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CD 「カフヤリ・ツァマニ2003」
アヤワスカとヨポのシャーマン、
カフヤリ・ツァマニのアヤワスカ儀式のCD

ジャケットが新しくなりましたが、
内容は同じです
 カフヤリ・ツァマニはアヤワスカとヨポを使うシャーマン。コロンビアの人類学者。彼は、長い間、コロンビアのアマゾン地帯で幾つもの部族からシャーマニックな教えを受けてきた。

  このCDは2003年12月、カフヤリ・ツァマニが行ったアヤワスカの儀式での音楽と歌(イカロ)を録音し、スタジオで編集したもの。10曲、約74分。





シャーマンとしてのカフヤリ・ツァマニ
(アルノ・アデラース〔オランダ人ジャーナリスト〕評)

  私はある夜、彼のアヤワスカの儀式に参加した。それはわたしの知っているペルーのプカルパやイキトスのアヤワスカ儀式とはずいぶん異なるものであった。彼は、歌以外に不思議な音を出した。それは唇を弾き、また喉音を出すもので、儀式に参加している人がたどる精神的なプロセスと一致しているノイズであった。

 彼は、治療の歌とヨポ(Anadenanthera peregrina) とアヤワスカの使用に関しては、オリノコ地域のシクアニ族のフルナミラニに弟子入りして学んだという。また、アヤワスケロ(アヤワスカの呪術師)としてはインガ族のシャーマン、ルイス・フローレス(プトウマヨ地域)、ケメンツァ族のシャーマンのマルチン・アグレーダとシオナ族のフランシスコ・ピアガ(ともアマゾン地帯)から学んだという。マンベアドール(コカとタバコを神聖なものとして扱う者)としては、ヌイナネ族のホセ・ガルシアとウィトト族(アマゾン地帯)のオスカー・ロマンから学んだという。

アヤワスカについてカフヤリ・ツァマニの言葉
  わたしたちは、肉体的・精神的に健康な生活をおくる方法を早急に見つけ出さねければならない時代に生きている。
聖なるアヤワスカ(Banisteriopsis caapi)は、わたしたちを癒し、わたしたちの存在の意味──宇宙の調和のうちに生まれ、母なる地球の子どもとしての自分を発見する──知識を与えてくれる。
アヤワスカは宇宙、つまりパチャママ(地上のすべての生き物に生命と活力を与える古代インカ帝国の神)のへその緒である。このへその緒は、母なる地球の内部から生じており、宇宙の生き生きとしたエネルギーの滋養をわたしたちに与えてくれる。
長いあいだ、わたしたちは母なる地球の子どもであることを忘れ、地球のもっとも大事な部分を病ませ、破壊してきた。わたしたち自身もそれにより病気になって、肉体と精神の健康を害してきた。
それはひとりの人間のことではない。わたしたちみんなが病気であり、すべての人に責任がある。生が活力に満ち、エネルギーと自然環境、社会や文化の領域で、身体、心、精神が完全に健康になるような治療法や知識を緊急に見つけ出すことを求められている。聖なるアヤワスカはその道を指し示す。

 アヤワスカは熱帯雨林で自然に育つ植物。その名はケチュア語のふたつの言葉、「アヤ」と「ワスカ」から成り立っている。アヤはエネルギー、祖先、霊を、ワスカは蔓(つる)、ひもを意味する。アヤワスカは祖先の霊のエネルギーをもつ蔓植物なのである。
アヤワスカは祖母である宇宙、母である地球からわたしたちにあたえられた根源の植物である。それは新しい時代を生きていくために、わたしたち自身の治療とそれにふさわしい知識を見つけるための特別な薬である。
アヤワスカの聖なる、あるいは薬としての使用は何千年にもおよぶ。ガン、エイズ、肝炎、胃炎など多くの病を治療できる証拠がいくつもある。アヤワスカは血液や重要な器官を清浄にし、エネルギーを活性化する。アヤワスカは心と精神の病も治す。また、アルコール、タバコ、ドラッグの依存を治すすばらしい薬でもある。
誤った生活をしてきた人には、自分の心と直接対面するので個人的な人生、あるいは家族の間でのヒーリングセラピーにアヤワスカを用いると非常に効果が高い。
アヤワスカは心、精神、肉体をとてもリラックスした状態ので、知覚や運動の能力、美に対する繊細さを高める。

アヤワスカ・シャーマンについて ― パブロ・アマリンゴ・ギャラリー≫

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●カフヤリ・ツァマニについて
ウィリアム・トーレス、シャーマン名がカフヤリ・ツァマニ。コロンビア人の人類学者でシャーマン、ヒラーとしても知られる。
子供時代、祖父からジャングルのジャガーやアナコンダ、ワニ、精霊やシャーマンの話をわくわくして聞いたという逸話がある。
1978年、コロンビア国立大学で人類学を学んでいるとき再開発計画の補助員としてアマゾンのジャングルに赴く。その地でコカの葉とアムビル(タバコハニー)を用いるシャーマニックな教えを受け、シャーマンへの道に入る。<続きを読む>
1980年から1981年、彼は北コロンビアにあるサンタマリアのシエラ・ネバダの山でコヒ・インディアンと暮らした。コヒ・インディアンはコロンブス以前からの部族で、この地球上で文明社会と接触していない最後の部族のひとつだった。彼らは精神的に穏やかで、霊的に熟達した社会を築いており、自分たちを世界の長兄と呼んでいた。ここで彼は最初のイニシエーションを受けた。
次の10年間、アマゾンのジャングルでコカとタバコの扱い方を学んでいる。そして次の8年間、彼は師であるタイタ・マルチン・アグレーダからアヤワスカのシャーマンの教えを受けた。
2001年からネイティブ・アメリカンのラコタの弟子になる。彼はクレージー・ホースの血筋を継ぐタ・カンテ・ワカンからカンヌンパ・ワカン(聖なるパイプ)、インピ(スウェッド・ロッジ)、ハンブレンチェパイ(ヴィジョンの探求)の伝統を受け取った。
現在は、熱帯雨林の保全、薬用植物やシャーマンの薬の知識の保持に努める'Nabi Nunhue' (ジャガーの家)という計画に取り組んでいる。


CD「カフヤリ・ツァマニ2003」
価格 4000円(送料200円)

お申し込みは、メール、電話・ファックスで受け付けます。
ご希望の番号を明記してください。


CD「マリア・サビーナの歌」

 マリア・サビーナはメキシコのマサテク族の女性シャーマン。コロンブスのはるか以前からずっと続いてきた「聖なるキノコ」の儀式を1955年、はじめて"白人"の研究者ゴードン・ワッソンに授けた伝説的なシャーマン(呪術師)として知られている。
ワッソンは、サイケデリックス効果のあるキノコの調査に世界中を旅した民族菌類学の創始者。
このCDは、「聖なるキノコ」の儀式で歌う彼女の清らかな歌声をワッソンが録音したものである。さらにこのCDはLSDを合成した化学者アルバート・ホフマンの100歳の誕生日を記念して今年2006年に作られたニューバージョンで、タンジェリン・ドリームやスター・サウンド・オーケストラで活躍した、スティーブ・シュロイダーがデジタル化。


マリア・サビーナと不思議なキノコの物語

右・マリア・サビーナ。夜の儀式の前に聖なるキノコを手にしている。『PLANTS OF THE GODS』より
  マリア・サビーナ(クランデラ[女性の呪術師]。1894年ー1985年11月22日)

 1955年6月29日、菌類研究者のゴードン・ワッソンと同行したカメラマンのアラン・リチャードソンはサイケデリック効果のあるキノコを用いたヴェラーダ(夜の儀式)に参加した。

ワッソンは、メキシコのオアハカ州の丘陵地帯で3年間、このキノコの探索を続けてきた。待ちに待ったこの儀式はオアハカ州の辺鄙な村、ウアウトラ・デ・ヒメネスの草葺き屋根の土で作られた小屋で執り行われた。

 ワッソンらはそれぞれ6つのペアのキノコ(Psilocybe caereulescens var. mazatecorum)を摂取した。約一時間後、二人は色彩豊かな幾何学パターンや宮殿、建築物のような光景のヴィジョンを体験する。マリア・サビーナは自らもキノコを口にして、夜の闇の中で呪術的な歌を口ずさんだ。彼女はアステカ時代にさかのぼるキノコを用いた呪術を伝承していた。

 ワッソン夫妻は、在野の学者であったが、キノコが人類文化に与えた影響を研究する民族菌類学という分野の創始者として知られる。ウォール街の名門銀行J.P.モルガンの副社長というのがワッソンの肩書きであった。

 ワッソンから少しさかのぼると、第二次世界大戦の前、1938年にこの種のキノコと西欧の人類学者との最初の遭遇があった。アメリカの民族植物学者として著名なリチャード・エヴァンス・シュルツは、その標本を調べ、翌年、ウアウトラ・デ・ヒメネスを訪れてキノコを採取した。しかし第二次世界大戦の勃発によりシュルツは戦略物質のゴム抽出に研究テーマを移すことになる。後年、シュルツは人間の精神(心)に影響を与える世界中の植物を調査しまとめあげる

 ワッソンの体験は、雑誌「ライフ」(1957年5月13日号)に「マジック・マッシュルームを求めて」というタイトルで掲載された。記事は多くの人々の関心を集め、このキノコの存在は西欧社会に知れわたった。

 記事に注目したアメリカの心理学者ティモシー・リアリーをはじめ、数え切れない人たちが同種のキノコを試そうとした。1960年、ティモシー・リアリーはじめて同種のキノコをメキシコで体験して深淵な宗教的体験をする。後にティモシー・リアリーは学者を辞めLSDの世界の探求者、伝道者として「サイケデリック・リボルーション」の代表的人物となった。
このキノコを実験室で栽培したものからスイス人の化学者アルバート・ホフマンはシロシンとシロシビンという物質を分離する。アルバート・ホフマンは1938年、製薬会社の研究者時代にLSDを合成したことで知られていた
こうしたキノコを接点にした各分野からの研究や探求は、1960年代の「サイケデリック・リボルーション」の先駆けであった。
後に、マリア・サビーナとともに「トリップ」したいと願う西欧人の若者がこの地に殺到した。ジョン・レノン、ピーター・タウンゼンド、ミック・ジャガー、ボブ・ディランなど有名人も次々とマリア・サビーナのもとを訪れた。

 マリア・サビーナは彼女のもとを訪れた外国人を無垢に受け入れ、呪術師の「秘密」(キノコの儀式)を公開したが、それにより彼女の人生は変わり、サイケデリックスと人間の歴史に大きな影響を与えることになった。

 「ライフ」の記事のなかでワッソンはマリア・サビーナのプライバシーを守るため「エバ・メンデス」という名にしていたが、すぐに本名は分かってしまった。彼女の名前は世界中に知れ渡ったが、それは彼女に災難ももたらした。彼女の家は焼かれ、土着の人々の古くからの秘密であるテオナナカトル(神の聖なる肉体=キノコのこと)の儀式を外部に漏らしたとして村はずれに追放された。
ワッソンは後に、自分の発表した記事に好奇心を刺激されウアウトラ・デ・ヒメネスを訪れる西欧人の多くが、現地の人々の間では聖なる存在であるキノコとその儀式に対し十分な敬意をもたない、それを冒涜するような人々であると見なして心を痛めた。
すでに半世紀前、キノコとの最初の遭遇の時点で、ずっと未来に起きることになる事態が起きていた。前近代の社会で呪術師の手のもとにあったキノコは聖なる存在であった。それが先進国の人々の間に知られ、万人に一般公開されたとき、面白半分に娯楽として体験したい、あるいはスリルを味わう冒険と見なす人々も現れる。記事を書いた時点で、そのような事態を予想していたかどうかは定かではないが、後にウアウトラ・デ・ヒメネスで起きた騒動を耳にしたワッソンは、それは聖なるものに対する冒涜であると感じた。

 マリア・サビーナはその後、何十年もの間、キノコを用いた呪術的な技法を実践し続けた。彼女は1985年に91歳で亡くなったが、メキシコの伝説的人物となった。

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CD「マリア・サビーナの歌」
価格 3800円(送料200円)

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ビデオ 「ヘンプ・リボルーション」(Hemp Revolution)
価格/3900円 (送料270円)
   ヘンプ(大麻、マリファナ)は、もっとも古い栽培植物といわれています。このビデオは、人類の歴史と共に歩んできたヘンプがどのように使われてきたか、経済的・文化的な視点をまじえて紹介しています。マリファナは人をハイするサイコアクティブな方面だけでなく、こんな面もあったのかと驚くべき情報が盛りだくさん。
この「ヘンプ・リボルーション」は、世間にはあまり知られていない、すばらしい植物ヘンプについての物語です。ヘンプは19世紀後半までは、世界の主要な栽培植物でした。医薬としても有用な使い道があります。喫煙についても紹介されています。
人類が使用してきた何千年もの歴史、20世紀の1930年代にヘンプが規制されるようになった経済的・文化的な背景を推理しています。そして現代の、主として環境問題の解決にヘンプが役立つであろう可能性にも話しを進めています。石油化学をベースにした使い捨て経済から、どのような土地にでも育つ植物・ヘンプを主原料とした経済へとシフトすることで、地球に革命を起こすことができるかもしれないという興味深いドキュメンタリー作品です。
オーストラリア、アメリカ、ヨーロッパ、ネパールなどの科学者、学者や専門家がヘンプの再来を語ります。
出演者/アンドルー・ワイル、レスター・グリーンスプーン、テレンス・マッケナなどなど。75分。
DVD 「 ハシーシュ」(Haschisch) 価格/4800円(送料200円)
※ご注意:このDVDはPAL方式です。  
北アフリカのモロッコはハシーシュの産地としてよく知られています。
ドキュメンタリー「ハシーシュ」の舞台はリフ山脈の小さな村。そこに住む人々の普通の暮らしの中に代々受け継がれてきたハシーシュ作りがあります。キーフと呼ばれるハシーシュが共同作業しながらどのように作られるか(インドなどとは作り方が異なる)、彼らの人生観、日々の暮らしなどをたんたんとレポートし、美しい画面で紹介しています。
このドキュメンタリーで使われる言語はフランス語、ドイツ語、アラビア語ですが、非常にわかりやすい英語の字幕スーパーがついています。DVD/時間80分。制作リフ・フィルム(ドイツ)
※ご注意:
このDVDの映像方式 は欧州などで標準のPAL方式です。日本のテレビの映像方式 (NTSC) とは違うため、一般に日本で販売されているDVDプレーヤーで観ることはできません。パソコンなどのDVDプレーヤーソフトでなら方式に関係なく見ることができますので、そちらでご覧ください。
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