455・457系

 

モーター出力 最高速度 走行線区
120Kw 110キロ 東北・常磐・磐越西線

仙台電車区で一番の車両数を誇るのが、この455系。他に457系もわずかながらいて、455系と共通運用を組んでいます。元急行型電車の455系は全てセミクロスシート化改造が施され、トイレは1編成でクハ車のみとなっており、洗面所も付いてますが、撤去されている車両もあります。この電車は運転区間が幅広く、南は水戸・黒磯。北は一関。西は喜多方まで走ります。

車両は大きく分けると2つに別れ、オリジナルの車両と更新車両があります。更新車両は前面が大きく変わっており、211系タイプのヘッドライト・テールライトが一体型に取り替えられて印象がだいぶ異なります。側面には細長い楕円形の行き先表示窓の準備工事がしてありますが、改造からだいぶたっているにの何もされない所を見ると、このまま準備工事のまま終わりそうです。シートが全てバケットタイプに取り替えられており、オリジナル車よりも座り心地が良くなっています。この更新車両は特に決まった運用を持つことはないのですが、磐越西線では特に多く走っています。

また、455系のクハ車の半分は様々な車両からの改造車で、165系からの改造車両が多いのですが、中にはサロ165系からの改造車(600番台)もいて、狭いドアや車掌室。車内の蛍光灯カバーなどが残っていて、他の車両にない変わった雰囲気を味わえます。

車両のカラーリングは全部で3種類あり、最も多いのが通称グリーンライナーの愛称で呼ばれている白に緑の帯の塗装。磐越西線カラーの白と赤の塗装。訓練車のみの塗装の旧急行色と、さまざまな塗装の車両が走っています。

広範囲にわたって運転していますが、常磐線・磐越西線は特に多く走っており、常磐線では東北最長の9両で走る455系を見ることができます。

仙台の455・457系は交流区間専用電車化がされて直流区間の走行はできません。

長らく活躍しましたが、平成20年3月のダイヤ改正で全車引退となりました。