2001年12-16のNHK杯戦

先手畠山成幸(はたけやま なるゆき)六段生年月日1969年6月3日 VS 羽生


疑似藤井システム対居飛車穴熊   マシュダ実況談収録2001.12.16.18:00

 先手藤井システムもどきで19手目ですでに指しにくい。これみるとほんと本家は凄いって。飛車先不突きと74歩のバランスよくみんとね。15歩の灯し火を意識しすぎて灯台もと暗し。攻めさせられて自滅。羽生、例のごとくなんでも来いの布陣。別に穴熊やる気なかったはず。67銀でいくなら、48玉は緩手。もう15歩と74歩の交換終わってるもんねー。そりゃ穴熊やるよ。いっとくけど、本家藤井システムと全然ちゃうからね。「灯台もと暗し四間飛車」と命名すっか。

 「15歩型フンドシ四間飛車」としても捨てがたい?二度にわたる先手の桂馬のふんどし、結構魅力ある?これで新戦法を期待できるカモ?


見どころプリーズ 「羽生が73桂馬跳ねたとこ」(おいおい)

 あそこキューピー(解説者井上八段をマシュダは勝手にこう呼ぶ)は遊び駒の活用と言っておったけど、こういうとこでみーんな騙されとんのよねー。ハブ、扇子を楽しそうに弄びながらながら長考しておったろ?あれは桂馬交換後、後手からの34桂馬の飛車角両取りをさせて勝てるかあそこで読んでたわけ。おいおいって?先手の最大の急所は桂頭でんがな。っちゅーかここしか攻める床ない。ここでもモドキの弱点狙われとる。案の定羽生は35歩!こういう歩がにっこり笑う。そりゃ笑いたくなるって。キューピー薄い頭かかえてたまげとったね!ほっほ!もっとうまく演技せんと。髪をかきむしるトカさー。ここで先手畠山はおいしい飛車角両取の桂馬のフンドシ、そりゃトーゼンやるよね。羽生24桂馬で後手袈裟十字固め成功。ここまでみーんな、あそこの扇子のしごき長考で読んでおったよ。畠山ホントーは45歩で銀を押さえたいのに歩がなかったじゃろ。39手目44歩打たされたのが麻薬。金でとられて歩切れで手がない。そんで仕方なく非行少年みたいな96歩突いた。もう先手がとれない形。あのにっこり笑った羽生の35歩は、九筋のこの万引き小僧を監視カメラでとらえるような歩じゃもんねー。そりゃ笑う。

 あとは一直線で59手目再度の桂馬のフンドシかけさせて「15歩型フンドシ四間飛車」撃退の図。書類送検まで紛れなし! 本家の真似できるのそうはおらんて。

以下マシュダ言いたい放題拾遺抜粋

 ああいう24桂馬、11年前に名将高島弘光八段をC1で血祭りにした羽生(当時も竜王)の24桂卍固めと同じ寄せ。二段構えでぬかりがない。

 あれ?なにソレ、ハブー。詰みじゃろ。喫茶店で説教?それとも16玉で絞首刑にしたいワケ?あなたの15歩は棺桶の蓋ですよってアッピールしたいわけ?たかが万引きじゃよ、万引き!麻薬撲滅運動やってんのか?そーゆー角の使用法はな、宙のりのドタバタ劇にしか今はならん世の中なんじゃけど。勘九朗の影響でも受けたんかい?

 あ、そーか。あんまし早く終わるとあの胸クソ悪い将棋パトロールじゃもんねー。あんなんやるときゃ、先週みたいなやつ半分丸ごとカットしてやりゃいいか。納得。

 カンソー戦全然つまんなかったけど、ワンショトで羽生いい顔みせておったね。元はケロケロ顔なんじゃけど、一瞬勝負師の面構えを見せる。民放ならマルチで映すくらいのサービスするじゃろ。

 畠山!羽生相手に小細工するな!序盤でこけたらオヌシの鬼気迫る持ち味だせんがな。できんなら15歩突くな!何も知らんアホが本家と勘違いするだけじゃい!羽生相手なら決勝戦のつもりで戦わんと!村山さえ斬首した羽生の剣を正面から受けろ!

96手で羽生勝ち