実況&分析マシュダ一家
2007.05.30-31名人戦第5局 郷田VS森内 相掛り
2007.05.17-18名人戦第4局 森内VS郷田 相矢倉37銀
2007.05.14朝日OP第4局 阿久津VS羽生 角換り中飛車


デュアル仮想番の果て No: 1921 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  07/06/01 Fri 08:47:30

封じ手35手め44歩ですでに「先手不本意な展開」が郷田の感想のすべて。控え室推奨の35手め44歩を悪手と断じた当家の軍門に下った郷田の告白。粗デッサンの印象はみっつ。
1=十字架銀を指せない郷田の独歩の硬直。
2=対横歩取り85飛で得た森内の経験値の骨太。
3=歩の価値への誤認識。
盤面を逆にして並べると2が際立つ。
どこで先後反転したか?
30手め75歩中原式への応手が半手。同歩と取って歩得した歩を先に活かす順が先手の戦略。この後手の勝負手への先手解答が難解なので郷田に期待したが結論として十字架銀を拒否するほどの棋士ではなかった。加藤一二三が名人一期得た違い。加藤一二三は以前郷田の68玉さえ疑問視したほど。1局の流れ以前に名人戦の歴史から郷田の思考法はほど遠い。
相掛り最大の特徴は双方に飛車先の仮想番があること。デュアル仮想番故に奇偶反転がない状態が続く。だから封じ手44歩が悪手であることはひとめ。これを指すならすでに最終盤で寄り筋を構築していないといけない。それができていないから大長考後に77銀など指してしまう。
事前準備せずに感触だけで指し流した為に郷田は負けた。55手め66歩が敗着ではない。木村は詐欺師。
仮想番は森内が保留し郷田が行使。ならば中空理論の展開が粗筋。それを36飛にヤケクソで角切りではすでに名人戦ではなかった。森内の寄せ手順は康光解説と同じ。打ち歩詰めで郷田に手番が戻ることが最後の楽しみだった。そこで先の結論へ至る。
相掛り先手で負けたらもう諦めがつく。森内もよく郷田の最強相掛りを受けた。
相掛りのデュアル仮想番は名人戦共催や女流棋士分断同様。細胞の核分裂と見做せば繁殖。現在は味が薄まっただけ。来年も山村の顔が見たい。
締めは角換り腰掛け銀の後手番最強応手。それぐらい見せて散って欲しい。郷田の総決算バーゲンセール。

棋戦:第65期名人戦第5局
先手:郷田真隆九段
後手:森内俊之名人
▲2六歩 △8四歩 ▲2五歩 △8五歩 ▲7八金 △3二金 ▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛 △2三歩
▲2八飛 △8六歩 ▲同 歩 △同 飛 ▲8七歩 △8四飛 ▲3八銀 △3四歩 ▲7六歩 △9四歩
▲9六歩 △7二銀 ▲6八玉 △5二玉 ▲4六歩 △7四歩 ▲4七銀 △7三銀 ▲4五歩 △7五歩
▲同 歩 △6四銀 ▲7四歩 △7二金 ▲4四歩 △同 歩 ▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛 △7四飛
▲4五歩 △同 歩 ▲4四歩 △2三歩 ▲3四飛 △3三金 ▲3六飛 △3四歩 ▲5六銀 △4四金
▲同 角 △同 角 ▲3四飛 △2二角 ▲6六歩 △4六歩 ▲4八金 △8八歩 ▲同 銀 △4七歩成
▲同 金 △5九角 ▲6七玉 △7八飛成 ▲同 玉 △6八金 ▲7七玉 △6九金 ▲7六玉 △7五歩
▲8五玉 △8四歩 ▲同 玉 △6八角成 ▲7七銀 △5八馬 ▲7四歩 △3三角 ▲4二歩 △同 角
▲6四飛 △同 歩 ▲6七銀打 △4七馬 ▲同 銀 △5四歩 ▲4三金 △同 玉 ▲6一角 △3三玉
▲4三飛 △3二玉 ▲4二飛成 △同 銀 ▲7二角成 △8三歩 ▲同 玉 △8五飛 ▲投了
98手で後手の勝ち


森内のムダな大長考 No: 1920 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  07/05/31 Thu 11:01:13

40手めの最善は平行偶数番2。ところが森内にはこの奇手が指せない。跳躍駒アタリ偶数番4があれば後手勝ちだが77歩から構築できなかった。持ち歩三枚を駆使することが出来なければ逆行奇数番1に決まっていると思考し74飛かハゲキが言った33金でも摸索。渡辺明を思い出して駒アタリ奇数番3だけは逆転と。逆また真。奇数番3変化から探すと平行偶数番2が見つかる。
74歩は塚田郷田変化になかった対中原への迎撃手。よって郷田のアタマが古典化していることを示す。これがGNとなって悪手連鎖に。GN解消のラクチン思考が森内の選択なら1時間も考えることない。
では森内に平行偶数番2は思考できたか?
その痕跡はない。74飛とは郷田が最も期待していた手。87地点は怖いが78地点や77地点はさほどでない。逆行奇数番1は先手番思考。ところが森内は羽生がそうしてきたからと後手番でもそう考えるクセがある。悪癖と思いつつアタリを見回す挙動不信癖と同じ。


封じ手からの悪手連鎖 No: 1919 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  07/05/31 Thu 10:37:12

控え室推奨の封じ手44歩は悪手。NHK最強泉アナは暗に猪突猛進と言った。郷田らしい=猪突猛進。今年の干支は猪。シーちゃんを思い出す。矢内はシーパパの慣用句「密度の濃い」を先に使ってしまった。このミツは顕密の空間把握ではなく物質の状態を示すパラメーター。泉が最近クドいのはシーちゃんを口説くのに切り札を使ってしまったため。おかげで長野亮に最強の座を奪われつつある。
何の話だったか?
封じ手の最善は逆行奇数番1。次善は零番回帰。悪手44歩だったため森内の最も得意とする44歩型へ。相掛りの帝王中原の中原玉には致命的な43開放だが本局は中住まい。女房は泣かすまい。44歩以後は45歩も本譜24歩も連動駒アタリ偶数番2。だから悪手認定。
郷田の場合大悪手からなぎ倒すと言う羽生越えの気迫がある。これが45度思考。なぜ大悪手が最善手を越えてしまうかと言うと歴史を見れば判る。人間は自然界の生物とは違って悪人が大好き。
塚田は懲りずに今年1月の研究会手順をチョメチョメ述べた。それでも郷田に負けている。模様がいい程度では60年代主婦ファッションを褒めているに等しい。


名人戦第5局 郷田森内 相掛り No: 1918 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  07/05/31 Thu 02:23:24

郷田は最強初手26歩が現在最も似合う棋士。相掛りで羽生を倒して名人戦への登場なので絶対勝てる自信が郷田には余韻としてある。
横歩取りはないので手損角換り、特に康光流向い飛車への関心があったが森内は2手め84歩。森内の着物同様第3局への返し。郷田がマンマで勝つパターン。
19手めに郷田は長考。康光の長考と同じ。
2002.1.25&26王将戦第二局 佐藤先手 相掛り
あの時の実況&分析も面白い。現在のように理論上の言語を使用していないが的確な情況判断。ゆで卵を温泉卵と言ってもいい。
この時の対局がキッカケで相掛り十字架銀が構築された。
あの年の夏に郷田は棋聖を康光に奪われた。
2連勝後に3連敗したので今日負ければ同じ流れ。
19手めに郷田は76歩。立会いの塚田が「自分しか指さない」と即座に述べた手。塚田は研究会で郷田相手に19手め76歩をやっているらしい。そんなことバラす立会いがどこにいるか。塚田変化の期待は20手め86歩or74飛の横歩or縦歩取りだがアタマ悪すぎる。郷田でもそんな手期待しない。理由は簡単。横歩取り85飛が激減した背景と同じ。当家理論では1行で済む。歩間2でも仮想歩間4でも新規1stアタックは後手の手ではない。では塚田が苦々しく思っている20手め94歩はどうか?それが現名人の選択だがこれは裏番組の番付通り次善手。当家の最善手は教えない。深浦なら指すかもしれない。森内も知っているかもしれないが名人戦の雰囲気が壊れると思ったと言うことは有り得る。やはり着物の色。当家の最善手は発狂手すれすれなのでピンクの色でないと彼らは抵抗を感じるかもしれない。いずれこの項も引用する時が来る。渡辺明が豊島を持ち上げていたが遅い。今度は皆で豊島を持ち上げて欲しい。今度は当家が観る側。
郷田は相掛り十字架銀に元もと抵抗を感じているが46歩から47銀をリクエストしたのは森内の方。72銀が合図。友情を感じる。郷田は横歩取りでも相掛りでも68玉が大好き。以前触れた。2-1構造でどうするかと言うメクバセなのでこの二人ならアウン。3-1から2-2も当家理論通り。29手め45歩が「郷田らしい」とハゲキは言うが第三平行歩間がないから最強手もナニもない。見たマンマの3rd作成手なので理に適っている。康光羽生戦の実況時に「67いじられたら先手はオダブツ」と言うのがあったがアレと逆で後手は43イジめられたら昇天。その他地獄行き、無理心中、あっち向いてホイなどの形容がある。森内は前日インタビューで「後手なので」チョメチョメした後勝負手だして行くと公言した通り掟破りの1-3アタック。名人にしてはアタマ悪いと言ってはいけない。名人だから配慮して指せなかった例の手のツケ。だから昇天と表現できる。チョメチョメは親鸞なら「云々」と書く。あの日本語も相当言い訳ガマシー。先人がカナ梵語使って学者地味た弁明してるトコにイヤケさしてああなった。
封じ手はハゲキが44歩。それが郷田らしいなら森内の勝負手は有効。当家は45歩をまだクライと見る。
郷田は封じ手時刻を14分過ぎてから封じる。この時の躊躇が最も興味深い。チョメチョメでも云々でも同じ。フに落ちないモノ。45分ほどの考慮で35手め封印。35とは5で割ると7になる。7で割ると5になる。全女流棋士56人のうち17人が参加した「日本女子プロ将棋協会」はその数通り割り切れない気持ちをもったマンマ。その気持ちをカッコつけてワがみっつなどと言うからいけない。最善はマンコ17個でやる気マンマン。これを書き換えるとスポンサーがついた。


名人戦第4局 森内VS郷田 相矢倉37銀 No: 1917 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  07/05/20 Sun 03:59:02

前項同様の理由で第4局も観戦意欲が沸かない。
指輪四部作観に来たのに第3局で指揮者が気まぐれで酒瓶片手に棒振ったのではこっちが帰りたくなる。
68角と64角で奇偶反転相殺。よって後手の4thアタックが成立すると見るのが昨年からの新理論。41手め47銀と46手め62銀で手損も相殺。41度の森内と46度の郷田。2-5アタックで先手は勝ちに。同歩は後手妥協。58手め47角も後手面白くない。双方逆行奇数番1を取るだけのため。41角も悪手だが後手が三回目の逆行奇数番1とは我慢大会。おかげで森内は2回も駒アタリ偶数番2で波長が狂ったはずが36角成の駒アタリ奇数番3では後手がオタスケ。以下見る気しない。やはり郷田の46度思考はやせ我慢。中味がないくせにカッコだけ。もう応援しない。第3局がすべて。森内もこんなの相手に自慢することひとつもない。
康光が解説していたが104手め79銀以下の変化はおかしい。藤井相手なら間違いなく逆転できた。
これから三番勝負だが郷田が勝ちたいなら方法はひとつ。
宿のカミソリでヒゲを剃りできたカサブタを勝負所で剥がして血を出す。仕上げは扇子を出して頭をガンガン叩き血塗れの顎にアテル。
この程度の名人相手に扇子ひっこめて遠慮することなどない。

棋戦:第65期名人戦第4局
先手:森内俊之名人
後手:郷田真隆九段
▲7六歩 △8四歩 ▲6八銀 △3四歩 ▲6六歩 △6二銀 ▲5六歩 △5四歩 ▲4八銀 △4二銀
▲5八金右 △3二金 ▲7八金 △4一玉 ▲6九玉 △5二金 ▲7七銀 △3三銀 ▲7九角 △3一角
▲3六歩 △4四歩 ▲6七金右 △7四歩 ▲3七銀 △6四角 ▲6八角 △4三金右 ▲7九玉 △3一玉
▲8八玉 △2二玉 ▲1六歩 △8五歩 ▲2六歩 △7三銀 ▲4六銀 △7五歩 ▲同 歩 △4五歩
▲3七銀 △7五角 ▲7六歩 △6四角 ▲2五歩 △6二銀 ▲4六歩 △同 歩 ▲同 角 △5三銀
▲7五歩 △4四歩 ▲7四歩 △4六角 ▲同 銀 △6四銀 ▲3五歩 △4七角 ▲4一角 △5三金
▲7三歩成 △同 銀 ▲5五歩 △3六角成 ▲5四歩 △同 馬 ▲3四歩 △同 銀 ▲2四歩 △同 歩
▲同 飛 △2三銀 ▲2八飛 △2四歩 ▲2五歩 △同 歩 ▲5八飛 △8六歩 ▲同 銀 △5六歩
▲2四歩 △同 銀 ▲5六飛 △5五歩 ▲2三歩 △3一玉 ▲5五銀 △4五馬 ▲5四歩 △5二金
▲同角成 △同 飛 ▲4三歩 △同 金 ▲5三金 △同 金 ▲同歩成 △同 飛 ▲5四銀 △同 馬
▲同 飛 △同 飛 ▲4三角 △投了

103手で先手の勝ち


朝日OP第4局 阿久津VS羽生 角換り中飛車 敗因1は19手め 敗着は29手め No: 1916 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  07/05/20 Sun 03:27:15

第3局は阿久津の康光式で羽生が狂って全然ダメだったはずが阿久津の緩手連発で大逆転。朝日OPもなくなるので阿久津が羽生の顔立てたのであろう。昨年の竜王戦第3局の康光の猿芝居以降もめっきり観戦意欲が失せたが今回も同様。こんな臭い芝居になにを嗅ぐのか?
角換り腰掛け銀の最大の謎はなぜ先手が8thアタックで勝って来たのかと言うこと。当家の結論は「後手に問題がある」。これは当家が真っ先に指摘したことであった。この指摘があって初めて角換り腰掛け銀は再復活。その後先手も工夫し後手が対応しきれていない現状。阿久津は29手め58飛の第一奇偶反転で6thアタックを見せたが発想自体には天才を感じる。ところが68玉の位置が悪い。19手めに問題がある。これを最初に指摘したのも当家。なぜ68玉が58飛構想で悪手かと言うと先手が一番指したい56銀+45歩を実現すると46角が王手桂取りになるため。この為本譜では79玉から88玉の2手が必要になってしまう。羽生は88玉前に45桂で勝負してきたので先手の構想は一挙に瓦解。45歩が突けなければ先手は負け。阿久津が45歩を突いたのは実に73手めであってすでに終わっている地点。
だから新構想を試したい時は当家の実況&分析を最初から読まないといけない。当家の場合29手め見ただけで先手即負けとひとめ。

棋戦:第25回朝日オープン五番勝負第4局
先手:阿久津主税
後手:羽生 善治
▲7六歩 △8四歩 ▲2六歩 △8五歩 ▲7七角 △3四歩 ▲8八銀 △3二金 ▲7八金 △7七角成
▲同 銀 △4二銀 ▲3八銀 △7二銀 ▲4六歩 △6四歩 ▲4七銀 △6三銀 ▲6八玉 △5四銀
▲1六歩 △1四歩 ▲9六歩 △9四歩 ▲3六歩 △5二金 ▲3七桂 △4四歩 ▲5八飛 △4一玉
▲5六歩 △7四歩 ▲5五歩 △4三銀引 ▲7九玉 △3一玉 ▲5九飛 △7三桂 ▲5六銀 △6五桂
▲6八銀 △8六歩 ▲同 歩 △同 飛 ▲8七歩 △7六飛 ▲6六歩 △同 飛 ▲6七金 △7五角
▲3九角 △6七飛成 ▲同銀引 △3九角成 ▲同 金 △4七角 ▲2七角 △3五歩 ▲2五桂 △8八歩
▲同 玉 △6九金 ▲4九飛 △3六角成 ▲3三歩 △6八金 ▲7一飛 △5一銀打 ▲3二歩成 △同 玉
▲3六角 △同 歩 ▲4五歩 △6七金 ▲4四歩 △3四銀 ▲3三歩 △同 桂 ▲5一飛成 △同 金
▲4三銀 △同銀直 ▲同歩成 △同 銀 ▲3三桂成 △同 玉 ▲4五桂 △4二玉 ▲5三桂成 △同 玉
▲5四銀 △同 銀 ▲同 歩 △6二玉 ▲6三金 △7一玉