マンション・一般住宅のピアノ防音工事情報サイト

ピアノ防音工事

ピアノ防音を考えている人のための
          防音工事基礎知識

どんなに小さなピアノ防音工事でも、建設業許可を持つ業者にご依頼ください!
ピアノ防音工事の設計は、一級建築士で安心!

マンション ピアノ防音工事
*建設業許可の重要性
建設工事の完成を請け負うことを目的とし、建設業を営もうとする場合、元請か下請か、また法人か個人であるかを問わず、建設業法の規定により建設業許可を受ける必要があります。軽微な500万以下の工事であれば許可が無くても良いが、建設業許可を所得するには、下記の要件が必要とされます。つまり、持っている業者には、それなりの信頼性があり、ピアノ防音業者選定のひとつの選択肢として考えることをお勧めいたします。また、東京都の防音工事助成金も建設業許可がない業者の工事では、出ません!!

1:経営業務の管理責任者がいること(1業種では5年の経営業務経験、2業種では7年)
2:専任技術者が営業所ごとにいること(一級建築士などの建築技術者が必要)
3:請負契約に関して誠実性があること
4:請負契約を履行するに足る財産的基礎または金銭的信用を有していること(500万以上の資金)
5:欠格要件に該当しないこと
 防音工事は、建設業許可業者で!!
 建設業許可を持っているか否かは、国土交通省の下記ページより簡単に調査可能です。ピアノ防音工事のような小さな工事でも、チェックしてみましょう!!
  http://etsuran.mlit.go.jp/TAKKEN/kensetuSearch.do
*結露の多い住宅の防音工事は注意
結露している住宅の防音工事は、グラスウールだけでの防熱だけでは危険です。必ず防湿層をもうけなければ、遮音壁の中で、内部結露をおこしグラスウールの繊維を固めているバインダー(接着剤)が尿素臭くなります。また、プラスターボードが湿気でくずれ内部にカビが生えてきます。建築工事・防音工事は、必ず建築技術者がいる建設業許可業者に相談しましょう!

●ピアノ防音工事の種類

1.組立式ピアノ防音室(ボックス)

防音パネル式で、工場でパネルを作成しておいて現地で組み立てる方法で、利点は、現場工事の期間が短い、引越のとき持っていけるので、賃貸マンションでも設置可能。短所は、いかにもピアノ防音BOXって感じがして部屋に狭さ、圧迫感がある。設置に対して、注意が必要な事項は、防音室と既存の床との間に、計算された防振ゴムを設置すること、そして防音室が既存の壁、天井などに接触していないことが、性能を上げるポイント。


2.部屋全体をピアノ防音室に

壁、床、天井に遮音層を作り、部屋全体を防音する方法です。工事期間はかかりますが、施工面積単価はボックスタイプより安く(防音工事範囲が広くなる傾向にあり、トータル費用は上がる)、広い部屋という感じになります。また、少し割高にはなりますが、一部を防音パネル式にすることも可能で、賃貸マンションでも対応できます。ピアノ室は、防音工事だけでなく、排煙、採光、24時間換気、消防設備、避難経路、積載荷重など、建築基準法にからむ部分の対応も必要です。たとえば、簡単に窓を塞ぐことはできません。なぜなら、排煙、採光、24時間換気、消防設備、避難経路など法規にからんでくるからです。小さなピアノ室でも建築士・建設業許可業者に依頼しましょう。


3.部分防音工事

天井だけ防音工事、壁だけ防音工事、床だけ防音工事、窓だけ防音工事というように問題となりそうな部分だけを防音対策する方法ですが、廻り込みの音、振動から、その部分の防音仕様の性能は、計算値より低くなります。できるだけ廻り込みの音、振動を少なくすることが効果をあげる決め手となります。ピアノを弾く時間帯など使用上の注意で、問題を回避できる場合もあり、コストダウンになる場合もあります。しかし、音響技術者がきちっと計画・設計し工事を進めることが重要です。
ピアノは、足からの固体伝搬音があるため、床だけは防振対策をしたほうが良いと思います。


4.ピアノ消音装置の取付

ピアノ本体に取り付ける消音器があります。アップライトピアノ用、グランドピアノ用とも市販されています。しかし、これらは、ピアノ自体の音質がかわり、タッチがかわってしまい練習には注意が必要です。できるだけ、本番に近い状態で練習したい人には、防音工事をお勧めいたします。
また、ピアノの足にインシュレータなどの防振材も、補助的なものであり、防音対策とはなりません。高さが変わってしまい、違和感が生じたりすることもあり、注意が必要です。

ピアノ防音工事の目標値

ピアノ室の防音性能は、D値という遮音性能の等級で評価されます。D値と人の聞こえ方(感じ方)の対応はおおよそ下記表のような関係になっています。隣室の使用条件によって必要な防音性能は変わりますが、Dr-75〜Dr-65が目標値となります。

しかし、下記表は、
ピアノの音圧レベルを90dB(A)を想定しているものであり、ピアノの音圧レベルを100dB(A)で想定した場合は、2ランク左によります。したがって、Dr-65は、「かすかに聞こえる」、Dr-55は、「かなり聞こえる」、Dr-50は、「楽曲がはっきりわかる」という状況になります。お間違えにならないようご注意ください。文献のピアノの音源レベルは、パワーレベル表示が多いので、パワーレベルからピアノ室内の音圧レベルを計算しなければいけません。ピアノ室の大きさ、吸音力、また透過面積によっても防音性能が変わってきます。さらには、部分的に防音性能が低下する部分(換気口など)がある場合、遮音性能は、総合透過損失という計算方法でその部分が、どのくらい影響するかを算出します。

完全防音という言葉は、プロの世界には存在しません。
隣室側の暗騒音とのマスキングにより聞こえなくなるという感覚になるだけです。したがって、耳の感覚が良い人、神経質な人、深夜になり暗騒音が想定外に低くなった時、隣室が寝室の場合など状況により苦情が発生する場合もありますので注意が必要ですまた、完全防振ということも不可能です。どんな防振材でも最低共振周波数があり、その3倍程度の周波数から性能が発揮され、最高でも40dB程度の減衰量なのです。ピアノ防音工事業者の過剰広告には十分な注意が必要です。また防振材にもいろいろな種類があり、注意が必要です。
表示尺度と住宅における生活実感との対応例
遮音等級 Dr-65 Dr-60 Dr-55 Dr-50 Dr-45 Dr-40 Dr-35 Dr-30 Dr-25 Dr-20 Dr-15 備考
ピアノ、ステレオ等の大きい音 通常では聞えない ほとんど聞えない かすかに聞える 小さく聞える かなり聞える 楽曲がはっきり分かる よく聞える 大変よく聞える うるさい かなりうるさい 大変うるさい 音源から1mで90dBA前後を想定
テレビ、ラジオ、会話等の一般の発生音 聞えない 聞えない 通常では聞えない ほとんど聞えない かすかに聞える 小さく聞える かなり聞える 話の内容がわかる はっきり内容がわかる よく聞こえる つつぬけ状態 音源から1mで75dBA前後を想定
生活実感、プライバシーの確保 ピアノやステレオを楽しめる
*機器類の防振は不可欠
カラオケパーティ等を行っても問題ない
*機器類の防振が必要
隣戸の気配を感じない 日常生活で気がねなく生活できる
隣戸をほとんど意識しない
隣戸住宅の有無がわかるがあまり気にならない 隣戸の生活がある程度わかる 隣戸の生活がかなりわかる 隣戸の生活行為がよくわかる 隣戸の生活行為が大変よくわかる 行動がすべてわかる 遮音されているという状態ではない      小さな物音までわかる 生活行為、気配での例
日本建築学会より

●遮音等級D値

図-1のようなJIS A 1419-1(2000)「建築物及び建築部材の遮音性能の評価方法ー第一部:遮断性能」に示される空気遮断性能を評価するための基準曲線の周波数特性と等級を用いて評価します。各周波数における測定値をプロットし、結んだ曲線に対して、等級曲線を全て上回る一番高い等級曲線をその等級と読みます。(各周波数最大2dB許容)図-1で示した例では、Dr-40となります。また、ここで読んだ遮音性能Dr値を表-1、2のような評価表(日本建築学会推奨基準)を用いて評価しています。
 
一般の建物を設計する場合、遮音性能は、表-1の値を目標におこなわれます。マンションなど集合住宅では、一級のD-50程度が標準的なものです。したがって、ピアノを弾く場合は防音工事が必要となるわけです。

ピアノの防音工事 遮音等級D値
図-1
ピアノの防音工事 D値
表-1
ピアノ防音工事-2

●ピアノ防音室の室内騒音

ピアノの練習では、部屋内の静けさが必要となります。ピアノ室内で生じる騒音源は、外部から侵入する騒音及び室内で生じる設備騒音です。室内騒音の設計目標は35dB(A)程度です。また、外部騒音については建設予定地の環境騒音を事前調査し十分検討した上での設計が必要となります。
防音工事をして静かな空間を作ったのに、エアコンや換気扇の音がうるさくて気になるなど、また、部屋に湿気が多くてピアノの音が変わってしまったり、カビが生えたりなど、防音以外の環境設計も合わせて考慮しましょう。

●ピアノ防音・防振構造

単一部材の遮音性能は、入射音の周波数と材料の面密度の対数に比例します。(質量則)つまり、材料の重量が増えると遮音性能があがります。しかし、質量則では、重量を2倍(同一材なら厚みを2倍)にしても6dBしか遮音量は増加しません。
 この質量則以上の遮音量を得るには、部材間に空気層をとった二重壁を構成することにより可能となります。また、この部材間の振動伝達を抑えることによりさらに防音性能が向上します。したがって、マンションのピアノ防音のような
高度な防音性能が必要な場合は、防振設計が必要不可欠となります。また、音は空気を伝播してくるもの(空気伝播音)と壁・床・天井などの物体内を伝播するもの(固体伝播音)があります。固体伝播音は、その物体が振動することで音が伝播するので壁などを厚くするだけでなく防振構造(浮遮音層)が必要となります。特にマンションで工事する場合は、床に伝播する振動に対して、防振構造が必要不可欠となります。マンションでのピアノ室の防音工事・防振工事は、隣室で人が寝ていたりするため、隣室の暗騒音が比較的高いホール・シネコンの防音工事・防振工事より高度な技術が必要なのです。また、苦情の発生しているピアノ室では防振構造が無い、または十分でないことが非常に多いため注意が必要です。
ピアノ防音工事のための防振工事基礎知識

●高層マンションの防音工事について 通常の防音工事では低音域の遮音量が不足する!

高層マンションでは、建物の軽量化のためマンション界壁(隣戸との境壁)がコンクリートではありません。この遮音性能はというとたとえば、同じDr-50で1級であっても、コンクリート壁と軽量壁との差があります。Dr値では評価されない125Hzより低い周波数で遮音量がかなり低下してしまいます。つまり、ピアノの音など通常のマンションより良く聞こえる場合があります。このようなところにピアノなどの防音室を作る場合は、注意が必要です。コンクリート造や一般木造住宅での仕様で施工した場合、苦情がくる恐れがあります。特に低音域の遮音は、プラスターボードを2〜3枚貼り増ししただけでは、あまり効果が上がりません。また、ニ重壁を形成した場合、浮遮音層と固定遮音層の共振周波数で性能が低下します。この周波数の設定が重要となります。これらを踏まえて、遮音性能を計算できる防音業者を選定しましょう。
どんなに小さなピアノ防音工事でも、建設業許可を持つ業者にご依頼ください!
ピアノ防音工事の設計は、一級建築士で安心!
 

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