しかできないと判明して E100は戦車としてではなくて自走砲として制作される ことになった... ヒトラーの命令で制作中止1944末 その後も細々と制作が続き (バーダーボルンのヘンシュル下請け工場) シャーシーだけは完成して接収したイギリス軍は キャタピラを付けてテストしたそうです。
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