37mmPak35/36 & ラ式37粍対戦車砲

ラ式37mm対戦車砲
口径  37mmL45 上下角 -8°〜+25°
砲全長1665mm 左右角 60°
旋条 16条右回り 戦闘重量 432kg
薬室 水平スライディング閉鎖式、撃発タイプ

名前 「徹甲・・」 (記号) 初速m/s 弾頭重量kg(全重量kg)、炸薬g(発射薬g)
Pzgr   徹甲榴弾(曳火)(AP-HE-T) 745m/s 0.685kg(1.32kg)、13g(189g)
、      弾丸長 99mm(337mm) 薬莢 248*51φ
PzGr40 剛性核徹甲弾(曳火)(APCR-T) 1020m/s 0.368kg(0.98kg)、(0g)、(150g)
(41~)  弾丸長 90mm(304mm) 薬莢 248*51φ 硬心57*15.7φmm
Sp18  榴弾(曳火)(HE-T)618g(1.287kg)、25g(164g)弾丸長 137mm(343mm) 薬莢 248*51φ

penetration table javaScript
射程距離   25 100 250  500  750  1000  1250  1500
APHET 90度 54  48  45   39   33   28    23
APCR       85  79  70   51   32   12
APHET 60度 __  34  __   29   26   22    __    19
APCR 60度  __  64  __   34

少し大きめな数値データーも有り...
APHET 90度 59  54  51   45   38   33   28

20000門近く生産された初期ドイツ軍の主力対戦車砲...
ソ連や中国、エチオピアなどにも輸出され、各国でライセンス生産や
類似品(コピー)が多数作られている。
1940年マチルダに敵わず主力対戦車砲の地位から転落...
1941年、T34、KV1に遭遇して無用の長物となる...

後に砲口にセットする有羽榴弾を使うことで復活(180mmの貫通力)

中国戦線で捕獲されたドイツ製37mm対戦車砲は、ラ式対戦車砲と呼ばれて
技研の試験結果、貫通能力不足で不良と診断された国産37mm対戦車砲の変わりに
南方戦線で日本の主力対戦車砲として活躍した...

この砲一門が故障すると大慌てで修理工場に担ぎ込まれると言う貴重品だった...

捕獲品にソ連製のL50の砲身の長いタイプも混じっていた...
「長短を有するも砲身前方のみ異なり、薬室には変化無し」と書かれているので
ソ連製?もしくはソ連で砲身のみソ連製に交換された転売品と思われる。
砲身全長1m85cm

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