ALTERED DIMENSIN
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フランキンセンス(乳香)

   乳香は、アラビア半島の南端と北東アフリカに育つカンラン科の灌木の樹皮から取れる樹脂です。いつの時代か、人はこの樹脂を火にくべると素晴らしい香りを発することを知りました。固まった樹脂は、乳白色でミルクのような色をしていたことから乳香と呼ばれました。
  乳香は古代オリエント、エジプト、ギリシア、ローマで香として尊ばれ、神さまに捧げられてきました。古代エジプトでは、日に三回、香が捧げられましたが、乳香は日の出とともに太陽神ラーに捧げられました。
  キリストが生誕したとき、東方から来た3人の博士が「乳香と没薬と金」を捧げたと聖書に書かれています。乳香は神、没薬は救世主、金は王を象徴しているといわれますが、これがいま世界中に広まったクリスマス・プレゼントのはじまりでした。
  乳香を炭にのせると白い煙とともに甘い香りが立ちます。心に落ち着きをもたらすその香りは、古来より瞑想や祈りに欠かせないものでした。現代に生きるわたしたちには、ストレスを癒す、気持ちを和らげる、そんな効果が期待されています。
 
3つの産地のものを揃えています。
【1】 フランキンセンス(乳香)
<エジプト産>
10g
250円
配送料200円
【2】フランキンセンス(乳香)
<ソマリア産>
10g
350円
配送料200円

【3】フランキンセンス(乳香)
<イエメン産>
10g
400円
配送料200円

 

お申し込みは、メール、電話・ファックスで受け付けます。
お申し込みについて詳しくは、こちら≫


ミルラ(没薬)

   乳香と並ぶ古代オリエントの聖なる香料として知られています。赤みがかった黄金色の樹脂です。乳香の香りがスィートとすれば、ミルラはビターと表現されてきました。古来、没薬は人間のさまざまな病気を癒す薬であり、その香りは生命力にあふれ、感受性を豊かにしました。
  紀元前2000年頃書かれた古代エジプトのパピルス本には既にミルラが香として使われてきたことが記されています。ミイラを作りとき、たくさんの香料が使われましたが、殺菌・防腐効果が高いミルラは欠かせませんでした。このようなわけでミルラの語源はミイラに由来します。
  聖書にもミルラについて語られている個所がたくさんあります。とくに旧約聖書のソロモンの雅歌にはミルラの香りの素晴らしさを称えたものがいくつもちりばめられています。
  豊かな芳醇とバルサム系のビター(苦み)の融合した香りはリラックス感をもたらします。心を鎮めたり、平安な安らぎをもたらす、そんな効果が期待されています。

3つの産地のものを揃えています。
【1】 ミルラ(没薬) <ソマリア産>
10g
350円
配送料200円
【2】ミルラ(没薬) <北アフリカ産>
10g
400円
配送料200円

【3】ミルラ(没薬) <イエメン産>
5g
600円
配送料200円

 

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ホワイトセージのミニ・スマッジ
──新しい年をスタートさせる香りのセレモニー


■ホワイトセージの小枝を麻(ヘンプ)の糸で束ねました。ネイティブ・アメリカンの人々はホワイトセージを「聖なるハーブ」と呼んできました。スマッジの清々しい香りは、お部屋やオフィス、野外のスペース、そして人や身のまわりのものを清め、気を浄化します。
 
■使い方……スマッジの茎の部分を手で持って、ホワイトセージの葉のはじにライターなどで点火します。炎がまわったら、火を消します。柔らかなスモークが立って香りがたちこめます。
 
■部屋や家、イベントの会場、野外の空間で……スモークをくゆらせているスマッジを持ち、ゆっくりと歩いてお部屋や会場、野外の空間の隅々にスモークをよくゆきわたらせます。屋内の場合は、窓を閉じてから香を焚きはじめます。スモークがゆきわたり、しばらくしたら、窓やドアを開けて空気を入れかえます。
 
■人や物を浄化を浄化するとき……人の場合は、足下から頭のてっぺんまで、スモークをていねいにあてます。アクセサリーや家具、写真など物の場合は、その全体にゆっくりスモークをあてるようにします。

ホワイトセージのミニ・スマッジ3個
1000円(送料200円)

お申し込みは、メール、電話・ファックスで受け付けます。



香(インセンス)
ホワイト・セージ
ホワイトセージ
  ホワイト・セージ(Salvia apiana)は日なたのようなパワーのある、清浄感あふれる香りが特徴。心をリフレッシュさせ、和やかに鎮める効果があります。
北アメリカのネイティブ・アメリカンの間では、ホワイト・セージは「聖なるハーブ」と見なされてきました。スピリチュアルな伝統的儀式で、まわりを浄化(きよめること。清潔にすること)し、聖なる空間とするために、この香をたきしめます。 また、ホワイト・セージは、さまざまな病気の民間薬として外用、内用に使われてきました。
ホワイトセージの香りは、特に女性に人気があります。使い方も簡単、食器の皿の上にホワイトセージの乾燥葉の一片を置いて、端に点火するだけで香になります。葉は、完全燃焼せずに柔らかなスモークが立って、部屋を浄化してくれます。
こんなときに
  いろいろな出来事に混乱して自分を見失いそうになったとき。
  やめられない嗜癖や悪習、いろいろな精神的依存性を解きたいとき。
  部屋の雰囲気を一新させたいとき。
  ネガティブな感情、後悔などを洗い流したいとき。
  興奮を静めて、想念に惑わされることなく心を落ち着かせたいとき。
  新しいスタート、リフレッシュ、気分転換、仕事の切り替えなどのとき。
  瞑想、気功やボディワークをする前に。
  短期間にマスターしなければならないテキストや課題に取り組む前に。集中力をアップさせるためにホワイトセージを焚きます。
  人が集まる場所や部屋で、騒がしい雑踏の雰囲気を鎮めたいとき。  
  その場所、空間、あるいは人や物に関わる邪を払う、魔除けのとき。
 

スマッジ
デザートセージとジュニパーを糸で束ねたもの。野外や大きな部屋、催し物の会場などでも十分使えます
いろいろなスタイル
ネイティブ・アメリカンの宗教的儀式で〈スマッジング〉というセージを焚くスタイルがあります。現代のわたしたちもそれにならってメンタルな使い方ができます。その場所(部屋、会場、屋外でも)やそこにある物品(家具、写真、アクセサリー、大切にしている持ち物など)を浄化するために行います。
部屋の浄化はホワイトセージを燃やして、煙を部屋の隅々に行き渡らせるというもの。
ホワイトセージはとてもゆっくりと煙を立てるので手で持つこともできますし、皿や香炉に置いてもかまいません。そして、煙をくゆらせているホワイトセージを持って家の中をゆっくりと歩きます。
ホワイトセージは、茎や葉を大きさに合わせて糸で束ねることで煙の量を調整できます。
部屋や空間の浄化を目的にする場合、ホワイトセージを焚いた後は、窓などを開けて空気の入れ換えをすることをお薦めします。それによって部屋は、全く新鮮な、清潔で、初々しい雰囲気の空間になります。
ここであげたのは一例です。ホワイトセージの香を焚くのに形式にこだわることはありません。自分にやりやすい、なじんだ方法で試してみてください。

メンタルな効果とイメージ
メンタルな効果/ ヒーリング、浄化、ストレスや気持ちの高ぶり、興奮を鎮める、冷静になる、集中力を高める、部屋の雰囲気を変える、乱れた空気を改める

香りのイメージ/

中性的、初々(ういうい)しさ、強さ、厳(おごそ)かさ、聖性、大理石、清潔さ
 
 コラム
  昔から高い香りは邪気を払う効果があると信じられてきました。祓いや浄化といった宗教的な行いも同じような意味を持っています。昔の人たちは、病気になるのは邪気の仕業だと考えていました。邪気には、人に祟る物の怪(もののけ)も含まれていました。
こういった発想は、呪術的・魔術的思考と呼ばれますが、数千年のあいだ人類の文化として、そんな考え方があったのはとても興味深いことです。科学的・合理的な考え方が常識になっている21世紀になっても、そんな考え方が人々の心の内からなくなっていません。
例えば、5月には菖蒲湯(しょうぶゆ)に入ります。12月の冬至には柚子湯(ゆずゆ)があります。9月9日は、重陽節(陽の数字が重なる)、菊の節句で、菊酒を飲みました。
菖蒲のツンとした高貴な香り、柚子の柑橘系の深い香気、菊の気品ある香りには特別な清々しさが感じられます。それらに共通する高い香りには、邪気を払う力があるということが、菖蒲や柚子、菊が用いられた理由でした。
仏教では、仏前を浄め邪気を払うための供香(くこう)や仏像や修行者の体に塗って邪気を払う塗香(ずこう)がありました。南西アジア、中東からヨーロッパでは邪視といって、他人に病気や死など災いをもたらす不吉な眼差(まなざ)しの存在が信じられてきました。イランでは、邪視を払うためにヘンルーダ(ミカン科)の香を焚きます。

香を焚くときに必要な3点の道具
(ホワイトセージを焚くときには、これらの道具を使わなくてもできます。もちろんこれらの道具を使って煙を出さないようにホワイトセージを楽しむこともできます)
・灰(茶碗や湯飲みなどの容器にこの灰を入れて、炭をくべ、上に銀葉かアルミホイールを敷いて、その上に香を乗せます。砂などでも代用できます)
・チャコール(炭。ライターで簡単に着火でき、1個で約2時間ほど使えます。10個入り。割って使うこともできます)
・銀葉(ぎんよう=雲母をガラス状にスライスした香道で使う道具。あると便利ですが、なくてもアルミホイールなどでも代用できます)
【価格】
 ミニ・スマッジ 3個 1000円(+送料200円)
 ホワイトセージ 30g/1000円(送料込み)
 スマッジ
 (デザートセージ&ジュニパー)
長さ約20cm/1500円(送料込み)
SOLD OUT
 ナチュラル・インセンス(香) 10種セット/4000円(送料無料)
 灰…日本製 60g/450円(+送料160円)
 チャコール…イギリス製 10個入り/500円(+送料160円)
 銀葉 1枚400円(+送料120円)
2点以上のご注文の場合、送料は高い方の1点の金額のみです。不明な点は、お気軽にお問い合わせください。

サンダルウッド(白壇)の香木

 とても良質なサンダルウッド(白壇/びゃくたん)の香木です。産地はインドのマイソール。インドの公的機関の検印がプレスされている香木で、それぞれ一点ものです。
  サンダルウッドは高貴で涼しげ、ほんのりスィートな香りがします。古来、インド、中国、そして日本で名高い香木です。インドでは寺院の建造物、仏像、彫刻、また精油を取ったり、アーユルベーダ医学の薬に用いられてきました。また涼を呼ぶ木としても知られてきました。中国や日本には仏教とともに伝わっています。平安時代の日本の貴族はこの香を薫香(くんこう/焚く香料)として珍重しました。
  日本では、沈香とならび白壇は香木の形で珍重されてきました。その良さを見直していきたいと思います。
 
  サンダルウッドの香木は、その質によってかなり違いがあります。良質のものとそれぽどでないものは、まるで別物といっても過言ではありません。
  ここで紹介しているサンダルウッドはとても良質なもので、本当の白壇の香りを楽しんでもらえます(下記に、サンダルウッドの香木の質を見分ける4つのポイントをあげました)。
  「華厳経(けごんきょう)」というお経では、サンダルウッドの香りは、菩薩の菩提心(悟りを求め仏道を行おうとする心)のごとしと評されています。平安貴族の感じていた幽玄という余情は、この香りを指している、そんな体験をしてみませんか。

サンダルウッド(白壇)の香木
(1)サイズ(10.7mm×2.5mm×2.3mm)重さ47g 価格7050円
SOLED OUT

(2)サイズ(14.5mm×2.2mm×1.0 mm)重さ31g 価格4650円

(3)サイズ(11.6mm×1.0mm×1.5mm)重さ20g 価格3000円

(4)サイズ(14.0mm×0.8 mm×1.2mm)重さ15g 価格2250円
SOLED OUT
※香木の表裏に検印がプレスされている。香木は赤褐色の心材の色、表面にとても細かな光沢がある。

 コラム
■サンダルウッドの香木の用い方
○香木を薄く削ったカスや粉を灰をかぶせた炭の上にくべて、煙をくゆらせると香になります。「炭にくべて」と書きましたが、炭に灰をかぶせた上に香木の破片をのせて香りを出す方法を「空薫(そらだき)」、灰の上に雲母の小板を敷いてそこに香木の破片をのせて香りを出す方法を「聞香(もんこう)」と分けられます。後者の方が手がかかりますが、より繊細な香りが表現されます。(炭や灰、銀葉を必要とされる方は、こちらまで≫
  直接、香木から香りを引き出すことにより、最も純粋な白壇の香りが体験できます。精油や線香のサンダルウッドの香りとはずいぶん違うことにびっくりするはずです。
 
○細かい粉末したものを手や体にかるく付着させると、そのままで仄かな香りを楽しめます。楽器を演奏するときの滑り止めや、夏の暑さに涼をもたらしたり、あるいは気分転換のリフレッシュなどにも使えます。本来は仏教の行者が身を清めるために用いた方法で「塗香(ずこう)」といいます。
 
○香木を薄く削ったものを集め小さな布袋に入れれば手作りの「匂袋」ができます。
 
○小片ですが細工や彫り物に用いることもできます。彫琢して「珠(たま)」を作ることもできます。
 
■サンダルウッドの香木について
  ビャクダン科の常緑高木。ビャクタン科の植物は熱帯を中心に世界で約30属400種あり、その大半が半寄生の性質で、ヤドリギ科の近縁とされている。サンダルウッドは半寄生植物ですが、幹は直立して10メートルにもなる。宿主を選ばないので栽培はそれほど難しくないといわれます。ベトナムからマレー半島にかけて東南アジア、ジャワ、スンダ列島の地に広く分布していますが、インドの南部デカン高原の地、マイソール産のものが最も品質が高いといわれています。
  インドではこの木の伐採が進み、品薄状態になっています。香木として伐採するまで40〜50年かかりますが、再生が追いつかず、インド政府は伐採制限、輸出制限を行っています。そのような事情でサンダル・ウッドの加工に際しては、小さな木片に至るまで流通が管理されています。
  ここで提供しているサンダルウッドの木片には、インドの公的機関の検印がプレスされています。
 
■サンダルウッドの香木の質を見分ける4つのポイント
  (1)香りを確かめる……まずはこれが基本。良質な香木の香りは、仄かに甘味のある、涼しい香りがします。香木を焚く必要はありません。そのまま香木の表面の香りを確かめます。
  香りがしない香木は論外です。一方、昔から香木で扇子、数珠、仏像が作られてきましたが、かなり強い香りのする香木や彫り物にであうこともあります。要注意なのは、ツンとしたほどの強さの香りを発しているものは、サンダルウッドのオイルを付着させている場合があることです。経験的には、そういう香木や彫り物は、香りは強いのですが、独特の仄かな甘味があまり感じられません。
  (2)香木の色と光沢……通常、サンダルウッドは樹齢40〜50年の木を伐採し、幹の直径は太いもので25〜30センチになっています。伐採後、幹は 心材と辺材に分けられます。心材の部分に香気があります。白壇油の主成分であるセスキテルペンアルコールなどがこの部分に多く含まれているためです。
  樹木の心材とは内側の層のことで、沈着物によって紅、黄、黒褐色になっています。サンダルウッドの心材部分は黄色、または赤褐色です。
  他方、樹木の辺材は、幹の周辺部のことで、木質は柔らかく白味がかっています。この部分の質は粗いです。サンダルウッドも辺材の部分は白色で香気がありません。
  このように、サンダルウッドの木片の色が黄色から赤褐色っぽいこと。また木片の表面をよく見ると、柔らかな光沢があります。
  (3)香木の重量感……心材の部分の質は緻密で硬いので、手にしたとき重量感があります。手の平に乗せたとき、普通の木片よりもどっしりした感じなのですぐに分かります。
  (4)香木の発する音……木片どうしを軽く当てて音を確かめてみると、香りの成分が多く含まれている油脂成分の多い木は、木琴のような高音の澄んだ音がします。香木が二本ないときは、香木一本をスプーンなどで軽く叩いてみても違いが分かるはずです。

送料(梱包代込み)各200円
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オリーブの木の乳鉢 SOLD OUT

こんな使い方──インセンス(香)にも、料理にも
  オリーブの木で作られた乳鉢です。料理のスパイスを砕いたり、インセンス(香)を砕くに使います。インセンス用には、いろいろな樹脂など香の素材を細かく砕いて粉末にし香として焚くのに便利です。さらに乳鉢を使って砕いた香素材から、自分のオリジナルな香りを作ることもできます。もちろん幾つかの香素材をブレンドして新しい香を作る──そんな素敵な楽しみ方もできます。

平和と知恵のシンボル、オリーブ
  硬い木質は乳鉢の材質として最適。木目のカーブが美しい。オリーブは実から油を採るために4000年以上も前から栽培されてきた植物で、最初の記述は旧約聖書の「創世記」、ノアの箱船の章でした。
  「創世記」には大洪水に覆われた大地から水が引いてきた証として、鳩がオリーブの枝をくわえて帰ってくる逸話があります。また、古代オリンピックでは勝者にオリーブの冠が与えられました。イスラム世界ではオリーブの木は世界樹(世界の中心にあって天地を支える柱の木)と見なされてきました。オリーブはギリシャ、イスラエル、ポルトガルの国花にもなっています。
  オリーブの枝は平和のシンボルとして知られています。国際連合のマークもオリーブの葉をあしらったものです。オリーブの花言葉は「平和」「知恵」。
 
  オリーブの木で作った摺りこぎ棒が付いています。チュニジア製。
 
オリーブの木の乳鉢
(右)大、(左)小
大(乳鉢・乳棒)…… 内径/約8cm、
外径/約11.5cm、
高さ/約6cm
SOLD OUT
価格3900円(送料580円)
小(乳鉢・乳棒)…… 内径/約6〜7cm、
外径/約10cm、
高さ/約5cm
SOLD OUT
価格3300円(送料390円)
大、小ともにオリーブの木 質がきれいで、どっしりとした重量感のある高級品です。

お申し込みの詳細は、こちら≫


ナチュラル・インセンス(香)10種セット

写真:セットの中身

■このセットは、香を原点に返って楽しむスタイルを提案しています。それは焚き火に香木をくべた遠い人類の祖先から、古代中央アジアの宗教儀式、仏教やヒンズー教の護摩に至るまで変わらない最もベーシックな香のスタイルです。
  現代では、アロマテラピーや線香などいろいろなタイプの香りの楽しみ方がありますが、ここで紹介する香は、古代から使われてきた素材そのものの、ナチュラルでピュアーな植物の樹脂や花、葉を乾燥させたものです。
  このセットでは、世界各地の10種類の香を厳選しました。香を焚くための用具一式「チャコール(着火の簡単な炭/1個で2時間有効)」×5個、「銀葉」、「灰」も揃えています。このセットがあれば、どこでもナチュラルでピュアーな香を楽しむことができます。

■心身の癒し、仕事のストレスからの解放、リラックスする、くつろいだ時間を過ごす、空間を清めて浄化する、特別な日の演出に、大切な人のおもてなし、瞑想の補助に、うちとけた気分を醸し出すために、気分転換に、心を鎮めるために……音楽療法やボディ・マッサージと組み合わせたりと多様な楽しみ方があります。
  インセンスをお気に入りの小瓶に入れると、半透明の樹脂は鉱物のよう、また樹皮や種子の面白い形など、それらは自然界の美しい標本になり、目を楽しませてくれます。
  ひと手間をかけて準備にした香は、それにふさわしい至高の時をプレゼントしてくれます。すり鉢やグラインダーを使って粉にして、素材をいくつかブレンドすると自分だけの香りを楽しむこともできます。自分なりの香の儀式を生み出すのもスピリチュアルな体験のひとつです。


 香は人類が火を使用しはじめたのと同じぐらい長い歴史があるといわれます。いろいろな木を火にくべ、香りのよい煙が立ち上がることを知った人間は、それを神(々)や死んだ祖先に捧げるようになりました。
  歴史が下るにつれてインセンスは天界や異世界とをつなぐ聖なるものとしてだけでなく、気分を変えたり、瞑想や黙想の時に使ったり、空間を浄化したり、 あるいは異性を引き付けたりといったさまざまな目的や使い方をされるようになりました。
  例えば、マヤのラカンドン族は香を焚き、天の神に捧げます。彼らの言い伝えによれば、神々は自分では食物を調達することができない、そこで、人間がよい香りの煙を焚くとそれが天で神々の食物に変わる。おいしい食事を得た神々は、香りのよい煙を捧げた人々の願いを聞き入れ、守り、面倒を見てくれるというのです。このように世界の多くの文化で、特に宗教的儀式に香は欠かせないものでした。
 ところで香は聞くといわれますが、香りを知覚する嗅覚は五感の中でも一番古い感覚です。人類の進化上、最も原始的な、心の起源に接するようなリアリティだということができます。脳生理学に基づく知見では、嗅覚は五感の他の感覚と異なり、大脳辺縁系に直接伝えられることから最も本能に根ざしている感覚だと見なされています。
  人間の心は、内蔵(植物神経)によって動かされる面と、感覚器官によって動かされる面の二種類が編み目のように織りなされれていると言われています。解剖学と進化論の知見によれば、呼吸(肺臓)と結びついている嗅覚器官は、心の二種類の面が最初に分離する場所だと見なされています。それは魚などの水棲動物が陸上に上がる直前の心の世界とも言えます。
  香の世界は、視覚中心の近代文明が忘れ去った古(いにしえ)の世界に通じる回路です。

■10種セット(各3g入り)の内容
1.フランキンセンス(乳香)
深い瞑想状態に導く、黄金色の樹脂
 キリストが生誕したとき、東方から来た3人の博士が「乳香と没薬と金」を捧げたと聖書に書かれています。乳香は神、没薬は救世主、金は王を象徴しています。紀元前600年頃にイラン東北部で創始されたゾロアスター教にも似た逸話が伝えられています。古代エジプトでは、日に三回、香が捧げられたが、乳香は日の出とともに太陽神ラーに捧げられました。
  アラビア半島の南海岸にあったとされる伝説のシバの女王の国 (現在の南イエメン)、そしてその対岸のソマリアは古代、乳香と没薬の産地でした。ここから運びだされた乳香は古代オリエント、エジプト、ギリシア、ローマで香として尊ばれ、神に捧げらてきました。
  黄金色の樹脂である没薬を炭にのせると白い煙とともに甘い香りが立ちます。心に落ち着きをもたらし、深い瞑想状態に導くその香りは、古来より瞑想や祈りに欠かせないものでした。

2.パロサント
南米のシャーマンが儀式に使うパロサント。よい精霊を引きつける
 「聖なる木」パロサントは、インカ帝国の最も知られた香で、儀式のときには盛んに焚かれました。現在もアマゾンのシャーマンが浄化やヒーリング、アヤワスカなどの儀式を行うときに、場を清める香として焚いています。パロサントの芳しい香りにひかれてよい精霊が集まって力を貸してくれる一方、悪い精霊は追い払われるといわれています。その香りはまた、審美的な世界をもたらすと神話やシャーマンの歌の中で伝えられています。
 木片の場合には煙が多く立つので火をつけてすぐ消しても、ウッディーで甘めの香りの中にきりりとした香りが空間にたち、晴れやかな気分をもたらします。
   
3.ミルラ(没薬)
古代エジプトで神々に捧げられてきた
 乳香と並ぶ古代オリエントの聖なる香料。乳香の香りがスィートという言葉で表されるとすれば、赤みがかった黄金色の樹脂、ミルラはビターと表現されてきました。古来、没薬は人間のさまざまな病気を癒す薬であり、その香りは生命力にあふれ、感受性を豊にしました。
  ミルラは薫香(よい香りをたてるためくゆらす香)として非常に古い歴史をもっています。紀元前2000年頃の古代エジプトのパピルス本には既にミルラの使用が記されています。古代エジプトでは、正午にミルラを薫香として神に捧げました。また、魂の再生を願って死者の肉体をミイラとして保存しましたが、ミイラ作りにはいろいろな香料が混ぜられました。なかでも殺菌・防腐効果が高いミルラは欠かせませんでした。ミルラの語源がミイラに由来するのは、このような理由からでした。
  芳醇な香りは瞑想、祈りの友となるだけでなくグラウンディングにも優れた効果を発揮するといいます。
 
4.コパル
メキシコの聖なる香り。「神々の糧」ともいわれる
 中南米のアズテカ文明やマヤ文明では、コパルは聖なる香りでした。旧世界の乳香やミルラと同じような存在でした。儀式のときには素焼きの香炉でコバルが焚きこまれ、神々に捧げられました。マヤの人々にとってコパルは文字通り "神々の糧"とみなされていました。
  メキシコのネイティブの人々は11月1、2日を"死者の日"として祝います。亡くなった縁者の魂がこの世を訪れるこの日、家や墓を花々や供物、キャンドルで飾りつけ、コパルを焚きます。コバルは死者の魂の案内役なのです。この祭りは、一晩中、墓でベルを鳴らし、祈り、唱い、そして死者とともに食事をします。
  ユカタン半島にあるマヤの聖地、パレンケ近辺に住むラカンドン族は香を神々の糧と見なしています。数ある香料のうち特にコパルが好まれました。焚いた香は煙とともに天に届くと、神々の美味な食べ物に変わります。神々は自分自身ではそれを得ることができず、人間が焚いた香によってはじめて食べ物を得ることができるのです。このようにしておいしい食べ物を得た神々は、代償として人間を守り、願いを叶えてくれます。
 
5.ホワイト・セージ
清浄感あふれる香りが聖なる空間を作り出す
  ホワイト・セージは、ひなたを思わす力強い、清浄感あふれる香りが特徴です。この香りには心を和やかに、鎮める効果があります。
  ネイティブ・アメリカンの人々にとってホワイト・セージは「聖なるハーブ」と見なされています。スピリチュアルな儀式で、その場を「聖なる空間」とするためにこの香をたきしめ浄化します。また、さまざまな病気の民間薬として外用、内用に使われてきました。
 
6.ジュニパー
心身と空間を浄化し、メンタルなアウェアネスを促す
 ジュニパーは、ヒマラヤでは聖なる木とされています。紺碧の空に純白の雪をいただいた山々の間にある寺院から香として焚かれたジュニパーの香りが漂ってきます。ジュニパーはチベットやネパールの代表的な香の植物です。さらに仏教以前から現在にいたるまで続いているシャーマニズムでも用いられています。
  シャーマンは予言、占い、ヒーリングの儀式を行う前にはジュニパーを焚き、その煙を吸って異界へと旅立ちました。シベリアのシャーマンもこの煙を吸い、トランス状態に入りました。中央アジアやモンゴルなどの北アジアの土着信仰でも浄化のためにジュニパーを火に投げ入れます。
  紀元前5世紀、ペストがアテネで猛威をふるったとき、ジュニパーを大量に焚いてその蔓延を防いだと言い伝えられています。古代のゲルマン民族はジュニパーを"生命の木" と呼んでいました。中世ヨーロッパでは悪魔を追い払う香として盛んに焚かれました。
  気分を晴れやかにするジュニパーの香りは、心身と空間を浄化するだけでなく、メンタルなアウェアネスをうながします。
 
7.ラベンダー
フローラルな香りが不安を鎮め、心地のよい眠りを誘う
 古代エジプトではラベンダーは香料として好まれ、他の植物とともに薫香として使われました。ギリシア人やローマ人もハーバルバスとして楽しんだという記録が残っています。中世ヨーロッパでは愛のハーブといわれ、媚薬にも使われました。
  歴史的にみると医薬として頭痛、動悸、ヒステリー、歯痛、関節の痛みなどさまざまに使われてきました。特に中国では万能薬でもありました。面白い逸話ではライオンや虎を飼い慣らすときにも使うといわれます。フローラルで清楚な香りは猛獣にすら愛されるのかもしれません。
  ラベンダーの香りは恐れや不安といったネガティブな気分を解消してリフレッシュする一方、心身ともにリラックスさせる効果があります。特にテンションが高まって眠れない夜には気分を鎮め、眠りを誘います。乾燥した花びらを枕に入れたり、アイピロウなども作られてきました。ラベンダーは情緒的なバランスを保ち、健康、愛情や穏やかさをもたらします。
 
8.ペパーミント
クールな刺激。気分がすっきりし、集中力を増す
 クールでシャープ、かすかな甘みのあるペパーミントは、お菓子、練り歯磨き、たばこなど多くの商品の香りづけに使われています。クールな刺激は眠気を飛ばし、頭や気分をすっきりさせて、集中力を増す効果があります。
  一日を爽やかにスタートしたいときや気分をレフレッシュしてものごとに取り組むときなどに最適です。
 
9.サンダル・ウッド(白檀)
エネルギーの流れをスムーズにし、心を鎮めて深い瞑想に導く
 「日本書紀」には、671年にサンダル・ウッドが伝来したと記されています。インセンスとしてだけでなく扇子、数珠、仏像などにも使われており、日本人の生活に馴染み深いものです。
  サンダル・ウッドはインドや中国で2000年以上にわたり、ことのほか好まれてきました。インセンス以外にも万病に効く薬として、また化粧料にも使われてきました。ヒンドゥー教では儀式の際の薫香として焚かれるだけでなく、寺院の建材としてこの香木を用いることがありました。
  サンダル・ウッドのウッデイでほんのりと甘味のある豊かな香りはストレスやいらいらを鎮め、エネルギーの流れをスムーズにしてバランスを整えます。瞑想の際などに用いると、心の奥深くを見つめることができると言われています。さらに古代から媚薬として焚かれてきた歴史があります。
 
10.マスティック
レモンに似た爽やかな香りが疲れを癒し、瞑想や内省を深める
 芳香性の常緑樹マスティック・トゥリーから採れるオフホワイトの樹脂、マスティックは、地中海の東部沿岸でガムのように噛んだり、パンや酒に香りづけをするために使われています。トルコではアイスクリームにも入っています。
  マスティックは古代エジプトの有名な香、キフィの素材でもあり、"神々に歓びを与える香"といわれていました。優しい上品な甘さとほのかなレモンに似た爽やかな香りは瞑想や内省を深めるとともに、人の疲れを癒し、希望に満ちた明るい光を投げかけます。

【付属品】銀葉/灰/チャコール(炭)
 銀葉は室内など煙を出したくないときの必需品。使い方は簡単。チャコールに着火し、火が回ったら灰をかぶせます。そして灰の上に銀葉を置きます。最後に、銀葉の上に香をのせれば、煙の少ない、純粋な香りが楽しめます。




ナナチュラル・インセンス(香)10種セット
各3g入り/銀葉1枚・チャコール(炭)5個・灰1袋
価格4000円(送料・無料)




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