三号突撃砲戦車(短砲身)A〜E型(写真はO型)

Sturmgeschutz III Ausf A-E / Sd.Kfz. 142
Gepanzerter Selbstfahrlafette fur Sturmgeschutz 7.5cm Kanone Ausf A-E

全長A=5.38m、B~E=5.4m、全幅A=2.92m、B~E=2.95m、全高1.95m、B~E=1.96m、 
戦闘重量  A=19.6t、B~D=22.0、E=22.2 回転半径  信地、緩旋回半径 5.92m
超堤能力 0.6m 超濠能力 A=2.3m、B~E=2.59m 渡渉水深 A=1.0m、B~E=0.8m
登坂能力 30度 接地圧 A=0.92kg/cm^2、B~D=0.96kg/cm^2、E=0.97kg/cm^2
乗員  4名  最大速度路上  A=30km/h、B~=40km/h 路外 19.2km/h
防御タイプ、軽戦車、砲威力、中(2)、速度30cm(14.4cm)
武装 75mmL24戦車砲、俯仰+20、-10、俯仰旋回手動、E~=7.92mmMG34、762m/s、毎分900発
弾薬数 75mm(A~D=44、E=50発)徹甲弾%、煙幕弾%、榴弾30発 7.92mmMG34、発
75mmL23.5戦車砲の貫通力  
射程距離   25 100  250  500  750  1000  1250  1500  2000m
APCBC 0度 69  66   63   57   51   45    39    33
APCBC 30度 __  41   __   39   __   35    __    33    30
PzGr被帽徹甲弾(APCBC-HE)、初速375m/s、6.80kg(85g)
HIGr.38/A対戦車榴弾(HEAT)、初速450m/s、4.4kg(570g)、70mm(0°)
Sprgr.34榴弾(HE)、5.74kg(850g)、420m/s

装甲mm(装甲傾斜角度)可変javaScript
E型         前面       側面       後面
戦闘室    50(80)mm   30(90)mm   30(60)mm
(傾斜部   30(14)mm)
車体上部  50(40)mm              30(60)mm
車体下部  50(69)mm   30(90)mm   30(80)mm
防盾      50(75)mm
上面  17mm   底面  16mm
クロム・モリブデン均質防弾装甲板、溶接箱型構造
(Oシリーズの戦闘室は軟鉄製、車体装甲は3号B型使用のため14.5mm)
(上面 5~10mm   底面 5mm)
A~Dまで、戦闘室側面傾斜増加装甲、9(72)[52]mm9(62)[90]mm
+装甲ボックス、30(90)[55]mm、30(90)[90]mm、30(90)[180]mm
E~F8、装甲ボックス、30(90)[55]mm、30(90)[90]mm、30(90)[180]mm
前面傾斜部の上?図面計測?
A~B、右_照準孔+跳弾用波型、左 30(35)mm、C~D、50?(70)mm、E~F8、50?(75)mm、

最低地上高 0.385m 接地長  0=3.20m、A~E=2.860m
キャタピラ幅  A=36cm、B~=40cm
最大航続距離
路上          A=160km、B~E=165km
未整地        A=100km、B~E=95km

機関 マイバッハ12気筒液冷ガソリン機関
O=HL-108TR、A=HL-120TR、B~=HL-120TRM

出力/回転数 300Hp/2600rpm
変速器   前進6段、後進1段
馬力荷重 kg/HP
燃料容量 0=300、A~=320リットル
潤滑油  リットル
燃費   km/リットル
運行時間 h
燃費   km/リットル
運行時間 h

Oシリーズ、軟鉄で作られた試作車(90216〜90100)
製造会社 車体=ダイムラーベンツ社、主砲=クルップ社
生産期間   〜1937年6月?
生産台数   5両
(三号B型の車体、懸架装置は、四号戦車のような板ばね、転輪8個)

A型、(Sdkfz.142 90001〜90030)先行量産型
製造会社 車体=ダイムラーベンツ社、(V号F型)
生産期間  1940年1月 〜1940年6月
生産台数   30両

B型、(Sdkfz.142 90101〜90500)大量生産車
製造会社 車体=アルケット社、
生産期間  1940年6月 〜1941年5月、使用3号車体はG型、41年2月〜F型
生産台数   250両(従来説320両)

C型、(Sdkfz.142 90501〜90600)
製造会社 車体=アルケット社、
生産期間  1941年3月 〜1941年5月、使用3号車体はH型
生産台数   100両(従来説50両)

D型、(Sdkfz.142 90601〜90750)
製造会社 車体=アルケット社、
生産期間  1941年3月 〜1941年5月?
生産台数   150両
(C型と形状の違いが不明...判別は難しい)

E型、(Sdkfz.142 90751〜91035)短砲身最終生産型
製造会社 車体=アルケット社、
生産期間  1941年5月 〜1942年3月
生産台数   284両

第1時大戦の戦訓から強固な陣地や防御線を突破するには
歩兵部隊に密接に火力支援できる砲兵が必要とされ...
当初は、歩兵連隊に砲兵中隊(7.5cmx6、10.5cmx2)を付ける予定でしたが
機動力不足と直接射撃で敵の火点(機関銃陣地など)を攻撃させるには
むき出しの砲兵は防御力不足で心配でした...

そこで、支援用の装甲された自走砲を作る案が出され...
(歩兵部隊、砲兵部隊の双方から同じような要望がでていました)

ドイツでも各兵課間の新兵器の取り合いがあり...
歩兵部隊の強い要求にもかかわらず他の部門の反対も強く計画は一時
頓挫しそうになりましたが...
実戦の状況に詳しい、マンシュタイン将軍の強行な進言によってようやく
開発が決定されました...

1936年6月15日、指令449/36Kdosによると主砲は75mm砲以上、
射程6000m、装甲貫通力は、500mで2cm(60度)の装甲を貫通可能なこと。
車体高さは人間の平均身長以内、砲塔は不要で射界は左右30度
(従来の歩兵砲に変わる突破戦用の車両)

まず、試作車両が三号戦車B型から5両作られ
三号戦車F型の車体を利用して生産開始

1940年2月の配備開始、フランス戦が初陣
ニュース映画に出てくるのは先行生産型のA型(30両生産)

B型、車体のV号G型(後期)と同じキャタピラ40cm幅
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歩兵支援用は、実戦で、75mm榴弾では威力不足と言われたため...
もっと強力な、105mm榴弾砲を搭載したタイプも作られました...


バルバロッサ作戦(独ソ戦)では、KV1、T34が出て来ると...
主砲の性能不足で苦戦しました...

ティーガー1のエース...
ヴィットマンも最初はこの三号突撃砲短砲身に乗っていました(^^)...
さすが、戦車エースだけあって、KV1?、18台を相手にたった1両で
6両を撃破して追い返すと言う離れ業を演じたりしてます...
(この時の戦闘方法は側面に回りこんで200m以内から側面攻撃する)
(という戦法と待ち伏せで砲塔リング(正面)の弱点を100以内で射撃)
(どれも有利な位置に機動して至近距離から必殺の一撃を見舞うという難しい)
(方法でした)
(車体はトーションバーアームの三号戦車なので機動力は四号戦車と違って、)
(けっこう有る...)

(ソ連の新鋭戦車?を倒す方法は、このくらいしかありませんでした...)

注、「MGコミック、ビットマン戦記」を見ると敵戦車はT26になってました...
小説の「ティーガーの騎士」カール・コラッツは、イタリア戦線にファイアフライが
出て来る戦争小説みたいに誇張されていたようです...


--------------------7.5cmKwK-38 L/24---------------------- 重量 285kg 砲身長A、B、 1568mm(L20.9) 1766.5mm(L23.5) ライフル長 1308mm 後座長 430mm 反動力 430kg 薬莢、サイズ、容積、NO、 243*92、1000cc、#6354 発射薬、APCBC-HE350g、HE347g 弾丸重量、(炸薬) ---------------------------------------------------------- PzGr 被帽徹甲弾(APCBC-HE)、初速375m/s、6.80kg (85g) HIGr.38/A 対戦車榴弾(HEAT)、 初速450m/s、4.4kg (570g)、70mm(0°) Sprgr.34 榴弾 (HE)、 初速450m/s、5.74kg(850g) ---------------------------------------------------------- 75mmL23.5戦車砲の貫通力 射程距離 25 100 250 500 750 1000 1250 1500 2000m APCBC 69 66 63 57 51 45 33 30deg 41 39 35 33 30 <--(0.80)(1.034) , 60deg [1/0.3] (0)(0.099) 90deg (50.35) (47.9) (42.98) (40.53)(36.84) 90deg 55 49 <--専門書P 90deg 54 49 <--GA (1/0.7)=81.4%, [1/0.43] [1/0.43](71.6%) (単位はミリ、垂直の装甲鋼鈑に対する貫通力) 初速375mだと放物線は 2000m=5.3秒垂直に147/2m、13,6倍誤差は、4%以内?1.6mm 7.5秒空気抵抗は?? 8%以内?3.2mm

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