417系

 

モーター出力 最高速度 走行線区
120Kw 100キロ 東北本線

 国鉄時代に作られた仙台地区オリジナルの交直流近郊型電車で、登場当初は非冷房の冷房準備工事状態でしたが、JR化後に冷房化改造とドアのボタン式半自動ドアの改造が施行されました。415系を基本に作られた車両ですが、車体はキハ47のような感じになっています。この車両は他の車両に比べて、モーター音が静かなのが特徴で、コンプレッサーがうるさいクハ車よりも静かな程です。

 交直流電車なので、しばらくは行き先表字幕に宇都宮・大宮・上野等の直流区間の行き先が書いてありましたが、いつの間にか行われた交流区間専用電車化(詳しくは知らないが、屋根上の直流回路の母線が切られているので直流区間は走れない)によって交流電車となり、それに伴って行き先表示幕も交流区間のみとなってしまいました。この417系は製造両数が少なく、仙台でもなかなか乗れない車両です 。

 耐寒耐雪対策が711系並にされた関係で、車端部に北海道の車両のような雪切り室があるのですが、車内に扉が付いていてトイレと間違えて開けようとする人がいるのか、注意書きが書かれているのが変っています。

2007年で老朽化に伴って運行が無くなり一部が廃車になりましたが、1編成は利府の訓練線の訓練車に。もう1編成は阿武隈急行に売却されて阿武隈急行ではA417系として主にラッシュ時に運転しています。