カルル・フォン・クラウゼヴィッツ


戦争論UP済み原稿(離れてると判らなくなり埋没するのでここに集積)
NO1ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今、クラウゼヴィッツ、戦争と政治の部分をまとめています。
まだ途中なのですが...


戦争論の一般的な標語は、過激なものが多いが? それは、実際には哲学的な解析用の部分で...
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現実の戦争解析は純粋な概念通りの戦争と異なり、自己矛盾を含む中途半端なものになる。 現実の戦争は戦争そのものの法則に従うのではなく或る全体の一部分、すなわち政治の一部と見なされる。 政治は、戦争の本領、すなわち何ものをも征服せねば止まらぬ苛烈な性質を骨抜きにして、戦争を単なる道具に変える。

本来の戦争は刀を渾身の力をこめて打ち込み二度と振り直しの効かないものだが政治は、これをフェンシングの試合のように変えてしまう。
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これは、クラウゼヴィッツによる当時のヨーロッパの政治状態の分析です。 しかもこれは政治の否定では無く政治による軍事のコントロールは必要なことで あり、軍人は優秀な政治家になれないという例まで上げて解説しています...
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フランスはベリル兄弟およびショアゼル公が軍政を引いていた時代ほど、軍事的 政治的紛争の解決が稚拙だった時代はかつて無かった。 しかも、三人は軍人としては優秀だった。
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岩波、戦争論(下)P324〜5
(岩波版の方が出来が良かった。)
(一冊型の短縮バージョンは、ヨーロッパの戦場を上げてクラウゼヴィッツが)
(解説している部分を切ってあるので説明不足になり論旨が薄れる。)
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戦争における重大な事件やかかる事件の計画は、純軍事的な判定に任せるがよいという主張は、政治と戦争を分けてしまい、戦争を意味も無ければ目的もないおかしな物にしてしまう。これは、許し難い考えであり、有害な考えである。 戦争の要領は、軍事当局では無くて政治当局によってのみ決定されねばならない。

戦争は政治交渉の一部であり、従ってまたそれだけで独立に存在するものではない。

政治交渉は、戦争によって断絶するのでもなければ、またまったく別のものに転化するものでもない。

戦争の開始とともに政治交渉は終わりまったく別の状態が現れると考えるのは誤りである。

政治交渉に用いる手段がいかなるものであっても依然としてその本質を保持し、軍事的事件の流れは、戦争から講和に至るまで不断に続く。政治交渉の要綱にほかならない。

自軍の兵力、敵の兵力、両国の同盟者、両国民と政府の性質は? いずれも政治的関係と密接に絡み合いそこから切り離せない


ラスト...
最後にくり返して言っておこう。戦争は政治の道具である。
戦争は、必然的に政治の性格を帯びざるを得ず、
戦争は常に政治の尺度で測られねばならない。
戦争の遂行は根本において政治それ自身といえるが
政治法則や政治の考え(コントロール)が戦争によって止まるわけでは無い。


戦争計画、第6章 B「戦争は政治の道具である」より


流血の損害と勝利に拠って得る利益とを比較して...
不利益の方が多くなれば戦いは不活発になりやがて止まってしまう。

もともと防御は、攻撃よりもいっそう強力な戦争形式である。 そして、こうした長所があるからこそ防御は、多かれ少なかれ 強力な反撃を行う場合にも用いられるのである。
P336

簡単な要約
2001.10.30...


NO2ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今、「クラウゼヴィッツ研究論文選」戦争論の発生史的研究を見ています。
(本を整理したおかげで「戦争論」関係の本が始めて全部並びました。)

ゲルハルト・リッター教授の論文がおすすめです...

クラウゼヴィッツが政治という言葉を二通りの意味に使用していることに 注目して、そこから新しいアプローチをしています。

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訳者の注解部分P205
ゲルハルト・リッター
戦争の概念は完全に論理的な一貫性をもって第一編第一章の中に展開され ている。そしてこの第一遍第一章こそクラウゼヴィッツがその死の少し前 に、「完成されたものと見なし得る唯一の部分」と呼んだものである。

その中に展開されている絶対的戦争(打撃戦争)と限定された目的をもつ 戦争の区別は、彼にとって第一遍から第六編までの合計六編の仕上げの 途中で明確になってきたように見えるが、それを彼は基本的に重要なもの と考えていた。
彼は第八編草案(外見上未完成である)の中で非常に立ち入った形でその 問題に引き返して、この第八編の中にある程度の補修を加えている。 そしてこの補修が我々のテーマにとって特に重要である。原文についての 私の分析はまず第一遍の叙述に基づき、次になお補足的に第八編を引照する。 戦争計画を論ずる第八編はその他にもこの著書全体の基本的思想を非常に 堂々と印象深い仕方で総括しているので、人はこの第八編を最も重要な、 その断片的形態にもかかわらず最も成熟した編と呼び得るほどである。

P70(この解説部分が良さそうです。)
クラウゼヴィッツは、自分でその著作「戦争論」の第一遍第一章を 唯一の「完成した」章と呼んだ。

彼がこの中で、物理的な暴力行為としての戦争の性質から仮借することの ない相手の打倒または武装解除せんとする両者の極度に至るまでの 戦争努力の中で、力の極度の膨張に、力の極度の利用に、 戦争行動の絶え間ない継続に至らざるを得ないことを推論する。

しかし、彼は直ぐさま、この極度の法則がほとんど目に見えないような 論理の小理屈の糸によってもたらされた概念の遊戯に過ぎないこと、 そして、「現実の世界では」何の意味ももたないことを説いている。

これとともにクラウゼヴィッツは政治的目的をば、時によってさまざまに 異なる所与の状況と結びいて力の膨張の量を規定するところの要因として 考察の中に導入する。

その結果としての現実の戦争は、絶対的戦争という象徴的概念の 要求するものとは異なるものとして現れるのである。


P76(重要部分)
攻撃と防御、戦闘と機動は単に戦争遂行の手段にすぎないので あって、それのさまざまの蓄積された緊張は、戦争の本質の中に その共通の根底を有するにちがいないのである。そしてここで クラウゼヴィッツはさらに続けて言う、 「敵の戦闘力の撃滅がすべての他の手段にもましてもつところの 優越した価値は、この撃滅という手段の犠牲と危険に対立する。 そしてこれを避けるためにのみ他の方策が取られるのである」
(第一遍二章)
従って敵の戦闘力の打倒目的に並んで第二の目的が現れる。 少なくとも自己の戦闘力を維持するという条件の中で可及的に高い 目的がこれである。従って人が戦略の双極性を言うとき、その2つ の極は敵の戦闘力の撃滅と自己の戦闘力の維持であって、この 緊張関係が戦闘と機動、攻撃と防御等などのすべての他の戦争の 緊張を包摂するのである。この定式化には、結局戦争の事実上の 区別を生ぜしめるものは、本来は政治ではぬて、むしろ諸国民の 国家生活の中に根底をおくところの国家組織及び軍隊制度という 要素であることが考慮されているのである。このほかに格時点の 政治的目的も役割を果たすが、しかしそれは全く別の平面において 作用すのである。

これとともに、誤解によって曇らされていた戦略戦争の戦場が明るい 証明の中に現れてくる。フリードリッヒ大王の戦争では、ナポレオン やモルトケの戦争におけるよりも、はるかに大きな重要性が自己の 軍隊の力の維持におかれていた。18世紀の戦争の道具は、その 構成、補充、兵たん補給その他の点で非常に精巧なもので、いつの 場合でも戦闘に付きものの危険は特別に都合のよい状況の下で しか冒し得ないほどであった。しばしば人は高価で代替の困難な 軍隊を賭けに投ずるよりも、見込みの無い戦闘を回避する方を選ぶ か、あるいはーーやむ得ない場合はーー戦闘によって損失を被った 後でいずれ結ばねばならない講和ならばそれをこの際結んでしまう といった方策を選んだ。18世紀においてかくも強く支配した自己の 軍隊の力の維持への配慮は、個々の戦術の末端に至るまで注意 を注ぐという結果になった、全兵站補給制度もここに起因するの である。

注、二番目に一番良い文章を載せてしまった。これ以上の解析は日本では書かれていない。 日本人によって書かれたものは皆無。

論文の作者紹介
ハンス・デルブリュック(1848−1929) Hans Delbruck
ベルリン大学歴史学教授、軍事史家、軍事評論家
20世紀初頭〜第一次世界大戦前後のドイツの代表的な軍事学(軍事史、軍事問題)の権威

(注、二つの戦略部分の拡張で誤り有り、収録されている反論は、御用学者の論文に似ている。)

オットー・ヒュンツェ(1861−1914) Otto Hintze
ワイマール共和国時代のドイツ正統派歴史学者
ベルリン大学でローマゲルマン諸民族国制史、行政史、社会経済史を比較史的に研究

邦訳は、「封建制の本質と拡大」が有名


ヘルベルト・ロジンスキー(1903−1962)Herbert Rosinski


エーベルハルト・ケッセル(1907−)Eberhard Kessel
マインツ大学教授、
専門は、「中世初期、ルネッサンス、宗教改革、、18〜19世紀、現代史」の政治史、軍事史、思想史、

クラウゼヴィッツの作品は、哲学的表現で理論を証明していく過程(が書かれているため) を論じているため。表現や文章の流れには幅が有り、引用の形で個々の部分を引き抜いて 論じるのは大変危険である。

ロートフェルス
現存する作品の解析よりも発生的考察から入ったほうが難解な内容が理解し易くなる。

クラウゼヴィッツの戦争理論には論理的思考以外にシャルンフォルスト(師匠だった)の 現実主義、歴史主義、的な面が大きい。
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八編の戦争計画周辺はこのように戦争論の研究にとって重要な部分なのですが

国内の翻訳物の中にはかなりいい加減なものもあるようです。
5〜6冊並べて比べてみようと思ってます。
2000.11.1...
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(追加)ちょっと並べてみると...

戦争論、英文
A. The Effect the Political Aim on the Military
B. War is an instrument of Policy
Once again: war is an instrument of policy.
It must necessarily bear the character of policy and measure by its standards.
The conduct of war,in its great outlines, is therefore policy itself, which takes
up the sword in place of
the pen,but does not on that account cease to think according to its own laws.

instrument=>器具、計器、楽器、手段、手先
necessarily=>必ず、必然的に、やむを得ず
一文章ごとに単語を引くと判り易い

「戦争論」清水多吉 現代思想社 P442 1966・9・30
A.軍事目標に対する政治的目的の影響 B.戦争は政治の一手段である。
それ故、ここで、戦争は政治の手段であるということを繰り返して言っておきたい。 戦争の遂行はその大筋において政治そのものである。政治は、その際ペンの変わりに剣を用いるが、 だからと言って、戦争の遂行はその大筋において政治そのものである。政治はその際ペンの変わり に剣を用いるが、それだからと言って、政治はそれ独自の法則に従って考えを止めはしないのである。

「戦争論」淡徳三郎 徳間書店 P396 1965・1・30
A.政治的目的が軍事的目標に及ぼす影響 B.戦争は政治の一手段である。 最後にくりかえしていう。戦争は政治の一手段である。それは必然的に政治の特徴を帯びなければ ならぬ。その規模は政治のそれに対応したものでなければならぬ。したがって戦争の遂行はその 根本において政治それ自身である。その場合、政治はペンの変わりに剣を用いるが、 それだからといって、政治自身の法則に従って考えることをやめるわけではないのである。

「戦争論」馬込健之助 岩波書店 P512 1954・8・5(一版 1933・2・10)
A.政治的目的が軍事的目標に及ぼす影響 B.戦争は政治の一手段である。 かくて吾々はもう一度繰返していふ、戦争は政治の一手段である、と。戦争は必然的に 政治の特徴を帯びねばならぬ、その規模は政治のそれに(封旧字)しなければならぬ、それ 故に戦争の(遂)行は根本に(おい)ては政治それ自(体)である。その場合政治はペンに 代へるに剣を以てするが、然しそれが為にその固有の法則に従って思考を中止するものでは ないのである。

「「戦争論」解説」大橋武夫、日本工業新聞社 P530 1982・5・25
A.政治的目的の軍事的目標に及ぼす影響 B.戦争は政治の一手段である。 繰返していおう。戦争(軍事)は政治の手段である。戦争は必然的に政治と同じ性格を 持つものであり、その規模は政治の尺度をもって決定されねばならない。したがって 戦争指導の大綱 (der Hauptumriss)は政治そのものである。ただ、政治は その際(戦争に際して)ペンのかわりに剣を用いるが、それだからといって、政治はその 独自の(本来の)法則に従って考えるのをやめることはない。

どうもこの強調は誤って読まれるようにやってるように見える...
(政治に戦争が従属するを同列に変えている)


A. The Effect the Political Aim on the Military
Effect =>結果、効果、効力、影響、感銘、趣旨
Aim =>ねらい、目標、目的、
Military =>軍隊の、陸軍の

B. War is an instrument of Policy
War =>戦争
Policy =>政治
instrument =>器具、計器、楽器、手段、手先

Once again: war is an instrument of policy.
Once again =>(一度、かつて、以前、いったん)(再び、また)

It must necessarily bear the character of policy and measure by its standards.

must =>〜ねばならない、〜に違いない
necessarily =>必要な、欠くべからざる、必然的な
bear =>〜に耐える、生む、
character =>人格、品性、特性、資格、
measure =>測る道具、測定、手段、条例、法案、
standards =>標準、規格、旗、軍旗

政治は、その際ペンの変わりに剣を用いるが、だからと言って、戦争の遂行はその大筋において政治そのものである。
政治はその際ペンの変わりに剣を用いるが、それだからと言って、政治はそれ独自の法則に従って考えを止めはしないのである。
The conduct of war,in its great outlines, is therefore policy itself, which takes up the sword in place of the pen,but does not on that account cease to think according to its own laws.
conduct =>経営、管理、指揮、案内、
great =>偉大な、大きな、非常な、重大な、
outlines =>
therefore =>それゆえに
itself =>それ自身
which =>どちらの、どの、
takes =>取る、受け取る(s)
sword =>剣
place =>場所、所定の場所、地位
pen =>ペン、文体、文筆、作家
but =>しかし、だが
does not =>しない、行なわない、果たさない、与えない
account =>計算、口座、説明、記事、評価、考慮、利益、取引先、
cease =>やめる、中止する、
think =>(〜と)考える
according =>従って
own =>自分自身の、独自の、独特な
laws =>法律、弁護士、法則、

全体的に哲学書系は分かり難い、戦場の例を省いて一冊にまとめてあるものも同様
大橋武夫はビジネス書の作者なのでかなりいい加減なでき...
岩波の上中下の三冊が一番良いようです。
2001.11.22...
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ナポレオンのモスクワ遠征を今パラパラと見ています...
「ロシアにおける1812年戦役と1813〜15年の解放戦争」クラウゼヴィッツ遺稿集第七巻

この話に出てくるロシアの将軍達がどれも無能で陣地の設置一つも満足にできない様子や軍事に無知な様を見てると(ロシアだけに限らずこの当時の将軍職全体について言えることですが)戦争論中の軍事的天才の項目は割り引いて見た方が良さそうです...

始めてこの部分を読んだ時も違和感があったのですが当時の状態を考えると...
無知な馬鹿者の中に少数の軍事の常識を知っている者がいるという未開状態

現在のように軍事学のノウハウがまとめられてしまうと天才とかいう項目も小説ネタぐらいにしかならないということのようです。
2001.11.13...

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クラウゼヴィッツの「ナポレオンのモスクワ遠征」について
ちょっと中途半端だったので追加。

たとえば、
パウル・カレルの「彼らは来た」を見るとノルマンディー上陸作戦のオマハ海岸で米軍が3000人の死傷者を出した原因について情報戦の失敗から守備軍が強化されたことに気づかなかったとしか書いてないのですが
(どうも部隊がどこに移動したしか書いて無い内容の無いものが最近増えてるようなので...)

本当の原因は(地形的要因が大きい)...
オマハ海岸の地形が海岸からすぐ丘になっていて、米軍上陸地点は丘に囲まれていてその上に陣取る守備軍から丸見えの標的になってしまう。

クラウゼヴィッツの「ナポレオンのモスクワ遠征」は、防御陣地を利用して強大なナポレオン軍に遅滞戦術をかけるのがメインの戦術だったため各要塞や防御都市の周囲の地形やそれがどのような影響を及ぼすか?などについて詳しく解説されている。
2001.11.18...

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一週間ぶりにメールボックスを開けると...
受信妨害用の大バイト付加ファイル付きのメールと脅迫メールも入ってる
多分これは、クラウゼヴィッツの戦争論をまじめにまとめようとしたせいだろう...

最近でも、戦争の相互作用と極大化という部分だけを使って作った書籍をかなり発行してるのでまじめな解析は嫌われてしまうらしい。
(これは、論文形式のかなり立派に見えるものなのですが私は前文を読んでコケました。)

最近の戦争物はどうもあまり良くない。
80年代の翻訳物が一番まともだったような...
90年代に入ってからの分厚い軍事物の本はどうもデーターはだけは集めてあるが解析はしてないとか、どうもこれだけ読むと解釈が歪むような感じです。
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不真面目な2通り戦略のまとめ?
(ものごとは単純な比喩によって現すのが解りやすい?)
(しょうもないものを読み過ぎたので愚痴ってると思ってください。)
(今日は駄文です...)

人間の本能の研究(猿の群の観察)から長々と議論してる。
戦争方法の2形態の論争を考察すると...

マウントと呼ばれる群の中の上下を決める方法とおまえは俺の下で家来だ...って順列を決める
(これは通常状態では弱く、美味しい食料とか)
(メスの取り合いの場面で強く出てくる。)

(限定戦略)
この豊かな土地は俺の物だおまえは北のやせた土地へ行けとか、ちょっと殴って、鉱山を盗っちゃおう。ってのがこれで
(いつまでも家来でいて国連表決には必ず賛成表を入れますってのも?)

前ちょっと書いたように
常に自分が群の中で何番目かどの猿ののみとりをしにいけば順番が上がるか?
こういう象徴的なことが現実より重大になって発展したのが人間の脳なため...
こういう原始的な本能はなかなか無くならない...

人間で、この現象を観察しようと思った場合利権や金のからむ部分、つまり
(希少価値の物を争奪するような場面を探せば)
(わりかし簡単に観察することができる。)

つまり、最後まで行かずに国の順番を決めると戦争が止まる。


人間と動物を比べて人間は戦争をするが動物は同じ種族同士で殺し合いをしないとか言って人間は罪深いとまとめる定型文があるがこれは間違っている。

猿の群を観察すると群同士では敵対する群のオスをみな殺しにしてメスと縄張りを奪う行為が観察されていて...

人間の戦争という殺し合いもこういった猿から続く本能によって発生してると解る...

セルビアの集団レイブによる民族浄化もナチのユダヤ人虐殺も古代から続く敵対民族を根絶やしにして土地を奪うのも
(これが絶対戦争?)
(でも猿もリスクを考えて弱い群しか襲わないから制限が付いてると言えるか?)

つまり知らないよその群は殺っちまって奪えだけど顔見知りで仲間になるとそこまで行かずに順番競争になる。
(3大宗教のおかげで無用な殺生はいかんってのと技術の発達のおかげで世界が狭くなり相手との理解が進んだ)
(ため古代に比べて絶滅戦争は減ってる。)
(まあしかし本能を使って儲けようとするやからが多いのでなかなか殺し合いが無くならないが...)
(注、)
(絶滅戦争と使い捨てにできる人員と兵器が大量にできて大災害が起こるのは違う。)

古代の戦いはゲリラ戦何も無く
逆らうとチンギスハーンのように一つの都市の住民を一人残らず虐殺してしまう...
(指令を受けた部下は律義にもペットの小鳥の首まで全部跳ねた)
2001.12.9...

追加
注、ニホンザルの最近の研究からボス猿ではなくα(アルファ)猿(第一位の猿)と呼ぶのがふさわしいと変わった。ニホンザルの自然状態が闘争頻度の低い自由な状態だからといって、動物の持つ闘争心、競争心(縄張り争いや順列争いなど)はハーレムを作る動物の雄の争いを見ても解るように生物の基本的な本能になっていて変わらない。

餌付けされた猿を見て人間に似ていると思うのは、自然状態と違い人間社会が知恵によって生み出された富に満ちているからで...猿が希少な餌を争って順列があらわになるような状態は人間社会によく似ている。
つまり、従来の猿の群れの研究はそのまま醜い人間社会?の分析に使える...
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ニュータイプでFSS(ファイブスターストーリー)の連載が再開されたと聞いたので見てみたのですが...

高価なモーターヘッドを100台ぐらい団子にして正面突撃させあうとは...
話は、面白そうですが?(中世の甲冑着た白兵戦闘みたいで)

戦略的に見るとなんて不毛な戦いだ!!

前に書いた
フリードリッヒ大王の時代とナポレオン時代の対比...

使用する兵力の価値から差が出た。 大王の時代は兵は貴重な資産だった
(いったん戦闘が起こればすさまじい死傷者を出して消耗してしまい、容易に補充できない)
(勝利よりも損害とリスクを恐れた)

フランス革命の結果
(悪くいえば)大量の使い捨てにしてかまわない兵が手に入った。

て話の大王時代の戦略がそのまま当てはまりそうです。

勝利しても兵力を失い国を守る力を無くしてしまう...
FSSの話が小競り合いばかりで大戦争がなかなか無い理由にもなりそうですが?
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冷戦の期の軍拡競争や代理戦争に巻き込まれず
ひたすら平和憲法を盾に経済発展だけを追求した日本の戦法に似てますね...
(平和憲法の利己的な利用法ってやつですが)
(つまり理念なんかじゃなくで実利的な面が多いと...儲かる平和主義??)
2002.1.8...
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ジェラルドカーチス教授の今年最初の話は...(中日1.6)
平和についてで、
通常、戦時には国家権力は人間の自由を束縛するものだが...
アメリカは自由や寛容という価値観(米国の利点である)を守りテロとの戦いは軍事的手段だけでは勝利できないことを自覚し、 軍事行動は目標を慎重に選ぶべきだ...
軍事力は慎重に使うべき...

という感じのものでした。

(同時テロ対応初期の米国の批判を許さない国内状態ってのは、戦争状態で通常どの国でも行われる管理状態で...)
(危機が終われば当然元の自由な状態に戻される)
2002.1.10...
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この社説は重要です。

社説「情報の裏を読む」(中日1.6)
衝撃映像について、
9・11世界貿易センター激突映像お天気カメラのとらえた偶然のシーン...
不審船銃撃映像、はじめから報道目的に計画的に撮影されたもの...
両者にはかなりの違いがある...

政府の決断には意図があったに違いなく
今度の通常国会では有事法制整備が課題となるため
思わぬ方向へ発展する可能性がある。

そこまで計算したうえでの映像公表だったかは、これからの政府と国会の動きで分かるはず...
情報暴走の懸念があり、国家の尊厳や主権という角度ばかりから議論すると国の進路を誤る...
国際社会における日本の位置なども視野にいれて慎重に考える必要がある。
情報リテラシー...見えない裏側まで読む力を高めることが必要

撮影器材を用意して、不審船、撃捕
(初めから天皇誕生日にあわせて事件を起こした可能性が高い?)
(不審船は麻薬運搬用の定期便の可能性が高く往復してることは良く知られていた)
(それで陛下が怒って天皇家の起源は韓国の高麗王家発言になった??)

(こういう結果になることは韓国軍に捕まった兵士が集団自決していることから予想できたはず)
(15人も死者を出したのはやりすぎ...)
(巡視船側ももっと死傷者が出ても不思議では無かった。)

東アジア地域の緊張は、昨年四月の米中軍用機接触事故を見て判るように...
緊張が高まっても、台湾にF16が売れ...
中国に高価なソ連製防空ミサイルが売れそう...
っていう軍事品、販売促進程度のものでしかなかった。
今回のはちょっとやりすぎ?
2002.1.10...

追加、不審船の実際
最近は70年代の危ないひとさらいと違って偽札とか麻薬とか日本国内の犯罪組織と仲良く金儲け?に変わっている。のちに脱北した情報将校の話を聞くと沈没船を引き上げても北朝鮮と判別できるようなものが発見されることは自分の時代ならありえない。(中国船や日本船に化けるなら持ち物や下着まで完全に揃えていた)現在では、もうかなり緩みきった密輸船と同じ程度になっていたと解る。

その程度のものを週刊誌やワイドショウで大騒ぎして炊きつけてしまったため、無知な人々に北朝鮮のオンボロ貨物船を見ても何か船底にスパイ装置や武器でもついていると考えてしまうようになってしまった。
(外貨稼ぎに使われる廃船寸前のぼろ舟時々座礁して日本近海に捨てられて迷惑をかける...)
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ちょっと追加
この辺りの考え方の基本は...

タカ派連帯理論
現代では敵を倒すことはできず
(戦争による利益より損害の方が多すぎ、とくに先進国同士では...)

敵の過大評価による自国内部での権力(発言力)拡大のほうが優先される。
(平和は軍備の減少、兵の失業と軍事工場の閉鎖を生む)

事件や敵軍隊の増強は自軍の兵力の維持増強に有利なため、現代では国を越えた暗黙の連帯がある。

軍産複合体制
軍事予算が増えると、アメリカのように軍産複合体が発生し政治を動かす力に成長する可能性が高い。
日本の利権体質を見ると...
最近の構造改革がかけ声だけに終わったように時代が移り非効率になっても変えられずそれ自体が存在するためだけに税金を喰ってしまう...
巨大な軍産複合体制はさらに仕事(戦争)を求めて動くので大変危険な結果を招く...
(不況対策として考えられているが?)
(仕組みは現在行われている公共事業と同じなので巧くいくかは判らない?)
(最近では民間経済の方が大きく悪影響のほうが大きい可能性が高い。)
2002.1.11...
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いい加減な陰謀説の解説を作ってたのですがまとまらなかった。
(以下ジャンクっぽい)

中東で大きな戦いがおこるってのはアラブ側の発言として同時テロ以前から良く言われていたことでした。
しかし、中東戦争のあまりの消耗戦ぶりに驚いて核兵器の持ち合いを奨励して米ソの冷戦のようなにらみ合いになるように誘導してあるイスラエル絡みでは大きな戦いはありえない...

湾岸戦争の結果、米国の軍事力に対抗するのは不可能だと解ってるし...
穏健派の産油国が儲かる現在の枠組みを壊すとは思えない。
(サウジが戦争を始めるなどと言うのは無知...)

つまり、中東戦争のような戦いが再来する可能性は皆無...
いったい何をするつもりなのか?
ってところでした。

しかし、共和党政権に変わってから、(戦争を求めて)イスラエルを使って圧力をかけていたのは事実...
政治的な実績を求めた民主党前大統領が強引にまとめた。
和平は、イスラエル軍部の反発を生み...
アラブには虐殺者として有名なタカ派の将軍の嘆きの壁の上に有るイスラム寺院への強引な進入でパレスチナの暴発を成功させイスラエルは、オスロ合意の無効化に成功した。

(パレスチナは、イスラエルの軍事力には全然かなわず、核兵器のおかげで周辺諸国の参戦もありえないため、不正規戦(ゲリラ戦)しかできない。)

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冷戦の終結でかなり予算を減らされ、世界が平和になってしまうとさらに規模を縮小される危険がある。

現代の戦争は主義主張のためではなく、(金)儲けのために行われる。(注、先進国の場合)
(第一次世界大戦からこっちは、この傾向が強い)
(機関銃製造メーカーは大儲けしてる。)
主義主張は兵隊のネジを巻くためのもので、ネジまいた兵士が何人死んでも戦争は止まらないが金儲けをもくろむ者達まで死にそうな核兵器を並べると戦争は停止する。
(戦争はゲームであって、自分達が滅ぶまで行われることはない)
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ポカは損害見積もりと規模の見誤りで、以前の爆弾テロより少し大きなもので死傷者200〜300人ぐらいとふんでたんではないか?
(つまり、こんな大損害を出す陰謀はありえないという否定は成りたたない。)

炭素菌が国内犯の戦争誘導らしいことから見て戦争(儲け)を望む一部の勢力が情報を止めたと見てるのが正解...

米国は一つでは無くていろんな勢力が絡み合っている、イスラエルを使ってパレスチナに圧力をかけ軽い気持ちで情報を止めてアラブ憎しの世論を誘導しようと画策したところが大惨事になってしまったってところでしょう。
(注、これは、私の独自解析です...)

戦争論に政治要素を加えると「利益の出ない戦争はしない...」ってことになります。

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今日は古本屋で漫画の立ち読みをしていました...
しかし、一冊100円なので一巻から五巻まで立ち読みして 六巻〜八巻は帰りの電車で読んで九巻からまた立ち読みなんてこともできる。
(全部買うのは簡単だがこれ以上本棚に入れるものを増やしたくない)
「天才柳沢教授の...」ってのを読んでたのですが。
(書庫の整理をしようとするのですが本を手に取ると思わず読みふけってしまって)
(整理に失敗してしまうところなどは面白いのですが...)
これを見ると世間一般の天才についての考え方が大きく間違ってることに気付きます。 特に人間の記憶力についての部分がでたらめで人間にはこんな完全な記憶力は無い...
(教授の頭の中には教え子総ての卒業論文が一字一句記録されている)
(暗記型の日本の歪んだ教育からでた考え方?)

たとえば、クラウゼヴィッツは、論文を書くのには人間の記憶が貧弱で役立たずだ ということを嘆いていて...

クラウゼヴィッツ論、ハンス・ロートフェルシ著P35
(クラウゼヴィッツ家保存資料からの引用が多く参考になる。)

クラウゼヴィッツは、ある時、「自然によってまことに不手際に賦与された、 役に立たぬ記憶力」のことを嘆いたことがあった。 この若い将校は非常なエネルギーをもってこの欠点と闘った。
それは、文献抜粋、覚え書き、注釈、批評、作表、切り抜きを一杯手もとにおく ことであり、それはあらゆる方面の軍事的歴史的知識を体系的に徹底的に研究する ためのものとしてはっきりした目的を定められていた。
かくして収集された戦争の歴史上の事実は、絶えず新しく組替えられる格子状分類に 当てはめられ、それぞれの具体的出来事はすべて記号体系によって明確に分類される。 この中には、鋭い概念区分への素質と傾向、人がマキャベリについてと同じように クラウゼヴィッツについても特徴的なものと見なすところの分類区分の能力が現れている。...

怪しい、カメラのような記憶力っでのは天才の要素ではないことがわかります...
(変な本も多いので誤ってだめな本を丸暗記したら弊害の方が大きい?)
2002.1.17...
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クラウゼヴィッツ関係の本を見ながらメモしてた文章です。
あまり纏まってないですが...
なんか止まってしまったのでとりあえずUPしときます。

戦争論を読むにはかなりの軍事知識と歴史の知識が必要
「当時の迷信軍事学について...」

勇気と知慮の対比
論文の標的が理論をもて遊ぶいいかげんな当時の軍事学書であるということを忘れはいけない。

四章は時代に合わせて考える必要がある。




当時の兵法書には...
敵を包囲攻撃するには自軍の隊列の直線の端から45度なら...
60度ならなどと当時流行の幾何学を使って根拠もないのにこまごまと理論?を書き連ねた。


測量学が発展し正確な地図ができだした時代なので国の中心とか防御や攻撃の中心点とかを 地図からいいかげんな方法で読み出すのが流行った。(風水のようなもの?)
(戦争は無意味な決戦場で両軍ぶつかり合う愚行を演じ...)

この流れで生き残り...
今でも時々顔を出すいいかげんな学問に地政学がある。



クラウゼヴィッツは、 家系的に聖職者・学者の家系で研究解析者の素養があった。(貴族かどうかより重要)
副官として知識を吸収しプロシアの軍事学問を体系的にまとめた(文章の執筆がうまかったため)
初期はグナイゼナウの影響が大きかったが(初期の攻勢優先はその影響)
独自の解析から戦争理論を大きく発展させた。




当時の兵学の状態から考察(まともそうな部分)

合理主義、
徹底した知的解釈
戦術運動、時間と場所の量的単位によって測り得るもの
この時代の風潮、事物の科学的な理解

啓蒙時代の戦争理論の発展を支配する特定の精神的傾向

最初は、築城技術 、技術的文献が重要な地位を占めた

歴史に関するクラウゼヴィッツの詳論はほとんど独創性は無くロバートソン、 アンシヨン、ヨハネス・フォン・ミューラーが主に使われている。

勢力均衡理論
形式的に図式主義に落ちた.政治に固有の内在的力を見落としまた、その力を外的な立法に従属させようとした 「政治的な均衡体系は、均衡そのものが失われようとする危険の中にある時いつも初めて現れる」
均衡は植物的共同生活の旗印




古典の欠陥...

戦争論中の物質損失と精神損失を比べた文章は...
(ここでは、クラウゼヴィッツは精神の優位を解くが...)
ナポレオン戦争時代の特殊な状態を考慮する必要がある

古代の戦いは人間を大集団で使い数の力を使って戦った...
隊形を組んで戦った中でもナポレオン時代はかなり兵員密度が高い
(悪く言えが動物の群を操るのに似ている)
(勝てば勢いづいて襲いかかり、負ければクモの子を散らすように逃げ去る)
(人間心理を操るのは重要な要素になる)

つまり、古代の群で兵を使う戦争には当てはまるが機械化が進んだ戦争には当てはまらない。

火力の発達したWW2以降は視界内に見える人間は総て火器によってなぎ倒されるため 全ての兵力は遮蔽物の陰に隠れて戦うようになり...
すぐそばの友軍すら視認できなくなった。
分散配置で機械の取り扱いが主の現代の軍隊では冷静な判断力が優先され兵は個々バラバラに使われる。

現代の機械優先の戦争ではクラウゼヴィッツの時代より精神的要素は小さく 動物のように群れで兵を使った古代戦には合うが現代戦には当てはまらない。
(物質的要素のほうが大きく)
物量が全てを決めると書いてしまうと判りやすいが...


戦争論はモンテスキューの法の精神を手本に書き始められた。




クラウゼヴィッツの名言「戦闘の目的は敵の撃滅」という単純化は行き過ぎで 戦闘の結果生じる味方の戦力消耗を計算に入れないと計算自体が成り立たなくなる。




戦争論は軍事学の聖書ではなく現代に合わない部分も多い。
(古典を正確に読むには書かれた当時の知識が必要)
科学的に戦争を分析した最初の書だがその次が無い???


クラウゼヴィッツのライバルのいい加減な方の軍事学書の翻訳を誰か出してくれないかな?
読者に訴える情熱的で崇高な文章で書かれているそうなので...
ゲームの敵役も銀河英雄伝に出てくる無能なだけの駄目貴族より こういう崇高な兵法書を引用しながら馬鹿をやってくれたほうが絵になるような気がする。
2001.1.19...
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政治について

戦争論では,戦争は政治にコントロールされると書かれているが...
肝心に政治については、何も書いていない。

読者に政治についての正確な知識がなければ、戦争論の理論部分の正確な理解は難しい。

学術書を読んで勉強するまでも無いが、本質を理解していなければならない。

戦争用の政治は、原始的な部分が多いため、最近の組織の仕組解説的なものでは解らない。

サル学あたりからぬくのがベストか?...うむむ...「怪しい文章になりそう。」

プロシア時代の用法

日本の社員教育と軍隊教育の相似


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クラウゼヴィッツ「戦争論」 第二版以降の書き換え部分について...

正しく直されたもの...戦略大系、クラウゼヴィッツP220

「戦争を政治の意図する目標に完全に適合させ、戦争のための手段を政策に完全に調和させるためには、」
(戦争は政治に従属する。政治目標のとおりに戦争をコントロールするには...)
「政治と軍事の最高指導者が同一人物に統一されていない場合、適当な方法は、最高司令官を内閣の一員に加える以外にはない。それによって、内閣は、彼のもっとも重要な決定に関与することができる。」
(...重要な場面で内閣が最高司令官の決定に介入できる。)

誤り...岩波、戦争論(下)P324

「−−最高の将師を内閣の一員に加え、もっとも重要な時期には内閣の審議および決議に与らしめるという制度だけである。」
(...重要な場面で最高司令官が内閣の決定に介入できる。)


たしかに、内閣の最高司令官の上下関係を逆転して書いているが前後の部分を読むと(内容を理解していれば)逆転に気が付く。このような簡単なゴマカシで済むのは戦争論が知られていても読まれておらず、解説書を書いたり説明をする立場の軍人が自派の利益になるように適当に一部分を引用し違訳や拡大解釈に努めていたからで...19世紀後半はこういう傾向が強かった。

クラウゼヴィッツは戦争は政治に従属する。道具であるという証明を書いてこう結論決けている。

「...このような見地からすれば、戦争における重大な判断や計画の作成を純粋に軍事的な判断に任せるべきであるという主張は、許し難い、それ自体危険な考え方である。」
P218、戦略大系、クラウゼヴィッツ

戦争論が正確に把握されていない、読まれていない、という前提に置いてのみ、この改変部分を引用して使う効果がある。


注、追加事項として...
ナポレオンを題材に書かれている部分があるが、ナポレオンは軍事のみに頼り、結局、自国民に見放されて滅んだということを忘れてはいけない。その研究からも政治優先が正しいとクラウゼヴィッツは解析している。



日本語の欠点について...
クラウゼヴィッツの戦争論は、判り易くなったと言ってもまだ難解に見えるようです。
21世紀になっても日本語は、「平容な誰にでも判る文章」と、「論文や難しいことを書く場合の文章」がかなり違うので...(江戸時代までは仮名を女文字として低く見て、文章を全部漢文で書く習慣がありました。そのため、ありがたいこと?を書くときはやたらと漢語が増える傾向があります。)
(難しい「言葉」(漢語)を知っているのが学問と思われていて、西欧から来たような本当の学問は非常に少なかった。学問は中国の古典を読んで暗記するのが主流だった。)
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日本語の欠点について...
つまり、哲学と兵法が一番この悪影響を受けています(難しいものだから難しく表現する??)
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戦争論の解説、第一篇の構成は...

第1篇 戦争の本質について(戦争の本性について(岩波))

第1章 戦争とは何か
第2章 戦争のおける目的と手段
第3章 軍事的天才
第4章 戦争における危険について
第5章 戦争における肉体的労苦について(肉体的困苦について(岩波))
第6章 戦争における情報
第7章 戦争における摩擦
第8章 第1篇の結論

岩波の戦争論(上)だとこの基本部分だけでP27〜P138=>112ページもある。

最近、読書人口自体が減ってるので、こんな面倒くさいものは読まれない傾向にある。

分厚い本を書店で品定めする場合は、まず「あとがき」を読んで大体の傾向を把握して次に目次に飛んで結論を書いてあるところを引き読みするのが常道なので...

「第1篇 戦争の本質について」のまとめも「第8章 第1篇の結論」から入るのが正しいか?と思うのだがここには結論は無く...「第1章 戦争とは何か」の最後の項目「28戦争理論の結論」という場所にまとめがある。

(注、第1篇と第2編は本来分けられないもの両方読まないと理論が完成しない。)

戦争の3要素(戦略論P57〜58、岩波P61〜62)
1.「国民」
盲目的な本能とさえ見なし得る憎悪や敵意を伴った本来的な暴力行為
(原始的な強力行為、自然的本能とさえ言えるほどの憎悪と敵意を伴う(岩波))
2.「将師と軍隊」
戦争を一つの自由な精神活動たらしめる確からしさや偶然性の賭け
(戦争は確からしさと偶然との糾う博戯であり、またこのような性質が戦争を将師の自由な心的活動たらしめる(岩波))
3.「政府」
戦争が純然たる知性に帰属する政策のための手段であるという従属的性質
(戦争は政治の道具であるという従属的性質を帯びるものである)


ゲーム用では、1の消耗品のこま用の考えは要らないので無視してかまわないでしょう...
2がメインで、3は、マルチゲームなどの多人数ゲーム用に必要になります。

2.戦争は、確率計算で、偶然との糾う博戯...(確からしさよりゲーマーには確率計算のほうが良さそう?

この時代の戦いは、戦法を決めて部隊に伝達しそれから部隊が動き出すまでかなりのタイムラグがあった。部隊の行軍スピードを把握し未来予測位置でどのような戦いになるかチェスのように数手先まで読む必要があった。(タイムラグから突発事態に対応できない場合も生じた。)

これが巧くできないと部下や兵士にまで馬鹿にされ無能な駄目将軍のレッテルを貼られるはめになる。初期のフランス軍の将軍は投票で見た目の良い美男子を選んだためこういう将軍が多かった。(注、ナポレオン以前、ナポレオンの見た目は小男で非常に良くない...)

戦場の霧を現す。将師には見えない丘も向こうを見通す能力が必要(透視能力ではなくて将棋やチェスのような読みのこと。これが無いと丘の向こうがホントに見えても負ける。)読み違いや不確実情報から戦闘結果が乱数になる。戦闘方法や相手があらかじめ判っていれば結果も大体定まってしまう。ボードゲームのように戦力をぶつけてからさいころ次第で結果が決まるシステムはあまり実態を表していない。


1について捕捉...
ナポレオン戦争の初期は、フリードリヒ大王時代の古い軍と新しいフランス軍との戦いになった。オーストリアなど旧軍隊は機動戦重視の古い戦法、補給を自軍の倉庫に限りヒモ付きで行動範囲が限られ宿泊施設を自ら運んで移動したため機動力は小さかった。新生フランス軍は軍服や装備もそろわずボロボロの姿だったが。身軽で機動力が大きく(補給を現地で調達した、宿泊施設は運ばず野営か現地の建物を使用した(寒い時期は何でも燃やしてしまう...))まるで山賊のような?

機動戦重視で相手を不利な体制に押し込んで撤退させるのが主流の旧式軍隊が...数だけは多くて使い捨て可能な本当に(損害を気にせず)攻撃してくる新軍隊と戦い、勝っても負けても消耗して無くなった...

半端者を集めて常備軍を造っても、フランス式の国民軍に数と手間(費用)で勝てず、同じような国民軍を造る必要に各国は迫られた...

「1.」の憎悪と敵意はこういった状態を改善するために使うものといった側面もある。(筆者の奥さんは貴族だからこういう面は書かれない。)


3について
この時代にこのような正しい結論を出すこと自体が驚きですが...

クラウゼヴィッツ後も軍の暴走から国を滅ぼした例が多数あり...

ナポレオンの没落も同じ...軍人に政治を任せると...





第1章 戦争とは何か
新し目(戦略論より)()括弧内(古目、岩波(上)より)
1.はじめに(諸言)
2.定義(戦争の定義)
3.力の極限行使(極度の強力行使)
4.目標は敵の無力化(戦争の目的は敵の防御を完全に無力ならしめるにある)
5.軍事力の極限使用(彼我双方の力の極度の使用)
6.現実における補正(現実における手直し)
7.戦争は孤立した行為ではない(戦争は孤立した行動ではない)
8.戦争は継続のないただ一回の打撃から成るのではない(戦争は継続のないただ一回の決戦から成るのではない)
9.戦争の結果は絶対的なものではない(戦争とそれから生じる結果とはいずれも絶対的なものではない)
10.現実生活における確からしさが論理上の極限と絶対の概念に代わって登場する。(そこで現実の戦争において現実と認められるところの極端なもの絶対的なものに代わるのである。)
11.そこで再び政治目的が現れる。(そこで政治目的が再び出現する)
12.軍事目的の休止は前述の説明でもなお明らかでない。(軍事的行動に停止状態の生じる理由は上述の説明だけではまだはっきりしない)
13.行動を休止し得る理由はただ一つあり、この理由は一方の側だけにある(軍事的活動を停止し得る理由はただ一つある、そしてこの理由は常に一方の側だけに有るように思われる)

注意、あまり重要じゃない部分が多いので結論から掘り下げてまとめた方が良い...

14.前述の理由によって軍事行動に連続性が生じ、すべてが再び 極限に至る。(このような事情は軍事的行動に或る種の連続性を与えこの連続性はまたしても彼我双方の行動を極度に到らしめるかのように思われる)

15.そこで両極性の原理が必要になる。(そこで両極性という原理を立てることが必要になる。)

16.攻撃と防御は方式が異なり、両極性の原理は適応できない。
(攻撃と防御とは種類と強弱を異にする、2個の相異なるものであるからこれに両極性の原理を適応することはできない。)

17.攻撃に対する防御の優位がしばしば両極性の効果を消滅させ、またそれによって軍事行動の休止の理由が明らかになる。
(一般に防御は攻撃よりも強力でありかかる事情が両極性のはたらきをしばしば消滅させる、また軍事的行動に停止状態の生じる理由もこれによってよく説明されるのである。)

18.第2の理由は不完全な状況の認識にある。(軍事活動を停止せしめる第2の理由は不完全な状況判断にある。)

19.軍事活動がしばしば休止されると、戦争は絶対的形態からますます遠ざかり、確からしさの計算になる。
(軍事活動が頻繁に停止されると、戦争はその絶対的形態からますます遠ざかって、確からしさの計算となる。)

20.戦争を掛けにするためには偶然性がこれに付け加えられればよく、戦争には偶然が付き物である。(それだから戦争を博戯たらしめるにはこれに偶然が付け加わりさえすればよい、ところが戦争には偶然は付き物なのである)

21.戦争の客観的性質からと同じように、主観的性質からも戦争は掛けとなる。(戦争はその客観的性質から言って博戯であるがしかしまたその主観的性質から言ってもやはり博戯となる。)

22.このことは一般に人間の精神にもっとも適合している。
(このことは一般に人間の精神によく合致する。)

23.しかし、戦争は非常に重大な目的を達成するための真剣な手段である。−−戦争の更なる定義
(とは言え戦争はやはり厳粛な目的を達成するための厳粛な手段である。戦争のいっそう詳細な定義)

24.戦争は他の手段をもってする政策の継続にすぎない。
(戦争は政治におけるとは異なる手段をもってする政治の継続にほかならない)

25.戦争の多様性(戦争には二通りの種類がある)

26.戦争はすべて政治的行為と見なすことができる
(これら二種の戦争はいずれも政治的行動と見なされてよい)

27.この見解の結論は戦史の理解及び戦争理論の基礎を成す
(上述の見解から引き出された結論は戦史の理解に先立ちまた戦争理論の基礎を成すものである)

28.戦争理論の結論(戦争理論に対する成果)

目次だけ打ったが長すぎる。、
要点が弱体化する恐れあり...
重要部分は、6、11と15〜17と24(政治についてはかなり分散してる)分析や定義をしては現実に当てはめるという書き方をしているので。象徴的な定義部分だけ抜いてしまうと現実にはありえない観念の遊びになってしまうので注意...

最近のやつはかなり読み易くなってきていますがもうひと工夫できそうです。(多分もっと項目を減らしてまとめたほうがよさそう...)

比べるということは...
ドイツ語の意味と日本語の意味の違いから一つの単語に当てはめることが難しくブレがある程度出るということを考えれば翻訳者の違う訳文を比べる意義が...


二種類の戦争は、ドイツの学者の間でかなりもめたものなので「多様性」とか「ある種の」とかいう言葉に換えて新版では消してある...(原文改変? 聖書化??)
25.戦争の多様性 <==> 戦争には二通りの種類がある)
26.ある種の、別の戦争 <==> 第一種の、第二種の、

他の気になった改定部分...





政治から...「争うものが無く満ちたりていれば戦争は起こらない。」
(野生の豊かな土地に住む猿の群れ<==>人間から餌(少ない)をもらう猿の群れ)
係争物が無ければ希少価値の争奪は起きない。(武器軍隊は在っても戦争はしていない状態)
注、国(国民)が豊かでも諸侯、王、皇帝、(指導者層、グループ)が貧欲になると戦争は起こる?
注意、戦争定義の上に政治が存在する...


2.定義(戦争の定義)
3.力の極限行使(極度の強力行使)
4.目標は敵の無力化(戦争の目的は敵の防御を完全に無力ならしめるにある)
5.軍事力の極限使用(彼我双方の力の極度の使用)

過去の機動戦重視の決戦を行なわない方式の兵学を糾弾するために強調されている部分なので注意が必要...(何故最初に書かれているか?)

6.現実における補正(現実における手直し)

上の部分は概念だけを取り扱う象徴的な領域で概念の遊びにすぎず、現実に適合する法則ではあり得ないとここでまとめている。

11.そこで再び政治目的が現れる。(そこで政治目的が再び出現する)
ここでやっと現実に対応した戦争によって必ず生じる損害と得られる利益を測りにかけるというあたりまえの必要な部分が出てくる。(でもちょっと判りにくい...)
(注、ここは、導入部で第二章に解析文章がある。)


2.戦争は、相手に我が方の意志を強要する行為
3.4.5.戦争の目的は敵の無力化、しかし、お互いに、強要しあう相互作用(相手をうわまわろうと互いに努力し...)極限に達する(絶え間ない兵力増強やエスカレートする殴り合いの乱打戦になる)。

力(軍事力)によって敵を動けなくし目的(領土を奪ったり賠償金を取る、古代の場合は完全に滅ぼして二度と歴史に出てこないように...)をかなえるのが戦争だが、敵も同じことを考えるので巧くいかず目的達成のために兵力を積み上げ相手もそれを恐れてさらに積み上げるという不毛な極限状態が発生する...

政治学から見ると動物は満腹すれば狩猟を止めるが人間は獲物を他人に取られれば他者が有利になり自分が不利になると推測する力があるため余剰に狩猟するのを止めることができない。(注意、もう少し賢くなると、資源が枯れることに気付き協調することを忘れないように)


(政治、注、係争するものが無く両者が満足している状態なら争いは起こらない。)


11.〜
戦争は得られる利益と戦いの結果生じる損害を天秤にかけて行なわれる。

どちらかが、有利な態勢にならなければ戦争を始めようとしない。
攻撃より防御のほうが常に有利な戦闘方式なので攻撃者は防御者より大きな戦力を必要とする。

攻撃と言っても一日の半分は休息に当てられるため防御を必ず伴い、休息場所は防御側が有利な地域を選定して防御施設をしっかり構築して守るのと違い、施設は急造で休息場所も有利な地形を選べない場合が多い。

防御側は、自軍要塞を利用でき補給拠点なども近いので有利になる。

状況把握の困難さ、情報不足により敵地に乗り込むと必ず不利になる。
地の利があれば敵は自軍の行動を隠したり、決戦場所に有利な場所を選ぶことができる。

見えない状況が増えると勝敗の不確実性が増し、疑心暗鬼から行動しにくくなる。


戦争の勝敗、
戦いの勝敗の決まる点は、防御側の体制が崩れた場合である。攻撃によって防御部隊を崩し敵軍の隊型を崩壊させるのだがこの時点までの損害は、攻撃側の方が多い場合が大半で崩れた防御側の損害はこの後の混乱した状態や攻撃側の追撃により発生する...(だから勝敗が決まった時点で攻撃を止めてはならない)

よく言われるようにナポレオン戦争では、攻撃側を至近距離まで引き付けて行う防御側の一斉射撃一発で攻撃側が壊滅してしまう場合が多い。そのため、歩兵突撃には必ず砲兵の支援か別部隊の援護射撃が必要になる。

防御施設に対する無理な突撃で大被害を出すことも多く防御側有利の原則は動かない。


23.
戦争に引きずられて最初の目標から外れるのは危険である。
使える兵力、戦力を良く検討して目標を選ばなければならない。

(リデルハートも、無茶な目標を目指すな(使える戦力に合わせて背伸びするな)と戦略論の最初に書いている。)

政治的意図が目的で戦争は手段にすぎない。

将軍は、政治の示す通りに作戦を立てて政治目的に矛盾しないように戦争術を揮う必要がある。

将軍には勝手に政治目的を変えたり拡大する権利はない。
戦争(軍と将軍)は、政府の駒である...


27.
第一に戦争は、いかなる状況においても独立に存在するものではなく、常に政策のための手段と見なさなければならない。戦略論P57 (第一に、戦争は決して独立に存在する物ではなくて、政治の道具と見なさなければならない)岩波P60

ゲームだとプレイヤーの意志に反して手近の駒が集団で勝手に他国に戦争しかけて...とか言う話なので、あまり関係ないか?(でもこういうゲーム作ると面白いかも?)

最初にちゃんと計画を立てて行動しましょう...
「敵撃滅に邁進して作戦を見失なったりしないように」ってところですか?


敵味方のどちらが今現在有利か?を比べるには主戦場にいる戦力とそこにすぐ投入できる戦力を双方とも足して比べれば良い...(遠くて参加できない戦力は死んでいる戦力なので足す必要は無い=将棋の死に駒に当たる「銀が泣いている」)
新旧違いあり...旧の方が良さそう。


兵力の相対的優勢は、(時間的空間的要素を利用して、決定的地点に優勢な兵力を投入する)良く用いら得る方法...
数的な優勢は、戦略における根本思想(必然までは行かないが最も重視する考え)

いつもどうやったら敵をごまかして楽にやっつけられるか?
(多数で少数を襲う)と考えるのが将師の基本的考えかた。
(弱いものいじめが基本?)

テレビや映画では、「果たし合い」も「西部劇の決闘」も正々堂々戦うのが基本だが...
いくさ(戦争)は、一人を前後左右から襲い、背中からバッサリやるのが基本になる。

本質部分は、あまり使える部分は無さそうです...
文章の後半は、戦力や戦略部分用ですが本質だけだと説明にならないので足してあります。

まだ半分出来かな?
原文は長くて、省略したほうが良いようなどうでもいい言い回し部分も多いし...

これに各部の要約を足して作ったほうが簡単かもしれません。
(クラウゼヴィッツの分け方だと判り難いので...)
2002.02.24...


クラウゼヴィッツについてまとめてるのですが...
どうも、執筆するより、文献を読んでるほうが多くてなかなか進まない。

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戦争論書籍一般について...

全般解説
戦争論は、戦争非難や戦争を減らそうとする視点でも戦争の効率化を目指す通常の兵法書籍でもなく勝敗を超えた戦争の研究を(究極的な戦争の性格と力学を探る)する書...勝つための処方箋でも無く外から見た戦争の客観研究の書P ピーター・パレット

こういう研究は現在でも難しい?
自派に有利なように加工した戦争論解説書が多数出てるのを見ると...
(この場合、プロシア時代から変わらない、最近は、戦争肯定と予算獲得がメイン?)

批判、戦争論は倫理学や、戦争原因の研究を無視している。
回答、クラウゼヴィッツは、戦争の道徳性については政治の問題で戦争理論には関係ないものとして理論を構築してある。


印象(愚痴)
当時の乱雑な理論の徘徊する状態を論破するために必要な解析本であって、この状態が整理された現在では、詳しすぎる解析部分は普及や使用の妨げになり無用な部分になってきている...

孫子のような簡単な要約が必要だが、戦争論解説書には誤った引用方法が多く、解説書に使われている戦例は身勝手なこじつけが多い。
(そのため、省略したものや一文を引用して解説したようなものではなく全文の翻訳書が必ず必要になる)

予算獲得用に戦争の正当性と軍備予算の拡大を正当化するために理論の一部分を拡大解釈する書き方?

日本の会社組織が軍隊に似ているため、兵隊教育(ねじ巻き)と社員教育が同じになり教条書的な兵法書が受け入られた。戦争論は一部を引用して教条書を作るには最適な物件。

(集団主義、)
(新入社員の訓練や研修は、外国の軍隊の新兵訓練と同じ文化人類学者は清めと通過儀礼の実例と断定する)
(軍隊訓練同様、個人の意志を吹っ飛ばすのに役立つ)
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ロジスティック(兵站)

現代では兵站(補給)が総てを決めると言われるが...
(攻撃に使う砲弾はトン単位で計算されるし、移動も徒歩ではなく膨大な量の燃料が必要、食料は輸送全体の2割以下)

戦争論の時代は、徒歩で使用される弾薬量も僅かなため
...即ちこれらの活動が戦闘力の使用に及ぼす影響は極めてまれであるから、看護の理論や弾薬および武器の補充に関する理論に、戦争指導の理論ほど重要さを与える必要はない P151
としてこの問題を下位に置いている。

WW2後は...
一説には戦争指導さえ不要で物資を集積した方が勝つと言われていた。

注...
ベトナム戦争、この場合米軍の物量が敗れたのは、対ゲリラ戦の焦点が対象地域の住民の支持という点を見逃し、ゲリラに情報戦で破れ攻撃をほとんど避けられてしまったためで、同様に北爆も戦略爆撃に必要な敵の生産設備を破壊するという条件を満たしていないため(武器は東側陣営から送られてきた)無意味だった
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第二編 戦争理論について

変数理論
戦場で使われる数値は計量不可能な変数になるため戦争のあらゆる局面で柔軟に作戦を組み変える必要が発生し任意戦術が発達した。司令官が全般的な命令を与え下級指揮官は状況に合わせて自主的に命令達成が可能な方法は採用できる。(プロシアで採用された戦争論内の理論中の数少ない要素)
(戦争論は聖典視されたが内容はあまり採用されなかった)
(適当な文章を引用するのは広く行われたが内容理解は進まなかった)
ピーターP191

注意点、この変数は戦場の霧と呼ばれる、情報の無い(敵の動静についての)不確定で不安定な状態から発生するものが大半を占める。(逆に双方の戦闘法と大体の戦闘力が判明すれば結果は簡単に計算できる場合が多い。)

(戦場の霧は、インターネット版の大戦略はこの要素を良く現している。)
(補給が忙しないのと空軍と地上軍のバランスが壊れてるのが欠点ですが...)

注、
ナポレオン時代の戦闘は、至近距離からの一斉射撃一回で勝敗が決してしまうことが多いので不確定要素はかなり高い。
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文献を読みながら流し打ちしてる段階ですが...
大体こんな感じです。

「第一編戦争の本質」や「第二編戦争理論について」を孫子まで行かなくてもわかり易くまとめてみようと思ってます。
(目的は戦争ゲームに使うため、硬い表現を使わずに使い易くって感じで...)
2002.2.21


第2章「戦争の目的と手段」
目的=成し遂げようと目指す事柄、指すところ、意図している事柄、行為の目標として行為を規定するもの、方向づけるもの
手段=目的を達するための具体的なやり方。てだて

政治的目標の設定は戦争の領域外にある。

戦争の勝利によって成し得る、敵の撃滅や無力化も政治目標追求のための手段で...
ここは、政治の部分を外して戦争の方法と追求するもの(めざすもの)は何か?について解析してる
(注、理論であって政治の要求や制限によってできることは変わってくる。)


一章より(再度のまとめ)----------------------------------------
「戦争とは、相手のわが意志を強要するために行なう力の行使である」
戦争は力の行為でありその行使にはどのような制限も無い
当事者双方が互いに強要を図れば相互作用が生じ極限まで行ってしまう。
敵の無力化が戦争の目標
戦争とは生きた力の対決で、この結論は双方について対応するため
双方とも敵を恐れ、勝つためには敵の抵抗力を上回らなければならない
この努力も双方ともに適応されるため、競合が生じ両者の努力は極限まで達する
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戦争論における戦争発生の要因
常に政治的事情から発生し、政治的動機によってのみ引き起こされる。(文明国民に限定した場合)

P54
戦争は、政治という指導的な知恵の支配下に置かれている(政治と戦争の関係最初の記述)

戦争指導に当たって戦争に生命を呼びおこした最初の動機に第一の、最高の考慮をおくのは当然。
戦争期間中に目標が変動するのは好ましくない。
政治は、戦争の特殊な性質を考慮に入れて指導する必要がある。
政治は絶え間無い影響を軍事に及ぼし、軍事行動全体を統制する。

「戦争は他の手段をもってする政策の継続にすぎない。」はここからの続きにある。

政治的意図が目的で戦争は政治的意図を達成するための手段にすぎない。

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戦争論は、この部分までそろってやっと戦争理論として機能する形になる。
戦略論P62岩波P67
戦争は盲目的激情に基づく行為ではなく、政治目的によって支配されている。そのため、戦力の消耗が政治目的の価値に釣り合わないほど大きくなると、この戦争(目的)は放棄されて講和が結ばれる...

旧、支配=新、存在
この部分は旧の方が良い...
(新は政治と戦争の関係について同列に書き換えようとする傾向がある?...ここは重要部分なのですが)
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第一編は、結局「章」の割り振りが内容と違っていておかしいってことになる。
(未整理の証明?)


繰り返し...
象徴的な戦争の部分は現実には対応していない。と述べている。

(弱めている?)
戦略論P61
政治目的を達成するための最終的手段であり、敵の無力化その他すべてを包含すべきこの抽象的な戦争の目的は、現実には決して一般的に存在しないし、講和のための必須の条件ではなく、したがって理論上の法則として定めることはできない。

(岩波P65〜66)
敵の防御を完全に無力ならしめることが象徴的戦争の目的であり、また諸他いっさいの特殊的目標を併有するところの政治的目標のための究極の手段であるにせよ、しかしこのようなことは、現実の世界ではまったく有り得ないし、また講和を締結するに必須な条件でもない、それだからこのことを戦争理論における法則として定立するわけにはいかない。

戦争の目標設定...
完全な勝利のためには、
軍事力=撃滅(もしくは無力化。)
国土=占領(国土は新たな軍事力の供給源となる。)
敵の意志=屈服させる。(占領しても敵国土内で新たな戦闘が起きる)

このような象徴的な設定は現実に合わない...
利益と達成のための努力を比べなければならないため
(敵を完全に上回ることは難しい)さまざまな、戦争方法が生じる。

立場強い場合に使える順番から並べると...

第一、敵戦闘力の撃滅、敵国の1地方の占領
従、(政治的)同盟国の離反、
敵軍を壊滅させる。敵(一部)領土を占領する。

敵戦力の壊滅を目指すのは味方への損害も大きく危険である。
このような大きなリスクを冒せない場合以下の行動を取る。

第二、(敵国力の消耗)、敵戦力の損耗
敵軍を攻撃して減らし、弱体化させる。一地方の一時的な占領。
地方占領は、戦力や補給の出てくる元を減らす効果があるが、直接攻撃とは少し意味が違う。

敵を完全に打倒できない場合、もしくは、当面の敵以外にも中立の勢力が有り、敵打倒まで激しい戦闘をすると、この中立勢力に対抗できる戦力が維持できなくなる場合。


第三、敵に損害を与え疲弊させる。
1.敵国への一時的な侵攻、敵地での軍税取り立て、略奪、
2.敵の損害を大きくするように行動する。
(たとえば、防御戦闘で敵に味方より大きい損害を与え続ける)
(防御側の方が有利で確実に成果をあげることができる。)
3.連続的な戦闘により敵を疲弊させる。
小さな目標(確実に勝利できる)に連続攻撃をかける。

自分の方が弱者の場合の作戦。
敵の消耗を政治目標と釣り合わないぐらい大きくすることができれば敵に政治目標を放棄させることができる。


勝利のために莫大な代償を支払わせる。(抑止の考え方に繋がる)
目的は、敵の弱体化

戦略論省略部分、岩波P80
彼我の戦力に著しい差異がある場合には戦闘は起こらず劣勢側は直ちに屈服する、実際にこの種類の戦争が多数あることは戦史から実証されている。このタイプの戦争も戦争の本性に矛盾はしていない。


戦略論省略部分、岩波P82
しかし、敵戦闘力の撃滅という手段が自余いっさいの手段に比していっそう高い有効性を持つと言うことは、彼我双方の側におけるその他の手段がすべて同一であることを前提とした上の話である。従ってこのことから、盲目的な猪突猛進は慎重な練達よりも勝利を獲得するにいっそう適切であるという結論を引き出そうとするならば、それは由々しい誤解であろう。稚劣な猪突猛進は敵戦力の撃滅どころか、却って我が方の戦闘力の撃滅を招くだろう、このようなことが我々の真意であろう筈はない。

あちこちにこういう説明がちりばめられているのをみれば、リデルハートが書いたのが間違いや誤解などでは無くて、自分の英語圏への影響力を計算してわざと書いたということは明白になる。

強者は敵戦力の撃滅を目指し...
弱者は消極的方法、抵抗でその敵の意図を挫折させることを目指し軍事行動を長引かせ敵を疲弊させようと勤める。

弱者は敵を待ち受けるがこの場合の待ち受けは完全な受け身ではない。
流血を伴わない解決方法は万能では無く、敵の戦法によりその有効性が定まる。敵が決戦を目指す場合は一時的に戦闘を引き伸ばす効果しかない。対フランス戦の初期にはこの間違いから多くの将師が没落した...


結局、1章2章は連続している。
一つの章にした方が良い、バラバラでは意味が通じない。
(2章の省略部分(12ページもある)も読んでおいたほうが良い)

リデルハートの間違いとして良く使われる部分 #


しかし、すぐ後ろに



つまり、文章は仮想部分(過激な定義部分)が一人歩きして世界にかなりの害を与えたことを糾弾しているのであって、単純に一部だけ切り取って間違っているとは言えない。それに、本ではこの後、誤用がどういった弊害を生んだかというフランスの実例に続いている。

しかし、文章全体を見るとクラゼヴィッツを落しめる作りに見える。
これは、わざとで戦争論を読めば当時の軍人が仮想部分だけを引用して自説の補強用に使ってることは一目瞭然だが、普通の人間に1200ページのこの分厚い本を読み通すことはできない。
一般向けにはこういう書き方の方が良いと当時の彼は判断した...

そのため、誤用した(解釈を勝手に曲げた)将軍達は糾弾しなければならないが、クラウゼイッツまで落としめるのは間違いだと後日言われた...


ジョミニについて
クラウゼヴィッツはジョミニが嫌いでジョミニの内線作戦も意識的にカットした。
(戦争についての精密なこの著作から私怨で?)




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書きながら頭に浮かんだことのメモ
「戦略論」リデルハート中の戦略爆撃否定
これも筆者が自分の影響力を行使しようとして書いた。
(戦略爆撃機の当時の主要な任務は敵地へ原水爆を落とすこと)
無差別の都市爆撃は問題があるがインフラや工業施設への攻撃は非常に有効だと言える...


ナポレオン戦争
銃剣突撃は援護射撃なしには(奇襲が成功した場合ぐらいにしか)成功せず、乱戦混戦になれば効率面からも軍隊戦闘ではなくなる...(NHKの大河ドラマのような乱戦は軍隊戦闘ではない。)
敗残兵や混乱している敵を集団で突き倒すのが銃剣突撃で射撃戦砲撃戦で弱った敵に止めを刺す時に使うサブ戦法。

乱数と蓋然性
戦争で、誰が撃ち殺されるかは判らないが何人死ぬかは計算できる。
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2001年になって戦争論関係の新しい解説書がでてるので調査したのですが、とりあえず書いてあるのですが?どこか変???ドイツの戦前の論文と比べても見劣りしてるようなのでちょっとまとめてみようか?と初めました。

何でも最近のトレンドは時間をかけずに色々な知識を吸収することらしい、クラッシックのメインパートだけを集めたCDが売れていることから見ても...
1200ページ近い戦争論を数ページに要約しようとするこの企ても最近の風潮に合ってるのかもしれない?
2002.2.27...



今日の戦果(給料が入ったので早速本屋へ...)02.28...
雑誌
コマンドマガジン43、3600円、(スパルタクスの反乱とか剣闘士の戦い古代物なので購入)
グランドパワー4、2238円、PANZER3、1238円、定期購読
書籍
戦争論(中)、岩波、800円、破れたので交換用(破れて裏表紙が無くなって、段々減ってきてるので??)
貧困の克服、アマルティア・セン、640円(探してた、集英社新書とは思わなかった。)


以下は、メーカーが良くないのであまり買いたくなかったが調査用
レクラム版、クラウゼヴィッツ戦争論、2800円 新戦争論の読み方、長谷川慶太郎1300円図解兵法入門、松井茂1500円 この3冊は必勝哲学?とか言うビジネス用?の変な棚に並んでいた...
(パラパラとめくった感じではどちらも信頼できない作りだが調査用)
(あまりこの手のビジネス用に特化したものを買う習慣は無かったのだが...)
12616*1.05=13247円(税金631円) 今月は15000円を超えなかった。

けっこう纏まってて良いのだが、やっぱりダメな部分が多数混じってる。いつもこういう本を読む時は赤ペンで要点は線を引いて、ダメ部分は×打ちで消してしまうのですが...(あと気になったことはそのまま本に書き込んでしまう。)(人間の記憶力を考えると後で感想をまとめようと思っても全部を完全に覚えていることはできない。後で感想を書くというこはもう一度読み直すことになるため、考えたらその場で本に書き込むことにしてる。)(ナポレオンのまねをして本の余白に「駄目だ駄目だ駄目すぎる」とか書いたりして...)
×のが多かった。
普段の書き込みや読みながら考えたことをメモするとこうなる。

図解兵法入門は、作者の無知(ワザト?)が気になったので購入

ウォゲームを馬鹿にするページが有るのだが...
これは、低レベルなものの多いコンピューターゲームを作者がやった感想で、ウォゲーム全体を考えるとボードシュミレーションゲームと言う、欧米で数十年の歴史のある兵法にかなったジャンルがあり(根幹はプロシア将校が腕を磨いた箱庭型の戦争ゲームまで行く)
巨大なセットになると分厚いルールの解析と作戦の事前研究なしにはとてもできないものまで存在する。以前ボードシュミレーションゲームの作者が戦車兵教育用にNATO軍に頼まれて戦車戦のゲームを制作したが兵隊のレベルが低くて使えなかったなんてこともある...

うむむ...筆者は図上演習まで否定してる??
これは、教条主義ぽいですね
日米の合同演習をコンピューターシュミレーターを使ってやってる時代にこのアナクロさは一体...
現在では、図上演習無しの軍事活動は成立しない(複雑化してるのでこれで様々な戦法を実験する必要がある)

数学的確率論が良くないって...戦闘結果表(CRT)の否定なんだろうか?
アメリカで初めてシュミレーションウォーゲームが作られた時に、使われたCRTが国家機密に触れると調査になりました。軍用で使われていたものと同じものでした...

注、
軍用コンピューターシュミレーションは湾岸戦争の時に、計算で兵器ダメージを積み上げるタイプのものは役立たずと判定されましたが、ランチェスターの法則などの流れで...解析型、戦史や戦争経験を積み上げて使うものは正確な答えを出しています。
(この流れからのコンピューター否定の可能性も有りますが)
(あまり良い文章では無い。)

そして、実戦経験や戦史の解析は、ゲームにフィードバックされる。この場合のゲームはボードシュミレーションのことでコンピューターゲームでは無い。コンピューターの箱に書いてあるような宣伝文句「実戦そっくりとか」「正確な○○」とかが合っていたためしはないので...怒るのは無理ないかも?

(プロシアの例を見れば判るように)
(簡単な物でも要点をついていれば軍事教育用に使え、将校教育用になる、さまざまな戦術を実験してある程度経験を積める...)
(だめなコンピューターゲームしかやってない世代は比べる対象が無いのでそのダメさが判らない...?)

アクチュアルゲームで...
クルスクの戦いを再現すると、「どうしても昔考えられていたようなT34が突撃して至近距離からタイガーと打ち合う」というような場面は、速度と射撃バランスを「速度2:1射撃」ぐらいにしないと出現せず...最近解った。「T34の突撃が阻止されて、突撃を辞めて遠距離で撃ち合いにしたほうが効果が有った。」って方に自然になります。
簡単なルールで実戦の再現は結構できるものです。

ボードゲームでは、将棋のように先手後手が交互に移動攻撃を繰返すものから機甲師団だけ2回目の移動攻撃ができて戦線の突破前進(ドイツ軍の電撃戦の再現)ができるように改良され...最近では、機動防御を再現できるようにチットを引いて移動攻撃の順番を乱数にするように進化しています。
(システム理解には複雑化したものより簡単な交互に攻撃側が移るもののほうが入り易いのですが...)

戦争論の理論を再現しているか見ると...

ゲームのシステムでは、戦闘は「攻撃側の戦力」対「防御側の戦力」×地形効果となります。
防御側は常に地形の有利さを得ることができて...

この効果は、遅滞戦術を行なう側は攻撃を諦めて河の向こう側や都市、などの防御効果を得られる地形を使えるように布陣し...

攻撃側は、敵の包囲せん滅を目指して敵に接敵し戦力を集中して攻撃を掛けます。この時、攻撃側は、戦闘が終了した場合の形をあまりちゃんと選ぶことができないため、戦闘終了時に不利な地形に布陣してしまうことになります。

これは、クラウゼヴィッツの言う

攻撃側の防御要素の弱点(岩波P164)
「攻撃より戦略的防御が優位を占めるということの根拠...攻撃そのものが防御を交えない限り、しかも一般の防御より遥かに薄弱な防御を交えない限り成立し得ない。(攻撃に混入している防御は防御のうちでも最悪の要素である。)一日の作業を終えて、12時間の休息に就くのは、攻防双方ともまったく同様である、ところがこの休息時間中の状態は攻撃者と防御者とのあいだに雲泥の差がある。防御者は、地形を案じてみずから選定し準備した陣地に就いているのに、攻撃者は、行軍宿営に就きはしたものの勝手が判らずにあたかも盲人のように模索せざるを得ない...防御者の戦闘力が破壊されていなければ極めて困難な状況に陥ることになる。」

を基本的なウォーゲームでも再現していることを現します。つまり巧い将軍(プレイヤー)になると攻撃終了時の戦線の形を読んで攻撃をかけ...戦闘終了時に欠点があまり出ないようにします。


毛沢東の書いた書籍は孫子を基にと書いてある???
これは間違いだ。
引用してある文章を見ても孫子ではなくてクラウゼヴィッツの戦争論の文章が透けて見える。
(東洋文化崇拝?)

ゲリラ戦の解析が不足、内線、外線作戦では、説明できない。

言い回しが変?
第一次世界大戦は攻撃側が常に出血多量で大損害を出した。激しい攻撃をかければかけるほど不利になった。
(戦車に負けた、人的資源でもアメリカ参戦で負け)
(休戦しなければ、大量生産されたはずの戦車に戦線は踏み潰されたはず、ドイツ側に量産力無し)
(死傷者を出し過ぎた、ヨーロッパからキリスト教の強固な信仰が消えてしまった...(人々に与えた精神的ダメージは大きかった))

ガダルカナルは海軍責任説ですね...
「無理な作戦を立てた責任を無視し補給が無いから負けた」というタイプ
遠隔地で戦う不利と制空圏の取れない地域へ艦艇を派遣する無茶を無視してる...

日露戦争は綱渡りだったと言える...
ごまかして勝てたから良かったが正確に判定すると開戦は無茶な試み...

イランイラク戦争では(だらだらと長引くからイライラ戦争と言われた)
両者とも石油施設(大事な収益原)を破壊(全壊)するような攻撃を行なっていない。

イランの人海戦術は愚かな作戦と言われている。
昔出稼ぎに来たイラン人に話を聞くと...
ほんとに人海戦術やった兵士だったそうで、私が毒ガスの話をすると「イラク悪いドイツ悪い」と言って泣き出してしまって困った。

兵法書は所詮商売やビジネスには向かない。
商売の基本は信頼、日本は競争よりコネと人脈...
(詐欺とおのぼりさんから剥ぎ取るのが基本なんていうやからもいるが(多い?)...)


2.「新戦争論の読み方」を見ながらのメモ、
まえがきを見て...
現在の戦争はゲームであって本当の生死を掛けた戦争ではない。テロ含みのタイプはゲームのルール(国際法)を外した戦争と思えば正解。(兵隊や国民が多数死んでも指導者層に生命の危険がおよばなければ戦争はゲーム的に行われる。)

同時多発テロは犯罪ではない。

テロ組織への資金供給を絶つことは不可能でイスラム圏の不満が無くならないかぎり、騒ぎは収まらない。

21世紀は戦争もテロも抑えられて後半は平和な時代になるような書き方だが、戦争が無くなれば、軍隊の価値が低くなり軍事産業がつぶれてしまうので、戦争は無くならない(人工的に必ず作られる。)

冷戦当時も「熱い核戦争」がおこる可能性はほとんど無かった(友倒れで利益の無い無益な戦いは戦争を始める理由が無い。)

友人飛行間近かの中国にアメリカの中枢まで届くミサイルが無いとい書くのは変だ...
中国の核ミサイルでもアメリカ一国を葬ることは簡単にできる。(二桁落ちればおしまい)両国で打ち合えば核の冬が起きる可能性がある。カールセーガンの計算では僅な核兵器の打ち合いでも核の冬は起こり人類全体にとって非常に危険な状態になる。

核の持ち合いは、大国同士の大きな総力戦が起るのを防いだ。イスラエルに持たせることで中東戦争すら無くなった。戦争ゲームは好きだが自分がとばっちりを受けるのは嫌いだから誰も核兵器を使えない。

核兵器に意味が無いと書くのは正しくない。
(たとえ僅かな数で信頼できる輸送システムが無くても政権の安泰は保証される。)


最近の米軍の軍事顧問を派遣する方式を見てると対ゲリラ戦の戦闘方式が確立してるってことのようです。
フィリピン、イエメン、グルジアどこもこの方式、外国軍ではゲリラと市民の区別ができず失敗するってことを解っているために使う方式で盾にしてるわけでは無い...
逆に軍事顧問派遣方式はアメリカが本気だということになります。


最近の書籍を調べてみたのですが。
どうやら、前の書いた「戦争論研究論文選」ぐらいしか戦争論について正確な解説を書いたものは無いようです。(使えるのは翻訳物だけ?、エーベルハルト・ケッセルとピーター・バレット)
前半部分の観念の遊戯と称した部分しか書かれていないものばかりで、政治目的部分も合わせて、政治目的を達成した場合の利益と戦争によって生じる損害や失敗した場合のリスクなどを合わせてやっと理論として使えるものになるときちんと判るように解説してあるものは皆無でした。
(つまり、歴史の流れとしては解説してあっても使えるように(解るように)まとめてない。)
(何とか合格は戦略論大系の注訳)

前半部分の観念の遊戯
「戦争とは、相手のわが意志を強要するために行なう力の行使である。」P30
「戦争は力の行為であり、その力の行使においてはどのような制限も無い。お互いにみずからの意志の実現を強要し合えば極限まで力を行使し合うことになる。」P33
「戦争の目的は敵の無力化である。お互いに敵を打倒しようと作用し合うと...この努力は力の絶え間無い増大を呼び。極限まで両者は戦力を増強し合う。」P34

などの有名な部分のこと
(口の悪いリデル・ハートは、「この原理は、憎悪に逆上した暴徒用のものでそれ以外には適用しえない」と言った。)


政治と軍事の関係もビジネスマン向けは、必ずどこか抜けてるか、こけてる...
本文中で、一般大学で欧米のように軍事学を教えるように提案しておきながらこのありさまとは情けない...
2002.2.28...


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