Ｍ４シャーマン戦車

機動力及び装甲厚
全長 19ft 4in(5.892m)  車体長 19ft 4in(5.892m)  全幅 8ft 7in(2.6162m)
全高 9ft  (2.743m)
戦闘重量 66900lbs(30.345366t)(33.48米t)  車体重量62800lbs(28.485635t)(31.4米t)
超濠能力  7ft 6in(2.286m) 超堤能力  2ft(0.6096m) 渡渉水深  3ft 4in(1.016m)
登坂能力  60%  tan(60%)=30.9637度 回転半径  31ft(9.4488m)
接地圧  0.9661kg/cm2  1.0659kg/cm2米t
乗員  ５名
最大速度路上　瞬間23mil/h(38.62344km/h) 持続21mil/h(33.79551km/h)
路外  持続？12mil/h(19.31172km/h)   (A3不整地瞬間最大速度20mil)
防御タイプ、中戦車、砲威力、中(3)、速度25.2cm(14.4cm)
武装 Ｍ３_７５ｍｍ砲L40(37.5)､俯迎角−10〜+25°発射速度 20発／分
旋回速度　１５秒／360°旋回方式　油圧／手動   砲架M34A1
12.7mm機関銃×１、7.62mm機関銃×2､ 1928A1SMG×１、M3発煙弾発射機×１、手榴弾×12
弾薬数_97発、12.7mmMG_300発、7.62mmMG_4750発、SMG_600発、M3発煙弾12発
7.5cm砲（垂直装甲板に対する貫通力）penetration table javaScript.S---.L---.
射程　　　25  100  250  500  750  1000 1250 1500  2000  2500   3000m
AP      (***)(***)(***)  91   82   74   66   59   (46)             <==圧延RHA
APC       99   98   95   90   85   80   76   72    64    56     49 <==硬化AFH
APC       88   87   84   80   77   73   69   66    59    53     47 <==圧延RHA
M61(APCBC-HE) 6.79kg 2030ft/s(619m/s) 1000m 86mm_M72(AP) 6.32kg 619?m/s
M48(HE) 14.6lbs(6.6kg) 604m/s<-(97)

装甲(mm)可変javaScript
、           前面       　   側面           後面
砲塔＿＿＿ 76.2(60)mm      50.8(85)~(90)mm 50.8(90)mm
車体上部分 50.8(34)mm      38.1(90)mm      38.1(80)mm　
車体下部分 50.8(34)~(90)mm 38.1(90)mm      38.1(90)mm　
砲塔防盾（固定）88.9(90)mm（可動狭幅）50.8(90)mm
上面 砲塔25.4(0)mm 車体19.05(7)~(0)mm  底面 前25.4　後19.05mm

注、米国の装甲はインチ単位です、
3.5in=88.9mm 3in=76.2mm 2in=50.8mm 1.5in=38.1mm 1in=25.4mm 0.75in=19.05mm 0.5in=12.7mm

詳細データー
最低地上高 1ft 5in(43.18cm)   トレッド 6ft 11in(2.1082m)
接地長  12ft 3in(3.7338m) キャタピラ幅 16.56in=42.0624cm

最大航続距離 路上 120mil(193.1172)km 未整地 km

機関　　コンチネンタルR９７５C1
.　　　　空冷９気筒星型４サイクルガソリン
排気量　　15944cc
ボア×ストローク　φ127mm×139.7mm(5in×5.5in)
圧縮比　　5.7：1
出力　    350HP（ネット_負荷）410hp（グロス_無負荷）
回転数　  2400rpm（ネット_負荷）2900rpm（グロス_無負荷）
最大トルク  129.95/1700mkg/rpm
変速器   前進５、後進１
操向装置  二重差動式スリーピース型コントロール・ディファレンシャル

出力重量比(米t)　ネット11.53hp/t(10.45)、グロス13.51hp/t(12.25)

燃料容量(Ｒ９７５)、175ガロン(662.375リットル) （８０オクタン／ガソリン）
燃費1.458ガロン／マイル(米ガロン)
燃費、戦車式 3.4299リットル／Km  自動車式 0.29155Km/リットル
潤滑油　

運行時間　h

 製造会社   
生産期間 生産台数
Ｍ４(75mm砲) １９４２年７月~、 ６７４８輌
Ｍ４(105mm砲)１９４４年２月~、１６４１輌
レンドリース、英国2096、その他53

生産工場別Ｍ４(75mm砲)
ブルマン・スタンダード・マニファクチャリング社_４３年５月~８月、６８９輌
ボールドウィン・ロコモティーフ社_４３年１月~１２月、 １２３３輌
アメリカン・ロコモティーフ社_４３年１月~１１月、 ２１５０輌
プレスド・スティール・カー社_４２年７月~４３年７月、 １０００輌
デトロイト戦車工廠_４３年８月~１２月、 １６７６輌
（注、上の４社はいずれも鉄道会社。デトロイト戦車工廠は、クライスラー社運営）

生産工場別Ｍ４(105mm砲)
デトロイト戦車工廠_１９４４年２月~、１６４１輌

Ｍ４july1942．6748and(105)1631
コンチネンタルＲ９７５空冷ガソリンエンジン、75mm砲型、105mm砲型
溶接車体、後期型は全部が鋳造後部が溶接のハイブリット車体が作られた。

Ｍ４シャーマンのプロトタイプＴ６は鋳造製の車体でしたが、
月産２０００輌の計画を満たすためには、多数の工場で並列生産しなければできず．．．
大型一体鋳造施設無しで作れる、溶接車体が考え出されました。
全鋳造構造の上部車体は「Ｍ４Ａ１」圧延装甲鋼板の溶接組み立ては、「Ｍ４」と名づけられました。

Ｍ４は、あちこちに出っ張りが多く．．．
全鋳造構造のＭ４Ａ１に比べて防御力が劣ったので、後期型には、で車体前面部分
だけ丸い鋳造構造のＭ４Ａ１の上部車体を溶接してハイブリット型が作られました。

エンジン
アメリカ陸軍は、ガソリンエンジン車に統一されたため、Ｍ４は、Ｍ４Ａ１、Ｍ４Ａ３と
同様に陸軍で主に使われました。
（当初、航続距離の長くなるディーゼル車両で編成する予定でしたが）
（補給部門から燃料が二系統になるのは問題が多いと言われて断念しました）
（数千台も作られたディーゼル車は、主に英国とソ連に回されました。）

（ガソリンエンジンの発火問題は、米国以外の工作能力の劣る国のエンジンの場合に
発生する問題でこの場合選定に関係ありませんでした）

１、ガソリンも軽油も着火点が多少違うたけで着弾して燃料系に被害が及ぶと
どちらも発火炎上してしまう。（軽油は５０度を超えると揮発（蒸発）が始まる）

２、当時のエンジンは、燃料系の工作技術が未熟で．．．
微量に漏れ出した燃料が揮発して、「ガソリン蒸気ガス」となってエンジンルーム
に溜まり簡単に発火した。（始動時に引火炎上する事故が多かった）
（軽油は揮発しにくいのでこの事故を防げたため歓迎された。）
（エンジンを酷使すると過熱で揮発温度を越えてしまうため）
（この利点も消えて炎上しやすくなった。）

ドイツ戦車の炎上の原因もこの工作技術の未熟さから燃料漏れが多発するため

シャーマン戦車が燃えやすいと言われたのは、砲弾を規定以上に積み込んだ
積み過ぎで弾丸の誘爆が主原因でした．．．
（多数の砲弾を積み込みたがる原因は．．．）
（発射速度が速いため消費量が多い、怪しい場所にはとりあえず撃ち込め的な戦法）
後、砲塔旋回用の油圧系統の作動油の発火（不燃性のものに交換）、
ガソリンが原因の炎上は少なかった．．．

湿式弾薬庫に改良した新型車体に変わると炎上率は１０％〜１５％に減少した
（乾式弾薬庫は、６０％〜８０％の炎上率）

（湿式弾薬庫、箱や蓋部分を二重にし中に水を詰めてある、被弾して壊れると）
（必然的に水が弾薬にかかり砲弾の延焼を防ぐ。）
（車両記号は、「Ｗ」を追加、）

もう一つは、駆逐戦車部隊の新兵教育で、給油口に葉巻を投げつけて
新兵が、驚いて逃げ出すのを笑うというのがあって（Ｍ１０などはディーゼル）
こういったゴシップからガソリンエンジンは燃え易いという迷信が米戦車兵に
広まっていった．．．
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戦後は、活動領域の設定がヨーロッパの給油体制の整った場所を想定し、
遠隔地でも補給体制を整えてから戦うのが米軍の基本なため．．．
（航続距離はそんなに問題にならなかった。）
ガソリンエンジンが主に使われた。

ディーゼルは、核戦争が想定されるような場面で後方の補給機構が破壊され
補給切れを心配しなければならなくなってやっと採用された。

最近は．．．湾岸戦争を見ても通常戦想定なので、航続距離や燃費は、気にせず
に性能重視で作られているため、ガスダービンになっています。
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コンチネンタルＲ９７５Ｃ１＝３５０馬力、改良型Ｃ４＝４００馬力
エンジンＡ３のフォードＧＡＡに比べると低速回転時のトルクが不足していた。

このエンジンに対する不評は、再製エンジンを使わされた戦車兵から発生していて．．．
再製エンジンは磨耗が早くオイル漏れやガソリン漏れを起し易かった。

（米国製エンジン間の評価で、ドイツやソ連製とアメリカのエンジンには雲泥の差があります）
（注、米国製のどのエンジンもヨーロッパ-へ持ち込めば優良エンジンと評価されます。）
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航空エンジンの流用は手軽に高出力のエンジンを調達する方法でした．．．

１９３０年ごろに開発されたＭ１戦車を作ったロック・アイランド工廠がライバルの
クリスティー戦車に負けない、小さくて軽戦車の車体に入る高出力エンジンとして
採用したのが、コンチネンタルＷ６７０航空星型エンジンでした。
それ以来星型航空エンジンを使うのが米国戦車の主流になったため．．．
戦車の全長は短くなりますが、背丈は高くなってしまいました。
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機動力及び装甲厚
全長 20ft 4in(6.1976m)  車体長 20ft 4in(6.1976m)  全幅 8ft 9in(2.667m)
全高 9ft 7(2/3)in(2.74379m)
戦闘重量 69400lbs(31.479348t)(34.7米t)  車体重量62800lbs(28.485635t)(31.4米t)
超濠能力  7ft 6in(2.286m) 超堤能力  2ft(0.6096m) 渡渉水深  3ft 4in(1.016m)
登坂能力  60%  tan(60%)=30.9637度 回転半径  31ft(9.4488m)
接地圧  1.0022kg/cm2  1.1047kg/cm2米t
乗員  ５名
最大速度路上　瞬間23mil/h(38.62344km/h) 持続21mil/h(33.79551km/h)
路外  持続？12mil/h(19.31172km/h)   (A3不整地瞬間最大速度20mil)
防御タイプ、中戦車、砲威力、重(2)、速度25.2cm(14.4cm)
武装
１０５ｍｍL40(22.5)砲Ｍ４､砲架Ｍ５２ 俯迎角-10°〜+35°発射速度 ８発／分
旋回速度 15秒/360° 24°/秒速   旋回方式　油圧／手動
12.7mm機関銃*１、7.62mm機関銃*2､ M3SMG×１、M3発煙弾発射機×１、手榴弾×12
弾薬数 66発、12.7mmMG_600発、7.62mmMG_4000発、SMG_900発、M3発煙弾12発
10.5cm砲
M1榴弾(HE)14.9kg_472m/s 最大射程12205yd (11160m)※
M67対戦車榴弾13.3kg_381m/s　最大射程8590yd(7855m)
対均質鋼板、4in(101.6mm) 角度0°? 30°?
WP M60発煙弾15.6kg 432m/s 最大射程11.1km

※43.7度時、戦車の車体を傾ける必要あり、（最大仰角は35度）

装甲(mm)可変javaScript
,           前面       　        側面        後面
砲塔＿＿＿ 76.2(60)mm            50.8(85)mm  50.8(90)mm
車体上部分 50.8(43)mm            38.1(90)mm  38.1(80)mm　
車体下部分 50.8(43)~107.95(90)mm 38.1(90)mm  38.1(80)mm　
砲塔防盾（可動広幅） 91.4(90)mm
上面 砲塔25.4(0)mm 車体19.05(7)~(0)mm  底面 前25.4　後19.05mm

注、米国の装甲はインチ単位です、
4.25in=107.95mm 3.6in=91.44mm 3in=76.2mm 2.5in=63.5mm 2in=50.8mm
1.5in=38.1mm 1in=25.4mm 0.75in=19.05mm 0.5in=12.7mm

詳細データー
最低地上高 1ft 5in(43.18cm)   トレッド 6ft 11in(2.1082m)
接地長  12ft 3in(3.7338m) キャタピラ幅 16.56in=42.0624cm

最大航続距離 路上 100mil(160.931)km 未整地 km

機関　　コンチネンタルR９７５C1 空冷９気筒星型４サイクルガソリン
排気量　　15944cc  ボア×ストローク　φ127mm×139.7mm(5in×5.5in)
圧縮比　　5.7：1
最大トルク 129.95 mkg/1700 rpm
出力　    400HP（ネット_負荷）hp（グロス_無負荷）
回転数　  2400rpm（ネット_負荷）rpm（グロス_無負荷）
変速器   前進５、後進１
操向装置  二重差動式スリーピース型コントロール・ディファレンシャル
出力重量比(米t)　ネット12.71hp/t(11.53)、グロスhp/t()
燃料容量(Ｒ９７５)、175ガロン(662.375リットル) （８０オクタン／ガソリン）
燃費1.75ガロン／マイル(米ガロン)
燃費、戦車式 4.1159リットル／Km  自動車式 0.2430Km/リットル
潤滑油　　？？？
運行時間　h

生産期間 生産台数
生産工場別Ｍ４(105mm砲)
デトロイト戦車工廠_１９４４年２月~、１６４１輌

1943年８月、デトロイト工しょうで試作製造
1944年２月、制式化

近接支援火器として採用された．．．


射程　　　25  100  250  500  750  1000 1250 1500  2000  2500   3000m
AP      (110)(107)(101)  91   82   74   66   59   (46)             <==圧延RHA
APC       99   98   95   90   85   80   76   72    64    56     49 <==硬化AFH
APC       88   87   84   80   77   73   69   66    59    53     47 <==圧延RHA
簡易版、傾斜数値をx=1/0.7で垂直値に変換したたけ．．．
（注、数値が保証できるのは500yd〜2000ydまで外は傾斜を延長しただけ）

シャーマンの７５ｍｍＬ４０ 垂直から30度から傾いた装甲板に対する貫通力
L40＿＿	_500	1000	1500	2000ヤード
APC均質	_66_	_60_	_55_	_50_
APC硬化	_74_	(67)	(61)	_54_
AP_均質	_76_	_63_	_51_	_43_
AP_硬化

USSR 表示はメートルだが数値はヤードと同じ
75mmM3L40(37.5)      500 1000 1500 2000m
AP 6.79kg 619m/s 60° 66  60   55   50 <==水平から30度傾斜
HE 6.67kg 464m/s

GUN
75mm/L40(37.5)              500 1000 1500 2000yd
AP    M72 6.32kg 619m/s 60° 76   63   51   43 
APCBC M61 6.79kg 619m/s 60° 66   60   55   50 
まったく同一．．．

ＷＷＩＩ
M61(APCBC) 14.96kg 2024f/s(616.915m/s)
､      500m  均質                    硬化
、      (1/0.7)~(1/1)            (1/0.7)~(1/1)
0° 3.17(80.52)~3.09(78.49)---3.72(94.49)~3.62(91.95)
20°     2.9"(73.66mm)     ---      3.4"(86.36mm)
30°2.58(65.53)-2.68(68.07)---3.03(76.96)-3.14(79.76)

､        1000m  均質                    硬化
、       (1/0.7)~(1/1)             (1/0.7)~(1/1)
0°  2.84(72.14)~2.77(70.36)---3.39(86.11)~3.3(83.82)
20°        2.6"(66.04mm)   ---      3.1"(78.74mm)
30° 2.31(58.67)~2.4(60.96) --- 2.76(70.1)~2.86(72.64)
リーと同じく傾斜ボーナスを計算．．．
低い方は、対均質装甲と同じ、高い方は、
APC硬化	500yd=->74mm     1000yd==>67mm
500yd==>76.96mm~79.76mm  1000yd==>70.1mm~72.64mm
少しこちらの数値の方が大きい．．．

APC均質	_66_	_60_	_55_	_50_
APC硬化	_74_	(67)	(61)	_54_

M61          68        60     
M61 30°     70        59      55   40, 50 
数値のブレが多きすぎる．．．弾種の違うデーターが混じってる？


AP_均質	_76_	_63_	_51_	_43_
AP_硬化

M72(AP)  2,300f/s==>701.119m/s
30°    76,70     63      51

M89 Smoke 6.61kg 860f/s
､                      500?        
APCBC 30°   (81.43)   75.3    68.5     62  48,55    40 
APCBC M61  0°100       93      82      77 
かなり表がずれてる？

105mm砲L25(22.5)M4、砲架M52
HEAT M67 13.25kg 381m/s 30° 4in(101.6mm)〜〜