M3リー戦車、グラント戦車
機動力及び装甲厚
全長 75mm砲M2装備=18ft 6in(5.6338m)75mm砲M3装備=20ft 1in(6.1214m)(車体長18ft 6in)
、 A4型、砲M2=20ft 2in(6.1468m)、砲M3=21ft 9in(6.6294m)
全幅 8ft 11in(2.7178m)側面ドア廃止時=8ft 8in(2.6416m)
全高 10ft 3in(3.124m)(GR=グラント 9ft 11in(3.0226m))
戦闘重量lbs (ポンド、トン、米トン)
M3=61500(27.895964t_30.75t) GR=6200(28.122760t_31t) A1A3=63000(28.576353t_31.5t)
A2=60400(27.397012t_30.2t) A4A5=64000(29.029946t_32t)
車輌重量lbs (ポンド、トン、米トン)
M3=57400(26.036233t_24.7t) GR=58000(26.308389t_29t) A1=58900(26.716622t_29.45t)
A2=56300(25.537281t_28.15t) A3=59000(26.761982t_29.5t) A4A5=60000(27.2155745t_30t)
注、実際には元のポンドがかなりラフな数値なので無意味ですが、
計算誤差を減らすために1/1000000まで端数を表示してあります。
超濠能力 7ft 6in(2.286m) A4=8ft(2.4384m)
超堤能力 2ft(0.6096m)
渡渉水深 3ft 4in(1.016m) A3=3ft(0.9144m)
登坂能力 60%
最小旋回半径 31ft(9.4488m) A4=35ft(10.668m)
接地圧(31479.63286cm2 A4=34188.31872cm2<--接地面積)
戦闘重量(t)÷接地面積
M3=0.8881 GR=0.8953 A1A3=0.9098 A2=0.8722 A4= A5=0.9242kg/cm2
戦闘重量(米t)÷接地面積
M3=0.9790 GR=0.9869 A1A3=1.00285 A2=0.9615 A4=0.9360 A5=1.019kg/cm2
車輌重量(t)÷接地面積
M3=0.8289 GR=0.8376 A1=0.8506 A2=0.8130 A3=0.8520 A4=0.79605 A5=0.86645kg/cm2
車輌重量(米t)÷接地面積
M3=0.9150 GR=0.9246 A1=0.9389 A2=0.8975 A3=0.9405 A4=0.8789 A5=0.9565kg/cm2
四捨五入誤差が1/1000以下で発生してるため、端数を入れて再計算しました。
(戦闘重量(t)÷接地面積)
(M3=0.8894 GR=0.8966 A1=0.9111 A2=0.835 A3=0.9111 A4=0.8504 A5=0.9255kg/cm2)
(1/100tで四捨五入してある数値を使った場合...27.90<=>27.8959639302918)
乗員 6〜7名(英6名、米7名、のちに6名に減少)
最大速度
路上 M3GRA1A2=持続21mph(33.7953km/h) 瞬間24mph(38.6232km/h)
、 A3A5= 持続25mph(40.2325km/h) 瞬間30mph(48.279km/h)
、 A4= 持続20mph(32.1862km/h) 瞬間25mph(40.2325km/h)
路外 ≒12mph(19.3116km/h)
防御タイプ、中戦車、砲威力、中(2)小(5)、速度25.2/30/24cm(14.4cm)
武装、限定旋回_75mm戦車砲M2/M3(M1照準ペリスコープ)
旋回角度左右15°、+20〜-9ー 20発/分 砲口中心高 1.75m <---75mm砲
砲塔_37mmM5M6 +60~-7 30発/分(M2照準ペリスコープ)
ターレット・リング 4ft 6.5in(1.384m) 動力旋回
.03in(7.62mm)機銃M1919A4×4 37mm同軸、機銃砲塔、正面固定2 (GR ×3)
弾薬数 75mm50発 (GR 65発)、 37mm 178発 (GR128発)機銃用、9200発 (GR 4086発)
貫通力
37mm戦車砲L53.4[旧版、ゲーム用]
射程 25 100 250 500 750 1000 1250 1500
AP 63 58 54 46 38 31 23 16<---90度
x=1/0.7(53.1)(47.23)(43.97)(37.46)(30.94)(25.24)(18.73)(13.03)<-60度
75mm戦車砲L31(28.5)[旧版、ゲーム用]
射程 25 100 250 500 750 1000 1250 1500
AP 84 80 78 72 66 60 55 50<---90度
x=1/0.7(65.4)(65.14)(63.51)(58.63)(53.74)(48.86)(44.78)(40.71)<-60度
貫通力(垂直から30度傾斜した装甲板に対する)
射程 500 750 1000 1250 1500 1750 2000m
AP M72 60° 59 55 52 48 44 39 35 VS硬化装甲
APC M61 60° 60 57 54 52 50 47 44 VS均質装甲
APC M61 60°(69) (65) (61) (57) (53) (49) (46)VS硬化装甲
M72(AP) 6.32kg 563.88m/s? M61(APCBC) 6.79kg 588m/s
名称 垂直から 457 914 1371 1828
AP M72 30° 60 53 46 38 VS硬化装甲
APC M61 30° 60 55 51 46 VS均質装甲
APC M61 20° (79)(69) VS硬化装甲(元in四捨五入誤差1.27mm有り??)
M72(AP) 6.32kg 588m/s M61(APCBC) 6.79kg 588m/s
7.5cm砲L31(28.5)penetration table javaScript.S---.
7.5cm砲L40(37.5)penetration table javaScript.S---.L---.
M61 被帽徹甲弾(曳火)(APCBC-T) 1930f/s(588.264m/s) 6.79kg(9.036kg)、0g(907g)
、 弾丸全長 668mm 最大射程km
M72 徹甲弾(曳火)(AP-T) 1850f/s(563.88m/s) 6.32kg(8.5kg)、0g(g)
、 弾丸全長 668mm 最大射程km
M48 榴弾(HE)1470f/s(448.056m/s) 6.67kg(8.9kg)、660g(522g)
、 最大射程km
(注、米戦車砲データー資料が古いためまだ暫定値在り...)
装甲mm(装甲傾斜角度)可変javaScript3D
、 前面 側面 後面
車体上部分 50.8mm/60° 38.1mm/90° 38.1mm/90°〜80°
車体中部分 38.1mm/37°
車体下部分 50.8mm/90°〜45°
砲塔GR 76.2mm/43° 50.8mm/90°〜60° 50.8mm/90°
砲塔Lee 50.8mm/43° 50.8mm/85° 50.8mm/85°
上面12.7mm0°砲塔22.2mm0°GR31.7mm0°〜10°下面 前25.4mm0°後12.7mm0°
注、米国の装甲はインチ単位です、
3in=76.2mm 2.5in=63.5mm 2in=50.8mm 1.5in=38.1mm 1.25in=31.75mm
1in=25.4mm 0.5in=12.7mm 8分の7インチ=22.225mm
詳細データー
最低地上高 1ft 5in(43.18cm) 接地長 12ft 3in(3.7338m) A4=13ft 4in(4.064m)
キャタピラ幅 16.56in=42.0624cm(初期16in=40.64cm)
ダブルピン、アウトサイド・ガイド(ピッチ152mm、79枚(A4=83))
最大航続距離 路上 120mil(193.116km) A4=100mil(160.93km) A3A5=150mil(241.395km)
未整地
機関 コンチネンタルR975EC2空冷星型9気筒4サイクルガソリン
15945cc、6.3:1
出力 340HP(常用(ネット))400hp(最大(グロス))
回転数 2400rpm
A3A5=GM6046、液冷ディーゼル13929cc 375hp/2100rpm(ネット)
、 410hp/2900rpm(グロス無負荷時)
A4=クライスラーA57、30気筒、液冷ガソ、20533cc 370hp/2400rpm
、 425hp/2850rpm(グロス無負荷時)
変速器 シンクロメッシュ前進5、後進1
操向装置 二重差動式スリーピース型コントロール・ディファレンシャル
馬力荷重 M3=82.05 GR=82.71 A1=84.05 A2=80.58 A3=76.20 A4=78.46 A5=77.41kg/HP
出力重量比(通常馬力)
(通t) M3=12.19 GR=12.09 A1=11.90 A2=12.41 A3=13.12 A4=12.75 A5=12.92hp/t
(米t) M3=11.06 GR=10.97 A1=10.79 A2=11.26 A3=11.90 A4=11.56 A5=11.72hp/t
、(米t) =馬力÷戦闘重量(米t)英版用、 (通t)=馬力÷戦闘重量(t)国内用
(注、常用出力で計算、最大だとまた違ってくる、数値を大きく見せるために使う場合有り...)
(M3=13.01 GR=12.90 A1=13.02 A2=12.70 A3=13.02 A4=13.28 A5=12.81hp/米t)
燃料容量175gal(662.375リットル)(92オクタン)A3A5=148gal(560.18)(40セタン)
A4=160gal(605.6)(80オクタン)
潤滑油
懸架装置 垂直渦巻きスプリング
電装 発電機24V50A バッテリー12V×2
燃費、戦車式 3.42993リットル/Km A4=3.76313 A3A5=2.320595
燃費、自動車式 0.29155Km/リットル A4=0.26574 A3A5=0.43092
運行時間 h
製造会社
生産期間 1941.5/5〜(デトロイト工廠、先行生産)
本格生産は、1941.6月から...
生産台数 〜41.12、1461両
、 〜42.12、4797両
M3_(3924両)レンドリース英=1653,ソ連=1386
M3グラント_1000両
M3A1_1942年2月〜8月 300両、アメリカン・ロコモーティフ(機関車製造所)
M3A2_1942年1月〜、12両、ボードウィン・ロコモーティフ(機関車製造所)
M3A3_1942年3月〜12月、322両
M3A4_1942年6月〜8月、109両、デトロイト戦車工処
M3A5_1942年1月〜12月、591両、ボールドウィン社
合計 約 7000両6258
注、
米国では第一次世界大戦の戦訓により民間会社で戦時軍需品生産をする仕組みができていました。
(WW1では、軍需品の国内生産が間に合わず終戦まで英仏の武器を使った。)
第二次大戦前までは、アメリカの常備軍は、少なく抑えられていて(戦時に兵は志願兵で動員する)
武器も、情勢が怪しくなってから生産することになっていました...
(現代では、この方式では間に合わなくなっています)
型ごとに見ると生産数が少ないものも多いのですが...
M3はつなぎ生産で、そのままM4の生産に移行し、大量生産されています。
(42年に2万5千台、43年に4万5千台の中戦車を生産する計画で工場は準備されていました。)
(造船の方に多くの鉄鋼が回されたため、生産計画は現実的なラインへ減らされました。)
(それでも、前線での米軍中戦車の密度は高く、余った戦車をどこへ押し込むか??)
(苦労するほどでした...)
解説
ヨーロッパの戦火の拡大からアメリカ軍の装甲戦闘車両にも旋回砲塔に
75mm砲装備の強力な戦車が必要になりました。
(当初、参考にしたのは、四号戦車短砲身の支援用75mm砲でした。)
しかし、開発には時間がかかりそのための暫定的な措置としてM2中戦車の
右側に限定射界の75mm砲を装備した戦車を緊急生産することになりました。
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M2中戦車の試作車T5E2で大型榴弾砲を搭載試験を行なっていた...
アバディーン1939/4/20〜1940/2/8
そのため、限定旋回のミニ砲架でも敵歩兵や機関銃座などの小目標に対して
十分有効な射撃ができると判明していた...
(注、北アフリカで三号戦車相手に苦戦したような戦車対戦車の近距離戦ではなく)
(榴弾を使った対歩兵戦試験)
限定射界の主砲装備は、このテスト経験があったため、短時間で簡単に行なえた...
フランスのシャルーB1戦車なども参考にされた...
試作車T5E2、
M2中戦車の試作車T5E1、装甲、砲塔25mm〜11mm、車体25mm〜6mm
ギバーソン社製、空冷星型ディーゼルエンジン搭載、(1938年9月命名)に、
75mmM1A1榴弾砲、車載砲架を試作(M3A1砲架改造)し車体右側に装備した...
パノラマ式照準器、残りのスポンソン三つは機銃のまま
(元高射砲として開発されたT6を改良したT7、初速が小さく高射砲としては)
(あまり良くなかった。T6_75mmL35.4(T7+324mm))
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75mm砲は、歩兵の支援用として装備されていたため、装甲貫通力については、
まったく考えられていませんでした...
(砲身をさらに短くするテスト(2134mm=>1810mm)なども行なわれていたが、)
(マズルブラストが増大したので元に戻された...)
75mm砲M2L31(T7)563m/s
後期型からは、砲身の長い75mm砲M3L40(T8)618m/s
当初は、限定旋回75mm主砲の戦車は、360台ぐらい生産して、75mm旋回砲塔
戦車の生産に入る予定でしたが、北アフリカの戦況は厳しく、M4戦車の完成
まで量産を遅らせる余裕はありませんでした...
1940年6月13日、ドイツの四号戦車を凌駕する新型戦車を開発すると決定され...
1940年8月28日、アバディーンで行なわれた会議で、将来ヨーロッパ戦域で
使われる主力戦車とすぐに必要な装備戦車の量産計画がチャ-フィー少佐と
陸軍兵器局長チャールズ・M・ウィルソン少将を中心とするメンバーで検討され、
T5E2型を参考に緊急生産型を生産することに決定された...
新型は、M4シャーマン(75mm旋回砲塔)、
緊急生産型は、M3リー(75mm限定旋回)になっていきました...
M3の基本設計は、「陸軍省兵器局戦車・戦闘車両」
車体は、イリノイ州ロック・アイランド陸軍造兵処
75mm砲は、ニューヨーク州ウォーターブリード陸軍造兵処
37mm砲用鋳造砲塔は、メリーランド州、アバディーン陸軍車輌実験場
が行ない...
製作用図面6000枚、部品点数26000個
1940年9月から部分試作
1940年12月、砲塔の試作、M2中戦車へ搭載して実用試験(37mm砲架、動力旋回装置)
、 (グラント砲塔も同じ時期に試験)
1941年1月、クライスラー・デトロイト戦車工廠、全体試作開始(2両)
1941年2月、量産型M3の設計終了
1941年3月13日_試作車体完成、
1941年3月21日アバディーンへ、砲塔を搭載してテスト、完成日は4月11日?
、 (ジャイロスタビライザー試験)
1941年5月5日、先行量産型完成、アバディーン試験場へ送られる
1941年6月、本格量産開始
M3Leeの生産は、
アメリカン・ロコモティーフ(機関車会社)、クライスラー・デトロイト工廠
グラントの生産は、
プレスド・スティール・カー(鉄道車輌会社)、ブルマン・スタンダード・カー(寝台車会社)
1941年中に1461両完成
1942年5月27日〜6月14日、北アフリカ、ガザラの戦い、グラント戦車の初陣
1942年11月8日、トーチ作戦(アルジェリア)、米軍リー戦車の初陣
194 年 月 日、太平洋では、ソロモン作戦に参加
#
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1942年8月3日、最終生産車、ロールアウト
1943年、 限定標準兵器へ等級下げ
1944年4月、 旧式兵器として陸軍編成装備表より削除
試作戦車の走行試験前に戦車の生産開始の決定がなされたため
組み立てライン上にある戦車にたびたび手直しを加える必要が
発生し大問題になりました...
しかし、1942年にはアフリカに送られM3戦車は圧倒的な
印象をあたえ戦車隊の主力として活躍しました。
1942年5月のガザラでは167両
1942年10月のエル・アラメインでは600両(リー戦車?)
のちに主力がシャーマン戦車になるとこの戦車たちはビルマ戦線に
送られました。
「ビルマに出現して日本軍を踏み潰した機械化部隊の内容は...
ヨーロッパでは使われなくなったこのお下がりの戦車だったとは(T_T)...
情けない話です。(-_-;)...」
乗員数は、
指揮官、操縦手、無線手、37、75mm砲各、砲手、装填手、の7名でしたが、
英国では、砲塔内に無線を装備するので、装填手が無線手を兼ねることになり6人
に減らされました。
形式
M3(3924両)レンドリース英=1653,ソ連=1386
リベット構造、三段砲塔、
機銃砲塔は、正面機銃の左(前向き)と右(横向き)、左後(左斜後)にビジョン・ポート
37mm砲塔と機銃砲塔は鋳造製
キャタピラ、狭軌型エンドコネクター付き、ゴムブッシュ・ダブルピン式、ゴム製or鋼製
幅16in(40.64cm)、ピッチ(4152.4mm)
のちに、幅広16.56in(42.0624cm)のものに変えられた...
英軍、独自パターンのものあり(WE210)
エンジン、最初は、ライト社の「ライト・ホワールウィンドウR975E2C2」が
使われていましたが、航空機生産が増えると本来の航空エンジンの生産に戻り...
コンチネンタル社がR975の生産を引継ぎました。「コンチネンタルR975C1型」
(訂正、ライト・ホワールウィンドウR975E2C2同じ物、340馬力)
(最大、無負荷グロス400馬力、常用、負荷時ネット340馬力の違いでした。)
ウエスティングハウス社製(1941.4月、アバディーン射撃テスト)
37mm砲用M8複式、75mm砲用M9複式
ジャイロスタビライザーの性能は...時速16kmでジグザク走行をしながら、
200m〜600m先の標的に60%以上の命中率(37mm砲)...
この試験で両砲架ともバランスが悪いことが判明しカウンターウエイト(おもり)が
付けられている、75mm砲は砲身先、37mm砲は砲身の下、後期の長い75mm砲はバランスが
改善されたため付いていない...
チェニジア、シシリーなど岩石の多い山地の戦場で、想定より遥か強い衝撃がジャイロに
かかり、故障が多発した、そのため、砲安定装置に対する不信が戦車兵に広まり...
丈夫で、簡単な構造に改良されていく...(これはM4の話)
ヨーロッパ戦域では、戦闘で有効に活用された。
(M3に搭載されている高性能なジャイロ装置を使うには高度な訓練が必要だった)
車体前面に固定機銃二丁が装備されていたが、あまり役にたたなかったため
後期型では一丁に減らされのちには廃止されてしまった。
(当初、戦車は第一次世界大戦のように戦車だけで敵陣に突撃し機関銃を乱射しながら戦う)
(「この場合は横一列に並んで乱射」と考えられていたためこの装備があった)
(原型のM2中戦車が四周にスポンソン(張り出し)を設けて機関銃を多数装備していた)
(のもこのため...)
照準装置
75mm戦車砲用、M1照準ペリスコープ、M21A1/M45照準望遠鏡内臓
ペリスコープ式の75mm照準器の主砲との連動が巧く固定できず時間がたつと狂ってしまう
欠点があったため、直接照準M15テレスコープを75mm砲付けたタイプを試作したが
M3の実戦には間に合わなかった(M4戦車の標準装備)
75mm用間接射撃用、M1象限儀
ローガン・アイランド社製、(高低角度の測定と砲耳軸傾斜の測定)
砲架M2、M3ともM1砲架、射界、腑仰角(+20〜-9°)左右(15°)上下にリコイル・シリンダー
37mm砲用は,(M2照準ペリスコープ、M19A1テレスコープ)
砲架M24、M6半自動閉鎖器、M5手動閉鎖器(砲身差15cm)
イギリスへ送られたものは、グラント戦車のように、機銃砲塔を外して30cm低くしているものも多い。
グラントと同じ、回転式(ペリスコープ付き)ハッチに変えられている。
名前の由来
「リー=ロバート・エドワード・リー将軍」、南軍の総司令官、南北戦争
第一機甲師団配備でトーチ作戦(北アフリカ)に参加、
独立第193戦車大隊に配備されてソロモン作戦に参加
M3グラント(1000両)「エジプト最後の希望(ELH)」
(イギリス輸出用M3戦車)
リベット構造、英国仕様鋳造砲塔、
機銃砲塔は無く、ペリスコープ付き旋回式ハッチに変わっている。
イギリス軍が使用したもので1940年10月
アメリカの中立を維持するためイギリス政府によるアメリカ企業への
直接買い付けという形で発注されました。
(イギリスは、ダンケルクの撤退で大量の装甲戦闘車輌を失い、アメリカに装甲車輌)
(調達のための代表団を派遣した...)
イギリス側は、イギリス設計の車両をアメリカで生産しようと提案したが
アメリカ側が非効率だと断り、M3戦車の砲塔や戦闘室内をイギリスの仕様に
合わせて改修して対応することになりました...
(武器貸与法も無く米陸軍採用の戦車を兵器として輸出できなかったため)
(砲塔だけ改修して別の戦車という建前をとった...)
L.E.カー設計で、容積を大きくするためにリー型砲塔と違い左右後に張り出した
形を採用し、高さを抑えるために対空用小機銃砲塔は廃止されている。
(リー戦車の砲安定用のスタビライザーの輸出が軍機に触れた。)
(イギリスでは砲塔後部に張り出しを設けて無線機を装備することになっていた。)
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イギリス軍の標準装備無線機は、
Aアンテナ、2〜8Hz(長波)で16km〜24kmをカバー
Bアンテナ、230〜249Hzで1.6km〜8kmをカバー
二台セットで標準装備していた。
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37mm砲の装填手が無線手を兼ねたので乗員総数は6人でした。
米国参戦後は、リー戦車の機銃砲塔を外したタイプを使いました...
(ペリスコープ付き旋回式ハッチに変えた)
砲塔右前に2インチ発煙弾発射機(装備していない車輌も多い)
ビルマ方面車輌は4インチ発煙弾発射機を二基、砲塔左側に装備(これは、リー戦車...)
ピストルポート、一箇所しかなかったリーと違い、左側面前方、右側面後方の
二箇所に付いている
砲塔の開放部分が増えたため砲塔内部に砲弾を置かなくなっています。
(砲弾庫はバスケット部分に有り)
名前の由来
グラント=ユリシーズ・シンプソン・グラント将軍、1864年南北戦争
北軍の最高司令官、49歳で18代大統領...
イギリス軍初の強力な榴弾を発射できる戦車でした。
「それまでのイギリス戦車はAP弾しか撃てず対戦車砲には近づいて機関銃射撃
するか踏み潰すしか方法がありませんでした。(2ポンド砲用の榴弾は、開発されて
いましたが、威力が無いので役に立たないと言われ使われませんでした。)
砂漠でロンメルの対戦車砲に待ち伏せされて簡単にやられてしまう主要な原因
でした...(-_-;)...」
M3A11942年2月〜8月300両
鋳造車体、
アメリカン・ロコモーティフ(機関車製造所)1941年10月制式化
上部構造は鋳鋼構造、車体形状が他の型と全然違い曲面で構成
されている、鋳造車体のシャーマンにねんどを盛って張り出し限定旋回砲塔と
旋回砲塔を付けるたような形...
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実戦でリベット止めの欠点が判明し...
「装甲を強打されると貫通されなくてもリベットがちぎれて飛び、車内の乗員を
殺傷する怖れがあった...」
一体型の鋳造車体は、解決法の一つだった。(もう一つは、装甲板溶接)
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防弾性試験の結果、曲面構造により十分な耐弾性を発揮したが、
圧延装甲鋼板と同等の防御力を得るためには、多少厚くする必要があることが判った。
曲面を多用して余分な出っ張りを削ることができたので重量的には変わらなかった。
生産数は少なく300両だけで、生産は、M4A1シャーマンへ移行...
総ての車輌が試験用か訓練用に使われ、海外には送られていない。
28両は、ギバーソン社製、空冷星型ディーゼルエンジンT-1400-2を搭載して評価試験
を行なった(名称は「M3A1ディーゼル」)
M3A21942年1月〜、12両、
ボードウィン・ロコモーティフ(機関車製造所)
溶接車体
M3と同じ仕様だが上部構造を溶接接合式の同質圧延装甲鋼板に変更した
生産は、M3A3に移ったため、12両で終了し、車体は新型星型空冷デイーゼル
の実験車体に流用された...
ギバーソン社製、空冷星型ディーゼルエンジンは、スチアート軽戦車用の220馬力の
小さなものは問題ありませんでしたが、450馬力の大馬力になると、
耐久性に欠ける部品があり...
短い時間で交換が必要な部品が発生し、補給に負担がかかるため生産中止になり
(注、アメリカの厳しい基準なので44年になっても作戦で3分の2が故障して動かなくなる)
(日本戦車とか、定数の揃わなくなるドイツ重戦車とは違う...)
ディーゼルはGMの水冷ディーゼルが優秀だったのでこちらに生産が移行しました...
参考...
97式中戦車 標準150HP/1500rpm 最大170Hp/2000rpm
一式・三式中戦車 240HP/2000rpm
四式中戦車 400?(412)HP
日本の空冷ディーゼルエンジンは、試作の四式戦車のエンジンまで出しても
ギバーソン450馬力にかなわないことになります。
(日本が作れなかった5式戦車用の500馬力に近いので、この辺りが当時の限界だった)
(ようです...?実用性のあるエンジンとしては...)
(米国の馬力の測り方は厳しいので実際の馬力は数字より大きい...)
(一式三式戦車の240馬力エンジンとスチアート軽戦車)
(に使われた220馬力エンジンがほぼ同じぐらいのパワーということになります。)
M3A31942年3月〜12月、322両、
レンドリース126両(内英国へ49両)、
溶接車体
エンジンはGM社のディーゼル・ツイン、(40セタン)
GM6046型、液冷ディーゼル13929cc 375hp/2100rpm(ネット)
、 410hp/2900rpm(グロス無負荷時)
トラック用水冷ディーゼルGM6-71を二基組み合わせた構造
二基のエンジンは単独でも動き、片方が故障してもまだ戦車は活動できた。
航空用と違ってトラック用エンジンは軽量化されていないのでかなり重くなったが、
低速トルクが太く、扱い易いエンジンだった。
いままでのエンジンより若干大きかったため車体後部にラジエターを取り付けた...
(戦闘室にも305mmはみ出している。)
後部形状が若干違っている(車体後部装甲板10度傾斜)
車体後部の機関室ドアが上面に移ったため(インテーク・ルーバ付き)、
燃料搭載スペースが減少したが...
ディーゼルは燃費が良いので、ガソリンエンジン車より航続距離は逆に伸びている。
M3A41942年6月〜8月、109両、デトロイト戦車工処
全面的に溶接構造に移行、側面ハッチも最初から廃止
エンジンはクライスラーA-57マルチバンク30気筒液冷ガソリン
車体とボギー構造が延長されている。
エンジン室+11in(27.94cm)、床面に冷却ファン用出っ張り+10.8cm 重量+1488kg
エンジン室内燃料タンク廃止、スポンソン部燃料タンクを大型化
キャタピラ延長79枚から83枚
エンジン不足を解消するためクライスラー社が乗用車用エンジンを5個連結して、
作りました。
航空機用の空冷星型エンジンと同じく丸く繋げた形でしたが長さが長くなったため、
車体を大幅に延長して搭載スペースを作りました。
走行テスト1942年2月からアバディーンで....
台数の少ないのは、生産がそのままM4A4シャーマン戦車に移行したため...
M3A51942年1月〜12月、591両、
リベット構造
M3A3と同じ仕様
しかし、上部構造はリベット構造
1942年1月〜11月、ボールドウィン社で600両生産
欠点は...
「注意、自動車王国アメリカの厳しい基準なので、イギリスのクルセイダー戦車や
ソ連のKV1用変速機やすぐ定数揃わなくなるドイツの重戦車や大陸で作戦行動すると台数が
半減する日本戦車などとは、かなり違います。マルチバンクエンジンもアメリカでは不評でも
レンドリースでイギリスへ送ると(捨てると?)評価は素晴らしい...に変わるし」
だいたい、二重差動式の操向装置なんて全部のリー・シャーマン戦車に付いてる...
(ドイツは高級なティーガーだけで倹約したパンターは故障が多かった)
(日本には当然無く、ソ連のT34にも付いて無い...)
懸架装置、転輪2個をダブル・ロッカーアームで連結したボギー式、垂直渦巻きスプリング
軽量な戦車用に開発されていため、耐久性が低く、再設計されたが、完成した新型懸架装置は、
(ハイブリットタイプ、上部の支持輪が後にずれているタイプ)、 M3にはほとんど
間に合わず、M4戦車から使用された...
1930年台後半のシルエットを引き継ぐこの戦車は、ずんぐりした感じで、
危険な弾丸トラップが多かった。
初期のM3には、密閉状態で砲の射撃を続けると一酸化炭素が充満する恐れがありました。
(ベンチレーターが三箇所に取り付けられました。)
車体側面の大型ハッチは補給物資などの搬入作業には便利でしたが榴弾、徹甲弾などの
直撃で簡単に破壊されてしまうことが判明し、車体底面にエスケープハッチを設置して
廃止することになりました。現地では安全のため溶接されました。
(後期になるとハッチは完全に廃止されピストルポートだけになります。)
回転式マウント(内装防盾)のため回転面にダメージを受けると
砲塔の照準ができなくなる可能性があった。
(この現象は、小口径弾でも発生した)
外装式防盾が試作されたが実線には使用されなかったようです。
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ガザラの戦い
グラント戦車は...
これまでのイギリス巡航戦車とまったく違い遠距離戦でも強力な火力を誇り
(ほとんどのドイツ戦車(前面装甲30mm〜50mm)は遠距離でも簡単に撃破できた。)
装甲も強固でなかなかやられなかった...
(ドイツの37mm砲50mmL42砲ではグラント戦車の正面装甲を至近距離でしか撃ち抜けない)
ドイツ戦車は、少数の火力強化された戦車(対T34用)でしか対抗できなかった。
(三号戦車(長砲身)「マーク3スペシャル」は前面装甲70mmで500m以内に接近しないと)
(グラントの主砲では撃ち抜けず(初戦は、AP弾しか無かった))
(500m〜800mの射撃戦の一番重要な場面で、グラント戦車は不利になった。)
(しかも、限定旋回の主砲を持つグラント戦車で接近戦をやるのは危険だった。)
(300m以下、危険領域...)
しかし、ロンメルの戦法の基本は、戦車には対戦車砲で立ち向かい...
戦車の役目は、敵戦車部隊を小突いておびき寄せ、対戦車砲陣地に突っ込ませて
討ち取ることだったため...
初戦のドイツ戦車が攻勢に出て来た、戦車戦の場合はグラント戦車有利でしたが。
後半の防御に回ったロンメルにイギリス戦車が攻撃をかける場面になると...
88mm、76.2mmなど大口径の対戦車砲によって簡単に撃破されてしまったようです。
(グラント戦車対3号スペシャルの戦いというシチエーションは、)
(ロンメルが通常戦法では無く、無理をしたため発生した)
グラント戦車は活躍しましたが、用兵のまずさから敗退し...
英軍は、トブルク陥落から、エルアラメインまで長い撤退をすることになります。
主砲については、
貫通力を増やすために砲身を伸ばし、ドイツの硬化装甲に対抗するため
被帽付き徹甲弾(APCBC)を使って対抗することになります...
--------------------37mm戦車砲M6 L/56(L53.5)----------------------
重量(砲身+閉鎖機) 86kg 砲身長A、B、 1981mm(L53.54) 2096mm(L56.65)
過装薬3.516kg/cm^2 A.砲身長 B.砲身+薬室
後座長 152〜203mm 反動力 kg
薬莢、サイズ、容積、 218*52φ、364cc
砲架 M22 M23 M44
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名前 「徹甲・・」 (記号) 初速m/s 弾頭重量kg(全重量kg)、炸薬g(発射薬g)
M51B2 被帽徹甲弾(曳火)(APC-T) 884m/s 0.871kg(kg)、0g(220g)
弾丸全長 364mm
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--------------------75mm戦車砲M2 L/31(L28.5)----------------------
重量(砲身+閉鎖機) 355kg 砲身長A、B、 2134mm(L28.45) 2331mm(L31.08)
、 24条(右1回転1842mm)A.砲身長 B.砲身+薬室
後座長 mm 反動力 kg
薬莢、サイズ、容積、 349*86φ、1443cc
砲架 M1
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M61 被帽徹甲弾(曳火)(APCBC-T) 1930f/s(588.264m/s) 6.79kg(9.036kg)、0g(907g)
、 弾丸全長 668mm 最大射程km
M72 徹甲弾(曳火)(AP-T) 1850f/s(563.88m/s) 6.32kg(8.5kg)、0g(g)
、 弾丸全長 668mm 最大射程km
M48 榴弾(HE)1470f/s(448.056m/s) 6.67kg(8.9kg)、660g(522g)
、 最大射程km
(注、米戦車砲データー資料が古いためまだ暫定値在り...)
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貫通力
射程 25 100 250 500 750 1000 1250 1500
AP? 84 80 78 72 66 60 55 50 <---旧版、90度
、 914 1370
APC 67 60 <---水平から60度VS硬化装甲
AP 53 41(46/?) <---水平から60度VS硬化装甲
スペックから見ても投入当初のM3戦車は、貫通能力の乏しいAPしか装備していなかった
ため、ドイツ戦車相手に苦戦しました。
(捕獲した75mmAPCBC砲弾まで加工して使用したそうです...)
アウトレンジ可能な1000ヤード近辺の貫通力がAPC装備で大きくなったのが
かなり効果を上げました...
ドイツ戦車が主要に使っていた硬化装甲用の貫通データーです。
、 914 1370
APC 67 _60 <---水平から60度VS硬化装甲
AP 53 _41(46/?) <---水平から60度VS硬化装甲
(注、APCで均質装甲を撃つとかなり数値が減ります、APCは、硬化装甲用です。)
ちょっと傾斜が変なので資料集め...
(判明、APの貫通数はL40の数値と混同されている「雑誌の間違い」)
APC=567m/s(マ78/5)
T7=563.88m/s、開発時の数値ならたぶんAP(P86/9)
薬莢が同じで口径が伸びただけなら数値が少し低いように感じる
最近は下の588m/sを両方に使っている?
USSR,HP(60°) 500m 1000m 1500m 2000m
AP 6.79 589m/s 60 55 51 46 <---APC?
HE 6.67 448m/s
ヤードとメートルの数値が同じ?この場合は大抵ヤード優先...
GUN 457 914 1371 1828
AP M72 6.32kg 588m/s 30° 60 53 46 38
APCBC M61 6.79 588m/s 30° 60 55 51 46
USSRのAPと同じUSSRのAPはM61APCのこと
距離はヤードのこちらが正解...
--World War II---------------500m---------1000m---1500m---
AP 1,860 30° 60 53 46
APC M61 14.96 1,926 20° 2.6"(60.04) 2.3"(58.42) <---均質?
APC M61 14.96 1,926 20° 3.1"(78.74) 2.7"(68.58) <---硬化?
APC 30° 65(60?) 55 49
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1860ft/s=566.928m/s 1926ft/s=587.0448m/s
ヤードとメートルの数値が同じ?こちらもヤードの間違い...
(P86/9)
ドイツ戦車が主要に使っていた硬化装甲用の貫通データーです。
、 914 1370
M61APC(60) 67 60 <---水平から60度VS硬化装甲
M72 AP(60) 53 46 <---水平から60度VS硬化装甲
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雑誌の37mmの方も貫通数値が変なので46の方が正解?
すると普通のと同じ??
(判明、APの貫通数はL40の数値と混同されている「雑誌の間違い」)
こちらをメインにして...
、 457 914 1371 1828
AP M72 6.32kg 588m/s 30° 60 53 46 38
APCBC M61 6.79 588m/s 30° 60 55 51 46
ヤードとメートルの違いは遠距離になるほどズレが大きい「43 86 129 172m」
補正すると...
射程 500 1000 1500 2000m
AP M72 60° 59 52 44 35 VS硬化装甲
APC M61 60° 60 54 50 44
このままだとAPCの数値が硬化、均質どちらか判らないので...
20度データ-を解析して、
--World War II---------------500m---------1000m------メートルは変?
APC M61 14.96 1,926 20° 2.6"(66.04) 2.3"(58.42) <---均質?
APC M61 14.96 1,926 20° 3.1"(78.74) 2.7"(68.58) <---硬化?
(インチをミリへ...しかし、0.1インチだと四捨五入時のズレが)
(1.27mmあるので注意)
米軍の数値は、垂直から20°が混じっていて、垂直から30度と混同されることがある
20度と30度の差は、0度と20度の差よりも大きい。
計算すると...
_____________500m____________1000m______ <---ヤード?
、 (1/0.7)~(1/1) (1/0.7)~(1/1)
、0度 72.18 ~ 70.28 63.85 ~ 62.17
20度 66.04 58.42
30度 58.77 ~ 60.86 51.99 ~ 53.84
、0度 86.06 ~ 83.79 74.95 ~ 72.98
20度 78.74 68.58
30度 70.07 ~ 72.56 61.03 ~ 63.20
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30度の数値を比べると...
低い方は、良く見かける数値に近い、高い方の数値は、あまり出てこない。
しかし、低い方が、対均質で高い方が対硬化装甲に対する数値だと判る。
一番良く見かけるAPC M61の数値は、均質装甲に対する数値...
_500m 70.07 ~ 72.56mm
1000m 61.03 ~ 63.20mm
(四捨五入時のインチ誤差が、1.27mm有り)
シャーマンの75mmL40と弾は同じなので比べると判り易い...
L40__ _500 1000 1500 2000ヤード
APC均質 _66_ _60_ _55_ _50_
APC硬化 _74_ (67) (61) _54_
AP_均質 _76_ _63_ _51_ _43_
AP_硬化
L31__ _500 1000 1500 2000ヤード
APC均質 _60_ _55_ _51_ _46_
APC硬化 (70) (63) (56) (49)
AP_均質
AP_硬化 _60_ _53_ _46_ _38_
計算するとこのぐらいか?
APC L31硬化 (70) (63) (56) (49)
APC L31硬化 (69) (62) (55) (48)
垂直換算してメートルに直すと
(X=1/0.7、ヤード=.=>メートル変換)
, 500 750 1000 1250 1500 1750 2000
AP 72.46 67.55 63.86 58.95 54.04 47.9 42.98<--対硬化
APC 84.74 79.83 74.92 70 65.09 60.18 56.49<--対硬化
三号戦車「長砲身」(マーク3スペシャル)の50mm+20mmの装甲を撃ち抜くには
70以上の数値が必要、ちゃんとAPは500m以内、APCは、1250mまでと出てます。
どうやらこれで正解のようです。
装甲板の材質を考えないで並べるとL40よりL31が大きく見えて変になるため
雑誌などでは、必要な硬化装甲(ドイツ戦車の主装甲)に対する数値が沈んでしまった?
(L40の方も対硬化用の貫通数が使われていない場合が多いようです)
野外で行なわれるアクチュアルゲームの補助用として制作されているため...
CE機やミニノートでも使える、画面サイズは640×480、フレーム無し
になっています。
戦車戦...
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