実況&分析マシュダ一家
85VS75
2009.02.28第34期棋王戦第2局 久保康光 三間75飛

2009.02.26第35期女流名人位戦五番勝負第4局 矢内清水 相矢倉


52手め52飛で語呂合わせ  投稿者:マシュダ一家  投稿日:2009年 2月28日(土)18時38分37秒
  52桂合いなら面白かったが飛車の出番を作って康光らしい散り方。
久保が棋王相手に後手の2手め34歩を悪手と断言勝ちしたことは衝撃的。この対局を期に今後2手め34歩が激減しかねないほど。
康光の戦い方には終始共感。56金で見せた棋王の沽券。

開始日時:2009/02/28 9:00
終了日時:2009/02/28 18:26:19
棋戦:第34期棋王戦第2局
持ち時間:各4時間
場所:北國新聞会館
手合割:平手  
先手:久保利明八段
後手:佐藤康光棋王
▲7六歩    △3四歩    ▲7五歩    △8四歩    ▲7八飛    △8五歩    ▲4八玉    △6二銀    ▲7四歩    △7二金    ▲7五飛    △4二玉    ▲7三歩成  △同 銀    ▲2二角成  △同 銀
▲7七桂    △5四角    ▲5五角    △3三桂    ▲7三角成  △同 金    ▲6五桂    △6四角    ▲7三桂成  △同 桂    ▲7四飛    △2七角成  ▲7五銀    △6五桂    ▲6四銀    △5七桂成
▲同 玉    △4九馬    ▲7一飛成  △9二飛    ▲5三銀成  △同 玉    ▲4一龍    △3九馬    ▲6八玉    △5六金    ▲7八玉    △7七歩    ▲8九玉    △6七金    ▲7六角    △7八銀
▲8八玉    △5四歩    ▲5一龍    △5二飛    ▲6五桂    △6四玉    ▲5二龍    △6九銀不成▲7四金    △投了
57手で先手の勝ち

追記感想戦45飛変化
康光は12手め74歩も思考したらしいが久保は感想で45飛変化披露。以前も深浦相手に後手番急戦の飛車回りから先手最善の受けを局後に明かしたが今回はファンサービス極致。32金で飛車成受けると22角成同銀55角73桂43飛成同金22角成で先手勝ちやすい。後手から88角成同銀は連動手与えることに抵抗。以下いろいろ経ても77桂がやはり85歩狙撃。本譜もそうだが後手が85歩にかけた2手が死んでいるどころか逆用されている。結局序盤の実況&分析に戻り85歩が疑問。居飛車側が86歩突けないとは耐え難い結論なのでまた誰か久保に挑戦するであろう。
半日経っても久保フィーバーの余韻が消えない熱狂ライブ。

 

40手め39馬に37分  投稿者:マシュダ一家  投稿日:2009年 2月28日(土)18時00分26秒
  久保の39手め41龍まで1時間前の当家変化と同じだが久保の持ち時間がなくなる表示がありびっくり。まだ10分ある模様。康光はここで65桂を読んだがそれは67馬の天馬効果2のバージョンで52金以下58桂まで。尻金二連発がいやらしいので康光は当家変化に。いずれも77歩で首は同じだったが。  

37手め53銀成に40分  投稿者:マシュダ一家  投稿日:2009年 2月28日(土)17時32分37秒
  時間調整と言うより初タイトル獲得に今までの思いがこみ上げて震えが止まらなかったのであろう。こう言うときの久保の顔が見たかった。康光がうらやましい。  

37手め久保が康光天馬効果を再々確認中  投稿者:マシュダ一家  投稿日:2009年 2月28日(土)16時55分13秒
  39馬王手をせずに92飛はキャンセル待ち。41龍以下78玉の時の72飛王手を一応見せたがダメ。後手から77歩の方が二回目の77歩が詰めろなので後手玉を詰まして貰えば期待通りの1手違い。詰むはずだが康光最後の期待は66馬天馬効果。  

35手め71飛成 大爆笑  投稿者:マシュダ一家  投稿日:2009年 2月28日(土)16時24分30秒
  9分も考えられたら橋本にまでイタイと言われる。久保の掟破りの奇3連発だが寄せあい勝ちが見えたらすでに奇偶原理は役目終了。あとは互いにいかに終えるか。これなら久保が55角を指した理由が明解。あの長考で詰みまで見えた。久保が負けた場合は55角が敗着だが。  

30手め65桂  投稿者:マシュダ一家  投稿日:2009年 2月28日(土)16時13分26秒
  それでも一応13分は自分の性分と喧嘩する理性があった模様。
これで駒アタリ奇数番3を獲得したが49馬で偶2に戻ってしまう。駒アタリ原理の基本。王手はアタリ計上しない。
 

29手め75銀  投稿者:マシュダ一家  投稿日:2009年 2月28日(土)16時07分41秒
  久保充実の23分。62桂は先手勝ちと見切った。しかも55角など死んでも康光は指せないと。気質がぴったんこ。  

28手め27角成  投稿者:マシュダ一家  投稿日:2009年 2月28日(土)16時02分31秒
  ノータイム。消費時間が総計26分康光多い。33桂の継続手。先手が飛車捨てから46桂を狙った時に24飛を狙う。38銀28馬には久保の得意が18金。28龍を許して34桂だが56角VS26桂では39銀打ちの鬼受け。38金で1手稼ぐと74+34でなんと1手勝ち。59手め58玉で先手玉が寄らない。32金と受けても22から即詰み。敗着が33桂の変化。  

20手め33桂  投稿者:マシュダ一家  投稿日:2009年 2月28日(土)15時51分28秒
  33同銀となぜ指せないのか。それは久保がどうせ角を切ってくるので45桂や25桂の連動手にしたいため。しかし33桂は55角当家悪手説をさらに塗りつぶす悪手になるかもしれない。ここで初めて詰みがあるか読む。65桂で偶2に。康光らしく64角なら初めて後手からの奇3。当家は跳躍駒アタリ奇数番3を昼前に期待したがこれはただの進奇3。王将戦5なら退屈と言っていた進行。久保が逆奇3なら康光偶2に久保仮2となるのが27手め。ここで分岐。  

昼食後73分で久保最初の問題手55角 相二重駒アタリ  投稿者:マシュダ一家  投稿日:2009年 2月28日(土)15時40分7秒
  康光強情54角には63分だったが久保初の問題手55角には驚く。詰みまで見えたか血迷ったか。当家にはひとめ第1局の康光の敗着55同角と同じ久保の強情にしか見えない。奇3のため。多重駒アタリの新規換算法を久保が発見したとも思えない。第1局と本局の流れからすると勢いで指した印象。深浦分析同様久保の意図を越えて解析すると2*2+1だが2*3の可能性がある。17手めですでに二重駒アタリのため。  

18手め54角?  投稿者:マシュダ一家  投稿日:2009年 2月28日(土)12時02分40秒
  やってしまった。最悪手。康光の気性なので仕方ない。1手違いで負けてやると宣言。  

久保が証明したいことと郷田が証明したかったこと  投稿者:マシュダ一家  投稿日:2009年 2月28日(土)11時20分2秒
  久保は後手の2手め34歩が悪手と証明したい。
郷田も名人戦3で森内の2手め34歩を咎めようと3手めに75歩。誰も郷田の志を理解せずに三間を嘲笑。
久保を今一番応援しているのはあの日の郷田精神。
 

16手め康光長考中?  投稿者:マシュダ一家  投稿日:2009年 2月28日(土)11時05分19秒
  偶2取ったら即負け。まずは平1。多重も恐らくダメ。  

15手めに第三奇偶反転  投稿者:マシュダ一家  投稿日:2009年 2月28日(土)10時52分38秒
  14手めに同銀と同金の違いをハッシーが解説してくれる。同銀は諦めて散る覚悟。15手めに第三奇偶反転で後手だけ壁銀。77桂の奇1で85歩にかけた2手を狙撃。後手が1手違いを目指す場合も奇数番原理で。
77桂の局面から跳躍駒アタリ奇数番3をどこで取れるかまず考える。囲い優先思考は即負け。
 

13手め73歩成!  投稿者:マシュダ一家  投稿日:2009年 2月28日(土)10時42分15秒
  もう久保に溜息つくばかり。棋王戦でここまで見せるとは。
康光の85歩が敗着と最強棋士が言っている手。当家の現在の結論と同じなので何も言えない。引き分けも諦めて1手違いで負けて頂きたい。今日は久保がブッツンすることはないであろう。
 

トップ棋士の基本命題と最強棋士の違い  投稿者:マシュダ一家  投稿日:2009年 2月28日(土)10時30分17秒
  今頃ハッシーがなぜ後手から88角成としないのか解説準備している頃であろう。変化イラナイ。トップ棋士なら一言で済む。連動手与えたら即負けと。最強棋士は違う。久保は自分から22角成を考えながら構築。敵に連動手を与えることさえ奇偶反転とする。最強棋士が時に初心者のような手を指すように見える理由。  

12=42  投稿者:マシュダ一家  投稿日:2009年 2月28日(土)10時20分15秒
  ここで7のBBでは康光もマイッタ模様。もう勝たなくていいから引き分け目指していただきたい。  

11手め75飛!!!  投稿者:マシュダ一家  投稿日:2009年 2月28日(土)10時16分46秒
  久保が現在最強棋士の由縁。康光相手に35歩阻止の第二奇偶反転を見せるとは。当家もオアテアゲかもしれない。すでにアーティストではない。鬼の裁き。  

白升思考  投稿者:マシュダ一家  投稿日:2009年 2月28日(土)10時06分45秒
  羽生は35歩で負けたばかり。有吉が今月3日に見せた基本思考は当家とシンクロしている。一昨日ニュース9で34角が命取りとまで言われた有吉。よくもそんな表現できる。有吉の白升思考は当家の王将戦実況&分析と一致。それは根底の序盤思考が共通しているため。序盤は羽生より有吉の方が優秀。  

当家最新の対三間後手番思考法2  投稿者:マシュダ一家  投稿日:2009年 2月28日(土)10時03分50秒
  78飛を第一奇偶反転と見做さない康光の今回の思考法だがそれは当家旧来の考え方で棋聖戦で披露。角筋開放手と飛車先歩突きが1手分先手に重複するため。だからこそ1-2Aと言う構造からの仕掛け。
この構造で後手が勝機を求めると後手の切り札は86歩ではなく35歩と言う驚きの結論。
今日はこのままでは久保が強すぎて圧勝しかねないのでそれがヒント。
康光。思い出したか?
 

当家最新の対三間後手番思考法  投稿者:マシュダ一家  投稿日:2009年 2月28日(土)09時53分35秒
  85歩に2手かけたことがすでに問題。2手かければ86歩を成立させないと単なる第三奇偶反転となりやはり先手の2ndアタックからの仕掛けが偶2で継続。すでに康光は85歩を6手めに突く真っ向勝負を挑んでしまったので急戦三間を継続する権利が先手に発生。先手は86歩を主軸に攻防戦を想定展開できるため。
85歩を突かないと後手は石田三間を許すことになる。それは仕方ないと言うのが目下の結論。
江戸時代に戻る?現在でも時代劇しょっちゅうテレビで見せている。
問題はそのあと。渡辺明のように諸手で石田三間を許すとダメと書いた理由がある。穴熊指向がダメと言うこと。
 

久保30分で優勢  投稿者:マシュダ一家  投稿日:2009年 2月28日(土)09時35分40秒
  いきなり1-2の2ndAとは心臓に悪いようだが康光が平2取ったので久保優勢。大介とのシリーズ以上のテンション。  

情にほだされ清水アッサリ  投稿者:マシュダ一家  投稿日:2009年 2月26日(木)17時35分35秒
  47銀で横隔膜の振動ぐっと押さえて都はるみでも。
女心に清水が動いたのか入玉めんどうなのか性格なのかと言えば最後っぽい。まだ1局あるので笑って挨拶。

開始日時:2009/02/26 10:00
終了日時:2009/02/26 17:23
棋戦:第35期女流名人位戦五番勝負第4局
持ち時間:3時間
場所:東京・将棋会館
先手:矢内理絵子女流名人
後手:清水市代女流王将
▲7六歩 △3四歩 ▲6六歩 △6二銀 ▲6八銀 △6四歩 ▲7八金 △6三銀
▲5六歩 △3二金 ▲4八銀 △4一玉 ▲5八金 △5二金 ▲6九玉 △3三角
▲6七金右 △7四歩 ▲5七銀右 △2二銀 ▲3六歩 △8四歩 ▲3八飛 △8五歩
▲7七銀 △5一角 ▲5五歩 △3三銀 ▲5六銀 △8四角 ▲7九角 △4四歩
▲3五歩 △同 歩 ▲同 角 △4三金右 ▲7九玉 △3一玉 ▲8八玉 △2二玉
▲1六歩 △1四歩 ▲2六角 △2四歩 ▲4六歩 △3四歩 ▲9六歩 △9四歩
▲4五歩 △同 歩 ▲3七桂 △6五歩 ▲同 歩 △4六歩 ▲4五桂 △4四銀
▲同 角 △同 金 ▲5三桂成 △8六歩 ▲同 歩 △4九角 ▲3九歩 △4七歩成
▲同 銀 △8七歩 ▲同 玉 △3八角成 ▲同 銀 △6九飛 ▲6三成桂 △8九飛成
▲8八銀打 △3九龍 ▲4七銀 △9五歩 ▲同 歩 △4八角成 ▲5六銀 △9二飛
▲1七角 △9九龍 ▲同 銀 △9五飛 ▲4四角 △3三金 ▲同角成 △同 桂
▲3一銀 △同 玉 ▲4二金
まで91手で先手の勝ち

 

矢内最善の禅譲は攻めあい1手負け  投稿者:マシュダ一家  投稿日:2009年 2月26日(木)16時55分21秒
  清水が鮮やかすぎたので入玉は許さずに1手負けが美しい禅譲。
66桂に一旦同銀と取れるのでその桂で詰みかと思わせる最終盤演出。実際は詰まないので66角で108手投了はいかがであろう。
 

39飛まで 清水勝勢に  投稿者:マシュダ一家  投稿日:2009年 2月26日(木)16時46分29秒
  矢内が途中でミスに気がつき9筋でMF理論の調整後奇数番原理で仕掛けたが37桂でミス。後手は受け切りが最善だが駒アタリ偶数番2の真っ向勝負であっと言う間に勝勢とは。矢内が最善で攻めても後手は金捨てて入玉。最初のオチに戻ってしまった。矢内が勝負を挑んでも44金で押さえた瞬間69銀から寄り。ナナメ駒渡しても裸玉に43飛では詰まない。  

52=65歩 悪手で握手  投稿者:マシュダ一家  投稿日:2009年 2月26日(木)14時30分14秒
  日によらず清水の性格なのであろう。
ここで偶2は矢内の7thAが成立すると認めるだけ。第六ではなく第七解釈するべきだった。これで矢内が負けるなら手合違い。
 

では清水が受け切り勝ちを目指せるか  投稿者:マシュダ一家  投稿日:2009年 2月26日(木)14時14分15秒
  血には沢山の自由電子。昔の田舎は婦女子をある期間東屋に隔離。
同じ家に若い母娘が住んでいると電磁波がぶつかる日がある。たいていとばっちり喰うのはお父さん。でも今日は大丈夫。入玉できる。
 

51手め37桂 清水優勢に  投稿者:マシュダ一家  投稿日:2009年 2月26日(木)14時03分22秒
  後手森内なら先手負けとハッキリ言う。清水の弱みに付け込んだ直進だが角切っても最後に45の攻防。  

9筋交換に45歩 矢内がマシュダ一家理論で優勢意識  投稿者:マシュダ一家  投稿日:2009年 2月26日(木)13時51分20秒
  渡辺明のアタマこずいた矢内。これだけなら大爆笑で済むが9筋交換すると今度は45歩が1-7Aで成立とは前項の裏読み。
清水はこう考える。34歩打った分で第七歓待だったと。
 

46=34歩で矢内長考中?  投稿者:マシュダ一家  投稿日:2009年 2月26日(木)13時35分56秒
  ふふふと笑っているのであろう。26角で第六奇偶反転なので45歩の6thAは不発。渡辺明なら穴熊に組む。清水は52飛考えるとコケやすい。郷田を思い出すのが一番得策。  

24歩+34歩?  投稿者:マシュダ一家  投稿日:2009年 2月26日(木)13時27分8秒
  更新されていた。清水の24歩+34歩は富岡なら解せないと言うはず。
天気のせいでオナカの調子が悪い場合に指す手順。胃がもたれた時にこうなる。胃腸薬飲まないと。
 

女流名人位戦第4局 現在43手で昼食? 清水優勢  投稿者:マシュダ一家  投稿日:2009年 2月26日(木)13時17分7秒
  矢内が第五奇偶反転から1-5アタックを仕掛けたため清水優勢。
神崎が羽生に勝った時は同じ1-5Aでも第四奇偶反転からなので成立。
神崎は早繰り銀で銀交換に成功し序盤で勝勢だった。矢内は56銀のため55歩の位しか主張がない。3筋交換は後手にも歩が入手されたので連動角の手得なし。虎の子の55歩も後手から54歩の仕掛けを防御できないので飾り。先手から65歩は自爆なので46歩から45歩を目指すが後手の仕掛けが先行。15歩は自爆。後手からは75歩、54歩+45銀の仕掛け成立。銀交換すると36歩同飛25銀で後手勝ち。