The Lunatic 古き血族の奴隷商人

7.8.0
神尾 政和

全体的な情報

これは『The Lunatic』向けに作成したシナリオです。推奨するPCの人数は4〜6人で、作成後2〜3回の冒険をこなして若干成長したキャラクター向けです。作成したばかりのキャラクターでは全滅の可能性が高いので敵の数、余力を調整してください。

背景

ある村にPCが宿をとっている晩に村がオークの集団に襲われます。PCが撃退するとオークの一部は逃げ出しますが、村長に逃げたオークとその仲間がまだ残っているなら撃退してくれるよう頼まれます。

オークの拠点を発見するとそこには近隣の村の者がとらわれています。実はオークはエルダー・リネージの奴隷商人の手下であり、彼らは近隣の村を襲っては奴隷狩りを行っていたというわけです。PCたちはオークとエルダー・リネージを撃退し、とらわれの村人を解放することになります。

NPC

マンフレート・エーダー

エルダー・リネージの奴隷商人で魔術師であり、本シナリオの悪役です。
彼は自分の商品とする奴隷を集めるためオークの手下を操って幾つかの村を襲っています。
彼は酷薄で慎重な性格なので、戦闘になってもなるべく自分は戦わず手下を矢面に立たせます。状況が不利になればPCに交渉を持ちかけ逃げようとします。もちろん可能ならその後、PCを始末しようとします。

オーク

マンフレート・エーダーの手下で奴隷狩りをしています。リーダーはハイ・オークでオークの精霊使いが副官を勤めています。

村長

50歳くらいの男性です。特別に有能というわけではありませんが、村長として村を守らなければならないという責任感は持っています。それでPCにオーク退治を依頼します。

シナリオの流れ

このシナリオは下図の通りにシーンが推移します。シナリオ進行の参考にしてください。基本的に単純なシナリオです。

導入
PCが村に逗留する
夜、オークに襲われる
村長からの依頼
オークの住処へ
村で情報を聞く
オークの住処を探す
(となり村)
遺跡に到着
遺跡
遺跡の探索
奴隷商人との戦闘
村への帰還
(奴隷商人の復讐)
村に到着
結末

導入

特にプランがなければPCは最初から知り合いとしてください。そうでなくても、オークの襲撃があるまでには顔合わせは済ませておいてください。

PCは街に着くまでに日が暮れてしまったためこの村に宿をとることになりました。村には宿屋などはないので村長の家に泊めてもらうことになります。PC同士が知り合いでないなら適当に雑談させてください。そうでなくても村長やその家族と適当に雑談になります。また、一般的に村に滞在している間に村の危機が生じた場合、PCには一宿一飯の恩義として村の手助けをする必要があることは知らせておいてください。

オークの襲撃

食事も終わってしばらく経ってそろそろ就寝する村人もで始める頃(夜9:00〜10:00くらい)、村の一部から悲鳴が聞こえます。

外に出ると、オークが10体ほど(PCの数やレベルによって加減してください)が村の入り口に近い方の家屋を襲っているのがわかります。PCが出なくても村長が外に出てそれを確認し、PCに助けを求めます。

先に述べた通り、PCにはオークの撃退を手伝う必要があります。PCが拒んだ場合でもそのうち村長の家にもオークが殺到し、戦いに巻き込まれます。ただし、この場合、村人に死人が出るためシナリオ終了後の経験値が減らされます。

(注意)

PCがオークの撃退を引き受けた時点で1点のパーティ経験値を与えてください。

村長の家が襲われるまで放置した場合はパーティ経験値は与えられません。

PCが逃げ出した場合もパーティ経験値は与えられず、シナリオ終了となります。

オークとの戦闘は特に障害物のない広い場所で行われるものとして扱ってください。

オークとの距離は前線のキャラクター同士が10マスくらい離れた状態で始まります。ただし、村長の家が襲われるまで放置した場合は3マスの距離で始まります。

オーク側には戦闘に参加しない、更に10マス以上後方に位置するオークが2体います。1体はハイ・オークでもう一体は精霊使いです。彼らは戦闘に参加しません。戦闘に参加しているオークが半分以下になり形勢不利ならば撤退を指示します。PCがオークを追撃してもこの2体は逃げてしまいます。これにPCが追いつくことはできません。

その後、オークの襲撃はなく朝を迎えます。

村長からの依頼

朝になると村長からPCに昨晩襲ってきたオークを退治してほしいという依頼があります。村長は一人あたり15gpの報酬を申し出ます。PCが値段を吊りあげるなら20gpまで応じます。PCが依頼を受けないならシナリオは終了です。

オークの住処へ

村で情報を聞く

村での情報収集は《事情通》の判定です。達成値によって次のことがわかります。

達成値 内容
2

オークが村人を襲った時、抵抗しなければ命は助けてやるというようなことを言っていた気がするという村人がいます。オークが片言の人間の言葉で叫んでいたのではっきりとは聞き取れていないので確信はありません。

→ オークの知名度の判定で技能段階(2段階目)まで成功したキャラクターは普通、オークはそのような対応をとらないことを知っています。女であれば生きたままとらえる場合もありますが、男達を殺し抵抗の意思をなくした女を略奪するというのが普通で、最初から抵抗しなければ命を助けるというような態度は取りません。

5 猟師が村から半日ほどの森の中に遺跡があることを思い出します。何年か前に別の冒険者によって探索されており、その時に住み着いていたモンスターは退治されているはずだが、そこにオークが住み着いたのかもしれない、ということを教えてくれます。
5

オークが逃げていった方向はとなり村(5時間ほどの距離)の方だが、となり村は大丈夫かと心配する者がいます。

※ この情報は上の遺跡の情報と合わせてプレイヤーに伝えてください。

7

オークが逃げて行く時、馬のいななきと荷馬車の車輪が立てるような音が聞こえたというものがいます。

→ 村の入り口あたりで調べると轍のあとを発見します。《野外活動》で目標値6の判定です。

→ オークの知名度の判定で技能段階(2段階目)まで成功したキャラクターはオークが馬を飼いならして利用することはないということがわかります。

村での情報としてはオークの態度が一般的ではないということを匂わせておいてください。

となり村と遺跡は途中まで同じ方向になります。これは遺跡ととなり村の情報を得たキャラクターが質問すればわかることなので判定は不要です。

オークの住処を探す

村の周囲を調べる

村の周囲を調べる場合、《野外活動》の判定をさせてください。成功したキャラクターは轍の後が残っていることがわかります。達成値7以上で成功したキャラクターには馬車は二頭立でかなり大きな4輪の馬車を引いていたらしいことがわかります。

馬車の行き先を知りたければ追跡を行う必要があります。

轍の後を追う

追跡は《野外活動》で次の作業判定になります。

追跡 [完了値:20][目標値:5][消耗:余力(1)][単位時間:30分] 作業の進捗度合い決定のダイスはD6で、1サイクルごとに最も進捗度合いの高いキャラクター1人の結果だけを採用します。

作業に成功するととなり村と遺跡の分かれ道までたどることができます。ここで轍は両方の方向にあることがわかります。どちらの轍が最近のものかを知るためには《野外活動》で目標値7の判定に成功する必要があります。この判定は再挑戦できません(轍は追跡の結果明らかですが、いくら見直しても判断がつきません)。成功したキャラクターは遺跡側が新しいということに気づきます。

となり村

(注意)

となり村は訪れなくてもシナリオの完了には影響しません。

となり村に到着すると人気がないことに気づきます。更に村に近づくと幾つか死体が転がっていることがわかります。生き残りはいません。PCに〔技術〕の判定をさせてください。成功したキャラクターには死体の数が村の人口に比べて少ないことがわかります。

村を調べると略奪されており、金目のものは見つかりません。オークによる略奪の後かを調べたいというキャラクターがいたら《野外活動》で目標値10の判定をさせてください。成功すればオークによって略奪された可能性が高いとわかります。この判定は再判定できません。

遺跡との分かれ道まで戻る

遺跡との分かれ道からとなり村までは2時間、となり村での探索はPCの行動にもよりますが1時間以上が経過します。この場合、となり村から遺跡との分かれ道まで戻った頃には夕方になってしまっています(村から分かれ道まで3〜4時間、分かれ道からとなり村まで往復4時間、となり村で1時間以上、なので朝8時に出発したとしても15:00以降になっています)。

PCにはこのまま遺跡の方に進むか、一旦村に戻るかの選択肢があります。どちらでも大勢に影響はありませんが、このまま遺跡に進んだ場合、遺跡への到着は夕暮れ以降になることに注意してください。

遺跡に到着

(注意)

この時点でパーティ経験値を1点与えてください。

遺跡に到着すると人間の見張りらしきものが1人います。見張りは人間の傭兵です。遺跡の周囲は木々や下生えがあるため隠密行動を取るつもりなら問題なく可能です。この場合、遺跡の入り口から10+D6マスまでは判定をしなくても見つかることなく近づくことができます。不意打ちを行うつもりならこの状態から処理を開始します。

見張りとの距離がある状態でPCが発見された場合、見張りはすぐに遺跡に中に戻ります。

見張りと接敵して戦闘になった場合、見張りは最初のラウンドの能動行動を使って大声で遺跡の中に警告します。不意打ちラウンドがある場合、不意打ちラウンドには見張りが警告することはできません。最初のラウンドの見張りの行動順までに見張りを倒した場合は警告は発せられません。

見張りのデータには人間の傭兵データを使用してください。

遺跡

遺跡は地下に埋もれています。地上部には木や下生えが生えているので反対側などは回り込んで様子を調べないとわかりません。見張りが中に逃げ込んだにしろ、見張りとの戦闘になったにしろ周辺を調べている余裕はないと思いますが、反対側に回ってみると木の板で蓋がされたところがあります。中からかんぬきか何かで開かないようにされているため、破壊するなどしない限り裏側からは入れません。

地図を下に示します。グリッドの細い線の交点が見えているマスにはキャラクターを配置できます。

遺跡の地図

(1) 遺跡の入り口

地上から遺跡に踏み入れるとこの場所に出ます。

(2)の部屋には明かりが灯されており、そこからの光で薄暗いですが視界はあります。ここから(2)の部屋を見るとオークが待ち構えているのが見えます。

(2) 大広間

見張りが逃げ込んだり、警告を発した場合(2)の部屋にハイ・オーク、オークの精霊使い、オーク×3がいるのがわかります。うち、オーク2体は弓を持っています。

見張りを逃さず、警告を発する前に始末した場合、オーク×3がいますが、近接武器だけを持っています。この場合でもオークは入ってきたPCに気づくので不意打ちを仕掛けることはできません。

オークとの戦闘

(2)の大広間で戦闘になります。オーク側はPCが(2)の大広間に入ってこない限り、弓と呪文のみで対応します。PCが近づいてくるようなら弓を捨て近接武器に持ち代えます。ハイ・オークとオーク×3は部屋の中央やや奥側で対応しようとします。精霊使いは後方に控えます。

オークとの戦闘が始まってから援軍が登場します。これらのオークの行動順も決定しておいてください。見張りが逃げ込んだか警告を発した場合、PCの前衛が大広間の左右の通路の出入り口よりも奥に進んだラウンドの次のラウンドに(2)の大広間の入り口側、左右の通路の場所にオークが1体ずつ現れます。

見張りを逃さず警告を発する前に始末した場合、2ラウンド目にハイ・オークとオークの精霊使いが奥の入り口から登場します。そして、左右の通路からのオークは3サイクル目に現れます。

いずれの場合も登場したラウンドは移動で行動を消費しているので行動できるのは次のサイクルからになります。

マンフレート・エーダー登場

オーク側の数が4体以下になるか、ハイ・オークが倒され、オーク側の形勢が不利と見られる状態になった次のラウンドの特殊効果フェイズにマンフレート・エーダーが奥から姿を見せます。これは強制イベントなのでPCにも戦闘を中断させてください(戦闘アクションは継続します)。

マンフレート・エーダーは3人(見張りを倒している場合は傭兵が1人減って2人)の従者を伴って姿を見せます。3人共エーダーを護衛するような体制を敷いています。3人のうち1人はやや武装が上等に見えます。

エーダーはPCに交渉を持ちかけます。PCに対し「お前たちがこれ以上争わず、引き返すというなら100gpを与える。だが、あくまで戦うというなら我らとも戦うことになる」と持ちかけます。交渉によって25gp刻みで150gpまでは応じます。

PCには〔反応〕で判定させてください。成功したキャラクターには奥の方から人間の声がいくつも聞こえ、「助けてくれ」などと言っているのがわかります。これについてエーダーに聞くととなり村の人間であることがわかります。エーダーは次のように言います。

「あれらはとなり村の者共だ。しかし、お前たちには無関係であろう。そのようなことにはかかわらず、金を受け取って退くのが利口というものだ」

PCが依頼を受けた村のことについて言及するとエーダーはその村を襲わないことを約束します。実際には嘘をついており可能ならば襲うつもりですが、真偽は判断できません。

「その村を襲わないことは約束しよう。これでお前たちの面目も立とう」

エーダーの提案を受け入れた場合

エーダーは部下に命じて約束の金を渡し、PCにここから出て行くように促します。PCが出て行くならオークが一定の距離をおいてPCが遺跡を離れるのを遺跡の入り口まで確認します。PCが村に戻る途中に「奴隷商人の復讐」のシーンが発生します。

エーダーの提案を受け入れない場合

戦闘が再開します。エーダーは手下の傭兵を戦闘に投入します。エーダーは(4)の部屋にいて入り口付近から動きません。エーダーの前には奴隷頭が立ち、PCがオークを突破してもエーダーには近づけないような体制をとります。これらは近接戦闘には参加しませんが、エーダーは回復などの支援は行います。

エーダーはオークが2体以下になると奴隷頭を伴って奥に逃げます。2人の傭兵は状況によって戦場に残るか一緒に逃げるかを判断してください。傭兵まで逃げるとPCがエーダーにたどり着く可能性が高いなら戦闘に参加します。そうでなければエーダーの後ろを守って逃げます。PCが逃げたエーダーに追いつくことはできません。

(3) 控えの間

オークたちの住居として利用されていたようです。食い残しのゴミやガラクタなどが散乱しているだけで価値のあるものはありません。

(4) 広間の奥

特に何もありません。

(5) 村人が収容されている部屋

奴隷狩りにあったとなり村の村人が収容されています。女子供が多いですが若い男性も捉えられています。老人はいません。価値がないと判断され殺されたのでしょう。

部屋には頑丈な鍵がかかっていますが《仕掛け》に成功すれば外れます。再挑戦は余力1点の消費で可能です。

PCが彼らを解放すれば感謝されます。また、彼らの口からとなり村の住民であることもわかります。となり村は全滅しているので、一旦依頼を受けた村に連れて帰るべきでしょう。

(6) 倉庫

倉庫や厨房として利用されている部屋です。略奪した食料や燃料などがおいてあります。また、外への出口があり、エーダーが逃げた場合は出入り口が開いています。ここから外に出てもエーダーの姿はすでに見えなくなっています。彼らは馬で逃げているのですでに追いつけません。

地上に出てみると荷駄馬2頭と荷馬車があります。あと数頭の馬が繋がれていたらしいスペースがあり、エーダーが逃げた場合は馬で逃げたことがわかります。

(7) 手下の部屋

エーダーの人間の手下が使っていたらしい部屋です。簡単な寝具などがありますが価値のあるものはありません。

(8) エーダーの部屋

エーダーが自分の部屋として使っていた部屋です。ちょっとした家具と、鍵付きの小箱があります(他のものはエーダーが持ち出してしまいました)。小箱を開けるには作業が必要です。

小箱 [発見:1][解除|完了値:5|目標値:6|消耗:なし|失敗確定:なし] 発見に成功すると鍵がかかっており、罠は見つかりません。 小箱を開けると魔晶石が2個と50gp、(5)の部屋の鍵が入っています。

村への帰還

奴隷商人の復讐

このシーンはPCがエーダーの取引を受け入れた場合にだけ発生します。
PCがエーダーの取引を受け入れず、エーダーが逃げた場合はこのシーンを無視してください。

村へ戻る途中の街道でオークが不意打ちを仕掛けます。オークは森の中を突っ切ってPCが通りそうな場所で待ち伏せています。

PCを能動側、オークを受動側として《隠密行動》の対抗判定をしてください。すでに暗くなっており、オークは木々の間に隠れているため、-2の基準値修正がPCに与えられます。

加えてPC側が村に向かって移動しているのでPCの誰かがオークに気付けなかった場合、オークが周囲や背後から襲いかかるなどオークに有利な配置で不意打ちを受けます。

その後は通常通り戦闘を処理してください。オーク側はハイ・オーク、オークの精霊使い、オーク7体のうち遺跡での戦闘で生き残ったもの全てが参加します。耐久度や余力は減少したままです。

村への帰還

夜になってしまいますが村までは何事もなく到着します。

結末

村に帰還すると村長を先頭に村人が出迎えてくれます。オークを倒したことを伝えると非常に感謝されます。となり村の人々を連れている場合は非常な驚きとともに、さらに大きな感謝と賞賛が与えられます。翌日には宴会を開くのでもう数日滞在するように勧められます。PCは村の英雄として、またとなり村の村人を救出した場合はそちらの英雄としても、彼らの記憶に残ることになります。

敵データ

マンフレート・エーダー

エルダー・リネージの中級魔術師のデータを使用します。呪文の系統は「法術」です。

彼は余力を4点(PCの強さによって±1で調整)持っています。

また、魔晶石を1つ持ち歩いており、もし魔力が足りなくなるようならこれを使用します。

奴隷頭

エルダー・リネージに仕える奴隷頭のデータを使用します。

彼は余力を3点持っています。

奴隷頭はエーダーの護衛を最優先しており、基本的にエーダーの隣に位置し続け、エーダーが攻撃されるようなことがない限り戦闘には参加しません。

傭兵

人間の騎士、傭兵のデータを使用します。

彼らは余力を2点持っています。

彼らはエーダーの護衛を優先しますが、指示があれば戦闘に参加します。ただし、戦闘を行うとしてもエーダーの逃走を助けるためで、そのためにPCをエーダーに近づかせないような戦術をとります。

ハイ・オーク

ハイ・オークのデータを使用します。

エーダーの手下で奴隷頭と同レベルの地位にあります。彼はエーダーの奴隷狩り部隊のリーダーです。

彼は余力を4点(PCの強さによって±1で調整)持っています。

最初の村の襲撃時は戦闘に参加せず、後方に位置してPCと接触しないようにしますが、遺跡での戦闘では戦場の中央あたりに位置するように動き、PCの前線の主戦力と相対します。

オークの精霊使い

オークの神官のデータを使用します。

ハイ・オークの副官として働きます。

彼は余力を2点(PCの強さによって±1で調整)持っています。

最初の村の襲撃時は戦闘に参加せず、後方に位置してPCと接触しないようにしますが、遺跡での戦闘では後方に位置し、オーク側の回復をメインに考えて行動します。機会があればPCの後衛に対して呪文で攻撃を仕掛けます。

オーク

オークのデータを使用します。

ハイ・オークの手下で単なる戦闘員です。

彼らは余力を2点(PCの強さによって±1で調整)持っています。

最初の村の襲撃時は適当に前線に出て戦闘を行います。

遺跡での戦闘ではPCの前方にいるものは戦列を組み、特に精霊使いにPCが近づかないような配置をとるように動きます。通路から出てくるものはPCの後衛の魔法使いを攻撃できるように動きます。

経験値

PCに与えられる経験値は次の通りです。

最初の襲撃でオークを撃退した:2点

最初の襲撃で村人に死者が出た:-1点

オーク退治の依頼を承諾した:1点

オークを全滅させた:2〜3点

※ PCのレベル的に戦闘に余裕があるなら2、適切か厳しいなら3です。

となり村の村人を救出した:1点

マンフレート・エーダーとその配下の人間を倒した:2点

『The Lunatic』