星の降る街
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 宮崎県高崎町は日本で星が一番多く見える町といわれる。この曲は、それを題材に作られた夜想曲(ノクターン)である。 宮崎県吹奏楽連盟委嘱作品。

 曲は夕日が沈んでまだほのかに明るさの残る黄昏のシーンから開始される。オレンジ色から紫、紺とグラデーションのかかった西の空に一番星が光る。
 トランペットソロのテーマを、クラリネットがエコーのように余韻を残していく。

 澄み切った星空をイメージするような第2のテーマに続く。このテーマは、次第に夜空にちりばめた宝石のような星の煌めきに包まれてゆく。

 この曲の展開部ともいえる第2部に入る。 ここからは少しづつ不安と緊張感が増してゆく。

 曲はクライマックスを迎え、星々の饗宴の中、最初のテーマが再現される。

 再び曲は落ち着き、第2のテーマが甘美に流れる。そして、まさに星を降らせるように曲を閉じる。


データ

演奏タイム:約8分00秒 難易度:上級

編成:Picc.(3 Fl.), 1&2 Fls., Ob., Bsn., EbCl., 1,2&3 Cls., A.Cl., B.Cl., 1&2 A.Saxs., T.Sax., B.Sax., 1,2&3 Trps., 1,2,3&4 Hrns., 1&2 Trbs., B.Trb., Euph., Bas., Str.Bass, Timp., Glock., Vib., Tri., Tam-t., Sus.Cymb., B.D.(Perc.はTimp.を含めて5名), Harp(Opt)

1994年作曲、椛山達己指揮、日向市立財光寺中学校吹奏学部によって初演。

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(c) 1994 by Takashi Hoshide
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