観光情報 富良野・十勝

富良野、美瑛、十勝、池田・豊頃

 富良野

 北の国からのドラマで一躍人気になった所。富良野ではドラマに使われたロケ地巡りが一般的。麓郷までは路線バスの他、定期観光バスで行く事ができます。富良野からは距離があるので自転車で行くのは厳しいかと思われます。

 麓郷の森

 北の国からでテレビドラマ放映時に使われていたロケ地。その名の通り森の中に建物があるのだが、最近までやっていた特番のみしか見ていない方は行ってもよくわからないロケ地だ。

 

 五郎の石の家

 北の国からの最近の特番で登場したのがここ。以前は離れた展望台から見るだけだったが、ロケ地が使われなくなった為、家の近くまで行く事ができるが、中に入る事はできない。

 

 麓郷周辺の丘

 麓郷周辺はあまり知られていないが丘が綺麗だ。麓郷から富良野へは布部経由ではなく、道道253号線経由で行くと、美瑛とはまた違った美しい丘が広がる。

 

 鉄道員ロケ地 幾寅 

 鉄道員は北海道を舞台とした映画で、廃止間近のローカル線として出てきた幌舞駅は根室本線の幾寅駅。駅名は幌舞の表示をしていたり、駅前にはロケセットで使われた建物がまだ残っていて、積雪時期に行くと映画とそのままの風景が見れる。駅舎の隣には町の建物が立っているが、映画ロケ時の展示を見る事ができる。駅敷地内にはロケ用張りぼてトイレと転轍機小屋、腕木信号機が作られ、腕木信号機は飾りなものの、線路を見ると昔のローカル線の雰囲気がする。映画に使われたキハ40を改造した「キハ12」も現存しているが、宗谷本線や石北本線で時々見る事ができる。

 

 ファーム富田 

 富良野と言うとラベンダーを連想するが、その発祥となったのが中富良野のこの農園。富良野周辺では一番の集客を誇る広いラベンダー畑が広がる。よく雑誌やテレビに出る虹色のなだらかな花畑はここの畑だ。雑誌の写真の撮りかたが上手くて、もっと広いラベンダー畑だろうと思っていく人が多く、行ってから畑が思った程広くないと思う人も多いようだ。ここの名物?はラベンダーソフト。ラベンダー色したソフトクリームなのだが、他では味わえない変った味。7月中旬にはラベンダー祭りがあるが、その時期が見ごろ。その代わり、周辺は大渋滞で駐車場に入るのにも大変です。中富良野下車で行くのが一般的ですが、シーズン中は近くにラベンダー畑駅が営業するので、鉄道で行くのがお勧めです。

 

 彩花の里 

 中富良野で、次に広いラベンダー畑がここ。山を少し登っていくので大変ですが、フォーム富田のように激混みはしないのでゆっくり見れます。あまり俗化しておらず、人ごみが嫌な人にはお勧め。

 

 吹上げ露天風呂 

 「北の国から」で、宮沢りえが入ったという事で有名になった無料露天風呂。山の麓の温泉のわりには道路がなだらかなので楽に行ける。駐車場から歩いて5分の所に温泉があるのだが脱衣所は無く、皆その辺で着替えて入る。お湯は無色無臭で、ドラマでは入浴剤を入れて使われた。温度は熱い位で、外がある程度寒くても安心して入れる。シーズン中は人気で芋洗い状態になり、夜でも混んでいる。夜は回りに明かりが無いのでライトを持っていかないと行けないが、目が慣れるとライト無しでも入れる。ただし、足元は滑りやすく、岩も露出しているので滑らないように注意。私は足を滑らせて足の裏を切ってしまい、出血して大変な事になってしまった事がある。駐車場では内地ナンバーやレンタカーを中心に車上荒らしが頻発しているので、貴重品は車に残さないように。

 

 美瑛

 パッチワークの丘が広がり、北海道らしい風景が素晴らしい。基本的に夏が一番だが、真っ白な冬や落葉松の紅葉の美しい秋も綺麗。丘の上りは大変だが、ゆっくり景色が見れて小回りの効く自転車で回るのが一番。自転車は駅前で借りれます。手作りマップも用意しているので、安心して回れます。駅横の四季の情報館では観光案内所があり、インターネットが無料でできるので、旅行の観光情報や天気を調べる事ができます。

 美瑛駅裏手の丘 

 美瑛に最初に来る人でお勧めなのは、駅反対側の山手に広がる丘。各所に様々な名前の着いている丘や木があるが、何も名前の無い所でも綺麗な風景に出会ったりします。丘を自転車で行く際は、日陰が殆ど無いので日差しに注意し、自動販売機も少ないので飲み物を持っていくと良いでしょう。所要2時間程。

■マイルドセブンの丘

 かつてタバコのCMに使われて、この名前がついたそうだが、かなり昔のCMのようだ。丘のてっぺんからは回りの風景が見事。

■親子の木

 丘の上に二つの大きな木の間に小さな木がある事からついた名前のようだ。ここは遠くから見たほうが良く見えますが、近くの丘も素晴らしい風景が広がります。

■セブンスターの木

 丘の上に木が一本立っているだけ。それほど良く無いので、時間が無い人はパス。

■ケンとメリーのポプラの木

 有名な木でここもCMで放映されて名前がついた。以前は何も無かったのだが、駐車場が作られ、売店も出来て賑やかになったが、写真は撮りにくくなった。なだらかの畑の先に一本のポプラの木が立つ風景はヨーロッパのようだ。

冬場は農道が雪で通行止めになり、主要道路のみ車の通行可能です。冬の丘を見るのであれば、YHや民宿に泊まってクロカンスキー(歩くスキー)で回ると夏とは違った丘の風景が見れます。

 

 新栄の丘周辺 

 新栄の丘は観光ツアーが必ず立ち寄る展望台なのですが、周辺の丘が一望できて見晴らしが良い場所です。富良野線西側の気になる場所を紹介します。

■パッフィーの木

パッフィ―主演のテレビドラマに出てきた木。2本の木が丘の上に立っている。

■クリスマスツリーの木

 畑の中に立っており、クリスマスツリーにそのまま使えそうな形をしている。

■かんのファーム

 丘では無いが、美馬牛近くの国道沿いにあり、ラベンダー畑が手軽に見れる。

 

 三愛の丘周辺 

 新栄の丘と線路を挟んで反対側にある丘。新栄の丘よりも高いので見晴らしが良い。ここからパッフィ―の木も見る事ができる。観光ツアーは殆ど来なくて、ゆっくり丘を見る事ができる。富良野線東側の気になる場所を紹介します。

■有名撮影地の丘

 富良野線東側の道路を線路沿いに4キロ程行くと、ポスターや雑誌等で御馴染みの有名な丘に出る。有名なわりに名前が付いておらず、観光ガイド本にも紹介されていないのが意外だが、有名な場所だけあって撮影者は多い。有名撮影地とあって美瑛でも屈指の美しさの丘だ。畑の中に入って写真を撮っている人がいますが、畑に入って撮るのは止めましょう。

■丘の上の踏切

 美馬牛から2つ目の踏切から美馬牛方面を見るとジェットコースターのように起伏のある線路が見える。

■無名の丘

 有名撮影地の丘から更に美馬牛方面に線路沿いの道路を1.5キロほど進むと、特に名前は無いが、広大な畑が広がる隠れた名所。

■拓真館裏手の丘

 美馬牛駅から拓真館裏に直接通じる道路沿いに美しい丘が見える。拓真館近くとあって撮影している人が多い。

■哲学の木

 拓真間からさらに東へ進むと丘の上に一本の木が立っている。見晴らしも良く、来る人も少ない。

■美馬牛小学校

 とんがり屋根の時計台のある小学校で、前田真三氏の写真で被写体として良く出てくる。三愛の丘近くから見ると綺麗で風景に溶け込んでいます。

 

 拓真館 

 前田真三の写真館。無料で入れて、有名な写真がパネル展示・販売してある。ここに入ると、自分も思わず似たような写真を撮りたくなってしまう。ツアー客必須観光地なので混んでいる事がある。自転車で行く際は美馬牛で借りたほうが早くいけます。

 

 十勝

 札幌から特急に乗って山間の新狩勝トンネルを抜けると突然広大な牧場と十勝平野が見えて、十勝に来た事を実感させる。新得を出ると車窓は広大な北海道らしい畑が広がり、開放感のある十勝の風景が広がる。十勝は雄大さを満喫させる風景がある。

 帯広

 札幌のようにわかりやすい町並。特に見所が無いが、小麦や大豆などの畑作が盛んだからかお菓子が美味しい町で甘党にはお勧め。

■豚丼

 駅前の店「ぱんちょう」が始めた豚丼が有名になって駅弁にもなっている程、帯広を代表する食べ物になっている。丼に厚めに切られ甘しょっぱく味付けされた豚肉が乗っている。種類が松竹梅に分かれているが、豚肉が多く乗っているかどうかの違いだけ。牛丼屋の豚丼とは中身が違います。

■六花亭

 北海道を代表するバターサンド等のお土産を作る本店。駅前大通を10分程歩いた所にある。持ち帰り用お菓子の他に、本店限定のサクサクパイやケーキも売っている。立ち食いコーナーもあって、その場で食べられる他、コーヒーが無料で飲める。ケーキは一つ140円程からなのに美味しくて、ついつい何個か食べてみたくなる。帯広市内にある他の御菓子屋の柳月でも同様な事をやっています。

■温泉

 帯広から車で少し行くと十勝川沿いに十勝川温泉がある。各ホテルで日帰り入浴しているが、そこまで行かなくても駅前のビジネスホテルででも温泉が引かれていて入る事ができる。世界でも珍しい植物性のモール泉と呼ばれる変わったお湯でぬるぬるした感触が特徴。

 

 ナイタイ高原牧場

 十勝の雄大な風景を見るならばナイタイ高原牧場がお勧め。標高が高くて遠くまで見通せる。上士幌から国道を離れて20分程。

 

十勝種畜牧場

 牧場の入り口の道路は両脇にポプラ並木が並びヨーロッパを思わせる。観光ガイドブックにはそれほど掲載されず穴場だ。牧場の中にはちょっとした展望台があるが、それほど高くないので見晴らしは良く無い。音更町にあり、帯広から車で30分ほど。詳しい場所は経緯143゜10’33”緯度43゜02’35”。

 

糠平湖周辺

 昭和30年に作られたダム湖で、湖畔には糠平温泉街がある。このダム周辺には旧士幌線跡が点在していて国道から見る事ができるが、アーチ型の橋は自然に溶け込んでいる。ダム湖の東側の林道を行くとダム建設前に作られた線路跡があるが、タウシュベツ川橋は北海道遺産に登録されたほど美しいアーチ橋だ。ただし、ダム内にある為渇水期にならないと全容が見る事が出来ない。林道沿いの湖畔には野湯の「さわと温泉」もあるが、見つけるのは難しい。

 

扇が原展望台

 帯広から然別湖に行く途中の道路沿いにある。標高はそれ程高く無いが、整然と並んだ畑が綺麗に見えるポイント。

 

鹿の湯

 菅野温泉近くのキャンプ場には無料の露天風呂がある。少し濁った温泉は丁度良い温度で川の流れを見ながらのんびりできる。設備は簡単な脱衣所のみ。川の上流には何箇所かお湯がでている所もある。ダート道が長くて注意が必要。

 

幸福駅

 旧広尾線にあった無人駅だったのだが、幸福という駅名だったので有名になった。今は駅舎とホーム。車両が残っていて、駅舎内は使用済み切符等が張られているのが特徴。今でもお土産屋で駅の入場券が売っている。近くの中札内にはタレントの田中義剛が経営する花畑牧場もあるが、高い入場料を払って入る観光牧場だ。幸福駅は路線バスでも行く事ができる。

 

 池田・豊頃

 

池田ワイン城

 池田駅の裏手にあって池田町名物のワインを作っている。工場見学と試飲ができる他、レストランもあってステーキ等が食べられる。周辺は公園になっていて近くには温泉の共同浴場もあり、のんびりできる。

 

はるにれの木

 豊頃駅から自転車で15分程の十勝川の河川敷にある一本の木。かつて日立の「この木何の木気になる木」のCMでも使われた事があったそうだ。回りは牧草地になっていて夏場は木の近くまで行けない事もあります。土手に休憩所があるのみの素朴な名所。自転車は駅前の商店で借りれる。