◎「戦争は個人の決闘や単純なエスカレート理論では表せない。」

決闘

攻撃本能は、動物では競争と地域に均等に分散していくために必要なもの。殺し合いにまで発展しないように抑制されている。昆虫などの簡単な構造の生物ではなく、個々の個体の重要度が増し(経験を積むことが重要な)高等生物の場合・・・
若い挑戦者は経験を積んで再挑戦させなければならない。殺してしまっては種が尽きてしまう。

一般に使われている、弱肉強食は使い方が間違っている。同族同士殺し合う高等生物は少なく。強力な武器を持つ生物ほど抑制機構が存在している。人が食うために家畜を殺すのが弱肉強食で戦争で大量殺人を行うのは同族殺し・・・
つまり、高等生物の中では人間はきわめてユニークな存在である。

(同属内の競争は抑制され制限されて殺し合いにまではならない。弱肉強食は肉食動物と草食動物の関係のように異種間の関係を表す。それを人同士の争いや競争に使うのはモラルを無くし敗者からはすべて剥ぎ取ってぶっ殺してしまえというのに等しい。)


何故、同族で殺し合うのか?
知恵によって抑制を壊してしまった。
未来が見えること(知恵によって予想できる)によって、行動が変わってしまう。
(負かして追い払った相手が傷を治し強力になって将来また襲ってくるのを見てしまう)

人間は殺戮サルとして発達してきたのではなく強力な肉食獣に捕食される弱者だった。道具を手に入れて百獣の王よりも強力な存在になったのはきわめて近い時代にすぎない。そのため、抑制機能が発達する間が無く、次々に作り出される強力な武器を抑制することができずに同属に対して使ってしまう。 人間は「閉じ込められた鳩」や「狭い水槽の中の熱帯魚」のように(どちらも閉じ込められた結果逃げることができずに敗者がいびり殺されてしまう。自然界では敗走するので殺し合いにはならない。)自身の持つ本能に会わない環境を自ら作り出して閉じ込められた・・・


競争による適者生存を否定的な敗者をぶっ殺して消し去るようにしか考えていない。一般に流布している進化論の重要部分は腐っている。

文化的な歪みの正当化に使っている?


動物行動学、進化論

◎集団と社会の作られかたから考察
集団での戦い。自己ではなく、他者を殺し合わせることによる抑制の欠如。

交換原理、宗教によって、無から心理的な交換物を作り出し、命や財産をただで交換する。命や財産の代価を心理的な代改物で埋める。
人の基本、利己的な損得が基本にある。利益が無ければ他人の為に動いたりしない。
交換される利得を無から作った、宗教やイデオロギー的価値で・・・

使う単語が定まらず、意味が採りにくい。重要な概念なので、書籍のちゃんとした引用を作る必要がある。

「贈与交換」「社会生物学」「動物行動学」「進化論」




・・・バラバラの人間をこの方法で大きな集団にまとめることに初めて成功し、宗教は初期の文明では重要な役割を果たした。しかし、戦争に用いると代価が無から作り出せるため大量の人命が消える大きな戦いを作り出せる。


◎動物行動学から本能部分を考察
あらそいや縄張りは種が一カ所に固まらず地上全体に分散することを目指している・・・、分散により多くの個体が安定して生息できる。つまり、資源を食い尽くしたり、天変地異や疫病で全滅するリスクを減らせる。攻撃性は熱帯魚のように調整されている。
(熱帯魚の攻撃性、自分の縄張りの中では高くそこを離れると段々臆病になっていく。大きさに関係無く、自分の縄張りを守るために小さくても攻撃性は発揮され、大きくても迷い込んだ方の臆病は変わらない) (カラフルな熱帯魚を水槽に入れると同じ種類の熱帯魚はすぐに殺し合って減ってしまう。これはいじめなどではなく広い縄張りを必要とする魚種を狭い水槽に閉じ込めた人間の罪・・・)

人間の場合は50人から100人が限界で分裂するように、小さな群で暮らし定住せずに移動していく暮らしに本能は調整されている。だから、攻撃されて負けても敗者は奥地へ逃走できた。
殺して奪うためでは無く分散し種族が安定して繁栄するための抑制された戦い。

そして、シュアリング(助け合い)文化が広まり、人の攻撃本能は抑えられ平和に助け合って暮らしていたと考えられる。考古学から石器時代の交易

定住と農耕がこの自然の摂理を変えてしまった。
定住=敗者は逃走できず。食料元を失い全滅する。
農耕=人口が増え集団が分解しないための新しい仕組みが必要になる。農耕と狩猟採集の差は得られる食料の差、人口の差として現れる。少数民となった狩猟採集民は狩りのための土地を奪われ追い立てられる。飢えて農村を襲っても人口差から生じる戦力差が多きいため害獣のように駆除されてしまう。

「文化=ミーム」
個体から群へ、遺伝子以外の方法によって世代から世代へと知識やノウハウを伝えていく。親から子へよりも群の中に文化や習慣として蓄えるほうが安全に伝承できる。
(変化に長い長い時間のかかる遺伝子よりもすばやく変化に対応できる。)

◎同族同士の殺し合いが起こらないように強力な武器を持つ生物ほど本能に規制が書き込まれ禁止されている。「ソロモンの指輪」

人間の場合、兵士として訓練し殺し合いをさせようとしても85%の人間は銃の引き金を引けない。たとえ自分や友人が殺されそうになっても・・・他人を撃ち殺すよりも自分の死を招いてしまう。「殺しの心理学」

昔は兵士を刑務所やごろつきの中から集めて作った。そうじゃないと役に立たないと判っていたから・・・
(ナポレオン戦争以前 兵士=ゴロツキ? 市民とは別の邪悪な存在?と考えられていた。)

しかし、現代科学と心理学はこの障壁を打ち破る方法を開発して「善良な市民」から「優秀な兵士?」を量産する方法を開発した。しかし、戦争が終わると抑制を外した危ない人間が社会にあふれることになってしまい凶悪犯罪が増えてしまうが・・・




資料 殺しの心理学、ベトナム戦争、ソロモンの指輪

ソロモンの指輪1 動物の行動の場合資料
ソロモンの指輪2 人間の行動の場合資料



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