実況&分析マシュダ一家
2007.08.08-09王位戦第4局 深浦羽生 角換り腰掛け銀
謎解きの鍵

2007.08.06A級順位戦 羽生三浦 相矢倉三手角攻略
2007.08.03B級2組 森橋本 対中飛車手損角換り 四黒天三斜桂
2007.06.14王座戦本戦 谷川康光 相振りのふたつの仮想奇偶反転
2007.08.01A級順位戦 木村藤井 後手四間54銀急戦

昨日の王位戦 不浄な空気 24点ルールの悪癖


王位戦七番勝負第4局 94歩に謎解きの鍵 No: 2289 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  07/08/09 Thu 22:49:52

角換り腰掛け銀の最大の謎解きが自己解決。当家にとっては過去最大の出来事。94歩に謎解きの鍵があったとは意外。
鍵はもうひとつあったが羽生が86歩でオジャンに。
本局に限って言えば初日で羽生は負けている。その程度の棋士だったと諦めるしかない。1年半前の当家結論を確認するだけの棋士に興味ナシ。当家の疑問と自己解決は羽生を越えたところに位置していることは彼らにおける敗着14角で明解。棋士の言語は棋譜が全てであって言い訳は100年経っても通用しない。
以後の分析だが先手の勝ち方と形造りの問題。47歩のおかげで大差。
当家においてはNo: 2286の分析が今後何度も引用される。考えるキッカケを与えてくれたお天道様に感謝。
深浦には最高の着物を来年用意していただきたい。

棋戦:第48期王位戦七番勝負第4局
先手:深浦康市八段
後手:羽生善治王位
▲7六歩 △8四歩 ▲2六歩 △3二金 ▲7八金 △8五歩 ▲7七角 △3四歩 ▲8八銀 △7七角成 ▲同 銀 △4二銀 ▲3八銀 △7二銀 ▲9六歩 △9四歩
▲4六歩 △6四歩 ▲4七銀 △6三銀 ▲1六歩 △1四歩 ▲6八玉 △5四銀 ▲5六銀 △4四歩 ▲5八金 △5二金 ▲6六歩 △4一玉 ▲3六歩 △7四歩
▲7九玉 △3一玉 ▲3七桂 △7三桂 ▲2五歩 △3三銀 ▲4五歩 △同 歩 ▲2四歩 △同 歩 ▲1五歩 △同 歩 ▲7五歩 △同 歩 ▲3五歩 △4四銀
▲2四飛 △2三歩 ▲2六飛 △6三金 ▲7四歩 △同 金 ▲3四歩 △8六歩 ▲同 銀 △8八歩 ▲同 玉 △3六歩 ▲3三歩成 △同 桂 ▲3六飛 △8五歩
▲9七銀 △9五歩 ▲同 歩 △1四角 ▲2五歩 △同 桂 ▲3三歩 △同 銀 ▲4七歩 △3七桂成 ▲同 飛 △7六桂 ▲7七玉 △2五角 ▲3四歩 △4四銀
▲3三角 △同 銀 ▲同歩成 △4四角 ▲3二と △同 飛 ▲同飛成 △同 玉 ▲2一銀 △4三玉 ▲4一飛 △3四玉 ▲3五歩 △同 角 ▲2七桂 △2六角
▲3一飛成 △3三歩 ▲3二銀成 △6五桂 ▲同 銀 △同 銀 ▲3三成銀 △4四玉 ▲6五歩 △6九飛 ▲6七桂 △6五金 ▲5六金 △3七角成 ▲4二龍 △4三銀
▲4六銀 △2七馬 ▲4三成銀 △同 角 ▲3五銀打 △5四玉 ▲5五銀 △6三玉 ▲6五金 △同 角 ▲6四銀 △同 玉 ▲6二龍

最終盤は羽生の選択が最長。本譜は84地点で詰み。96手め28飛は58飛成の瞬間117手め13地点で詰む。96手め44角は龍切り+35金+72角で37銀打で84地点の対となる26地点で123手めに詰む。銀合いがつらい。三種の変化どれも先手に歩が2枚余る。即ち先手は95歩など認めないと断言。
羽生がオソマツなおかげで当家の角換り腰掛け銀戦後同型の後手番必勝手順公開はオアヅケ。今後この戦形は激減?羽生がダメなら皆コケタでは志が低い。歩を粗末にする先手に勝てない後手がおかしいに決まっている。もうひとつのキーはすでにヒント満載。


73手め47歩の平奇3で先手勝勢に No: 2288 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  07/08/09 Thu 15:03:49

見たマンマ首を錆びた斧で。
77手め77玉とは図太い語呂合わせ。78手め25角は15香を避けた悲しいダメダエックス。対丸山での白マス黒マスの位相空間を思い出す。この角は44地点へ行けない若後家。


二日目 仮想第一奇偶反転解消 No: 2287 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  07/08/09 Thu 12:53:51

封じ手は88歩。以下の進行が呆れる。2006.02.26NHK杯 丸山VS郷田 角換り腰掛け銀26飛型と同じになってしまった。接木すると以下。

▲7六歩 △8四歩 ▲2六歩 △3二金 ▲7八金 △8五歩 ▲7七角 △3四歩 ▲8八銀 △7七角成 ▲同 銀 △4二銀 ▲3八銀 △7二銀 ▲9六歩 △9四歩
▲4六歩 △6四歩 ▲4七銀 △6三銀 ▲1六歩 △1四歩 ▲6八玉 △5四銀 ▲5六銀 △4四歩 ▲5八金 △5二金 ▲6六歩 △4一玉 ▲3六歩 △7四歩
▲7九玉 △3一玉 ▲3七桂 △7三桂 ▲2五歩 △3三銀 ▲4五歩 △同 歩 ▲2四歩 △同 歩 ▲1五歩 △同 歩 ▲7五歩 △同 歩 ▲3五歩 △4四銀
▲2四飛 △2三歩 ▲2六飛 △6三金 ▲7四歩 △同 金 ▲3四歩 △8六歩 ▲同 銀 △8八歩 ▲同 玉 △3六歩 ▲3三歩成 △同 桂 ▲3六飛 △8五歩
▲9七銀 △9五歩 ▲同 歩 △1四角 ▲2五歩 △同 桂 ▲3三歩 △同 銀 ▲4五桂 △同 銀 ▲同 銀 △7六桂 ▲9八玉 △3七桂成 ▲3三飛成 △同 金
▲3四歩 △3二金 ▲3三銀 △5八角成 ▲3二銀成 △同 玉 ▲4四銀 △投了
87手で先手の勝ち

後手が勝つとすれば88金同金の形から49飛の十字飛車に先手の緩手を期待して78桂成同銀95香97歩89飛成以下の即詰み。58馬の支えがあるので67銀が打てれば後手が勝つが桂が一枚余分。その分22金打以下後手玉は即詰み。同飛同玉33銀不成13玉15香まで。双方端の香車が走って即詰みかが要点。

65手めに77銀ならば跳躍奇偶反転。そこで前局でも見せた端銀で端攻め緩和。代りに76桂に同銀の選択肢はない。
66手め95歩が前項で扱った角換り腰掛け銀最大の謎解き。
これを同歩と取ったときに初めて先手の偶数番原理解消。
ところが68手め14角は駒アタリ偶数番2。理論的に後手が破綻。
1年半前と同じ感想では困る。


角換り腰掛け銀の最大の謎を解く鍵94歩は仮想第一奇偶反転か?  58手めを57分で封じる羽生 No: 2286 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  07/08/09 Thu 03:15:33

前夜祭の様子を見ると深浦新王位祝勝会ムード。
深浦は子供の頃から西日本新聞を佐世保で読み将来王位になることが夢であった。だから最初のタイトル挑戦も11年前の王位戦。
初日ですでに2時間半多い羽生の消費時間。
48手め44銀に58分。当家が悪手とかつて述べた56手め86歩に43分。
深浦は同銀に54分。57分考えて羽生が58手めを封じ手に。
なぜ86歩が悪手か?1歩多く渡すため。18時7分に羽生は封じたのですでに劣勢と思っている。
杉本解説の封じ手は36歩か88歩。
この将棋は当家がかつて推奨した26飛から構築された。
57歩がなければ封じ手は35角で後手が勝つ。
なぜ26飛が可能とトップが思考できるようになったか?
1=横歩取り85飛と違って35角がない。腰掛け銀の最大の特性は5筋の歩が動かないこと。
2=後手の生命線が44銀であることが当家分析で扱われ羽生攻略の礎石になったこと。つまり35銀が悪手。

35角や35銀で26飛が狙撃できないとすれば後手は如何にこの新機軸を咎めるかが主題。36歩は成っても飛車に当たらないためにむしろ26飛の機能を高めている。88歩は同玉で74金に近づける86歩捨てからの連動手だが26飛との関連が薄い。
いずれも持ち歩4枚から1歩使う。歩が打てる箇所は8筋3筋のみ。よって後手が36歩88歩を考えたのは消去法による二者択一。とても戦略とはいえない。まず考えるべきは角筋の操作。
もし57歩が消えそこに金がいれば35角や24歩同飛13角で後手勝勢。
57金とさせるには銀を交換し57銀成同金作成。それまでに24歩同飛を用意すれば13角に27飛の1手。26歩37飛36歩47飛46歩同金37歩成で決まる。
問題は45桂。24歩捨ては同飛を避ければ25桂阻止だが55銀からの銀交換に45桂発生。先手からの攻め筋構築まで現場で考察するので二重手間が研究を凌駕しにくい。そこで実戦では理論活用が先決。

55銀とは後手の捨て身戦法。当家のかつての44銀攻略からの羽生の最弱点考察を今度は逆用するのが55銀。深浦になら王位あげちゃうと思って指す。するとナニかが出てくる。
55銀直第一変化=44角打。44銀不在の欠陥を26飛にあてる攻防角で補填し45桂44角28飛に66銀を見せる。67歩には88歩同玉57銀成。λエックスなら44角から35角。44角は22歩も阻止。
55銀直第二変化=12歩への応手。13歩同香25桂に56銀。同歩は35角。よって56同飛だが先手歩切れで44銀が残り後手勝ち。
イケそうなので理論と照合。
39=悪手
41=進偶2。ここで先手は偶数番原理で指していると告白。
どこで奇偶反転があったのか?指し手にはない。あるとすれば指した手を指さなかったことにする戦略。該当は今のところない。先手がそれでも勝てたのは将来無駄な手が先手か後手のいずれかにあった場合。
一番目立つのは94歩。丸山96歩とは後手棒銀対策。後手が94歩を使えないと第一奇偶反転解釈が先手に可能。後手の第二戦略95歩変化に行く前に流れ確認。

41-47=すべて先手の進偶2。即ち94歩幻想手認定の駒アタリ偶数番の進行。
48=一見跳躍番に見えるが45歩GN解消手の双頭手なので平偶2
49=歩切れ解消
50=進偶2。つまり後手は94歩を緩手認定していない。
51=これがどうかと言う問題。
53=進偶2。先手は相変らず94歩をタコ手扱い。
55=歩切れ解消
56=攻めあいの方針となる後手初の新規駒アタリ奇数番1。疑問。
57=持ち歩2枚で先手優勢に。
58=封じ手は26飛と95歩が両端で考察。
もし56手めが疑問手でないと後手が主張するなら95歩はある。第二新規駒アタリ奇数番1のため。

では続行。
封じ手95歩に同歩なら先手の偶数番原理の進行がご破算。つまり先手が勝手に認定した仮想第一奇偶反転はなかった。
では後手に継続できるか? 95歩同歩98歩同香97歩同香85桂ならば後手勝ちだが。
先手:同歩
後手:封じ手95歩
▲7六歩 △8四歩 ▲2六歩 △3二金 ▲7八金 △8五歩 ▲7七角 △3四歩 ▲8八銀 △7七角成 ▲同 銀 △4二銀 ▲3八銀 △7二銀 ▲9六歩 △9四歩
▲4六歩 △6四歩 ▲4七銀 △6三銀 ▲1六歩 △1四歩 ▲6八玉 △5四銀 ▲5六銀 △4四歩 ▲5八金 △5二金 ▲6六歩 △4一玉 ▲3六歩 △7四歩
▲7九玉 △3一玉 ▲3七桂 △7三桂 ▲2五歩 △3三銀 ▲4五歩 △同 歩 ▲2四歩 △同 歩 ▲1五歩 △同 歩 ▲7五歩 △同 歩 ▲3五歩 △4四銀
▲2四飛 △2三歩 ▲2六飛 △6三金 ▲7四歩 △同 金 ▲3四歩 △8六歩 ▲同 銀 △9五歩 ▲同 歩 △9八歩 ▲同 香 △9七歩 ▲同 香 △8五桂
▲投了
64手で後手の勝ち

95歩を取らない場合は先手が偶数番原理の進行。つまり先手に選択があり制権理論上で相変らず後手不利。

先手:12歩の進偶2で94歩を仮想第一奇偶反転とする
後手:封じ手95歩
▲7六歩 △8四歩 ▲2六歩 △3二金 ▲7八金 △8五歩 ▲7七角 △3四歩 ▲8八銀 △7七角成 ▲同 銀 △4二銀 ▲3八銀 △7二銀 ▲9六歩 △9四歩
▲4六歩 △6四歩 ▲4七銀 △6三銀 ▲1六歩 △1四歩 ▲6八玉 △5四銀 ▲5六銀 △4四歩 ▲5八金 △5二金 ▲6六歩 △4一玉 ▲3六歩 △7四歩
▲7九玉 △3一玉 ▲3七桂 △7三桂 ▲2五歩 △3三銀 ▲4五歩 △同 歩 ▲2四歩 △同 歩 ▲1五歩 △同 歩 ▲7五歩 △同 歩 ▲3五歩 △4四銀
▲2四飛 △2三歩 ▲2六飛 △6三金 ▲7四歩 △同 金 ▲3四歩 △8六歩 ▲同 銀 △9五歩 ▲1二歩 △同 香 ▲1三歩 △同 香 ▲2五桂 △投了
63手で先手の勝ち

対の15歩は緩手なのでパス。15角はない。
そこで55銀の第三変化から楽しむことに。
先の94歩の問題は角換り腰掛け銀の最大の謎を解く鍵。
偶数番の進行で先手優勢から最後に95歩の仮想奇偶反転消去が効力を発揮すればすべての構造が逆立ちし後手が勝てる。


気温36度 No: 2285 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  07/08/08 Wed 14:52:39

パリの36度は3千殺したが東京の37度でもソコまでいかない。暑さを凌ぐ知恵の累積。

午後に入って羽生は48手めに長考したが46角は即負け。
▲7六歩 △8四歩 ▲2六歩 △3二金 ▲7八金 △8五歩 ▲7七角 △3四歩 ▲8八銀 △7七角成 ▲同 銀 △4二銀 ▲3八銀 △7二銀 ▲9六歩 △9四歩
▲4六歩 △6四歩 ▲4七銀 △6三銀 ▲1六歩 △1四歩 ▲6八玉 △5四銀 ▲5六銀 △4四歩 ▲5八金 △5二金 ▲6六歩 △4一玉 ▲3六歩 △7四歩
▲7九玉 △3一玉 ▲3七桂 △7三桂 ▲2五歩 △3三銀 ▲4五歩 △同 歩 ▲2四歩 △同 歩 ▲1五歩 △同 歩 ▲7五歩 △同 歩 ▲3五歩 △4六角
▲4七金 △3五角 ▲4五銀 △同 銀 ▲同 桂 △4四銀 ▲3六歩 △投了
55手で先手の勝ち
63銀でも36歩で同様に角が歩で死ぬ。

35同歩では45桂。以下攻めあいでどうかだが進偶2か逆1しかない。桂銀交換なので73桂がお荷物の状態で82飛が角銀で狙撃される。
▲7六歩 △8四歩 ▲2六歩 △3二金 ▲7八金 △8五歩 ▲7七角 △3四歩 ▲8八銀 △7七角成 ▲同 銀 △4二銀 ▲3八銀 △7二銀 ▲9六歩 △9四歩
▲4六歩 △6四歩 ▲4七銀 △6三銀 ▲1六歩 △1四歩 ▲6八玉 △5四銀 ▲5六銀 △4四歩 ▲5八金 △5二金 ▲6六歩 △4一玉 ▲3六歩 △7四歩
▲7九玉 △3一玉 ▲3七桂 △7三桂 ▲2五歩 △3三銀 ▲4五歩 △同 歩 ▲2四歩 △同 歩 ▲1五歩 △同 歩 ▲7五歩 △同 歩 ▲3五歩 △同 歩
▲4五桂 △中断


46手めで後手4歩得 47手め4thAのワリカンで昼食 No: 2284 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  07/08/08 Wed 12:41:07

35手めから47手めまで2007.06.09棋聖戦第1局 康光VS渡辺 角換り腰掛け銀と全く同じ進行。
すぐに15香から74歩は歩4+香と桂一枚の交換で先手即負け。そこで歩獲得に45歩を取るか先に35歩かだが45銀は63銀、45桂は37角、すでに後手は持ち歩4枚なので35歩4thAのワリカンとなった。8が4になって昼食。


45手めまでに3歩損 No: 2283 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  07/08/08 Wed 12:24:23

こんなにポンポン進んではウップンがたまる。立会い田丸がいっそう鬱陶しい。


ノータイムの仕掛け No: 2282 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  07/08/08 Wed 12:19:37

最初の一行解説でこの将棋は終わった。
午後に指すべき手をノータイムとは緊張が爆笑寸前。奥ゆかしいとはいえない。深浦は過去の自分が信じた風習を諸手でちゃぶ台に叩きつけた。


抹茶と和菓子 連盟将棋の風習 No: 2281 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  07/08/08 Wed 12:13:48

最新の盤面写真が一番早くて正確。
37手めで深浦考えた理由は前項。8thAが悪手ならここで7thAはないのかと。25歩を一番最後にとっておいたのは33銀とセットのため。抹茶と和菓子の関係なので必然ではない。ここで後手が8thAでもいい。それは抹茶でシュークリームの手順なので今の連盟将棋の風習にない。


角換り腰掛け銀最大の謎 No: 2280 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  07/08/08 Wed 12:05:59

おやつ食べながら36手めまで指すのでは味消し。仕掛け即終盤なので2時間で終わってしまう。ではどこで長考するか?
15手めと16手めの交換は羽生が寝ているので仕方ない。21手めと22手めも同様の完全BBでは言われたままについて行く女。
23手め68玉が緩手。居玉で戦う将棋を前回の裏番組で見たあとでは気が抜ける。この手のオカゲで先手は初めてメインメニュー56銀をBBで強いられる。
そこで気がつくのだが3手め26歩はBBではないのか?
ここで68銀や大山並に78銀なら矢倉になる。よって23手め68玉は戦形決定後の初の緩手で56銀も戦形決定後の初のBBと言う注釈がつく。
3手めまでに何が判るかと言うと進3か平2の違い。先手は奇数番原理で指しているはずが仕掛け8thAで勝ってしまうのはなぜかと言うのが角換り腰掛け銀最大の謎であった。


王位戦4 角換り腰掛け銀へ 床の間の全貌 No: 2279 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  07/08/08 Wed 11:39:55

現在最高テンションの角換り腰掛け銀へ。羽生が入玉構想なら当家変化。福岡県筑紫野の大丸別荘の写真は多いが肝心なモノがない。床の間の全貌が映っていない。趣味の悪さも全貌がないとハタ目に味。
安食は身が引き締まったらしいが採光に問題。間がぬけている。
シュダでは困る。


2007.08.06A級順位戦 羽生三浦 相矢倉三手角攻略 No: 2278 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  07/08/08 Wed 04:12:06

34手め45歩で必然的に跳躍奇偶反転となり△1-5構造から手番を得た後手が仮想三奇遇反転▲偶△奇で指せるかと言う問題。
36手めで仮想第四奇遇反転▲奇△偶、37手めで正第五奇遇反転▲偶△奇。よって42手めの1-6Aは成立しない。1筋を三浦は受けなかった為に悪手の仕掛けになったと読む。1筋を受けても逆に先手から7thAがない。よって正第六奇遇反転▲奇△偶から7thAを狙うが難解。本局は三浦の無理攻めだったので羽生はラク。46手めで後手の跳躍奇偶反転。53手めで先手二回目の跳躍奇偶反転。確かめ算=42飛+18飛と84角の3手角で3-2=1。残りは先手の跳躍奇偶反転X2=4に後手跳躍奇偶反転X1=4+1+1+で計算ピッタリ。本局もその通り先手7thAに後手が駒アタリ偶数番2で戦闘開始。矢倉で先手が7thA奪還して負けた将棋は当家で扱ったことない。7-5-3Aでも有名。よって6thをプレゼントした54手め64歩が問題と言うのは三浦の自虐ネタ。
終盤はそれ以上に酷すぎる。
64手め23歩が悪手。三浦が駒アタリ奇数番1の疑問手連鎖の果てに68手め62飛正第七から角切りは悪手。三浦は二枚換えと勘違いしている。後手は66歩までに2歩損しているので金銀と角歩二枚の交換。76手め76飛が大悪手で56飛なら少しは指せた。狙いは羽生が好きな27金。69銀と86歩も悪手連鎖。羽生は三浦が一人で転ぶのを見ただけなので王位戦に疲労の影響ナシ。第一仮想奇偶反転の68角を主役にしてしまった三浦は54手め64などよりまず42手めの仕掛けが成立しないことを知るべき。

日時:2007.08.06
棋戦:第66期順位戦A級2回戦
先手:羽生善治三冠
後手:三浦弘行八段
▲7六歩 △8四歩 ▲6八銀 △3四歩 ▲7七銀 △6二銀 ▲5六歩 △5四歩 ▲4八銀 △4二銀 ▲7八金 △5二金右 ▲6九玉 △3二金 ▲5八金 △4一玉
▲6六歩 △3三銀 ▲7九角 △3一角 ▲3六歩 △4四歩 ▲3七銀 △6四角 ▲6七金右 △7四歩 ▲6八角 △4三金右 ▲7九玉 △3一玉 ▲8八玉 △8五歩
▲4六銀 △4五歩 ▲3七銀 △7三角 ▲4八飛 △4四銀 ▲1六歩 △5三銀上 ▲1五歩 △5五歩 ▲同 歩 △同 銀 ▲5六歩 △4四銀引 ▲1七香 △2二玉
▲1八飛 △3三金寄 ▲2六銀 △2四歩 ▲3七銀 △6四歩 ▲2六歩 △8四角 ▲2五歩 △6五歩 ▲2四歩 △6六歩 ▲同 銀 △6五歩 ▲5七銀 △2三歩
▲同歩成 △同金上 ▲2六銀 △6二飛 ▲3七桂 △6六歩 ▲同 銀 △同 角 ▲同 金 △同 飛 ▲6七歩 △7六飛 ▲2四歩 △同金直 ▲2五銀 △6九銀
▲7七歩 △5六飛 ▲2四銀 △8六歩 ▲6五角 △7八銀成 ▲同 玉 △8七歩成 ▲同 角 △5四歩 ▲6五角 △3六飛 ▲2三歩 △3二玉 ▲7四角


2007.08.03B級2組森橋本 対中飛車手損角換り 四黒天三斜桂 No: 2277 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  07/08/05 Sun 00:15:06

116手めの局面は四黒天三斜桂完成の図。どうやったらこうなるのか。
森ケイはいまだに終盤の魔術師の異名が似合う稀有な棋士。お世辞抜きで理由がある。
1=こんな棒銀アリか?
2=44手め39角はマシュダスペシャル=71角に酷似の偶2。
3=角2VS飛車2が早石田と似て親近感
4=73桂で進奇3を取って奇術開演
以下大差で共同演出。つまりふっふに相手がうんうん頷く絵柄。B2で最強、B1で全敗の理由。B2芸風、B1殺し屋、A2ヤドカリ、A1常連。

日時:2007/08/03 23:03
棋戦:第66期順位戦B級2組3回戦
持ち時間:6時間
場所:関西将棋会館
先手:橋本崇載七段
後手:森ケイジ九段
▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △5四歩 ▲2五歩 △5二飛 ▲2二角成 △同 銀 ▲9六歩 △9四歩 ▲7八銀 △6二玉 ▲4八銀 △7二玉 ▲4六歩 △3三銀
▲6八玉 △2二飛 ▲4七銀 △2四歩 ▲同 歩 △同 銀 ▲3六歩 △2五銀 ▲3八金 △2六銀 ▲2七歩 △1五銀 ▲7七角 △3三角 ▲同角成 △同 桂
▲7七銀 △6二銀 ▲7八玉 △2一飛 ▲6八金 △3二金 ▲3七桂 △2六歩 ▲同 歩 △同 銀 ▲2七歩 △3九角 ▲2六歩 △2八角成 ▲同 金 △2六飛
▲2七銀 △2一飛 ▲6五角 △5五歩 ▲5八銀 △8二玉 ▲6六銀 △7二金 ▲5五銀 △9五歩 ▲同 歩 △9七歩 ▲8六角 △3五歩 ▲同 歩 △2四飛
▲6六歩 △7四歩 ▲9四歩 △7三桂 ▲5四角 △9四香 ▲9五歩 △同 香 ▲同 角 △9八歩成 ▲同 香 △9七歩 ▲同 桂 △9六歩 ▲8五桂 △同 桂
▲3四香 △9七歩成 ▲2五歩 △2一飛 ▲6七玉 △5三歩 ▲3六角 △8八飛 ▲3三香成 △同 金 ▲4五桂 △4四金 ▲同 銀 △同 歩 ▲6四桂 △8七飛成
▲7七金打 △同桂成 ▲同 金 △5五桂 ▲5六玉 △4五歩 ▲同 歩 △8五龍 ▲8六金 △9五龍 ▲7二桂成 △同 玉 ▲9五金 △6四桂 ▲4六玉 △5四桂
▲3七玉 △5九角 ▲3八玉 △4六桂 ▲2九玉 △3七銀 ▲同 金 △同角成 ▲2八金 △3六馬 ▲同 銀 △2六香 ▲9二飛 △8二金 ▲8四桂 △同 歩
▲8二飛成 △同 玉 ▲8三銀 △同 玉 ▲9四角 △8二玉


2007.06.14王座戦本戦 谷川康光 相振りのふたつの仮想奇偶反転 No: 2276 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  07/08/02 Thu 23:40:27

相振りにおける仮想奇偶反転は77角。向い飛車の方が三間より有利だったがこの仮想奇偶反転発見によりそうとも言えなくなった。
仮想第三奇偶反転から先手谷川の4-2A
仮想第三奇偶反転から後手康光の3-3A
40手めまで奇偶反転理論上完璧。A級トップは当家理論と完全一致。
42手めが跳躍偶数番2で後手が77角の仮想奇偶反転を解消し今度は後手が偶数番原理へ反転。よって谷川も逆1で奇数番1へ戻す。ここが最も重要な地点。55銀で先手が再度仮想番へ戻したと見るのか否か。逆1ならそうではない。ところが44手め33角で仮想第四奇偶反転となり55手め23歩が悪手。相振りの面白さをこのように説明できる。谷川にはかなりショッキングかもしれないがむしろ喜ばしい発見。

日時:2007.06.14
棋戦:第55期王座戦本戦2回戦
先手:谷川浩司九段
後手:佐藤康光棋聖棋王
▲7六歩 △3四歩 ▲6六歩 △3二飛 ▲7八銀 △4二銀 ▲6七銀 △6二玉 ▲7七角 △7二玉 ▲8八飛 △8二玉 ▲8六歩 △9二香 ▲8五歩 △7二金
▲5八金左 △9一玉 ▲3八銀 △5一金 ▲4八玉 △8二銀 ▲3九玉 △6二金上 ▲5六銀 △2四歩 ▲9六歩 △3三銀 ▲6五歩 △4四銀 ▲8四歩 △同 歩
▲同 飛 △8三歩 ▲8六飛 △2五歩 ▲7五歩 △1四歩 ▲4六歩 △2六歩 ▲同 歩 △3五銀 ▲5五銀 △3三角 ▲4五歩 △2二飛 ▲2七銀 △2六銀
▲同 銀 △2五歩 ▲3五銀 △同 歩 ▲3四銀 △2六歩 ▲2三歩 △5五角 ▲同 角 △3二飛 ▲4三銀成 △3四飛 ▲5三成銀 △同 金 ▲6一角 △3二飛
▲1一角成 △2七歩成 ▲4八玉 △3六歩 ▲同 歩 △1三桂 ▲2一馬 △5二飛 ▲5五香 △7一金 ▲5三香成 △同 飛 ▲3四角成 △5五銀 ▲4七金打 △8四香
▲7六飛 △8九香成 ▲8四歩 △同 歩 ▲8三歩 △同 銀 ▲3一馬 △5四飛 ▲3五馬 △7二金 ▲5六歩 △4六歩 ▲5五歩 △4七歩成 ▲同 玉 △5五飛
▲5六歩 △6五飛 ▲6六歩 △3四歩 ▲4六馬 △5四桂 ▲6五歩 △4六桂 ▲同 玉 △2八角 ▲5七玉 △8七銀 ▲8六飛 △7六金 ▲8二歩 △同 玉
▲8七飛 △6六銀 ▲4八玉 △8七金 ▲3二飛 △4七歩


2007.08.01A級順位戦 木村藤井 後手四間54銀急戦 No: 2275 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  07/08/02 Thu 12:22:40

王位戦3と同時進行で久保が早石田で森内に勝ち切ったことの方が連盟棋士には価値が高いはず。郷田が名人戦3の先手番でやったことは当家に霊感を与えた。まずそこに気概。1局の将棋の勝敗だけでない連鎖がそこにある。
藤井は昨日54銀急戦。

日時:2007.08.01
棋戦:第66期順位戦A級2回戦
先手:木村一基八段
後手:藤井 猛九段
▲2六歩 △3四歩 ▲4八銀 △4二飛 ▲5六歩 △6二玉 ▲7六歩 △4四歩 ▲6八玉 △7二玉 ▲7八玉 △3二銀 ▲5七銀 △4三銀 ▲7七角 △5四銀
▲5五歩 △6五銀 ▲2五歩 △3三角 ▲2六飛 △5四歩 ▲同 歩 △5二飛 ▲5六銀 △7六銀 ▲6六角 △5四飛 ▲7七歩 △5六飛 ▲同 飛 △6五銀
▲5三飛成 △6六銀 ▲同 歩 △2七角 ▲5九龍 △4五角成 ▲8八玉 △3五歩 ▲4八金 △3四馬 ▲7八銀 △8二玉 ▲3九龍 △4五歩 ▲5九龍 △4四馬
▲5七金 △5五銀 ▲5六銀 △同 銀 ▲同 金 △5五歩 ▲5七金 △7二銀 ▲4八龍 △5四銀 ▲4六歩 △同 歩 ▲同 龍 △4五銀 ▲4七龍 △5六歩
▲同 金 △同 銀 ▲同 龍 △5五金 ▲5九龍 △5六歩 ▲6七銀打 △3四馬 ▲4七銀 △3六歩 ▲同 歩 △3八歩 ▲3五歩 △同 馬 ▲5六銀右 △6六金
▲4三飛 △6七金 ▲同銀上 △5一金左 ▲4七飛成 △1五角 ▲4九龍寄 △4六歩 ▲3八龍引 △3七歩 ▲同 桂 △3六銀 ▲2八金 △3三桂 ▲7八金 △2五桂
▲同 桂 △5五歩 ▲3七歩 △5六歩 ▲3六歩 △4五馬 ▲5八銀打 △6四歩 ▲3七金 △2四角 ▲5七歩 △4七銀 ▲同 金 △同歩成 ▲同龍右上 △4六金
▲5六龍 △同 金 ▲4五龍 △6七金 ▲同 金 △1五角 ▲4九歩 △3七角成 ▲3三桂成 △3八飛 ▲4七銀打 △2八飛成 ▲6九金 △1九龍 ▲4二成桂 △6二金左
▲5四桂 △2六馬 ▲6二桂成 △同 馬 ▲3五角 △同 馬 ▲同 龍 △8四香 ▲5三角 △9二玉 ▲7八金 △8二銀 ▲6二歩 △7一金 ▲5二成桂 △6五角
▲7六歩 △4七角成 ▲同 銀 △6九銀 ▲5九金 △7八銀不成▲同 玉 △1八龍 ▲5八銀 △4七桂 ▲6八金上 △5九桂成 ▲4八銀 △5八成桂 ▲同 金 △3八龍
▲1六角 △2七銀 ▲4三角成 △3六銀成 ▲6一歩成 △同 金 ▲同成桂 △3五成銀 ▲6二成桂 △4九龍 ▲5九金 △4八龍 ▲同 金 △8七香成 ▲同 玉 △6九飛
▲7八玉 △7九金 ▲7七玉 △7八銀 ▲6八歩 △6七銀成 ▲同 玉

木村が穴熊に組む気まんまんなので早々に出た銀。この1手で77角第二仮想奇偶反転を先手が操作できる。35手めの局面は先手の1歩損で歩切れだが攻防の龍が強大。攻は33龍切りから22飛王手。木村は自陣龍で温泉勝ちを目指した。観戦者泣かせの棋士。久保森内も角2VS飛2だったがこちらの飛2VS角2は後手の問題。ところが奇偶反転理論では同じ。早石田は第一奇偶反転ではないため。
44手め82玉のBBが大介28玉並の敗着。この悪手で63地点が無防備。先手玉は角筋射程内だが82玉では72銀まで2手かかる。実際72銀が指されたのは56手め。この局面は先手が確実に歩を入手できる。藤井は懸念の33角を使うために66歩撤去だけ思考したが82玉だけのおかげでガジを強いられた。
対の93手め28金打は不愉快かもしれないが最善。この時点で先手に持ち歩6枚に後手歩切れで大差。ここで投了が一番カッコよかった。藤井は御殿建造のために歩を全員見殺しに。この玉は尚も92地点へ遁走した現代版吉良。討ち入りの日まで放映するの大変。


昨日の王位戦 不浄な空気 24点ルールの悪癖 No: 2274 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  07/08/02 Thu 11:42:51

昨日の王位戦3は勝って欲しかったが連盟と王位戦主催側との関係が悪い。連盟はリンクさえしない。理事の指示なので担当者の手抜きではない。そういう空気の中で立場が弱い深浦がコケると言うのは今に始まったことではない。見えない貸し借りがある。
昨日は53銀の時から方針が決まっている。渡辺明は13銀が嫌いらしい。片上は先手持ちたくないと昼過ぎに明言。先手番矢倉が如何に崩壊するのか全棋士が注目していた。簡単に考える。矢倉とは片寄った戦法。みーんな玉側に行くので右がスカスカ。だから荒野めがけて入玉。旧体制崩壊と言うより空き地に新天地。連盟棋士にはそれがホームレスのダンボール小屋に見える。入玉だけ狙うのが老獪で卑しい行為であるかのような風潮。左しか見ない谷川の悪影響。入玉は西部開拓史。「老練X3」と歌いながらアメフトのように進行。腐海の敵駒を浄化しながら。
昨日深浦が勝てばあとは2回早石田を見せて久保をサポートできた。
深浦は郷田の名人戦第3局と違って後手番でここまで見せたのだから新王位で当家は文句ナシ。