ニッコウキスゲ[ユリ科ワスレグサ属]
Hemerocallis dumortieri var. esculenta

日光の霧降高原などに多く群生しているので、
この名があるが、ゼンテイカ
(禅庭花)という別名もある。
尾瀬の木道に人の列が延々と続くのは、
雪解けのミズバショウの咲くシーズンと、
梅雨明けのこのニッコウキスゲが咲くシーズンと相場が決まっている。
それくらい人気の高い花でもある。
この仲間の花はアサガオなどと同じ一日花で、
夕方にはしおれてしまうが、
次から次へと咲くので、
この花のシーズン、高原を染める黄色が絶えることはない。

98.7.8  尾瀬ヶ原中田代にて