とほ・Free宿感想

 

北海道弟子屈 ひとつぶの麦 

評価 ★★★

 初めて泊まったとほ宿。近くのYHは泊まっていたので、一度泊まってみようかと選んだ。駅から送迎してもらうと、洋風の民家風の宿は原野の中にある。中はいたって普通の民家と言った感じ。部屋は広いカーペット部屋で皆でザコ寝。居間兼食堂で夕食をとったが、家庭的な料理だ。デザートに地元牛乳で作るヨーグルトかアイスが食べられる。夜はお茶会があった位で、泊まった人達と深夜まで話し込んだ。寝る前に外に出ると外は天の川が見える程の素晴らしい星で感激。翌朝は7時30分頃に朝食があって、洋食風だった。

北海道豊富 あしたの城

評価 ★★★★

こちらも稚内周辺は面白そうなYHが無いのでここに決めた。駅から車で送迎してもらった。建物はサロベツ原野を見渡せる丘の上にあって、見晴らしは最高。洋風の綺麗な建物だった。部屋はYHでお馴染みの2段ベットが並ぶ部屋だ。ここの名物料理は地元牛乳を使った牛乳鍋。初めて食べたが、スキ焼きのような具の他にジャガイモを入れるのが面白い。味はまろやかで美味しかった。鍋の後は牛乳鍋のおじやで、こちらも最高に美味しかった。夜はお茶&お酒の時間で、カンパでお酒が飲める他に、浜頓別で作っている手作りアイスも売っていた。朝食は普通の洋食風だったが、サロベツの原野を見ながらの食事は雄大な気分にさせられる。

京都 自然紀行(閉館)

評価 ★★★

 本州で関西に唯一ある「とほ宿」。本当は京都のYHに泊まる予定だったが、満員だったのでここに決まった。棚倉駅から10分程。玄関は普通の民家と変わらないので小さな看板が無ければ普通の民家だ。定員12名と少ない為に小さく、部屋は2段ベットが3つ。屋根裏のような部屋だ。居間兼食堂にマンガ本が多くて暇つぶしにはもってこい。この日は7名程宿泊者がいたが、やはり他の人も北海道に行った人達だったので気さくに話せた。朝食は洋食で7時30分頃から。一般的な洋食の朝食だ。うだうだ話しながら食べていたので、気がつくと時間が経っていて出発が遅くなってしまったが、ここに来てよかった。なにしろ、この周辺のYHは大きくて、このように話す事は無かっただろうから。料金も安いので京都・奈良に来た時はYHよりもこちらのほうが良さそうだ。

北海道池田 ワインの国

評価 ★★★

 ここに決めた訳は新幹線があるという事で決めたようなものだ。建物は離農した農家の家を崩壊寸前の所を一人で直したそうだ。そのため、やや建物は古いが中はリフォームされたりして思った程ボロくは無い。部屋は民家をそのまま使っているとあって和室に布団敷であったが、どこか落ちつく部屋だった。夕食の前に温泉ツアーがあるが、これを逃すとお風呂に入れなかったりする。温泉はワイン城近くの所で、食塩泉のあたたまる温泉だ。夕食は地元十勝牛のステーキで、なかなかボリュームがある。食事には地元のワインも出るが、豪華な気分が味わえる。食後は宿主の宿を始める時の苦労話を聞いたりしたが、新幹線を持ってくる時は大変だったそうだ。車両自体は300万だったらしいが、運送費が2500万もかかったそうだ。翌朝、その新幹線を見にいく。宿の裏にあって、前部分のみだ。0系新幹線で、車内は0系独特の転換シートがあった。運転台にも上がれるが、ややあれぎみなものの、道内で東海道新幹線が見れるのはここだけだ。近くには新幹線の他に腕木信号機やポイントの標識も散乱している。朝食は無料で、ちょっとした食事が出てくるのだが、これで基本料金が3500円だから安い。温泉とビール代を入れても4500円でお釣りが来るほどだ。ここはそれ程期待していなかったが、意外と良い所だった。

北海道美瑛 おかせん里

評価 ★★★★

ここに決めたのは他の宿がどこも一杯だったからで、きまぐれで決まった。美馬牛駅から5分程の所にあり、近くにはラベンダーのかんのファームも近くてラベンダーを見るには便利。食堂兼居間からは丘ととんがり屋根で有名な美馬牛小学校が見える。部屋はYHで標準的な2段ベットが2つの4人部屋。地下室もあって古本屋のようにマンガ本がどっさりある。食事は家庭料理だが、低農薬の材料を使った健康的な料理。この日は同室の人と夜の吹上露天風呂に向かった。思った程混んでいなくて星空も見えたりして良かったのだが、上がろうとして真っ暗な風呂の脇を歩いていたら足を滑らせて足の皮が向ける怪我をしてしまった。丁度同行の人が医者だったので適切なアドバイスを受けたが、夜の露天風呂は意外と危険だ。そんな事もあったが、親切な宿主でお世話になってしまった。朝食は洋食だったが、普通な感じの宿だった。    

北海道弟子屈 ましゅまろ

評価 ★★★

弟子屈周辺の宿は泊まった事があったので、今回はここに決めた。美留和駅から徒歩5分程の所にある森に囲まれた宿。こちらも部屋は2段ベット×2の標準的な宿だった。食事は家庭的な料理で、21時からは飲み会。宿主が近くで取れる木の実で作った果実酒は美味しかった。カンパ制で金額はいくらでも良く、ここでは近くの「ひとつぶの麦」と同じく焼酎の牛乳割りも出てきた。朝食は一般的な洋食風だが、牛乳は酪農地帯だけあって近所の牧場の濃い牛乳が美味しかった。ここの水は摩周湖の伏流水が流れている地下水を使っているので水も冷たくて美味しい。

北海道弟子屈 あさ寝坊(Free宿)

評価 ★★★

以前「とほ宿」だった宿で、今はFREEの宿になっている。川湯温泉駅から徒歩5分程にある民家風の建物。川湯温泉街で行われる「ダイヤモンドダストフェスティバル」に行く為に泊まった。部屋は6畳程の和室。いろいろと厳しい宿で壁には「喫煙厳禁で吸ったら3万円請求」、「秩序を乱す人は追い出し」、「ゴミは持ち帰り」と手厳しい。お風呂は入浴券を貰って近くの温泉。夕食は居酒屋風のカウンターで炉端焼き風。一般的な焼き物中心だが量が多くて腹一杯になる。ここでは珍しくシカ刺しを食べた。21時頃に川湯温泉でやっているダイヤモンドダストフェスティバルへ。気象条件が良くてライトに照らしだされた素晴らしいダイヤモンドダストを見る事ができた。
 その後は夜の摩周湖へ。運良く晴れていて月も沈んだ後なので素晴らしい星空を見る事ができた。星明かりしか無かったが、積雪の影響かライトが無くてもよく見える程で、摩周岳のシルエットを見る事もできた。ここの宿主は地元のネイチャーセンターでガイドをしているだけあって詳しく、星座をいろいろと教えてもらった。朝は7時に朝食。一般的な和食だった。ツアー料金が夜の摩周湖3500円・川湯温泉まで往復500円と、少々割高な感じもしたが、それでも良い宿だった。

北海道美瑛 星の庵

評価 ★★★★★

美瑛の丘の上にある洋風の建物。部屋は2段ベットが2つの4人部屋で、建物は宿主が数年かけて作った手作りの建物だ。夕食はワイン付きの洋食風で食後には手作りのケーキまで付いてくる。玄関には薪ストーブがあって、火のぬくもりが伝わってくる。21時からの飲み会では、照明を落としてランタンの明かりで飲むのは、なかなかの演出。自己紹介をする他、記念撮影も毎日している。ベットは食事中にベットメイクがされている他、湯たんぽまで入れてあって、心遣いが良い。朝は手作りパンが出る洋食風だ。ここではクロカンスキーツアーに参加。コースはポテトの丘YHのコースと似ているが、こちらは畑の上を縦横無尽に歩き回れるのが楽しかった。

北海道倶知安 駅の宿比羅夫(Free宿)

評価 ★★★

 比羅夫駅駅舎が宿にやっている変わった宿。築50年程の駅舎がそのまま宿になっていて、1階は食堂兼談話室になり、2階に部屋がある。部屋は屋根裏を使っているので、押入れのようなベットが並んでいる6人部屋。窓からはホームが見渡せる他、ホームを出歩く時に注意するように通過列車の時刻が書いてあるのですが、回送列車の他ラッセル車まで書かれている。夕食は夏場はホームでバーベキューらしいが、冬は中で鍋。食べていると時折列車がやってくるのが見える。ここには大きな薪ストーブがあるのだが、古い建物なのでそれほど暖かくなく足元が寒かった。お風呂はホームから入る石炭で沸かした丸太風呂で、巨大な丸太をくり抜いたお風呂は野趣溢れる。一階は元が駅とあって昔使われていた頑丈な金庫があったり、サボや乗車列札が飾ってあったりと、駅らしい雰囲気だ。駅の中には野良猫が住み着いているのだが、人懐っこいので遊びあいでには丁度良い。朝は列車到着の音で目が覚める。朝食はいたって普通な和食だった。私が泊まった日は自分一人だったのですが、宿主は子育てに忙しいのかそれほど会話が出来なかったのが残念。たまにやって来た客で一人なのだから、もう少し相手をしてほしいというのは、私のわがまがでしょうか。ちなみに、ここは珍しい駅として有名でテレビに度々登場し、サイン色紙が飾ってありました。鉄チャンにはお勧めの宿です。

 夏に泊まる機会があって、待望のバーベキューをしたが、ホームというより駅舎の軒下。それでも到着した列車の乗客の視線が集まる程で、面白い体験ができる。この日はログハウスの方に宿泊。朝は一番列車の音で目が覚めたのだけど、ホームの脇にあるので窓のすぐ外にホームに停車中の列車が見える面白い部屋だった。

北海道富良野 きたぼし

評価 ★★★★

 中富良野のラベンダーで有名なファーム富田の近くにある。新しい2階建ての建物。部屋からは十勝の山並みがみえるが、居間兼食堂前には宿主手作りのベランダがあって開放的な気分で外の景色も見れる。食事は洋食風の家庭料理。食後は吹上温泉ツアーがオプション料金であって、鉄道利用者ではなかなか行けない温泉に入れるのは有難い。シーズン中は混雑の激しいラベンダー畑のファーム富田だが、この宿に泊まればいつでも行けるが、早朝5時に行った人によると既に何人かいたそうだ。朝食もパンの出てくる洋食。メロンの最盛期になる7月下旬にはメロンの食べ放題もあるそうだ。

北海道和寒 ゆきのおと

評価 ★★★★

 和寒駅からバスで30分程の所にある元福原小学校だった所。バスは本数が少なく、列車の接続も悪いので連絡すれば有料で送迎をしてくれる。元小学校とあって部屋は教室だった所で、黒板があり、床も木造校舎の木の床。ベットが変わっていて手作りの1段ベットなのだが畳が引いてあって、やや高いのが変わっている。食事は家庭料理で朝食は手作りパンが出てくる洋食。ここの名物は草原風呂。宿の裏手の草原にバスタブが置いてあるだけなのだけど、ランプの灯りで入るお風呂は温泉の露天風呂と違ったワイルドな雰囲気に。元小学校だけあって、本棚には図書館の蔵書だった本がある他、宿主が鉄道ファンの同人作家さんなので、宿主の同人誌やマンガ・鉄道本が多くあるのが特徴。部屋の名前も鉄道車両の形式名だったりする。夜は21時頃から夜の散歩で、何も無いが宿周辺を歩き回るツアーがある他、温泉ツアーもある。その後は談話室で歓談。オーナー夫婦がアニメが好きとあって、盛り上がって楽しい一夜を過ごせた。アニメ・鉄道ファンにはお勧めの宿だ。

 

長野 信濃大町 ぽっぽのお宿

評価 ★★

 信濃大町駅から車で10分ほど走った大町スキー場前にある宿。スキー場と言ってもマイナーなスキー場なので回りの建物は数件程と寂しい場所にある。少々くたびれた建物は、食事の看板もあって食堂も副業でやっているようだ。一階は食堂と居間があり、2階が2段ベットの部屋となっている。食事は、泊まったこの日はオーナーさん達知り合いの宴会会場となっていたのでツマミのような家庭料理が多かった。オーナーさんは気さくだが、酒が入っていたからか宿泊していた女の子にちょっかいを出したりと、閉口してしまう所がある。食堂やトイレは清掃がそれほどされていない為、もう少し手入れに力を入れてほしい所。

長野 白馬 白馬風の子

評価 ★★★★★

 白馬駅から車で5分程の場所にある。森の中の洋風の建物は飾り付けが所々にしてあって女性客に好まれそうだ。洋風の室内だが、部屋は布団敷き。夕食・朝食とも洋食で美味しい。近くには泉質の違う温泉が点在していて、食後に温泉に行く事も可能。人気の宿で夏の他に冬のスキーシーズン中は予約が取りづらい。

北海道 弟子屈 鱒や

評価 ★★★★

 弟子屈の街から車で10分程の原野の中にあるログハウス調の宿。大きな窓に吹き抜けがあって開放感のある食堂兼居間がある。部屋は1段ベット、風呂は広めで大きな窓からは外の風景が良く見える。夕食は近所で取れたての野菜や魚を使った美味しい料理。この宿主はルアーフィッシングが好きなようで、ルアーの工房みたいなのがあったり、本も釣り関係のが多い。客層の半分以上は釣り人と言うのもうなずける。朝食は洋食で、翌朝は天気が良かったので大きな窓からの清々しい風景を見ながらの食事は格別だ。翌朝は宿主の知り合いでやっているカヌーで屈斜路湖から宿の近くまで川下りを楽しむ。通常は8000円だそうだが、宿の割引で6000円で出来るからお得だ。

北海道 新冠 ふかふか亭

評価 ★★★★

 日高の新冠にある宿で、新冠駅から送迎してもらった。駅から7キロほど離れた牧場を見渡す丘の上にある宿は木の香りがする新築まもない建物。部屋は屋根裏部屋のように天井が傾斜している布団敷きの2人部屋。窓は天井に付いているような感じなのだが、晴れていれば星空が綺麗に見えそうだ。食堂兼居間には大型のオートバイが飾られているのが印象的。ここの夕食の特徴はエゾ鹿料理が食べられる事で、広い北海道の旅人宿でもエゾ鹿を食べられるのは珍しい。この日の夕食ではエゾ鹿シチューを食べられた。食事の前に温泉ツアーがあるのだが、立派な日帰り温泉施設で太平洋や新冠市内が一望できる。食後のティータイムでは宿特製の果実酒を味わえる。朝食は洋食。帰り、駅までは無料の自転車を借りて牧場の風景を見ながら移動したが、荷物は駅まで車で運んでくれるのが有り難かった。

北海道 新得 こもれび

評価 ★★★★

 新得と十勝清水の間あたりにある丘の上の畑に囲まれた宿で、道路から畑の中のダート道を進んだ先にあるので、やや分かりにくい所にある。建物は離農した農家だった家を使っており、部屋は和室となっている。夕食はバイキング形式でたくさん食べられるのだが、その日は私一人だけだったので食べきれない程の量だったが、どれも美味しかった。夜は宿主手作りの様々な果実酒が飲めて、楽しい一夜を過ごした。

 

 

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