実況&分析マシュダ一家
完全対象形再び
2008.11.26-27竜王戦第4局 羽生渡辺 相掛り手損角換り

政府の逃げ口上が「100年に一度の経済危機」。深浦の「100年に一度の大逆転」公言よりタチ悪い。森下の奇策にハメられて当たり前。忘れていたが祝森下JT杯二連破。
昨年命と戦っていた宮田が最終盤千日手変化の道筋を東京で探っていた。ところが羽生には最初から勝つ気ない。勝つならもっと前に明解な変化があった。いずれも深浦さえダマされているので観戦記でも出て来ない。谷川相手でも同じことがあったので羽生がビビったと見てもいいが。
こうしたことは棋士を見るより読売巨人を見た方が分かりやすい。谷川は阪神監督辞任にショックを受けたが甘い。野球は興業。将棋も興業。いかに客をダマすかに尽きる。客とてうまくダマされたい。昭和天皇なら一言で済ます。
熊本に謎の女がいるわけない?
確かにマスメシアの衆人監視の中、時の名人がンナことするかと。
しかし16世まではそんなモンであった。最近はやりの人間将棋なら彼らの方がよく知っている。師走に連日カミさんの顔見るよりあったかいトコ行きたいとブーが思って何が悪い。悪いのはそういうことクソネタにする記者。中原が恨んでいたのもむしろ新聞社の態度だった。英雄が汚れて行く様を見て楽しむ民衆の構図は古今東西あった。そこに健全性を見いだしたのがローマ帝国。だからブルース・リーはローマに行った。シャーデンフロイデはその後ドイツで愛誤用された言葉だが本来は汚れたモノ=骨董品の味を示す。そこに喜びがある。初々しさが底にあってこそ重複した汚れが味を増す骨董の美。では中原が汚れて骨董品並の価値をマスメシアが見いだしたかと言うと逆。孤島にしてしまった。もったいない。
谷川とて橋本相手にブルース・リー級のヴァイオレンス見せるパワーあるのに孤立しつつある。
今回の羽生の悪党ぶりを見習ってもう少し悪びれて貰いたい。
将棋の話に戻るがシーザーが後手番で深浦を仕留めた時の顔。ああ言うのが見たい。朝日OPでの対決があってこその顔。今回渡辺明が初めて見せた顔も初心度の真剣さに5年の年輪。
熊本も東京の控え室も先手優勢と思っていたらしいが局後羽生の感想聞いてずっと難解だったと知ってびっくらこいたらしい。実は当家が実況&分析止めた時点で後手勝ちが決まっていたと知ったら彼らは棋士止めるかもしれない。
5年前の王座戦第3局を思い出して頂きたい。あの日完全対象形を二人は見せた。今回渡辺明が思い出していたのもあの日の出来事。だから双桂に。羽生もビビっと感じてあの日のナベラの顔をまた見たくなってこうなった。持将棋については実況&分析通り。宮田千日手変化は羽生も知っていたが無効試合になるので負けを選んだ。95歩はあの日50手め。今回は52手め。50手めには今回55銀を指していることを当家は見る。
控え室は当家と逆にあの日も終始羽生優勢を断じていたが結果は羽生が負けているのも同じ。
世間がダマされている構図は政治も将棋も変わりない。
この将棋は4筋が争点で羽生が46歩とできないようにした55銀が圧巻。46歩が第三奇偶反転になる構造分析さえ羽生も読めば今回は大満足。そのような次第なので46歩のタネを龍で制圧されたら店仕舞いに決まっている。

開始日時:2008/11/26 09:00
終了日時:2008/11/27 19:21
棋戦:第21期竜王戦
場所:熊本県菊池市「菊池観光ホテル」 
先手:羽生善治名人
後手:渡辺明竜王
▲2六歩    △8四歩    ▲2五歩    △8五歩    ▲7八金    △3二金    ▲2四歩    △同 歩    ▲同 飛    △2三歩    ▲2八飛    △7二銀    ▲3八銀    △3四歩    ▲9六歩    △9四歩
▲1六歩    △1四歩    ▲2七銀    △8六歩    ▲同 歩    △同 飛    ▲8七歩    △8四飛    ▲3六銀    △5二玉    ▲7六歩    △7四歩    ▲2二角成  △同 銀    ▲8八銀    △7三銀
▲7七銀    △6四銀    ▲4五銀    △7五歩    ▲5六銀    △3三銀    ▲6六歩    △4四銀    ▲6七銀    △7二金    ▲6八玉    △7三桂    ▲5八金    △3三桂    ▲7九玉    △7六歩
▲同銀右    △5五銀左  ▲7五歩    △9五歩    ▲7四角    △8八歩    ▲同 玉    △8三金    ▲9五歩    △7四金    ▲同 歩    △同 飛    ▲7五歩    △8四飛    ▲6七金右  △7四歩
▲同 歩    △同 飛    ▲7五歩    △同 銀    ▲同 銀    △同 飛    ▲7六銀    △7四飛    ▲7五銀打  △4四飛    ▲7四歩    △4七飛成  ▲2四歩    △同 歩    ▲7三歩成  △4九龍
▲2四飛    △2三歩    ▲3四飛    △4四歩    ▲7九歩    △4三玉    ▲3五飛    △4五銀    ▲5六金    △7七歩    ▲同 桂    △3四歩    ▲4五飛    △同 桂    ▲5五金    △2八飛
▲3六桂    △7八飛成  ▲9七玉    △5七桂成  ▲4四金    △同 龍    ▲5二銀    △5四玉    ▲7八歩    △4九龍    ▲6五金    △4五玉    ▲4四飛    △5六玉    ▲4九飛    △4八金
▲3八銀    △4九金    ▲5五飛    △4六玉    ▲4九銀    △4五金    ▲4七歩    △同成桂    ▲4八歩    △3七成桂  ▲同 桂    △同 玉    ▲4五飛    △8九飛    ▲3八金    △3六玉
▲4六金    △2六玉    ▲9八香    △4九飛成  ▲3九歩    △2九銀    ▲2八金    △3九龍    ▲投了
136手で後手の勝ち


࡫࡫࡫懐刀小田はその脇で何をするか  投稿者:マシュダ一家  投稿日:2008年11月27日(木)15時58分30秒
  受付でさりげなく宿帳を見せてもらう。そこに偽名と分かる女子名が見つかるので記憶に留めておく。この仕事は西條に任せてはいけない。  

中継前に終了  投稿者:マシュダ一家  投稿日:2008年11月27日(木)15時53分41秒
  観戦記は指し手変化不要。羽生の体調だけ書けば済む。くしゃみしていたか、クスンクスンやってたか、ハイヒールの音が聞こえたか。こうした観戦記は読売最強OB山田がまさに適任。誰かと違って歯の浮く美辞麗句いらない。中味がないときは素直な風船記事が最善。  

飛車が詰む場合  投稿者:マシュダ一家  投稿日:2008年11月27日(木)15時38分3秒
  羽生の期待は後手が転んで74歩に72歩とと金作成を嫌った場合。
その時は36桂以下飛車が詰む。
 

74手め44飛 大爆笑  投稿者:マシュダ一家  投稿日:2008年11月27日(木)15時32分56秒
  当家変化とまったく同じ。67金がいかにタコだったか渡辺明が当家の代弁。持ち歩3枚で後手の勝ち。持将棋も点数負け。
でも桐山先生は65歩変化突入回避の件では立会人として怒っていいかもしれない。
 

66=75同飛  投稿者:マシュダ一家  投稿日:2008年11月27日(木)15時18分34秒
  当家変化と同じ。先のように進むと後手は持ち歩3枚で優勢どころか勝ちも同然。そこで今度は先手が変化。75飛の瞬間に24歩。狙いは84飛の大転換だが44銀でもダメであろう。そこでなんとか飛車交換したいのだが金捨ててやっても81飛ではなんでもない。点数で負けているので入玉も無意味。2点足りない。
ここでも68金や67金の順位戦手順は持将棋負けの教訓。
 

67金の欠陥  投稿者:マシュダ一家  投稿日:2008年11月27日(木)15時08分55秒
  桐山先生は想定局面で58金より67金が得と感じたが途中変化して75銀に44飛がある。受けても35歩で後手優勢に。  

仮想変化との相違  投稿者:マシュダ一家  投稿日:2008年11月27日(木)14時43分49秒
  勘違い変化との共通点は後手が角二枚もつこと。相違は銀の代りに金が持ち駒。ここまでは良い。羽生の奢りは歩を二枚後手にもたせたこと。歩が1枚なら後手優勢。二枚なので勝勢。  

64手め74歩 大爆笑  投稿者:マシュダ一家  投稿日:2008年11月27日(木)14時33分41秒
  昼食後の95歩に換えて一番指したかった手。理由は先の「羽生に75歩の位張らせたら負けナシ」
だから崩しに。角金交換の駒得後に指したかった手を指せた望外の喜び?
喜びすぎると転ぶ。それが中原の台詞。初デートで自転車転んだかと竜王に聞くとすれば石橋。すでにネタになっているかもしれないが。
 

前項追加  投稿者:マシュダ一家  投稿日:2008年11月27日(木)14時24分59秒
  案の定青野が一言。「夕方まで大歓迎」
前項のオチ。ハイヒールでもゲタでも転べ転べと念じるのが渡辺明。
 

桐山先生のボヤキ  投稿者:マシュダ一家  投稿日:2008年11月27日(木)14時17分0秒
  なぜ65歩突いたらアカンのと。答えは後手からの勝負手76歩。逃げれば66角。脱走路44歩は既出。
深夜ハイヒールの音を聞くとビビっとくるのが羽生。田舎の旅館でゲタの音を聞くとビビっとくるのが深浦。ゲタ預けたと言いたがるのが青野。
 

昼食後88歩から57手め95歩 大爆笑  投稿者:マシュダ一家  投稿日:2008年11月27日(木)14時06分28秒
  65歩の奇3で先手一手勝ちだった。97香成以下52角。74歩が73歩成から63と64とで大活躍。64同銀でと金を取らせて46桂+25飛で綺麗に詰む。後手の救いは44歩からの脱出だったが95歩は緩急保険。
深浦が恐らく95歩無視の理由を断言した頃を見計らっての羽生演出なので笑いも二重。
 

53手め74角打?大爆笑  投稿者:マシュダ一家  投稿日:2008年11月27日(木)13時43分27秒
  第五変化のアナを見つけて第六移行前に指し手確認。
なんと羽生は53手めをすでに昼食前に指していた模様。テッキリ95歩で休みと勘違いしたマンマの当家がマヌケすぎた。楽しいご破算。
74角打では大爆笑。羽生に75歩の位張らせたら負けナシとは何度も書いてきたがイキナリ。深浦以下95同歩に決まっていると今度も断言していたはず。
大爆笑する理由は手抜きで後手が96歩なら92歩。95歩手抜きから92歩は昨晩書いたのが当家のため。
 

順位戦とタイトル戦の違い  投稿者:マシュダ一家  投稿日:2008年11月27日(木)13時29分31秒
  桐山先生が68金と固める場合を述べていたが順位戦ならそうしたくなる。羽生森内だと58金を取らせて勝ち筋を作る。後手なら32金取らせて勝つ。それがタイトル戦との違い。その際に後手は飛車貰っても88玉から入玉されるので渡辺明は95歩としている。逆に言えば順位戦だとなぜか95歩が指しすぎになる場合が多い。持将棋に対する姿勢の違い。  

先手76角変化  投稿者:マシュダ一家  投稿日:2008年11月27日(木)13時18分57秒
  後手ばかりに奇手をみつけて不公平?
では羽生が通常読む第五変化。75飛の横歩取りが先手負けなので76角。今度75飛には67桂で飛車銀取り。そこで81飛には55銀さえいなければ44桂の王手金取り。どうやって55タンコブを取るか。56歩には44銀。そこで一旦86銀としたいが39角で負け。67桂44銀に24歩から34飛。28角には44飛車切りなので22金。これで挫折するので今度は24歩+15歩。14歩同香24飛を嫌って85銀なら14歩に12歩と受けて再度歩切れ。やはり94歩で先手が勝てる。歩のない将棋は負け将棋とは角銀交換でも通用。
 

横歩取り変化のクライマックス56銀打奇手  投稿者:マシュダ一家  投稿日:2008年11月27日(木)12時51分28秒
  81飛ではなく75飛と横歩取りの場合。歩損解消すれば24歩+22歩の受けは利く。67角なら歩の頭に銀を捨てる56銀打奇手。同歩に35角の王手飛車。二枚換えで後手苦戦に見えても直後の55飛で逆転。  

++と+-の違い  投稿者:マシュダ一家  投稿日:2008年11月27日(木)12時36分16秒
  目が点になったピエロと片目閉じてベロだす相棒。
98歩だと清算後67角81飛に2筋で受ける歩がない。代りに81飛で21飛成阻止。目の上のタンコブが55銀。これがないと34角+44桂。55銀のおかげで1手早く先攻できる。23角成阻止に21飛では94歩で負けなので後手は45角。同角同桂が連動手で後手が優勢に。つまり67角は怖くないので今度は先手が工夫する番。
 

95歩2-2Aでなべ焼きうどん ++か+-か  投稿者:マシュダ一家  投稿日:2008年11月27日(木)12時17分22秒
  封じ手は76歩のGN解消次善手で出直し。桐山先生が味消しだからと不満そうだったが同感。しかし敗着にされる深浦推奨95歩よりマシ。深浦は開封まで95歩と確信していたが直後に己の志の低さを恥じている。「一晩考えられるから後手得と考えるようではダメ」と。恥じているワリに95歩なら同歩しかないとまだ断言している所が口先だけの印象を与える。51手め75歩が緩手なので後手は2-2Aを選択。46歩が今度はないので昨日の第二奇偶反転止まりのため。56角の反撃は消えたが今度は67角がある。そのための75歩の位。
95歩同歩には97歩が跳躍駒アタリ偶数番2。98歩も跳偶2だが能受と能能の違いがある。
 

相掛り悪手考5 奇1-偶2-奇1-偶2<第三奇偶反転で先手優勢  投稿者:マシュダ一家  投稿日:2008年11月27日(木)05時56分7秒
  35=45銀1-3Aは22角成第二奇偶反転解釈で成立。
36=75歩が駒アタリ偶数番2を取る進行も同様。
偶2から奇1に戻す進行が56銀の正体。かつて相掛り鎖鎌銀として扱った。
最強は奇3を取る。だから56銀を深浦はヌルいと思った。羽生の相掛りを撃破して王位防衛したのだからもっと言いたいことを言えばいい。しかし深浦が見落としたことがある。
相手の左銀を吸い寄せるように67銀。通常は46歩型から67銀移動。その場合5手かかる。相掛り鎖鎌銀とした場合は6手かかり1手分の差が第三奇偶反転の顕在化に関わる。46歩があるかないかが焦点。
よって深浦推奨の封じ手48手め95歩は敗着にされる。深浦は同歩が当然と思っているらしい。そこで同歩以後の攻撃を一晩考えられるから後手得と。
当家は95同歩としない。代りに46歩。これで第三奇偶反転。
46歩が第三奇偶反転になる理由はこの手で初めて67銀が1手損加算になるため。
46歩によって後手の95歩が逆行相偶2悪手扱い。具体的には96歩に92歩が偶数番を取った先手の反撃。同香には56角の逆富士固め。44銀の欠陥は23地点放棄。
34角には24歩同飛22歩以下23歩に35銀か13角。先手には43角切から61角の荒業。61角は72角成以下すべて連動駒アタリなので一挙に逆転。73馬が飛車銀アタリでは手抜きし放題なので先手は飛車いらない。46歩が入玉阻止要と言う結末。
 

相掛り悪手考4 先手から角交換=第二奇偶反転  投稿者:マシュダ一家  投稿日:2008年11月27日(木)05時20分15秒
  普通の感覚ならこれが第一奇偶反転だった。この手によって初めて先手悪手が好手逆行相を具現化すると。
急戦中飛車相手に先手から角交換すると谷川は怒る。ところが手損角換りで後手有利が判明したら先手から角交換すれば良いと当家が述べたことに羽生がやけに感心した経緯がある。羽生の29手め22角成は新種の悪手。桐山先生の感想では「低速ギアに落とした」。具体的には「75歩を甘くした」。当家はこれを第二奇偶反転と見做す。
 

相掛り悪手考3 3手分の取引=第一奇偶反転  投稿者:マシュダ一家  投稿日:2008年11月27日(木)05時05分40秒
  清水は生涯結婚しなかったクィーン。私生児もいない。林葉と似ている。清水も中原の女だったと言うオチがあれば大受けだが。それで中原流指してきたのかと。
3手分の取引は後手も同様だが先手の27銀見て84飛としているので最終手で1手多く指している勘定。つまり24手め84飛が第一奇偶反転。双方同じ取引をして後手だけ飛車の初期値が違うのでこうなってしまう。
 

相掛り悪手考2 相掛り=ワルの戦法  投稿者:マシュダ一家  投稿日:2008年11月27日(木)04時52分21秒
  先手が11目に28飛と下がった局面。2筋だけで双方7手使って先手は27歩を駒台に移動。7手の内訳=先手5手VS後手2手。差し引き先手は3手使って手番まで渡し持ち歩獲得。省エネ路線なら初手に27歩取って駒台に置けば済む。出所が悪手なので手続きに煩瑣感。結婚後の出生児認知手続き同様だが結婚して子供生まれない不幸よりマシかもしれない。本人達が苦しまないための最善は生まれないこと。初手に「悪手指すから」と宣言するので「相掛り=ワルの戦法」のイメージがつきまとう。
相掛りと言うと中原清水がいかにも悪人たちと言うイメージ。
 

竜王戦第4局初日 相掛り悪手考1 痛み分け  投稿者:マシュダ一家  投稿日:2008年11月27日(木)04時26分49秒
  解説深浦も当家同様羽生の中飛車を期待していた=76歩84歩に56歩。
羽生は4タコにこだわり初手26歩。羽生がAPと外野が言うのは間違いで実際は自分から冒険しない。すでに手合違いのシリーズとなっても勝ちに拘るのでは興ざめ。森内26歩と違って羽生26歩には汚れを感じる。
初手26歩で王者の問いかけに意味があるとすれば歩間理論との不一致をどう説明するか。
こう答える。
双方飛車先歩を交換するのは悪手の応酬であると。
「悪手の痛み分け」
一番人間の気分が晴れる
説明法
 

竜王戦第4局前夜  投稿者:マシュダ一家  投稿日:2008年11月25日(火)18時31分57秒
  振り飛車がないと物足りない。羽生の先手居飛車では見る気しない。
カナが16歳で倉敷藤花となった記念すべき週なので中飛車が見たい。