九二式重装甲車



機動力及び装甲厚
乗員  3名
全長   4.45m
全幅   1.8m
全高   1.83m
最低地上高  0.38m
接地長  3.35m
キャタピラ幅  19cm
接地圧   0.275kg/cm2
全備重量  3.5t    自重3.2t(3.25t gp)
機関  アメリカ製フランクリン空冷6気筒ガソリン
出力     45HP
回転数 1600rpm
変速器   前進、後進
馬力荷重 kg/HP
燃料容量 リットル
潤滑油  

最大速度路上 40km/h
路外                km
最大航続距離
路上         200km
未整地     
登坂能力  2/3 gp
超濠能力  1.7m
超堤能力  0.45m
渡渉水深  0.8m
回転半径  m
燃費   km/リットル
運行時間 h

武装        93式13mm重機関銃×1(車体右前方)
            91式 6.5mm車載機銃×1(旋回砲塔)
少数13mm機関砲の変わりに37mm砲装備車両あり
弾薬数     mm(発)
mm機銃用、発
 装甲(mm)
最大6mm、

 製造会社
生産期間   1932年〜  年
生産台数   167両

解説 騎兵の機械化のために作られた 「火力と装甲は多少犠牲にしても軽くて速い装甲車が適する」 という意見の基に開発されました。 本当は研究用の試作品でしたが満州事変が始まったため 急遽採用されました。 値段は89式中戦車の1/3で安く装備できたそうです。 しかし、使ってみると、あまりにも武装が貧弱で、 軽くて地形の踏破性に欠け耐久性も乏しく欠陥だらけでした。 溶接構造を始めて全面的に採用しています。 93式13mm重機関銃は重量40kgで歩兵用には 重過ぎあまったのでとりあえず装備されました。 (後期型は対空用に使えるように砲塔上に対空射撃用托架を付けた) 「戦車」という名称は歩兵の独占?なので、後発の騎兵は装甲車 と言う名称を使いました。(熾烈な縄張り争い?) ...戦車の方から文句を言うんです。「戦車」という名は付けてもらっちゃ 困るとね。戦車は歩兵のものである。騎兵に持って行かれては困るから、 騎兵はあくまで装甲車だと、それで「重装甲車」という名前を付けて、 それでようやく騎兵に渡ったんです...   談話「戦車とともに60年」原未乙生中将...より 米軍資料だと装甲0.87インチ(22mm)重量7.8tの ヘビー級になってますが多分日本側の資料で正解でしょう...
資料、 日本の戦車 日本陸軍便覧 PANZER.1982.12
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