「M4A3E2ジャンボウ」

ジャンボウM4A3E2 溶接車体後期型(43°)、砲塔新設計専用、垂直スプリング

機動力及び装甲厚
全長 20ft 7in(6.7238m)  車体長 20ft 7in(6.7238m) 全幅 9ft 7.6in(2.93624m)
全高 9ft 8.3in(2.95402m)
戦闘重量84000lbs(38.101804t)(42米t)  車体重量77500lbs(35.153450t)(38.75米t)
超濠能力  7ft 6in(2.286m) 超堤能力  2ft(0.6096m) 渡渉水深  3ft (0.9144m)
登坂能力  60%  tan( 60%)=30.9637度 回転半径  36ft 11.7in(11.26998m)
接地圧  0.8677kg/cm2 0.9565kg/cm2米t
乗員  5名
最大速度路上 瞬間 約25.35mil/h(約40.79km/h) 持続22mil/h(35.40482km/h)
路外  持続?11mil/h(17.70241km/h)   (不整地瞬間最大速度mil)
防御タイプ、中戦車、砲威力、中(3)、速度26.4cm(13.2cm)
武装
75mmL40(37.5)砲M3、俯迎角−10〜+25°発射速度 20発/分
旋回速度 15秒/360°旋回方式 油圧/手動   砲架M34
12.7mm機関銃×1、7.62mm機関銃×2、 1928A1SMG×1、M3発煙弾発射機×1、手榴弾×12
弾薬数 90発、12.7mmMG_300発、7.62mmMG_4750発 SMG_600発、M3発煙弾12発
7.5cm砲(垂直装甲板に対する貫通力)penetration table javaScript
射程   25  100  250  500  750  1000 1250 1500  2000  2500   3000m
AP      (***)(***)(***)  91   82   74   66   59   (46)             <==圧延RHA
APC       99   98   95   90   85   80   76   72    64    56     49 <==硬化AFH
APC       88   87   84   80   77   73   69   66    59    53     47 <==圧延RHA
M61(APC) 6.79kg 2030ft/s(619m/s) 1000m 86mm_M72(AP) 6.32kg 619?m/s
M48(HE) 14.6lbs(6.6kg) 604m/s<-(97)

装甲(mm)可変javaScript
,           前面                 側面          後面
砲塔	  152.4(78)mm          152.4(84)mm   152.4(88)mm
車体上部分 101.6(43)mm           76.2(90)mm    38.1(68)mm
車体下部分 139.7(90)~114.3(43)mm 38.1(90)mm    38.1(80)mm
砲塔防盾  177.8(90)mm
上面 砲塔25.4(0)mm 車体19.05(7)~(0)mm  底面 前25.4 後19.05mm

注、米国の装甲はインチ単位です、
7in=177.8mm  6in=152.4mm  5.5in=139.7mm  4.5in=114.3mm  4in=101.6mm
3in=76.2mm  1.5in=38.1mm  1in=25.4mm 0.75in=19.05mm 0.5in=12.7mm
詳細データー
最低地上高 1ft 5in(43.18cm)   トレッド 6ft 11in(2.1082m)
接地長  12ft 3in(373.38cm) キャタピラ幅 23.15in(58.801cm)

最大航続距離 路上 100mil(160.931)km 未整地 km

機関 フォードGAA、水冷60°V8気筒
4サイクルガソリン(18025cc)
排気量  13929cc
ボア×ストローク φ137.16mm×152.4mm(5.4in×6in)
圧縮比  7.5:1
出力     450HP(ネット負荷時)500hp(グロス無負荷時)
回転数   2600rpm(ネット負荷時)2600rpm(グロス無負荷時)
最大トルク 131.34mkg/2200rpm
変速器   前進5、後進1
操向装置  二重差動式スリーピース型コントロール・ディファレンシャル
出力重量比(米t) ネット11.81hp/t(10.71)、グロス13.12hp/t(11.90)
馬力荷重 ネット84.67kg/HP(93.33)、グロス76.20kg/HP(84)
燃料容量(Ford GAA)、168ガロン(635.88リットル)(80オクタン/ガソリン)
燃費1.2923gal/milガロン/マイル(米ガロン)
燃費、戦車式 3.02943リットル/Km  自動車式 0.3290km/リットル
潤滑油  ???

運行時間 h

 製造会社   
生産期間 生産台数
M4A3E2(75mm砲)、1944年5月~44年7月、254輌

生産工場別
グランド・ブランク戦車工廠(ゼネラル・モータース運営)
M4A3E2(75mm砲)、1944年5月~44年7月、254輌


米軍は何故か重戦車の開発をやめてしまいました。
しかし、チェニジアで「ティ− ゲル」を捕獲すると、どうしても重戦車(重装甲)が
必要なことに気づきました。開発する時間はなく簡単に制作するためM4A3に
装甲板を溶接して作り上げたのがこのジャンボウです。
車体前面と側面に1.5インチ(38.1mm)、前面下部のギヤカバー部分も最大厚5.5インチ (139.7mm)の物に変更されています。 砲塔は76.2mm砲塔の周囲を6インチ(152.4mm)にした新型で (鋳造砲塔は簡単に装甲の厚さを変更できる。) 防盾は、76.2mm砲用の防盾に装甲を追加して作られました。7インチ(177.8mm) 重量軽減のためキャタピラ延長型エンドコネクター(通称あひるのくちばし) を標準装備して接地圧を下げています。 (エンドコネクターは、588mmと940mmの2タイプ有り) ジャンボウは、前線で好評だったため、HVSSの広キャタピラで76mm砲タイプとか 90mm戦車砲を載せるなどの案がありましたが... M26パーシングの生産開始で中止になりました。 制作数は僅かですが、部隊の先頭を走り敵弾を跳ね返す役を受け持ちました。 現地で同じよう鉄板を溶接して改造された車両も多数存在し シャーマンの重装甲化の参考にされたようです。 フォードGAAエンジン(A3)は、かなりパワーが有ったため これだけ装甲を乗せても機動力(路上)は大して変わらなかったようです。 (パワーの小さいR975(M4、A1)と同じぐらいになります。) 最終減速比は、2.84:1==>3.36:1になっています。約84.52% 持続最高速度が、M4A3は、41.83km/h、M4A3E2は、35.4km/hなので84.62% だから、瞬間最高速度も 48.27km/hの84.5%=40.79km/hと大体でます... 1944年3月限定制式化254輌調達を兵器生産委員会が認めた 1944年5月生産開始
1944年3月、強襲突破用戦車の開発を決定(M26パーシングの開発後れのため) 緊急措置のため、シャーマンを改造して制作、 (時間節約から、簡単に装甲板を増設するだけに) M4A3をベースに新型のT23砲塔を使用 車体に38mmの装甲板溶接、砲塔は、鋳造製152.4mm装甲、 防盾に90mm装甲板溶接... 主砲は、扱いやすい75mm砲を選択、 (歩兵支援用だったため、炸薬の少ない76.2mm砲は嫌われた) (実戦に投入すると...) (対戦車用は威力不足のため現地で76.2mmに変換車両も在った) 重量、6.5tも増加したためギヤ変更とキャタピラを 「アヒルのクチバシ付き」の広い 物に変更1944年5月、生産開始、 7月始めには254両生産7月25日コブラ作戦で実戦投入、 ドイツ軍の一般的対戦車砲75mm、88mmでは、貫通不能な装甲が好評で さらに追加生産しようとの声が在りましたが M26の生産が始まって立ち消えになりました。 (アクチュアルゲ− ムをやるときにいつも盾代わりに使う大事な戦車です。) (パンタ−や88mm砲に撃たれても大丈夫、カタログデ−タ−ではやられそうですが) (ドイツ軍は資源不足からタングステン弾は極端に少ない。) (米英軍の戦車部隊には秘密があってイギリスの低速な歩兵戦車以外には重装甲を) (持つ戦車は無いのです。(DDAY当時)よってキャタピラを貼り、レンガや土嚢) (を積み重ねたり、鉄板を溶接したりしてて装甲強化するはめになります。) (訂正、鉄板というのはずいぶん有効な手段でした。) (倒した敵のものや予備部品まで使って装甲強化した車両を) (先頭車両用に使っています。) (63.5+38.1=>101.6mm(43°)=>148.97~175.53mm(90°)、75mmPAKや88mm高射砲などには) (耐えられるようになっていました。4in=101.6mm)

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