ヒオウギアヤメ[アヤメ科アヤメ属]
Iris setosa

日本に自生するアヤメの仲間はいくつかあるが、
どれも似ているので、
ノハナショウブを見てもカキツバタを見ても
「アヤメだ」と言っている人をよく見かける。
これらの識別点は、
外花被片
(一番大きな花びら)の付け根の模様にあるのだが、
アヤメとヒオウギアヤメの模様はほとんど同じで困ってしまう。
内花被片がウサギの耳のようにピンと立っていればアヤメ、
ほとんど寝ていて目立たないのが本種と覚えておこう。

98.7.10  福島県尾瀬沼にて