年末の「たまゆら」最終話後に広島の竹原に行って来ました。行きはわざわざ新型航空機のB787に乗りたくて岡山経由で行ったので、新幹線で行くよりも時間がかかってしまいました。
三原から乗った105系は物語に登場する白色ではなく、黄色でがっかり。1時間に1本ほどの運転で、三原から海沿いを進むのですが、車窓の海の景色は物語同様に綺麗です。
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呉線の車窓 |
105系車内 |
物語上で間違って降りてしまった忠海駅 |
いよいよ竹原に到着です。改札を出ると1話に出て印象的な「おかえりなさい」の文字が駅前地面に書かれています。思ったよりもハッキリと文字が見えませんが、なんだか心温まるものです。
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竹原駅ホーム |
竹原駅前の「おかえりなさい」の文字 |
竹原駅全景 |
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竹原駅駅名看板 |
竹原駅改札前 |
帰りはオリジナルカラーの105系に乗れました |
駅横の観光案内所で地図を貰うのに行ってみると、案内所のおばちゃんから「たまゆら」を見た来たんですか?と早速聞かれてしまった。それだけ聖地巡礼者が多いのか、それとも自分の格好がいかにもだったのか、どちらやら。
まずは駅前商店街を歩くと、商店街は他の地方都市と同様にシャッター商店が目立ちますが、「たまゆら」のサントラがBGMが流れていたり、「たまゆら」ポスターや紙袋があちこちで見かけたりと、地元の「たまゆら」に対する情熱ぶりが伺えしれます。中でも一番の力のいれ具合は地元商店街が作った「ももねこ様」の像でしょうか。クリスマスが近いのか帽子がかぶっていますが、看板が無いので知る人ぞ知る像です。何故か賽銭が奉納されていました。市役所に行ってみると「たまゆら」の大きな看板もあって市役所も気合いが入っています。
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商店街にある「ももねこ様」の像 |
アニメと同じカットで商店街入り口 |
市役所の「たまゆら」看板 |
道順に進んでいくとOPに登場の写真館があります。実際にはここでは写真館としての営業はしておらず、個人宅のようです。写真館近くの歩道にはアニメで「ももねこ様」がからみついていたタケノコのオブジェがあります。一見すると大砲の弾のようです。
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OP登場の写真館 |
写真館脇よりOPと同じカットで |
タケノコのオブジェ |
竹原の観光地である町並み保存地区にやって来ました。安芸の小京都と呼ばれており、古民家の他に酒造もあって見学や試飲もできます。アニメでは主にこの周辺が登場しました。まずはお昼時なので昼食を食べに作中では「ほぼろ」の名前で登場したお好み焼き屋の「ほり川」へ。店内はアニメ同様で、本棚をみるとしっかり「たまゆら」のコミックが。ここではテーブル席で「ほぼろ焼き」を食べましたが、できればカウンターで食べてみたいものです。
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町並み保存地区の町並み |
作中で「ほぼろ」の名前で登場の「ほり川」 |
「たまゆら」タイアップメニューの数々 |
お腹も満たした所で散策再開。続いては近くにある「茶房ゆかり」。作中では主人公の家のカフェ「たまゆら」として登場し、実際に営業していたのですが、都合により11月から休業との事で残念。
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茶房ゆかり |
茶房ゆかり前の町並み |
茶房ゆかりより胡子神社方面 |
アニメの竹原板ポスターに使われる場所へ。記念撮影するなら撮影スポットかも。
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胡子神社前 |
情景広場近くのOPのカット |
竹原板ポスターと同じアングルで |
情景広場近くには5話で登場した「おかかえ地蔵」があります。文字通りお地蔵様をお抱えするのだけど、思っていたよりも軽く感じたら願いが叶うと言われています。私もさっそくチャレンジしてみましたが、意外と重たくて願いは叶いそうにありませんでした。
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2話で登場の情景広場 |
おかかえ地蔵は小さなお堂にいます |
おかかえ地蔵に昇る道 |
最終話で初詣に行った所は照蓮寺です。お寺に初詣とはつっこみどころ満載ですが、しっかり鐘を突く建物があります。続いて車が脱輪して初日の出を見た場所へ行きました。ここは町並み保存地区から少し離れていて、10分程歩いた加茂川土手です。
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照蓮寺門 |
作中では門の中に鐘があるようです |
車脱輪の加茂川土手 |
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作中で日の出の朝日が当たっている山 |
車脱輪の土手(上流方向) |
土手からの初日の出方向 |
再び町並み保存地区に戻ってOPに登場の西方寺へ。参道の階段はOPのタイトル背景に使われました。高台にある神社からの眺めは良く、更に上に行くと清水寺を模して造られたと言われる普善閣があります。この普善閣は無料で入れますが、土足禁止となっています。
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OP背景の西方寺参道階段 |
階段上からの町並み |
西方寺境内の鐘 |
作中の「私たち展」の会場は旧笠井邸です。この町並み保存地区では古い家を何件か有料で見学可能となっていますが、この笠井邸は無料で入る事ができます。最終話を見てきたと言う人が何人もやってきてました。2階には原画や背景展示やノートもあって巡礼者の書き込みができます。
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通りの突き当たりにある旧笠井邸 |
作中と同じ横からのカット |
2階からの眺め |
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私たち展会場の舞台 |
ここでは昔の塩作りの写真展示をしてます |
隣の部屋にはノートやポスターが |
駅に戻る途中、他のOPに登場した場所へ。苦労したのが鎮海山砦です。看板を頼りに行くと竹藪の山道になり、急な坂道を上っていくとありました。標高が高いので眺めは抜群で瀬戸内海の島々も見えます。最後に陸橋下の踏切を回って駅へと戻りました。
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OP登場の水路の橋 |
OP登場の鎮海山砦 |
6話登場の踏切 |
のんびり回って3時間程かかりましたが、風景や雰囲気が良くて観光地としても魅力のある町です。地元のアニメに対する期待度は横須賀以上の雰囲気でした。時間があれば竹原港や痛フェリーを見てみたかったものです。こちらに来るのでしたら「かみちゅ」の尾道とセットで回るのが良いかもしれません。