バスルーム


 バスルームでの出来事なんだけど・・・

 いつもは叔母さんより先に入浴していたんだ。でもその日は補習があって遅くなった。だから入浴は叔母さんの後になったんだ。

 

 脱衣場の隅に全自動洗濯機がある。そこに下着を放りこめば、翌日、叔母さんが洗濯してくれるんだ。裸になったぼくは、いつものように洗濯機に下着を放りこんだ。

 蓋を閉めようとした時だ。洗濯機のなかに見馴れない、ピンク色の何かが入っていることに気づいた。

 無造作に丸められているものがAYAさんの下着だと気づくまで、大して長い時間はかからなかったよ。

 恐いものでも見たように、あわててぼくは蓋を閉め、バスルームに駆けこんんじゃった。胸はドキドキするし、下半身はギンギンするし。

 バスタブに身を沈め、丸まつたピンクの薄布を忘れようとした。けれども網膜に焼きついた下着のイメージは、消えるどころか、忘れようとすればするはど強烈になっていくんだ。

 そういうこと経験したことある人はわかると思うけど。そればっかり考えてしまって、もう頭の中はピンク色。

 バスルームを出る頃には、もうぼくは決心していたね。

 それを手に取り、じつくり鑑賞しようと。

 泥棒になったような気持ちだった。胸が激しく高鳴り、こめかみが引きつった。

 たかが下着じやないかと思うのだが、とんでもなく悪いことをしているような感情にと

らわれ、指先が震えた。だけど、もう後には引けなかった。

 小さく丸まつたピンク色のレースのパンティを恐るおそる拾いあげる。誰もいるはずの

ない脱衣場を見まわしながら、鼻先に近づけ、匂いを嗅いでみた。

 かすかにバラのような香りがする。

 これが叔母さんの匂いなんだ・・・。

 胸がかきむしられんばかりの興奮に駆られたよ。薄い柔らかな布に鼻に埋め、思いっきり息を吸いこんだんだ。

 ペニスがかつてないほど屹立して、下腹部にはりついている。

 こんな姿を、叔母さんさんに見つかったらどうしよう・・・。

 そんな思いが、脳裏をかすめたものの、その意識がかえってスリリングで、しびれたよ・・・。


もう少しだからまってて