719系

 

モーター出力・制御方式 最高速度 走行線区
150Kw サイリスタ位相制御 110キロ 東北・仙山線

719系は仙台地区を走っていた451・453・455系置き換えと増発用に作られた車両です。車内はセミクロスシートながら変わったシート配置で2・4人がけクロスシートがある他、窓が大きくて前面展望の見える席もあり、JR東日本の作った近郊電車では最後の良心のある車両となってしまいました。車両は211系のようなステンレス車体で一見すると完全な新製車両に見えますが、台車は485系からの廃車発生品を使用。高圧機器も廃車発生品が使われていて新製費を抑えた車両になっています。

2両単位で運転できる事から登場当初は2両編成で運転していた事もありましたが、利用者の増加に伴って2両での運転する列車は少なくなり、今は4両以上での運転が基本となっています。サイリスタ位相制御ですが雨の日の空転が激しい。登場当時は珍しかった側面行き先表示のLEDは経年劣化で輝度が下がった為か、更新されて明朝体からゴシック体に書体も変更されて見やすくなっています。