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52桂合いなら面白かったが飛車の出番を作って康光らしい散り方。
久保が棋王相手に後手の2手め34歩を悪手と断言勝ちしたことは衝撃的。この対局を期に今後2手め34歩が激減しかねないほど。
康光の戦い方には終始共感。56金で見せた棋王の沽券。
開始日時:2009/02/28 9:00
終了日時:2009/02/28 18:26:19
棋戦:第34期棋王戦第2局
持ち時間:各4時間
場所:北國新聞会館
手合割:平手
先手:久保利明八段
後手:佐藤康光棋王
▲7六歩 △3四歩 ▲7五歩 △8四歩 ▲7八飛 △8五歩 ▲4八玉 △6二銀 ▲7四歩 △7二金 ▲7五飛 △4二玉 ▲7三歩成 △同 銀 ▲2二角成 △同 銀
▲7七桂 △5四角 ▲5五角 △3三桂 ▲7三角成 △同 金 ▲6五桂 △6四角 ▲7三桂成 △同 桂 ▲7四飛 △2七角成 ▲7五銀 △6五桂 ▲6四銀 △5七桂成
▲同 玉 △4九馬 ▲7一飛成 △9二飛 ▲5三銀成 △同 玉 ▲4一龍 △3九馬 ▲6八玉 △5六金 ▲7八玉 △7七歩 ▲8九玉 △6七金 ▲7六角 △7八銀
▲8八玉 △5四歩 ▲5一龍 △5二飛 ▲6五桂 △6四玉 ▲5二龍 △6九銀不成▲7四金 △投了
57手で先手の勝ち
追記感想戦45飛変化
康光は12手め74歩も思考したらしいが久保は感想で45飛変化披露。以前も深浦相手に後手番急戦の飛車回りから先手最善の受けを局後に明かしたが今回はファンサービス極致。32金で飛車成受けると22角成同銀55角73桂43飛成同金22角成で先手勝ちやすい。後手から88角成同銀は連動手与えることに抵抗。以下いろいろ経ても77桂がやはり85歩狙撃。本譜もそうだが後手が85歩にかけた2手が死んでいるどころか逆用されている。結局序盤の実況&分析に戻り85歩が疑問。居飛車側が86歩突けないとは耐え難い結論なのでまた誰か久保に挑戦するであろう。 半日経っても久保フィーバーの余韻が消えない熱狂ライブ。
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