かんなぎ

東北地方はアニメの舞台とは余り縁が無い地域でしたが、2008年10月から始まったアニメ「かんなぎ」では珍しく東北地方の宮城県仙台近郊が舞台となりました。実家のある県がアニメの舞台になったと言うことで、さっそくアニメで登場した場面の聖地巡礼をしてきました。


1話に登場した神社ですが、七ヶ浜町の鼻節神社がモデルとなっています。駅から遠く、バスの便も悪い所という事で、車で行きました。宮城県では有名な菖蒲田海水浴場の先にあるのですが、県道沿いに小さな看板の道案内が立っているので、危うく見落としそうになりました。細い道を走っていった小さな山の近くに、鼻節神社がありました。

  

  

アニメでは神社の社は無くなっていましたが、実際にはしっかりと建っています。通常は無人の神社のようで売店も無く、ひっそりとしており、鷲宮神社のようにイタい絵札が飾られる事は無いでしょう。

  

アニメでは神社の脇に神木がありましたが、実際には何もありません。神社は海沿いの小高い山の上にあるので、太平洋が見渡せます。

  

神社の脇には神木こそ無かったものの、公式ホームページTOPのイラストのような木がありました。

2009年1月4日に再び訪問。アニメ12話で登場した構図通りに神社を撮影しましたが、この日は正月の飾りが付いて華やいだ雰囲気に。正月だから人が来ているかと思いきや、三が日を過ぎたからか私一人だけでした。

地元新聞の「河北新報」に「かんなぎ」の記事が2度掲載されたのですが、新聞によれば2009年正月の参拝者は例年よりもかなり多かったそうで、元旦には町観光協会と仙台のファンが協力して、特製ハンカチを配布していたそうです。これならば、元旦に来ていればと後悔してしまいました。アニメで一躍脚光を浴びた神社とあって、何か変化でも起きているかと思ったのですが、以前来た時と変わらずのままでした。


主人公が通う学校は多賀城市の多賀城高校がモデルです。

  

仙石線下馬駅から歩いて行けなくはなさそうですが、結構離れています。アニメでは校舎の左にプレハブの建物がありましたが、実際にはありません。アニメスタッフが取材時はあったのでしょうか。


主人公の自宅周辺は仙石線陸前高砂駅周辺がモデルです。

赤点の印がアニメの背景に使われた所です。一番遠い橋まででも駅から徒歩10分程で行けます。

  

アニメでは駅の脇に地下道の入り口があるようですが、実際にはありません。アニメの背景を見ると仙台駅北側にある古い地下道と組み合わせたのでは無いかと思います。

  

  

主な背景に使われた風景です。アニメと見比べると建物の特徴を良く表現している事が分かります。

  

本編で良く出てくる橋ですが、橋の後ろには高圧鉄塔が並んでいて、こちらも良く再現されています。意外と高い橋なので仙台市内も一望出来ます。

  

4話で登場する橋のたもとです。アニメで暗くて見えなかった看板は、こんな内容でした。

  

この七北田川土手は歩道になっていて、のんびり歩く事が出来ます。遠くに見えるのは仙石線鉄橋です。

  

4話以降に出てきた橋の写真を追加しました。

    

12話の「神薙駅」は陸前高砂駅です。駅前にはベンチが二つあるのですが、アニメに出たのはこちら側のようです。

  

12話で夜道を歩くシーンの道路です。陸前高砂駅からセブンイレブン方面に向かう道路にありました。

最終話の公園は、そのセブンイレブン隣です。

  

最終話でナギが河原に立っていた所です。ここは河原の公園から藪の間の道を通って行けるのですが、こんな所まで取材したとは。鉄橋はその下流にある仙石線の鉄橋のようです。


  

4話で登場した仙台駅前です。駅前なので新幹線を降りてすぐに見れます。

  

同じく4話で登場した名掛丁商店街は仙台駅からすぐ近くの商店街です。劇中で待ち合わせに使われた店は名掛丁商店街の中にあるのですが、ゲーセンの他に同人ショップも入っているビルです。