スタジアムトライアルレポート(@神戸・流通科学大学)
97年10月25、26日に流通科学大学の学園祭で行われたスタトラの紹介です。
秋晴れの広がる10月最後の土曜日、世間は何事もなく平和であった・・・が、自宅でのんびりくつろぐ私に一通の極秘指令が電子メールで届いたのである。
それによると、なんと今日スタジアムトライアル形式のバイクトライアルイベントが神戸で開催されるので、急遽出撃せよというのだ。それも、20インチと26インチに分けての2daysと本格的、全日本トライアルエリート、マスタークラスてんこ盛り(?)の涎モノのスタトラらしい。よもやこんなイベントがご近所であるとは、トライアル地獄耳のこの私もちぃーとも知らなんだ。
現地についてみると、そこは学園祭の真っ最中。この特設会場にど派手な人工セクションが出現!!、噂通りの超豪華メンバーが集結しており本当にもうビックリ。こ、これは一体どうなってんの!!
では、私の観てきた初日(26インチ:MTB)のスタトラの模様をご紹介いたしましょう。
●第1セクション
大小並べられたケーブルコア群を飛び渡る田中選手。
まず右側のコアにダニエルで飛び乗り、
フロントを上げたまま次のコアに向かってその場60度左ターンしてから、次のコアに飛び移るところ。
(コーステープをよくみてね)
同じく1セク。複雑に組み合わされたケーブルコアをクリアするアーリーこと有薗啓剛選手。
これで次の瞬間には、リアタイヤが一番上のコアまで乗っているんですよね。もう〜ビックリ。
●第2セクション
ただひとり右手の狭い台上から3m近い大ジャンプをみせた尾西選手。助走がほとんど取れないのに凄い。おまけに飛んだ先の台は下がえぐれた上、停止も出来ない急斜面。
飛び乗った後、頂点までホッピングで登るのも超難しい。止まるとズルズルと落下してしまう斜度なのである。
ここは落ちる前に跳ねる(?)方法でも少しずつ前進して見事クリア。
飛び移った後も急斜面の頂点(上の写真の右)までバイクを進め、角にフロントを引っ掛けてスタンディング停止。
そこからいきなり突き出し一発、一気に角までリアをもって行きダニエル体勢、何事もなかったかのようにふんわり飛び降りる長谷中選手。
カッコイイ !!
●第3セクション
3セクの往路。高さ1mの横置きしたケーブルコアに飛び乗り、そこから立てたコアに飛び移る。
写真は、左手のコアにサイドパラレル(横飛び上がり)で乗った後、そこから右手のコアにまさに飛び移らんとする長谷中選手。
やっと立てたケーブルコアをクリアして下まで降りたと思ったら、今度はもと来た道を逆走です。
梯子は途中までしかないのに一体どうやって登ったのでしょう???
よくみると梯子の下も50cmばかり浮いています。思い切り助走をつけてクリアするのですが、梯子の両端でのアクションのタイミングが凄く難しそうですね。
3セクの最後です。行きはこの2段ケーブルコアから右の一本橋に下りるのが難関だったのですが、帰りの逆走もかなり難しい。なんとこの一本橋の上から2段コアの頂点に飛び乗らなければいけないのです。しかも上はホイルベースギリギリ。
有薗選手は、フロントのみ下のコアの淵(上のコアが乗ってる脇の狭いスペース)に置き、そこでスタンディング静止。
その不安定な位置から一気にサイドパラレルで上まで飛び上がりました。もう音も無く着地するところが凄い。
最後は上でダニエルにして90度右ターンしてセクションアウト。
●第4セクション
真横から車の屋根に飛び乗る田中選手。結構高さがある上に窓がなくてフロント・リアタイヤを当てられないのが辛いところか。助走も2mくらいしかありません。
同じく4セク。車に乗ったら屋根の上で方向転換。タイヤと立てた土管をダニエルで渡ってセクションアウト。
涼しい顔で土管の淵を飛び渡る有薗選手。
●第5セクション
最終第5セクションの高さのあるケーブルコアを飛ぶ田中選手。
下に少し見えているのが、人の頭ですから優に高さ2mはありますね。
この後、ケーブルコアの上からふんわりダニエル下りを決めて往路は終了。
今回一番の難所、5セクの逆走の入り口。宙に浮いた斜めケーブルコアの上面を使って、左手の高さ2mのケーブルコアに乗らなくてはならない。斜めコアの下がかなり空いているので非常に難しい。
せっかく乗ってもコアの上までフロントタイヤが引っかからずズルズル落ちてしまうライダー続出。
でも落ちながらも足を着かずにバックして再挑戦。体勢を建て直し繰り返し挑戦してしまうところが凄い。
トップクラスの選手は、ついにはオールクリーンの足付きなしで上がってしまった。
※結局、順位は1位:有薗(オールクリーン !!)、2位:長谷中、3位:尾西、4位:田中の各選手の順でした。
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