○死と再生を繰り返す不思議な復活植物
○砂漠を風のままにコロコロ動き回る奇妙な生態
○部屋に置いておくと幸運をもたらすという言い伝えがあります

砂漠を転がり動く奇妙な植物

　世界には想像を超える生き物がいます。砂漠に棲むこの植物もそのひとつです。
砂漠が乾く季節あるいは長期間雨が降らずにまわりの環境が生存に適さなくなると、根を引き上げて、枯れた体を丸めて球形の姿になり、ある日再び生息できる場所を得るまで砂漠を転がり旅をします。生きるにふさわしい場所に行き着いたら、根を張り生活をはじめます。そのようにして何度も移動を繰り返します。
彼らは自分にふさわしい場所に運んでくれるという、大いなる自然に対して限りない信頼をもっているかのように思えます。

死んでも再び復活する不思議な植物

　ジェリコの薔薇は、復活植物(Rusurrection Plant)という名前がつけられています。その由来はこの植物の特異な生態にあります。砂漠で水がなくなると、ジェリコの薔薇は「死に」、水分を失って乾燥した枝は内側に丸まって枯れ果てた丸いボールのようになります。そうして土から根を引き上げ、湿り気のある土地につくまであちらこちらへと風に運ばれます。しかし水を得ると、乾燥して死としか思えないジェリコの薔薇はすぐに若々しい枝を広げはじめるのです。このように「死」と再生を繰り返すところから復活植物という名がつけられるようになりました。

水・大地・太陽が作った神秘的な形
　鉱物でありながらバラの花のよう神秘的な形をしています。砂漠の砂の中からバラの花のような石が掘り出されたとき誰もが驚きました。
　幾重にも重なった花びらのような塊……花の化石？　古代の人が作った遺物？　いえ、それは自然界の法則によって出来あがった形状です。しかし、なぜ、このような形になるのかはまだよく分かっていません。はっきりいえることは、水・大地・太陽が作り出した絶妙な形だということです。
　自然がどうしてこんな形を作ったのか、砂漠のバラには神秘的な存在感があります。
　

Tunisia

　砂漠のバラは、デザート・ローズ、サンド・ローズと呼ばれ、その名の通り、砂漠の乾燥地帯でのみ産出します。この砂漠のバラは、北アフリカ、チュニジアのサハラ砂漠で採れたものです。
　
どうして神秘的な形をした鉱物が出来るのか？
砂漠のバラの出来る仕組みについて分かっているのは、おおよそ次のようなことです。　まず地下に眠っていた石膏が僅かな水分によって溶けだし、毛細管現象の原理で地上付近まで水分が吸い上げられます。そこがオアシスだった場合、水中に溶けた石膏は長い年月をかけて結晶になっていきます。そしてオアシスが干上がった後に、結晶が砂漠の地表近くに残ります。まわりの砂を取り込みながら結晶化するため黄土・黄金のような砂漠の色をしています。これが砂漠のバラです。
　
　砂漠のバラの素材になっている石膏(せっこう)は、化学的な表示では硫酸カルシウム・2水和物(CaSO4・2H2O)、水の分子を含んでいます。石膏は一般的には建材、美術の石膏像、外科のギブス包帯などに使われている白いセラミックとして知られています。
石膏の中には透明感のあるきれいな結晶になるものもあります。それは石膏独特の透明さと桂状をしておりセレナイトという名前がついています。水晶の透明とは違う石膏(セレナイト)の優しく清らかな美しさは「聖母マリアのガラス」とも呼ばれています。
砂漠のバラの内部もガラス状の結晶で出来ています。

※前回、展示した品はとても好評でした。今回、限られた数ですが新入荷できました。
※砂漠のバラはプレゼントとしてもとても喜ばれます。
※世界各地の砂漠地帯で同じような鉱物が採取されていますが、造形の見事さ、色つやの鮮やかさなど、サハラ砂漠で採取されたものが格段に優美です。
※サハラ砂漠で発掘され日本まで届いた品です。梱包には注意しておりますが、欠けやすい品ということで、若干の欠けはご容赦下さい。 　

ご希望の番号を明記してください。
送料・梱包代300円（1個以上、何個でも300円です）。


お申し込みは、メール、電話・ファックスで受け付けます。
お申し込みについて詳しくはこちら≫

お申し込みは、メール、電話・ファックスで受け付けます。