小泉-真紀子の一発芸では名人は無理!2001.05
「なんじゃ、名人戦もおわりか」
「大どんでん返しでしたね」
「せっかく島解説の裏を読んだ佐藤が、発奮しておったのに。負けと言われていた局面に誘導してから新手筋出してイケイケ。もうあれで康光防衛かと誰でも思うがな」
「あれで味しめて気が緩んでしまったんですかね」
「違う!」
「じっちゃん寝たか?」
「国会中継どうでした?」
「お前もそっちで見ろ。民主の円より子が小泉首相に男女別姓制度について聞いてるぞ。首相も今は独身だが再婚する機会がおありでしょうにって突っ込んでる。首相は首を振っている。そりゃ絶対ないという瞬間のジェスチャーだ。これは速記できんな」
「円より子はすてきですね」
「自民の男はみんな惚れてる」
「田中真紀子も今日は円より子のまねして猫なで声だしてますね」
「トキの話になると田中真紀子も無防備で鼻ならす。動物愛護、しかも絶滅寸前のトキで日中の友好を強調するお得意の一発芸。トキ色の空を佐渡に戻せと訴えれば老若男女、胸きゅんだ」
「小泉さんはそういう一発芸つかいませんよね」
「ばか。小泉がそれをもっとも得意にしてるんだ。今日は凄いぞ。自分の使命を特攻隊に例えている。特攻隊に行った人の気持ちを考えれば、自分の苦労などいかほどであろうかと絶叫した。何度も聴いたけど」
「特効隊員までがトキと同じように利用されるんですね」
「ああいう瞬間芸に素直に感動できるのは日本人のいいとこだが、その題材が悪すぎる。小泉は、よほど腐れマンコ人生を送ってきたんだな。将棋の方でそういう感動を得た方がよほど人間らしい」
「国民のほとんどがソレってことですか? でも首相はなにかにとりつかれてますね」
「国民の欲望を断ち切れというなら首相には凄みがある。それは王のセリフだ。小泉はそこまで言えない。自浄作用を強調するあまり、自然に帰れと王のセリフの物まねで豪語するだけだ。その怒り方は滑稽だ。首相専用の防弾ガラス車は一億かかってもいいから、低公害車に切り替えろと首相が自ら命令したと自慢する。ばっかか。大義名分があると声を張り上げるインポ特有の親分風」
「一億ですか。それ松本紘教授に教えたら激怒しますよ」
「自分のパフォーマンス代と宇宙発電開発費が一緒じゃあな」
「神様なんておもってるでしょうね?」
「政治家クリーンで地球はダーティ。男どもが地上でまいた毒入りザーメンに激怒しているだけだ」
「今度は娘たちに飲ませようとして激怒しているんですかね?」
「でも毒入りザーメンそのまんまじゃいけないよ」
「なぜ娘たちまで駆り出して、地上をクリーンにするんです?」
「女たちもいい思いをしてきたんだ。ちょっと努力すると怒るけど」
「スカートを便所で絞ったってこと?でも、女は地上を汚していませんでしょ?」
「三種の神機で随分主婦業も楽になったぞ。すまんふるすぎ」
「伯母さんはタライで洗濯したそうですが」
「なにを?」
「ハマグリ」
「たらい回しで?だが女も新聞とマンガ読む」
「母さんは新聞とるのやめましたよ。本も借りて読んでます」
「それが合理主義」
「うしろ髪ひかれますけど」
「トキ色の空を見たい?温暖化現象も阻止したい?茶髪反対?」
「僕には一切無縁です」
「そうだ。真実とは無縁だ。神様はそんなのイケイケ娘と思ってる」
「毒入りザーメンを蒔いた元を絶てと怒ってるんでしょ?」
「土下座しても神様は許さない」
「自分で怖い話をして自分で怖がる子供たちと思ってかわいがってくれませんかね」
「それで済むなら国会の天使に聞きほれてるのと同じだな」
「それじゃ神様の気が済みませんかね」
「一発芸では名人とれない」
(マルヤマー!)