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2007.11.04
 

「ギリシアの聖水」と「ネコしんぶん」(earth garden 秋 2007)

 10月27日(土)は台風20号が夕方、房総沖を通過。代々木公園の会場は昼過ぎから雨が激しくなり、午後3時を過ぎると人気もなくなった。まわりのブースのテントも閉めるところが多く、激しい雨であたりが煙ったように見えるほど、4時には撤収しました。

台風一過の日曜日、代々木公園から見た夕空

 28日(日)、台風一過、快晴。午後からは初夏を想わせる日差しで、大勢の方々がオルタード・ディメンションのブースに来てくださいました。ありがとうございました。

ギリシアの聖水

ギリシアの聖水
(ラベルはレスポス島の
教会の天使の絵)
 会場で不思議なものを見つけました。ケヤキの木の木陰でコーヒー占いをしていたギリシア人の女性がいました。少し奥まったところにいて、気づかない人もいたのではないかと思います。そこでコーヒー占いをお願いしたのですが、すぐ右横に折りたたみ椅子が一脚。座席に小さなボトルが7〜8本置かれていました。
 “ギリシアの聖水”とマジックインキで書いた張り紙があります。どこか惹かれて、尋ねてみました。この女性、小柄ながらとてもパワフルで、目の彫りが深く強い意思を感じさせる人でした。彼女は、迫力ある口調でおおよそ以下のような説明をしてくれました。
 
 これはギリシアの聖水で、玄関の内側の床にこうやって(と、指で蓋を押さえながら)左右に水を振りかける。少しの水で十分だと言っていました。それで、聖水のかかったところを歩くと魔除けの御祓いになるそうです。災難を避けられる。聖水を撒くのは、ときどき気になったときでいいようです。
 ほら、こうやって、と立ち上がって、目の前で左右に聖水を地面に振りかけます。そして、その上を横切って歩くように命じられました。半信半疑ながらも、雰囲気に呑まれて、行ったり来たり3度ほど繰り返します。すぐ横を通りかかった外国人が見ていて、What are you doing? と声をかけてきました。

 聖水は普段はボトルのまま家に置いておくのがいいそうです。そして祈っていると、1、2ヶ月で奇跡が起きると言うのです。祈りといっても、別にキリスト教でなくても自分の信じている神仏なんでもよく、とにかく祈りの心が大切だとのことでした。
 また、聖水を持ち歩けるように小瓶に分けて詰めたりもしても。赤い蓋の小瓶に聖水を詰めたものを見せてくれました。赤い色は生命エネルギーを高めるといって、赤く染めていました。聖水に色をつけてしまっていいのかなと思ったりするのですが、このあたりの感覚はギリシアの人は、日本人とは違うようでした。
 この聖水について、例えば、ギリシアのどこから来たのか尋ねましたが、ギリシアの聖水、それだけでいいというのが女性の答えでした。信じれば奇跡が起きると熱心な口振りで語っていたのが印象的でした。

 ボトルには絵の描かれたラベルが貼られています。この女性が貼ったもので、ギリシアのレスポス島の教会の絵だそうです。その島は、サッポーという古代ギリシアの女性詩人がいたことで有名だとのこと。サッポーは女の子をまわりに集めていたそうで、そこからレスポス島にちなんでレズビアンという言葉が生まれたと言っていました。この話しは横道で、聖水とレスポス島は直接は関係ないようです。
 レスポス島は、トルコに近いこともあって、昔、宗教対立によって修道院が破壊され、たくさんの殉教者がいたといいます。ラベルには、そんな土地の霊力が込められているようです。

 以上は、会場で出会ったギリシア人の女性が語っていた話しです。本当に偶然に、それも全く個人的なレベルの出会いだったことに何か縁を感じました。なにより神秘的なものに惹かれる心がピンと感じました。 

ネコしんぶん創刊号

 今回、ネコのおもちゃと、おもちゃに夢中になっているネコの写真を展示しました。関心を持ってくれる人がたくさんいて話しが弾みました。アースガーデンの前日、急に思い立って作った「ネコしんぶん」をネコ好きの人に手渡しました。
 「ネコしんぶん」というと、みんな「はて?」という反応。別になんということはなく、ネコに関係した新聞記事の切り抜きを集めてコピーしただけのものです。でも、けっこう好評。もしかしたら第2号も作るかもしれません。

「ネコしんぶん」創刊号
(文字がよく読めないが、読んでみたい
という方には郵送でお送りします)



 

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