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超絶技巧と言うとたいてい中味は希薄。一見ド派手なので超絶技巧と言う軽佻浮薄な日本語がぴったんこ。なんせ控え室全員卒倒の有り得ない封じ手75銀捨てから入り誰もが62銀引きで先手投了と断言する中先手玉がするする脱出して気がつくと後手に勝ちがない。
後手最善が持将棋なら誰もがあっと驚く意外な結末。
羽生演出としては大局観の超絶技巧と絶賛され読売は大喜び。当家の持将棋リクエストにも珍しく応じ大団円トリとして渡辺明も勝負着を年末チャリティーに出すほど。
羽生にしてみれば渡辺明の即物33銀など相手せず俺が後手でもう一回まともな将棋指すと言っているに等しいので名人の権威アップ。
おかげで毎日朝日が抱き合って一緒に忘年会。今回は55と75見せて35演出は次回にと言う予告編付。 まさに将棋を越えた大団円。芸を超えるから超絶技巧。
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