四号戦車F2〜J

四号戦車H型

四号戦車F2型(G型初期型?)

機動力及び装甲厚
乗員  5名
全長   5.62m
全幅   2.84m
全高   2.68m
超濠能力 2.2m 超堤能力 0.6m 渡渉水深 1.2m
登坂能力 30° 接地圧0.84kg/cm^2 最小旋回半径 m
最低地上高 0.4m
接地長  3.52m
キャタピラ幅  40cm
接地圧   0.77kg/cm^2
戦闘重量  23.6t
機関  マイバッハHL−120TR12気筒液冷ガソリン機関(11867cc)
出力、常用/最大    265/300HP
回転数、常用/最大 2600/3000rpm
変速器   前進6段、後進1段
馬力荷重 kg/HP
燃料容量 437リットル
潤滑油  リットル

最大速度路上 40km/h
燃費   km/リットル
運行時間 h

武装        75mmL43戦車砲、俯仰+20、-8、俯仰手動、旋回は電動手動両用
、            7.92mmMG34×2、初速762m/s、発射速度毎分900発
弾薬数     75mm(87発)徹甲弾%、煙幕弾%、HE弾%
7.92mmMG34、3000発
75mmL43戦車砲の貫通力
射程距離  25  100 250  500  750  1000  1250  1500  2000  2500m
APCBC  0度134 130 124  116  108  100    93    87    76    66  
APCR   0度   (155)    (133)     (107)        (85)
APCBC 30度     98       91        82          72    63
APCR  30度    126      108        87          69
PzGr39(APCBC-HE-T)740m/s、6.80kg (16g)  PzGr40(APCR-T)920m/s 4.1kg(0g)(1942~)
HIGr.38/A(HEAT-T)575m/s、4.4kg(570g)、70mm(0°)  Sprgr.34(HE)540m/s、5.74kg(850g)
最大射程8100m

装甲(mm)クロム・モリブデン均質防弾装甲板、溶接箱型構造
、         前面        側面      後面      上面    床面
車体上面 50(10度)   30(0度) 20(12度)    12(85〜-90度)
車体下面 50(12度)   30(0度) 20(9度)                   10(90度)
砲塔	  50(11度)   30(26度)   30(16度) 10(83〜-90度)
防盾      50(0〜-30度)

製造会社 クルップ社   
生産期間   1942年3月〜1942年7月
生産台数   1307両、(175両)

1941年の春には各機甲師団に20両程度の強力な突撃火力と装甲防御力
を備えた突撃突破車両が必要ということになり四号戦車を強化して開発する
ことになっていました...
しかし、開発が終わって装備が始まるのは1942年の春の予定でした...

バルバロッサ作戦初期の相手BT戦車やT26軽戦車などはドイツ軍の敵では
ありませんでしたが、強敵T34が集中使用されるようになると
ドイツ軍の戦車では対抗できなくなり...

1941年11月18日兵器局は四号戦車に強力な戦車砲を装備するように
命令しました...

F1、F2の違っている部分は砲関係だけです。
弾薬庫の改造とスペース確保のためのシート類の改造などです...

Gとの違いはシングルバッフルマズルブレーキ、

(最近ではF1型をG初期型とする見方が優勢...)
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長砲身を付けた四号戦車は、イギリス軍から「マークWスペシャル」と呼ばれ恐れられました。

エルアラメインで...
「...わが、「グラント」戦車中隊の、ほとんど全部の戦車が炎上するまで、ものの2、3分とは
かからなかったようだった。ドイツ軍の新型75ミリ砲は、わが軍に大被害をあたえた」...
不利な状況にありながら、火力を強化した少数の四号戦車が、その数と比べて著しく
不つりあいな損害をイギリス軍に与えた。イギリス軍がこの危機から逃れられたのは
数の上で優勢だったこと、有利な地形に陣取っていたこと、そして、指揮が適切であった
ことによるものだった。」
「米英戦車部隊」ケネス・マルクセイP151

後方から火力支援する戦車から計画通りの突撃突破車両として部隊の先頭にたって戦える
戦車に変化したと解ります...

高い命中精度、強力な貫通力、そして、火力支援用に使っていた高性能炸薬弾も
至近弾でも走行装置やエンジンその他の重要な部分に被害を与え炎上させることができました...

この時のグラント戦車の布陣は、射撃戦に不利な大きな車体を戦車壕を使って隠し
出撃せず陣地で防戦に勤めよと命令されていました...


GかH型あたりへはさむ予定...
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初期のロシア戦車兵の技量が低い間は38tや2号戦車の車体を利用した
自走砲で間に合いましたが技量が上がってくると75mm砲クラスのオープン
トップ車両では対抗できなくなり(75mm砲クラスでは有効射程距離が短く)
(接近する前に簡単に榴弾でやられてしまう...)
75mm砲クラスでも装甲された三号突撃砲や4号戦車は貴重な戦力でした...
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四号戦車G型

機動力及び装甲厚
乗員  5名
全長  6.62m(砲身長を含む)
全幅   2.88m
全高   2.68m
最低地上高  m
接地長  3.52m
キャタピラ幅  40cm
接地圧   0.77kg/cm^2
戦闘重量  23.5t
機関  マイバッハHL−120TR12気筒液冷ガソリン機関
出力     300HP
回転数 rpm
変速器   前進6段、後進1段
馬力荷重 kg/HP
燃料容量 437リットル
潤滑油  リットル

最大速度路上 40km/h
航続距離     210km

燃費   km/リットル
運行時間 h

武装        75mmL43戦車砲、俯仰+20、-8、俯仰手動、旋回は電動手動両用
、            7.92mmMG34×2、初速762m/s、発射速度毎分900発
弾薬数     75mm(87発)徹甲弾%、煙幕弾%、HE弾%
7.92mmMG34、3000発

75mmL43戦車砲の貫通力
射程距離  25  100 250  500  750  1000  1250  1500  2000  2500m
APCBC  0度134 130 124  116  108  100    93    87    76    66  
APCR   0度   (155)    (133)     (107)        (85)
APCBC 30度     98       91        82          72    63
APCR  30度    126      108        87          69
PzGr39(APCBC-HE-T)740m/s、6.80kg (16g)  PzGr40(APCR-T)920m/s 4.1kg(0g)(1942~)
HIGr.38/A(HEAT-T)575m/s、4.4kg(570g)、70mm(0°)  Sprgr.34(HE)540m/s、5.74kg(850g)
最大射程8100m

装甲(mm)クロム・モリブデン均質防弾装甲板、溶接箱型構造
、         前面        側面      後面      上面    床面
車体上面 50(10度)   30(0度) 20(12度)    12(85〜-90度)
車体下面 50(12度)   30(0度) 20(9度)                   10(90度)
砲塔	  50(11度)   30(26度)   30(16度) 15(83〜-90度)
防盾      50(0〜-30度)
1942年4月から車体前面に30mm装甲板をボルト止め
5月8%、6月16%、11月50%、43年から100%
砲塔上面装甲、G型から15mmに...

 製造会社 クルップ社、フォマーク社、ニーベルンゲンヴェルク社、   
生産期間   1942年3月〜1943年6月
生産台数
クルップ社、              907両
フォマーク社、            436両
ニーベルンゲンヴェルク社、587両



変更点は...
旋回警告装置の廃止
砲塔旋回時に砲が車体幅を越えた場合に警報を出す。
長砲身で装備しても無意味になった。

主砲のマズルブレーキ、シングルバッフルからダブルバッフルへ変更
新装備
ロシア戦線用ラジエターポンプ、
動いている戦車の高温ラジエター用水をこれから始動しようとしている
戦車の機関へ移送するためのポンプ...
冬季寒冷地での機関始動が無理無くできた。
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H型(9/BW)
1943年3月19日第一号完成
速度38km/h

75mm砲L48...
射程距離 25 100 250  500  750  1000  1250  1500  2000  2500m
Pzgr39  137 130 126  118  110   104   97    91    79    68
Pzgr40 (180)176 167  148  137   119  110    95
PzGr39(APCBC-HE-T)790m/s、6.80kg (16g)  PzGr40(APCR-T)990m/s 4.1kg(0g)(1942~)
HIGr.38/A(HEAT-T)575m/s、4.4kg(570g)、70mm(0°)  Sprgr.34(HE)590m/s、5.74kg(850g)

装甲(mm)クロム・モリブデン均質防弾装甲板、溶接箱型構造
、         前面        側面      後面      上面    床面
車体上面 80(10度)   30(0度) 30(15度)    12(85〜-90度)
車体下面 80(14度)   30(0度) 20(11度)                   10(90度)
砲塔	  50(11度)   30(26度)   30(16度) 16〜25(83〜-90度)
防盾      50(0〜-30度)
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対空戦闘用...
車長用キューポラにMG34機銃装備が標準化した
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1943年1月車体前面装甲を「タイガー1と同じ100mmにせよ」と命令が
出されるが長砲身、重前面装甲では車両前方に重量が偏りすぎて不整地機動力
が著しく悪くなるため断念85mm?に...(昔の書籍)
最近の物はみんな80mm?
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砲塔(5mm)と車体側面(8mm)に補助装甲板(シェルツェン)装備
最初は、ソ連の対戦車ライフルや軽野砲対策
成形炸薬弾にも有効なのは後から判明した...

1943年6月から
前面装甲が80mm厚に変更された(初期2ヶ月は50mm+30mm)
ツィメリットコーティング開始

1944年から東部戦線用、Ostkette(東方用履帯)550mm幅装備...
(接地圧は低下したが操縦性能悪化、左右の互換性も無い)

J型ほとんど同じ
速度38km/h
航続距離320km
〜1945年4月、3161両

装甲板、1944年7月
表面硬化装甲板が使われなくなった...
車体上面装甲を16mmに強化


連合軍の爆撃と突撃砲、駆逐戦車などに車体が転用されたため
生産数は低下しています。

電動式砲塔旋回装置の廃止
航続距離を伸ばすためにこの部分に200リットル燃料タンクを確保
携行量は676リットル、航続距離は300kmになりました。
1944年7月(91501)から...
8月、シール不良のため一時装備停止
再開は9月(91949)から...

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4号戦車の装備数の変遷は...(長砲身のみ)
1942年夏季攻勢、ロシア戦線      =170両.F2.G
クルスクの戦い                      =841両.+H
ノルマンディー上陸作戦直前のフランス=748両
バルジの戦いに参加数                =259両.+J

ドイツ戦車総生産数、23500両中9000両が四号戦車でした。
38%大体4割近く...


--------------------7.5cmKwK-40 L/43---------------------- 重量 472kg 砲身長A、B、 2976mm(L39.68) 3216mm(L42.88) ライフル長 2467mm 6〜9° 後座長 mm 反動力 kg 薬莢、サイズ、容積、NO、 495.1*101.5、3170cc、#6339 発射薬、APCBC-HE2.43kg、APCR2.18kg、HE755g 砲弾全長APCBC-HE748mm、APCR710mm HE784mm 弾丸重量、(炸薬) ---------------------------------------------------------- PzGr39 被帽徹甲弾(曳火)(APCBC-HE-T)740m/s、6.80kg (16g) PzGr40 剛性核徹甲弾(曳火)(APCR-T) 920m/s 4.1kg (0g) (1942~) HIGr.38/A 対戦車榴弾(HEAT-T)、 初速575?m/s、4.4kg (570g)、70mm(0°) Sprgr.34 榴弾 (HE)、 初速550m/s、5.74kg(850g) ---------------------------------------------------------- 射程距離 25 100 250 500 750 1000 1250 1500 2000 2500m APCBC 90度134 130 124 116 108 100 93 87 76 66<-(0.838)(0.851) APCBC 60度 98 91 82 72 63 90deg(1/0.7)(120.36) (111.76) (100.71) (88.42)(77.37) ( 1 / x ) [1/0.5] [1/0.59] [1/0.71] [1/0.76][1/0.76] (0.7=81.4%) (75%) (78.4%) (81.7%) (82.8%) (82.8%) APCR 60度 126 108 87 69 <--(0.881)(1.076) 90deg(1/0.7)(154.74) (132.64) (106.85) (84.74) APCBC曳光被帽徹甲弾、初速740~750m/s、6.80kg、最大射程8100m 75mmL43~L48、Pzgr.40、APCR(タングステン弾心)、資源欠乏から1942年には生産中止に 追い込まれ終戦時に米英の調査団の探索でも一発の本砲弾を発見することができなかった... 図面も発見できず幻の砲弾だった。

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