テトラドラ

 みなさんは「連ドラ」(連続ドラマではない)をご存じでしょうか。目を並列につなげることにより、何体もの顔がくっついたちょっと怖いドラえもんのことです。私がこれを初めて目にしたのは、短大の図書室にあった落書き帳の中でした。このとき私は「何じゃこりゃぁ」とおののきましまったが、さらに幾何学模様のようなドラえもんをそこに見つけました。私はとてもそれを気に入って、勝手に「テトラドラ」と名付けました。
 このドラえもんのすばらしいところは、4つの表情が楽しめ、かつ、連ドラほどは怖くないということです。また、この描き方に従えば、目の数の変化によって、ジドラやトリドラ、そして、ペンタドラ、ヘキサドラ、ヘプタドラ、オクタドラ、ノナドラ、デカドラ...と限りなく増やすことも可能(描くのに限界はあると思うけど)。
さらに、ドラミちゃんの顔でテトラドラミ、コロ助の顔でテトラコロ、モジャ公の顔でテトラモジャなどキャラを変えてみるっていうことも。花柄のようにテトラドラを風呂敷に敷き詰めれば、まるでM.C.エッシャーの如し。カーテンやテーブルクロスの柄などにいかがでしょうか。


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