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意識変容と音楽

 シャーマン系音楽をいくつかご紹介します。(ぜんぶCDです。)
まず、「Prehispanic Mexican Rite」(SACM)。メキシカン・ミュージック・コレクションの第3弾だそうですが、メキシコ音楽=陽気なラテン系、ではありません。先住民の楽器をあれこれ取り入れつつ、スペイン人到来以前の儀礼をイメージしてつくられた曲が入ってます。陰気です。静かにヒューーーンと内側の世界に入り込んでいくのにいいです。伝説的なキノコシャーマン、マリア・サビーナのチャントも入ってます。しぶいです。キノコファン必聴。おなじようにヒューンと入っていくのに適した音楽としては、アヌガマの「Shamanic Dream」(Prem Promotion)。4〜7Hzのリズムがθ波を誘発するようにできてるんだとか。
もうすこしにぎやかなのとしては、Joe GaldoとFrank Nataleによってプロデュースされた「Shaman's Breath」(Island Records)。南米、ポリネシアなど世界各地のシャーマンの踊りの音楽を元ネタにして、テクノっぽく仕上げています。踊り方心得書(Natale "Trance Dance." Element)つきのセットもあります。
もっと飛びたいひとにはやはり儀礼生録系。「神々の森のケチャ」(JVC World Sounds)などはどうでしょう。ケチャはバリの人によって創作された非常に精巧な男声合唱です。チャ!チャ!チャ!チャ!という叫び声が機械的に計算されたサイクルで正確に繰り返されます。すごい迫力です。
女性向きとしては「東海岸別神クッ」(JVC World Sounds)。クッというのは韓国のお祭りのことです。脳味噌爆発系音楽に合わせて女シャーマンが踊り狂います。韓国のキムチは辛いですがお祭りもホットです。

みなさんにもいろんなジャンルの音楽を紹介してほしいです。(T)

☆Tさん、ありがとうございました。全部、すぐにでも試してみたいものばかりです。(AD 編集部)

私は、3年前に実際にバリ島へ行って「ケチャ」を目の前で見てきました。
そのとき同時にCDも買ってきたのですが、実際に見るのとは全然違いますよ。
その場にいると、なんか人の声や体から発する波動のようなものを共有するような感覚を覚えました。一応観光用のパフォーマンスなのですが、多少トランス状態の人もいたように思います。バリ島というと、ケチャ以外には「ガムラン」が有名なのですが、こちらの音が素晴らしいです。金属的な音の余韻がいつまでも耳に残る美しい音色で、まさに「意識変容用楽器」だと言えます。
私はテクノな方が専門なのでそちらの方で「意識変容用音楽」を探してみると、次のようなものがあります。
1. Irresistible Force "Flying High"
2. Dream Fish "Dream Fish"
3. Aphex Twin "Ambient Works 2"
どれもいわゆる「アンビエント」と言われるジャンルのもので、1と2はソニーから国内版が出ています。
"Flying High"などはもう教科書的なものですね。(muugu)

☆muuguさん、ありがとうございました。バリのガムランの「余韻がいつまでも耳に残る美しい音色」の楽器は何種類かあるようですね。ヴィブラフォンのように共鳴装置付きなので余韻によるハーモニーが生じ、何とも言えずやさしく響くようです。街を歩いていてあの柔らかな響きが聞えてくると、まるで雲の上を散歩しているかのようなふわふわとした良い気持ちになりました。(AD 編集部)
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