名人戦第7局その後X 竜王戦決勝Tと棋聖戦第三局 | No: 2069
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康光もN饗に納得してはいけない。マネは出来ても独特な雰囲気が誰のマネか即時分かってしまうのではH饗はK饗のマンマ。操り人形が操り人形を操ったらマがギコチないのは当たり前。もし森内が92香に意味を賦与しようとすれば23金保険手を見せずに明解な寄せがあった。寄せとは序盤へ意味を繋げる芸。谷川はそれを見せようとして王位戦が価値をもった。羽生も「芸術トカ」などと顔に似合わないことを言い始めたのはあの頃から。前項変化で後手が勝つ場合は徐々に92香から遠ざかってしまう。25桂まで繋がればコーダとしては面白いかもしれないが最初の意味を回避して勝負だけの範疇で説明しようとすると人間が指す味が壊滅する。間違ったらもっと面白かったと言う方向性でよろしいかと思う。
渡辺明が棋聖戦第3局で逆転に成功した85銀はNo: 2020の分析方向と完全一致。
>「よって後手の反撃は85銀しかない」
その後渡辺明は康光がマジメに指した場合の終盤の難解さをアピールしている。最終盤だけでは連鎖の美を鑑賞できない。戸部の見落しも名人戦と関係ある。それは棋譜が語っていることであった。負けてもいい。数字より内容と言う森内に今後も大いに期待したい。来年の名人戦が楽しみ。
名人戦第7局その後4 最後まで判らない名局の場合 | No: 2068
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鉄道小唄聞いて初めて深浦を応援しようかと思っていたのに何が「記憶に残る第七局」だか。素直に名局と言えばいい。当家には鉄道小唄しか深浦への記憶は残らない。驚くほどのナニかを92香に感じたのならば王位戦で見せていただきたい。最近気が短くなったなどとゴマカさず冗長な将棋が意味をもっていたことを。王位戦は花火将棋ではないと。
深浦の感想戦紹介と森内の感想は同じ。ヒフミンの食い込みは逆さに読んで楽しめたが感想戦は浅い。郷田自認の敗着は101手め64歩。森内自認の後手の悪手は84手め66歩。いずれも実況&分析でダメ押ししているのでその程度なら局後感想いらない。101手め83角で延々やったらしいがひとめ持将棋。それだけならいいが顔の92香を角で消す棋譜汚し。持将棋変化は元々森内の切り札だったが第8局の都合がつかなかったのならば仕方ない。101手めの局面は難しいので当家も四苦八苦したが83角だけは即時却下。主題と離れてはいけない。平行奇数番1を取るのが正解。これが書けたら将棋世界は買う価値アリ。
24桂以下のひふみんの疑問に森内は何度も「42金打」でとどめ。それではマシュダ一家分析以下と言われて当たり前。指し手が読んだマンマ。
130手め68龍で勝ちを意識したと言う森内。郷田もナメられた。では1分将棋で147手め73銀変化でやった場合92香はどうなったか。
マシュダ一家青春杯 73銀の効能 1歩千金の場合
戦形:角換り腰掛け銀 92香の末路1
先手:ハマキ
後手:十八制
▲7六歩 △8四歩 ▲2六歩 △8五歩 ▲7七角 △3四歩 ▲8八銀 △3二金 ▲7八金 △7七角成 ▲同 銀 △4二銀 ▲3八銀 △7二銀 ▲9六歩 △9四歩
▲4六歩 △6四歩 ▲4七銀 △6三銀 ▲1六歩 △1四歩 ▲6八玉 △7四歩 ▲3六歩 △3三銀 ▲2五歩 △4二玉 ▲5八金 △7三桂 ▲6六歩 △5四銀
▲3七桂 △4四歩 ▲5六銀 △3一玉 ▲7九玉 △4二飛 ▲8八玉 △2二玉 ▲4八飛 △5一金 ▲6八金右 △9二香 ▲2八飛 △3一玉 ▲9八香 △2二玉
▲9九玉 △6五歩 ▲同 歩 △9五歩 ▲同 歩 △7五歩 ▲8八銀 △8六歩 ▲同 歩 △5九角 ▲3八飛 △7六歩 ▲6四角 △6五桂 ▲5三角成 △5二飛
▲7五馬 △7七歩成 ▲同 桂 △同桂成 ▲同金右 △2六桂 ▲3九飛 △4八角成 ▲8九飛 △3七馬 ▲6四歩 △4六馬 ▲4七歩 △7四歩 ▲6三歩成 △7五歩
▲5二と △7六歩 ▲6七金寄 △6六歩 ▲4六歩 △6七歩成 ▲同 銀 △5二金 ▲7二飛 △7七桂 ▲7九飛 △6三銀 ▲7六飛成 △8九金 ▲同 飛 △同桂成
▲同 玉 △3九飛 ▲7九歩 △1九飛成 ▲6四歩 △同 銀 ▲7二龍 △6三角 ▲7一龍 △6六歩 ▲同 銀 △7二香 ▲2四桂 △同 歩 ▲同 歩 △7八香成
▲同 玉 △5一歩 ▲4一角 △2四銀 ▲2三歩 △同 金 ▲2五歩 △同 銀 ▲2四歩 △同 金 ▲3二金 △1三玉 ▲6五歩 △2八龍 ▲8七玉 △7五歩
▲7八香 △6八龍 ▲7七銀上 △6七龍 ▲8八桂 △8五歩 ▲同 歩 △7四桂 ▲同 龍 △同 角 ▲6四歩 △2三金 ▲2一金 △8五角 ▲8六玉 △8三飛
▲8四歩 △同 飛 ▲7三銀 △8三飛 ▲2三角成 △同 玉 ▲8四金 △7四角 ▲8五歩 △6五角打 ▲同 銀 △同 角 ▲3五桂 △同 歩 ▲5六角 △同 龍
▲同 歩 △8七金 ▲9六玉 △8四飛 ▲同 歩 △8六金打 ▲同 銀 △同 金 ▲同 玉 △8五銀 ▲7五玉 △7四銀 ▲6六玉 △4八角 ▲5七桂 △5四桂
▲7七玉 △6六銀 ▲8六玉 △5九角成 ▲9七玉 △9五香 ▲9六歩 △投%B9
183手で先手の勝ち
マシュダ一家青春杯 25銀の効能
戦形:角換り腰掛け銀 92香の末路2
先手:ハマキ
後手:十八制
▲7六歩 △8四歩 ▲2六歩 △8五歩 ▲7七角 △3四歩 ▲8八銀 △3二金 ▲7八金 △7七角成 ▲同 銀 △4二銀 ▲3八銀 △7二銀 ▲9六歩 △9四歩
▲4六歩 △6四歩 ▲4七銀 △6三銀 ▲1六歩 △1四歩 ▲6八玉 △7四歩 ▲3六歩 △3三銀 ▲2五歩 △4二玉 ▲5八金 △7三桂 ▲6六歩 △5四銀
▲3七桂 △4四歩 ▲5六銀 △3一玉 ▲7九玉 △4二飛 ▲8八玉 △2二玉 ▲4八飛 △5一金 ▲6八金右 △9二香 ▲2八飛 △3一玉 ▲9八香 △2二玉
▲9九玉 △6五歩 ▲同 歩 △9五歩 ▲同 歩 △7五歩 ▲8八銀 △8六歩 ▲同 歩 △5九角 ▲3八飛 △7六歩 ▲6四角 △6五桂 ▲5三角成 △5二飛
▲7五馬 △7七歩成 ▲同 桂 △同桂成 ▲同金右 △2六桂 ▲3九飛 △4八角成 ▲8九飛 △3七馬 ▲6四歩 △4六馬 ▲4七歩 △7四歩 ▲6三歩成 △7五歩
▲5二と △7六歩 ▲6七金寄 △6六歩 ▲4六歩 △6七歩成 ▲同 銀 △5二金 ▲7二飛 △7七桂 ▲7九飛 △6三銀 ▲7六飛成 △8九金 ▲同 飛 △同桂成
▲同 玉 △3九飛 ▲7九歩 △1九飛成 ▲6四歩 △同 銀 ▲7二龍 △6三角 ▲7一龍 △6六歩 ▲同 銀 △7二香 ▲2四桂 △同 歩 ▲同 歩 △7八香成
▲同 玉 △5一歩 ▲4一角 △2四銀 ▲2三歩 △同 金 ▲2五歩 △同 銀 ▲2四歩 △同 金 ▲3二金 △1三玉 ▲6五歩 △2八龍 ▲8七玉 △7五歩
▲7八香 △6八龍 ▲7七銀上 △6七龍 ▲8八桂 △8五歩 ▲同 歩 △7四桂 ▲同 龍 △同 角 ▲6四歩 △2三金 ▲2一金 △8五角 ▲8六玉 △8三飛
▲8四歩 △同 飛 ▲7三銀 △8三飛 ▲2三角成 △同 玉 ▲8四金 △7四角 ▲8五歩 △6五角打 ▲同 銀 △同 角 ▲3五桂 △同 歩 ▲5六角 △同 龍
▲同 歩 △8七金 ▲9六玉 △8四飛 ▲同 歩 △8六金打 ▲同 銀 △同 金 ▲同 玉 △8五歩 ▲7五玉 △7四銀 ▲6六玉 △4八角 ▲5七桂 △5四桂
▲5五玉 △6六銀 ▲4四玉 △4三歩 ▲3五玉 △3四銀 ▲投了
182手で後手の勝ち
マシュダ一家青春杯 25桂の効能
戦形:角換り腰掛け銀 92香の末路3
先手:ハマキ
後手:十八制制
▲7六歩 △8四歩 ▲2六歩 △8五歩 ▲7七角 △3四歩 ▲8八銀 △3二金 ▲7八金 △7七角成 ▲同 銀 △4二銀 ▲3八銀 △7二銀 ▲9六歩 △9四歩
▲4六歩 △6四歩 ▲4七銀 △6三銀 ▲1六歩 △1四歩 ▲6八玉 △7四歩 ▲3六歩 △3三銀 ▲2五歩 △4二玉 ▲5八金 △7三桂 ▲6六歩 △5四銀
▲3七桂 △4四歩 ▲5六銀 △3一玉 ▲7九玉 △4二飛 ▲8八玉 △2二玉 ▲4八飛 △5一金 ▲6八金右 △9二香 ▲2八飛 △3一玉 ▲9八香 △2二玉
▲9九玉 △6五歩 ▲同 歩 △9五歩 ▲同 歩 △7五歩 ▲8八銀 △8六歩 ▲同 歩 △5九角 ▲3八飛 △7六歩 ▲6四角 △6五桂 ▲5三角成 △5二飛
▲7五馬 △7七歩成 ▲同 桂 △同桂成 ▲同金右 △2六桂 ▲3九飛 △4八角成 ▲8九飛 △3七馬 ▲6四歩 △4六馬 ▲4七歩 △7四歩 ▲6三歩成 △7五歩
▲5二と △7六歩 ▲6七金寄 △6六歩 ▲4六歩 △6七歩成 ▲同 銀 △5二金 ▲7二飛 △7七桂 ▲7九飛 △6三銀 ▲7六飛成 △8九金 ▲同 飛 △同桂成
▲同 玉 △3九飛 ▲7九歩 △1九飛成 ▲6四歩 △同 銀 ▲7二龍 △6三角 ▲7一龍 △6六歩 ▲同 銀 △7二香 ▲2四桂 △同 歩 ▲同 歩 △7八香成
▲同 玉 △5一歩 ▲4一角 △2四銀 ▲2三歩 △同 金 ▲2五歩 △同 銀 ▲2四歩 △同 金 ▲3二金 △1三玉 ▲6五歩 △2八龍 ▲8七玉 △7五歩
▲7八香 △6八龍 ▲7七銀上 △6七龍 ▲8八桂 △8五歩 ▲同 歩 △7四桂 ▲同 龍 △同 角 ▲6四歩 △2三金 ▲2一金 △8五角 ▲8六玉 △8三飛
▲8四歩 △同 飛 ▲7三銀 △8三飛 ▲2三角成 △同 玉 ▲8四金 △7四角 ▲8五歩 △6五角打 ▲同 銀 △同 角 ▲3五桂 △同 歩 ▲5六角 △同 龍
▲同 歩 △8七金 ▲9六玉 △8四飛 ▲同 歩 △8六金打 ▲同 銀 △同 金 ▲同 玉 △8五歩 ▲7五玉 △7四銀 ▲6六玉 △4八角 ▲6七玉 △5五桂
▲同 歩 △6六銀 ▲5八玉 △5七銀成 ▲4九玉 △3八桂成 ▲投了
182手で後手の勝ち
マシュダ一家青春杯 保険の効能
戦形:角換り腰掛け銀 92香の末路4
先手:ハマキ
後手:十八制制
▲7六歩 △8四歩 ▲2六歩 △8五歩 ▲7七角 △3四歩 ▲8八銀 △3二金 ▲7八金 △7七角成 ▲同 銀 △4二銀 ▲3八銀 △7二銀 ▲9六歩 △9四歩
▲4六歩 △6四歩 ▲4七銀 △6三銀 ▲1六歩 △1四歩 ▲6八玉 △7四歩 ▲3六歩 △3三銀 ▲2五歩 △4二玉 ▲5八金 △7三桂 ▲6六歩 △5四銀
▲3七桂 △4四歩 ▲5六銀 △3一玉 ▲7九玉 △4二飛 ▲8八玉 △2二玉 ▲4八飛 △5一金 ▲6八金右 △9二香 ▲2八飛 △3一玉 ▲9八香 △2二玉
▲9九玉 △6五歩 ▲同 歩 △9五歩 ▲同 歩 △7五歩 ▲8八銀 △8六歩 ▲同 歩 △5九角 ▲3八飛 △7六歩 ▲6四角 △6五桂 ▲5三角成 △5二飛
▲7五馬 △7七歩成 ▲同 桂 △同桂成 ▲同金右 △2六桂 ▲3九飛 △4八角成 ▲8九飛 △3七馬 ▲6四歩 △4六馬 ▲4七歩 △7四歩 ▲6三歩成 △7五歩
▲5二と △7六歩 ▲6七金寄 △6六歩 ▲4六歩 △6七歩成 ▲同 銀 △5二金 ▲7二飛 △7七桂 ▲7九飛 △6三銀 ▲7六飛成 △8九金 ▲同 飛 △同桂成
▲同 玉 △3九飛 ▲7九歩 △1九飛成 ▲6四歩 △同 銀 ▲7二龍 △6三角 ▲7一龍 △6六歩 ▲同 銀 △7二香 ▲2四桂 △同 歩 ▲同 歩 △7八香成
▲同 玉 △5一歩 ▲4一角 △2四銀 ▲2三歩 △同 金 ▲2五歩 △同 銀 ▲2四歩 △同 金 ▲3二金 △1三玉 ▲6五歩 △2八龍 ▲8七玉 △7五歩
▲7八香 △6八龍 ▲7七銀上 △6七龍 ▲8八桂 △8五歩 ▲同 歩 △7四桂 ▲同 龍 △同 角 ▲6四歩 △2三金 ▲2一金 △8五角 ▲8六玉 △8三飛
▲8四歩 △同 飛 ▲7三銀 △8三飛 ▲2三角成 △同 玉 ▲8四金 △7四角 ▲8五歩 △6五角打 ▲同 銀 △同 角 ▲3五桂 △同 歩 ▲5六角 △同 龍
▲同 歩 △8七金 ▲9六玉 △8四飛 ▲同 歩 △8六金打 ▲同 銀 △同 金 ▲同 玉 △8五歩 ▲7五玉 △7四銀 ▲6六玉 △4八角 ▲6七玉 △5五桂
▲6八玉 △6七歩 ▲5八玉 △5七銀 ▲4九玉 △2一角 ▲投了
182手で後手の勝ち
54角変化や75玉変化は郷田が作ってくれる。
マシュダ一家青春杯 最後に92香を取りたい場合
戦形:角換り腰掛け銀 92香の末路5
先手:ハマキ
▲7六歩 △8四歩 ▲2六歩 △8五歩 ▲7七角 △3四歩 ▲8八銀 △3二金 ▲7八金 △7七角成 ▲同 銀 △4二銀 ▲3八銀 △7二銀 ▲9六歩 △9四歩
▲4六歩 △6四歩 ▲4七銀 △6三銀 ▲1六歩 △1四歩 ▲6八玉 △7四歩 ▲3六歩 △3三銀 ▲2五歩 △4二玉 ▲5八金 △7三桂 ▲6六歩 △5四銀
▲3七桂 △4四歩 ▲5六銀 △3一玉 ▲7九玉 △4二飛 ▲8八玉 △2二玉 ▲4八飛 △5一金 ▲6八金右 △9二香 ▲2八飛 △3一玉 ▲9八香 △2二玉
▲9九玉 △6五歩 ▲同 歩 △9五歩 ▲同 歩 △7五歩 ▲8八銀 △8六歩 ▲同 歩 △5九角 ▲3八飛 △7六歩 ▲6四角 △6五桂 ▲5三角成 △5二飛
▲7五馬 △7七歩成 ▲同 桂 △同桂成 ▲同金右 △2六桂 ▲3九飛 △4八角成 ▲8九飛 △3七馬 ▲6四歩 △4六馬 ▲4七歩 △7四歩 ▲6三歩成 △7五歩
▲5二と △7六歩 ▲6七金寄 △6六歩 ▲4六歩 △6七歩成 ▲同 銀 △5二金 ▲7二飛 △7七桂 ▲7九飛 △6三銀 ▲7六飛成 △8九金 ▲同 飛 △同桂成
▲同 玉 △3九飛 ▲7九歩 △1九飛成 ▲6四歩 △同 銀 ▲7二龍 △6三角 ▲7一龍 △6六歩 ▲同 銀 △7二香 ▲2四桂 △同 歩 ▲同 歩 △7八香成
▲同 玉 △5一歩 ▲4一角 △2四銀 ▲2三歩 △同 金 ▲2五歩 △同 銀 ▲2四歩 △同 金 ▲3二金 △1三玉 ▲6五歩 △2八龍 ▲8七玉 △7五歩
▲7八香 △6八龍 ▲7七銀上 △6七龍 ▲8八桂 △8五歩 ▲同 歩 △7四桂 ▲同 龍 △同 角 ▲6四歩 △2三金 ▲2一金 △8五角 ▲8六玉 △8三飛
▲8四歩 △同 飛 ▲7三銀 △8三飛 ▲2三角成 △同 玉 ▲8四金 △6六龍 ▲同 銀 △6七角成 ▲7六桂打 △6六馬 ▲2二飛 △3三玉 ▲2五飛成 △6五銀
▲6三銀 △同 金 ▲2二龍 △4三玉 ▲9二龍 △7六歩 ▲投了
166手で後手の勝ち
名人戦第7局その後3 仮想奇偶反転と逆行奇偶反転 | No: 2067
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囲碁将棋ジャーナルのヒフミン解説は故意に飛ばしたが44手め92香が本局の顔。最終盤まで意味が連鎖している最も重要な手。本局はこの手の解釈をめぐる抗争。92香に明解な分析を行なったのは当家だけでは寂しい。森内の一言が聞きたかった。その形跡が指し手にあるため。92香にナニも言えないのでは名人戦第7局の解説自体が無意味。深浦は92香にかなり驚いていたが以後解説不能に陥った。
さらに不思議なのは控え室も今日の解説でも59手め26角変化の意味にさえ触れないこと。後手がナニ指しても61手めは45桂の角銀取りが跳躍駒アタリ奇数番3。元々谷川の手なので郷田がマネを嫌ったと好意的に見てもいい。その後も先手勝ち筋があるため。谷川は25桂だったが意図は同じ中空三角理論。後にロハで取られるはずの桂と33銀の交換なので郷田は本局より簡単に勝てた。郷田は終局後に3-6局が不出来だったと述べている。特に相掛り先手で負けたこと、第6局のポカに救われたことを恥としている様子が分かる発言。なかなか局後に言えるものではない。
昨日の夕方中継で深浦も26角か38飛と述べていたが昨晩の最終深浦解説では45桂さえ述べていないので感想戦では出てこなかったのであろう。恐らく桂を交換され26桂と打たれることを郷田は見落とした。深浦は間違いなく26角変化時点で26桂を見落としている。解説中に指し手が進行しやはり本局手順の38飛がいいと郷田優勢をほのめかしてから後の26桂で混線と述べたため。ヒフミンも故意に59手め26角を避け代りに61手め64角が当然と述べる。深浦と郷田をかばったのであろう。代りに77手め47歩ではなく66桂ならどうかと名人直撃。大爆笑。森内は読んでいなかったらしいが47歩は指し手が早く47歩にはひとめ74歩しか見ない時間。しかし瞬時にヒフミンの意図を察した森内は77手め66桂以下57馬67金上を生放送で述べている。これは26角45桂変化の逆バージョン。一言で中空三角理論の華将棋。谷川康光にはこの反転が多い。郷田が最初に26角を避けて自分史を貫けば66桂中空三角理論もない。これが実はヒフミンが郷田に風格を感じる具体的な指し手の背景。新手陶酔が実は郷田本格派説へのアンチテーゼであったことが痛快。以下48馬に森内も嫌った74歩の秀司流なら45銀強手。腰掛け銀が連動手で6段目に進出できる。森内が入玉を確実にする36馬を避け46馬を選択した限り45銀が双頭手になることを観ている。66桂では飛車打が新規駒アタリ奇数番1となって以下92香を取らせ逆行奇偶反転実現と言う粗筋。ここでも92香が影の立て役者。
名人戦第7局その後2 最高峰棋士になる現代の条件 | No: 2066
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時代の要請に従って永世名人資格を通算5期から8期以上に代えられなかった最大の理由は谷川が甘い規定に従い通算5期で17制資格を得たため。襲名には引退が必要なので現役の谷川には舗装道路を補強する時間があったのが救い。
谷川は王位戦や棋王戦でいい将棋を見せてくれたばかりか昨年羽生を倒して森内に挑戦したので当家はその17制資格剥奪論を取り敢えず却下している。その上での話。問題は羽生。格式への態度が森内の方が上回っているので18制資格を先に取られたこと自体に当家は案外納得している。永世名人位は元は家元制なので格式が最上位。実力制になってからも順位戦自体が奨励会から延々と続く格式重視の最重要棋戦。A級棋士以外は名人挑戦者リーグに参加資格さえない。羽生はその過程で不用意な発言と賞金王の態度を露骨に示した。もって生まれた性格なので仕方ない。羽生は着物着てもヨレヨレの感じでダラシなく指す方が似合う。小澤征爾は控え室に戻ると制服ぬいで浴衣着で客を迎えるが羽生は最初から浴衣で対局したらいい。ナニ着るかは自分の勝手。そこまで出来るなら振り駒ヤメヨーと言えるであろう。森内は逆にフォーマルな歴史上の永世名人位に似合う。今後森内にはことごとく名人防衛を繰り返し名人位のみを死守して頂くことを期待。MVでWPOを聴く=名人戦で森内を観る。と言うぐらいになって欲しい。そこで振り駒ヤメヨーと言えるならそれだけで谷川も羽生も越えている。悪習にさえ何も言えなかったクセに自分の座る場所にだけ文句垂れてんのは何かの勘違いであろう。森内は1局完結方式を名人戦に導入した立て役者。羽生の千日手策はこうして無意味になった。今度は振り駒操作を阻止する箱引き。仕上げは持将棋23点へのルール改正。これが出来た棋士が最高峰。賞金や勝率などどうでもよい。
森内は谷川より時間がある。内容については森内は棋士にさえその最重要地点を理解されていないため次項で扱う。
名人戦第7局その後1 永世名人資格と振り駒の悪習 | No: 2065
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蒲郡で朝を迎え昼に新永世名人が囲碁将棋ジャーナルのスタジオへ。この番組始まって以来このような華々しい棋士の登場の仕方は初めて。「おーモリウ...」とまで声が出る。
まず最後の場面から。森内はアナの残酷な質問を喰らった。羽生との比較上での永世名人資格について生放送で聞かれるとは本人も思わなかったであろう。森内は「複雑な心境」と一言。さらに執拗な羽生比較の追い打ちに「数字では追いつかないが内容で存在感を示したい」と述べた。 半分泣きながらもよく答えた。囲碁のヨーダなら「アンタ何聞きたいの?」で済ます。森内が目で語ったことを翻訳するとこうなる。
「自分は名人防衛したかった。たまたま永世名人資格の規定が今回の防衛と重なり逆に困惑」
森内に責任はない。振り駒の悪習さえ代えられない現行理事とて責任問えるような器ではない。
因習は惰性を好む。奨励会から登ってきた。そこに山があるから。行く先に山が複数あった。全部登るの大変。下山する時はヘンタイ扱い。
公共電波までファンの名をカタって羽生比較をぶつけるならば将棋連盟は名人資格剥奪制度でも設けてあげればいい。「ナントカの場合は該当せず有資格者から資格剥奪」と。マッキンリーで死んだ植村直巳のようになる棋士もでるかもしれない。例のスキャンダルで中原は自決を覚悟した日もあった。それほどフォーマルな温度を訴求されたのが永世名人資格。道徳社会への操がフォーマルな場合はまだマシ。国家体勢への忠誠がフォーマルな時はもっと怖い。反乱者は資格剥奪どころか殺され過去も塗り替えられる。それが歴史舞台裏。
真実を訴求すると墓どころか名さえ残らない場合が多々ある。