E721系

   

 左.一般路線用0番台   右.空港線用500番台

モーター出力・制御方式 最高速度 走行線区
125Kw VVVF制御(IGBT) 120キロ 東北・仙山・常磐・仙台空港線

 老朽化した455・417・717系置き換え用として登場した。0番台と500番台の2種類あって、空港線用の500番台は空港利用者の為に大型荷物置き場がある。今までの仙台の交流車両では低いホームに対応する為にステップが付けられていたが、この車両では低床にした事でステップレスとなったのが特徴で、その為台車や床下機器が小さくなっている。制御方式はIGBT素子のVVVFインバータ制御で、機器を2重に付ける事で故障に強い設計になっています。701系とは併結運転が可能で、719系とは緊急時のみ連結できる構造となっています。

車内はE231系の流れをくむカーテンレス・セミクロスシートで、車内放送は自動放送付き。500番台ではワンマン運転の関係で車外スピーカから発車音楽や警告メッセージが流れる。仙台地区では初めてドア上にLED表示器が付けられ、スクロール機能付きなので様々なメッセージが表示可能。455系からの置き換えとあって車内静寂性には気を遣っているようで、運転台の仕切扉や車端部のドアは自動的に閉まるような構造になっていて、貫通幌からの外気や騒音の進入を押さえている。クロスシート部では他の形式には無いテーブルが付けられており、このあたりは455系からの置き換えを意識している感じがします。2010年増備の車両にはワンマン設備が取り付けられてワンマン運転が始まり、701系との併結運転も始まりました。