：「そういえば、この子って「ハルヒ」の長……」
	：「製作者の菖子様に聞いてみたら、長門をイメージして作ったっていうから無理に口ごもらなくてもいいぞ」
	：「そうなんだ」
	：「でも、長門の無感情さとか無機質さがあまりないような気がするんだよな」
	：「人形は表情を変えることができませんから、表情のイメージでキャラクターが固まってしまうのかと思います。長門や綾波にしたところで、決して無表情だけではないですからね」
	：「表情があるのに感情が無いと判断されて、表情が固定されるのに感情があると思われるか……」
	：「トシツグは、この子をどう見る？」
	：「まず、明るくて元気で素直。どちらかといえば男の子っぽいんだけれど、適度に女の子らしくて、世話好きといったところかな？」
	：「あのさ、それって何処の真衣ちゃん？」
	：「それだっっ！！」
	：「はい？？」
	：「この子はどこをどう見ても真衣というイメージじゃないか。オレが今まで作ったドールの中でも、一番真衣のイメージに近いぞっっ」
	：「それはトシツグが下手なだけじゃん」
	：「…そうとも言う(涙)」
	：「確か真衣さんにそっくりですよね。で、実際にそうします？」
	：「髪の色が黒かったらそうしてたかも知れないけど、莉夢と同時にゲットしたから、双子だという設定は捨てられないんで、怜夢で行くかな」
	：「まずは髪は短いんだけれど、女の子らしい女の子ということで。明るくて世話好きで優しい女の子なんだけれど、双子の姉(莉夢)に引け目を感じていており、底知れぬ深い闇を抱えているといったところ、かな」
	:：「オーソドックスですね。可も不可もありませんが」
	：「実はロングヘアに憧れているんだけど、姉をはばかって長くすることができない、と」
	：「どうして、そこでトシツグの妄想を入れるかな……」
	：「これだから彼女ができないんですよ」
	：「ほっとけ！！(-_-;)」