阿部は矢倉にすれば勝てたが深浦が涙目で62銀を指すので石田三間にした。加藤一二三も先手の石田三間を後手として許したくない。それが連盟棋士に本筋と言われているもので阿部は逃げない点が好感度ＵＰ。
それでも阿部が振れば矢倉より勝機はあると深浦は思っている。対石田三間が深浦のオレ総決算のため。
3手め75歩の早石田は棋聖戦を賑わした。大介のおかげ。羽生がようやく先手の新対策を披露しようと言うときに深浦は逃げた。だからイメージがどんどん悪くなる。深浦は尻拭い専門かと。股間度だけＵＰ。
阿部の敗因は41手め48金。加藤一二三も疑問視しその理由を明示している。

棋戦：第65期順位戦Ａ級９回戦
先手：阿部 隆八段
後手：深浦 康市八段
▲７六歩 △３四歩 ▲６六歩 △６二銀 ▲７八飛 △８四歩 ▲７五歩 △４二玉 ▲４八玉 △３二玉
▲３八玉 △８五歩 ▲７六飛 △６四歩 ▲５八金左 △６三銀 ▲２八玉 △１四歩 ▲１六歩 △３三角
▲３八銀 △２二玉 ▲９六歩 △３二銀 ▲７七桂 △５二金右 ▲６八銀 △２四歩 ▲６七銀 △２三銀
▲４六歩 △３二金 ▲３六歩 △１二香 ▲５六銀 △１一玉 ▲９七角 △２二金 ▲２六歩 △９四歩
▲４八金寄 △９二飛 ▲８八角 △７二飛 ▲８五桂 △８二飛 ▲８六歩 △８四飛 ▲７七角 △５四歩
▲２七銀 △５五歩 ▲４七銀 △４二金 ▲３八金上 △３二金右 ▲１八香 △４二角 ▲５六歩 △７四歩
▲同　歩 △同　銀 ▲６五歩 △７五歩 ▲６六飛 △６五銀 ▲６九飛 △７六歩 ▲５五角 △７七歩成
▲６三歩 △７八と ▲６五飛 △同　歩 ▲６二歩成 △８六角 ▲５二と △８五飛

51手めに森内が26飛を名人戦で指すかどうかだが郷田がやる場合は危険。森内が後手番ならどう指すか。
角換り腰掛け銀は研究勝負なので名人戦がその総決算。全面戦争なので派生変化が多い。26飛の位置が先手不満だったのは後手から35銀が飛車アタリになるためだけではない。飛車の横利きがないので58金が狙われると攻めあい負け。先手が31ととしたように後手からも48と金がある。よってその構築を崩す38とのように26飛を二度相手しては後手勝てない。
56手め86歩を森内は指さない。

日時：2007/03/02
棋戦：第65期順位戦Ａ級9回戦
先手：丸山 忠久九段
後手：郷田 真隆九段
▲７六歩 △８四歩 ▲２六歩 △８五歩 ▲７七角 △３四歩 ▲８八銀 △３二金
▲７八金 △７七角成 ▲同　銀 △４二銀 ▲９六歩 △７二銀 ▲３八銀 △１四歩
▲１六歩 △９四歩 ▲４六歩 △６四歩 ▲４七銀 △６三銀 ▲６八玉 △５二金
▲７九玉 △４四歩 ▲６六歩 △４一玉 ▲５八金 △７四歩 ▲３六歩 △３一玉
▲５六銀 △５四銀 ▲３七桂 △７三桂 ▲２五歩 △３三銀 ▲４五歩 △同　歩
▲２四歩 △同　歩 ▲１五歩 △同　歩 ▲７五歩 △同　歩 ▲３五歩 △４四銀
▲２四飛 △２三歩 ▲２六飛 △６三金 ▲７四歩 △同　金 ▲３四歩 △８六歩
▲同　銀 △３六歩 ▲１二歩 △同　香 ▲１三歩 △３七歩成 ▲１二歩成 △４二玉
▲２一と △７六桂 ▲３一と △２二金 ▲４一角 △３五銀 ▲２九飛 △３八と
▲７四角成 △２九と ▲７三馬 △８一飛 ▲１四桂 △３九飛 ▲５九香 △４三玉
▲２二桂成 △３四玉 ▲６二馬 △１九と ▲５二馬 △４三角 ▲同　馬 △同　銀
▲１四角 △２九飛成 ▲３七桂 △３六角 ▲２五金 △３三玉 ▲２三角成 △４二玉
▲４一馬 △同　飛 ▲同　と △５二玉 ▲４二飛 △６三玉 ▲３五金 △５八角成
▲７四銀
まで105手で先手の勝ち

春だから。
16手め72銀なら何事もなかったなどと言うのは初代中村の仕事。
スカ記者の言うこと間に受けて85飛を見落としたと言うのは連盟棋士の嘘。
先手85飛は以前扱った。康光の44歩以後は非常に面白い。こう言う将棋がないと観戦しても詰まらない。分岐が多い。康光は独自に43銀から構築したが3筋に飛車が居すわったおかげで47手めに久保に逆にマシュダ一家44角を許してしまう。後手から打ちたかった地点。おかげで控え室粗筋通りの88角を打たされたがこれは康光の本心は「面白くない」。指し手が単純すぎるため。以下先手の攻めは74手め83角でも切れない。先手玉も鉄壁。そこで44歩から再構築。また三年後にでも。久保は3-1アタックを拒否したが4thアタックを成功させた。感覚的には藤井を凌いでいる。その実態を見極まるまで久保はA級に必要。

棋戦：第65期順位戦Ａ級9回戦
先手：久保利明八段
後手：佐藤康光棋聖
▲７六歩 △３四歩 ▲６六歩 △３二飛 ▲６八銀 △６二玉 ▲６七銀 △４二銀 ▲７七角 △７二玉
▲８六歩 △８二玉 ▲８八飛 △９二香 ▲８五歩 △９一玉 ▲８四歩 △同　歩 ▲同　飛 △７二金
▲８五飛 △８三歩 ▲２五飛 △３三飛 ▲６五歩 △４四歩 ▲４八玉 △４三銀 ▲３八銀 △８二銀
▲５八金左 △３五歩 ▲２六飛 △５四歩 ▲６六角 △５二金 ▲７七桂 △３四銀 ▲９六歩 △３二飛
▲９五歩 △４五歩 ▲３九玉 △６六角 ▲同　銀 △６二金左 ▲４四角 △３三角 ▲同角成 △同　桂
▲４四角 △５二金 ▲７五銀 △８八角 ▲９八香 △９九角成 ▲９六香 △８八馬 ▲６四歩 △同　歩
▲同　銀 △９七馬 ▲７五歩 △４三金 ▲５三角成 △同　金 ▲同銀成 △２五桂 ▲６三金 △７一金
▲８四歩 △同　歩 ▲６五桂 △６二歩 ▲８三歩 △６三歩 ▲８二歩成 △同　金 ▲６三成銀 △７五馬
▲５三桂成 △７四角 ▲７一銀 △７二金打 ▲同成銀 △同　金 ▲６二成桂 △６一歩 ▲同成桂 △８二銀
▲同銀成 △同　玉 ▲６二金 △同　飛 ▲同成桂 △同　金 ▲３二飛 △６一歩 ▲３四飛成 △１五金
▲４五龍 △２六金 ▲７五龍 △３七桂成 ▲同　桂 △３六桂 ▲２九銀打 △４八歩 ▲５九金寄 △３七金
▲同　銀 △２五桂 ▲６四角 △６三金 ▲９一銀 △７二玉 ▲４二角成 △３七桂成 ▲６四桂

それは加藤一二三が指摘している。三浦は対石田三間の羽生相手に穴熊に組まない。深浦は阿部相手に組んだ。だから深浦は落ちる。
三浦の敗着は36手め55歩。対石田三間で6thアタックを構築した背景はは52銀。三浦はここで数え間違えた。康光同様の88角では羽生に奇偶反転を強いられる。80手め85飛が笑える。先崎はこれ見て三浦勝ちを断言し三浦負けと判ると局後の解説では92飛で三浦優勢と訂正。いずれもタコ解説。三浦は仮想駒アタリ奇数番3解釈を羽生に強いられたのが実態。
先崎と違って眼鏡とってイメチェンに成功したのは中田巧。当家も大好き。先崎は眼鏡取ってもあのタメ口では一層醜くなった。
三浦のイメージは目なので逆に眼鏡かけると郷田のように名人挑戦があるかもしれない。

棋戦：第65期順位戦Ａ級９回戦
先手：羽生 善治王将
後手：三浦 弘行八段
▲７六歩 △３四歩 ▲６六歩 △６二銀 ▲７八飛 △４二玉 ▲４八玉 △３二玉 ▲３八玉 △８四歩
▲７五歩 △８五歩 ▲７六飛 △６四歩 ▲５八金左 △６三銀 ▲２八玉 △４二銀 ▲３八銀 △５四歩
▲９六歩 △５三銀 ▲７七桂 △７二金 ▲６七金 △４二金 ▲７八銀 △９四歩 ▲１六歩 △１四歩
▲７九角 △５二銀 ▲５六歩 △６三金 ▲５七角 △５五歩 ▲同　歩 △同　角 ▲６五歩 △５四銀
▲７四歩 △同　歩 ▲６六金 △４四角 ▲４六角 △５五歩 ▲６四歩 △同　金 ▲６五歩 △６三金
▲５六歩 △７二飛 ▲５五金 △同　銀 ▲同　角 △同　角 ▲同　歩 △５七歩 ▲６九銀 △８八角
▲７三歩 △同　飛 ▲８五桂 △８三飛 ▲８六歩 △６八歩 ▲同　銀 △５八金 ▲５七銀 △同　金
▲７二銀 △８二飛 ▲６三銀成 △同　銀 ▲６四歩 △５二銀 ▲７四飛 △７二歩 ▲７一角 △８五飛
▲同　歩 △４八銀 ▲６三歩成 △同　銀 ▲３四飛 △３三歩 ▲８四飛 △５二銀 ▲８一飛成 △５五角成
▲８二角成 △３六桂 ▲１八玉

控え室では昨日の藤井谷川の将棋が難解だったらしいが藤井の敗因は簡単。51手め16歩が敗因。当家の実況&分析にハッキリ書いてある。1筋突き合うと藤井負けと。>No: 1716
もしここで8thを作成すると26角が下がって26歩を突かないといけない。谷川24角とはそれを誘う手。不愉快な解説で24角を意味不明と谷川や藤井を道化の言葉で揶揄していた先崎には一生不明な世界の話。
16歩のために53手め74歩が8thアタックとなり実質的な藤井の敗着。これは藤井にとって大変な変革であり自己革命と言えるほどの手。藤井が偶数番原理に手を初め始めたらA級は恐ろしいことになる。目標の大山越えの原点になる棋譜。
加藤一二三が昨日登場したことは極めて象徴的。加藤一二三は大山攻略に対振り飛車で偶数番原理を使うという背理の道に至った。あの愛すべき表層の裏には神聖な裂け目。
谷川のタイムテーブルが毎回楽しみ。藤井の実験は今齟齬をきたしているから面白い。その先は闇。 ハイリ、ハイリ、ハイリ、ハイリist Herr.

棋戦：第65期順位戦Ａ級9回戦
先手：藤井猛九段
後手：谷川浩司九段
▲７六歩 △３四歩 ▲６六歩 △５四歩 ▲６八銀 △６二銀 ▲６七銀 △８四歩 ▲７八飛 △８五歩
▲７七角 △４二玉 ▲４八玉 △３二玉 ▲３八玉 △５三銀 ▲２八玉 △３三角 ▲１八香 △２二玉
▲１九玉 △１二香 ▲７五歩 △９四歩 ▲５九角 △８四飛 ▲５六歩 △１一玉 ▲７六飛 △２二銀
▲７七桂 △３一金 ▲２八銀 △５一金 ▲４八角 △４一金右 ▲５八銀 △９五歩 ▲３九金 △３二金右
▲４六歩 △４二角 ▲４五歩 △６四銀 ▲６五歩 △５三銀 ▲３六歩 △２四角 ▲２六角 △４二金寄
▲１六歩 △１四歩 ▲７四歩 △同　歩 ▲４八角 △８三飛 ▲７四飛 △４六角 ▲７八金 △７三歩
▲７六飛 △８二飛 ▲４七銀 △２四角 ▲２六歩 △４四歩 ▲２五歩 △３三角 ▲４四歩 △３二金寄
▲４三歩成 △同　金 ▲６八金 △４五歩 ▲４六歩 △同　歩 ▲同　銀 △７二飛 ▲５八金 △７四歩
▲４七金 △７五歩 ▲同　角 △６六角 ▲同　飛 △７五飛 ▲７八歩 △７六歩 ▲６四歩 △同　歩
▲５二角 △４二金引 ▲８五角成 △９三角 ▲７五馬 △同　角 ▲６七歩 △７七歩成 ▲３七金 △４五歩
▲同　銀 △５七角 ▲３八金直 △６六角行 ▲同　歩 △６七と ▲２六角 △５八と ▲４七飛 △６六角成
▲２四歩 △５七と ▲４九飛 △３三馬 ▲４四銀 △同　銀 ▲同　角 △４七歩 ▲３三角成 △同　金
▲６六角 △２四歩 ▲４三歩 △４八歩成 ▲同　金 △同　と ▲同　飛 △５九角 ▲４二銀 △４八角成
▲同　角 △４九飛 ▲３三銀成 △４八飛成 ▲３八金打 △４九龍 ▲３九金 △３三銀 ▲４九金 △６九飛
▲５八角 △９九飛成 ▲７一飛 △４一歩 ▲８一飛成 △３二銀 ▲６九歩 △４四香 ▲３八金上 △５七銀
▲８五角 △６九龍 ▲４二歩成 △同　銀 ▲２三歩 △４八香成 ▲４九歩 △３八成香 ▲同　金 △２六桂
▲３九金 △３八金 ▲４一角成 △３九金

各棋士共通のシナリオ=深浦はＡ級で邪魔。将棋の内容が不愉快。こう指すべきところで横向く。こういう相手の将棋は来期勉強したくない。そこで深浦だけはなんとしてでも落としたい。問題は各自の順位。

0=阿部は85桂やった時点で深浦に勝てない。
1=康光はなんとか久保に負けたい。久保を残した方が来期の楽しみが多い。しかし康光の順位が換らないということが条件。
2=1の条件を満たすためには谷川が藤井に勝たないといけない。谷川が負ける場合は1に羽生が三浦に負けた場合。それならば谷川の来期順位は換らない。2に康光が久保に勝った場合。藤井が康光の上では困る。
3=三浦が勝った場合は4人抜きの第三位になってしまい来期袋叩きにあう。しかし羽生の二位は谷川が勝てば換らない。
4=丸山は郷田に負けたら降級。名人経験者が陥落は困るので順位に無関係の郷田が負ける。

こうした思惑が最後は奇跡的な大団円を迎えたA級順位戦最終日。
人物の好き嫌いではなく内容が人を動かす。

衛星では45手めまでだったが62金指して逃げた模様。
先の香捨てから41角+92金の頓死狙いを嫌った。44桂阻止ともなっているので一応双頭手。次に88角は明解。
久保は手番を貰ったのでどうサバクのか？
康光もそれを見たいのかもしれない。久保のサバキは予測つかないので皆ワクワク。二回も溜めたら爆発が凄いと期待。

久保を勝たせたい場合1
先手：久保
後手：康光
▲７六歩 △３四歩 ▲６六歩 △３二飛 ▲６八銀 △６二玉 ▲６七銀 △４二銀 ▲７七角 △７二玉
▲８六歩 △８二玉 ▲８八飛 △９二香 ▲８五歩 △９一玉 ▲８四歩 △同　歩 ▲同　飛 △７二金
▲８五飛 △８三歩 ▲２五飛 △３三飛 ▲６五歩 △４四歩 ▲４八玉 △４三銀 ▲３八銀 △８二銀
▲５八金左 △３五歩 ▲２六飛 △５四歩 ▲６六角 △５二金 ▲７七桂 △３四銀 ▲９六歩 △３二飛
▲９五歩 △４五歩 ▲３九玉 △６六角 ▲同　銀 △８八角 ▲９八香 △９九角成 ▲９六香 △８八馬
▲９四歩 △同　歩 ▲８五桂 △８七馬 ▲９四香 △同　香 ▲９三歩 △７六馬 ▲４一角 △投了
59手で先手の勝ち

加藤一二三は53手めに93歩と打つ変化だった為に先手は歩切れ。先に跳んで94香なら2歩手持ち。狙いは92金打。その金は角で取る。58手め93同桂は桂交換後44桂。よって康光は88角と打たない。逆に36歩を成立させる44角を狙う。44角は44桂阻止の双頭手。

元気な姿見るだけでも楽しいのに解説内容も充実している。やはり歴代名人解説が最も味わい深い。視点が明解。先の68銀には65歩も述べているばかりか全局の要点を示唆かつ指摘。唯一の例外が下記25手め67金への加藤一二三の違和感。

先手：羽生
後手：三浦
▲７六歩 △３四歩 ▲６六歩 △６二銀 ▲７八飛 △４二玉 ▲４八玉 △３二玉 ▲３八玉 △８四歩
▲７五歩 △８五歩 ▲７六飛 △６四歩 ▲５八金左 △６三銀 ▲２八玉 △４二銀 ▲３八銀 △５四歩
▲９六歩 △５三銀 ▲７七桂 △７二金 ▲６七金 △４二金 ▲７八銀 △９四歩 ▲１六歩 △１四歩
▲７九角 △５二銀 ▲５六歩 △６三金 ▲５七角 △中断

これは元々久保の発想65歩が起点。今日の三浦は好感度良い。深浦は相変らずネチネチやっている。

先手：阿部
後手：深浦
▲７六歩 △３四歩 ▲６六歩 △６二銀 ▲７八飛 △８四歩 ▲７五歩 △４二玉 ▲４八玉 △３二玉
▲３八玉 △８五歩 ▲７六飛 △６四歩 ▲５八金左 △６三銀 ▲２八玉 △１四歩 ▲１六歩 △３三角
▲３八銀 △２二玉 ▲９六歩 △３二銀 ▲７七桂 △５二金右 ▲６八銀 △２四歩 ▲６七銀 △２三銀
▲４六歩 △３二金 ▲３六歩 △１二香 ▲５六銀 △１一玉 ▲９七角 △２二金 ▲２六歩 △９四歩
▲４八金寄 △９二飛 ▲８八角 △７二飛 ▲８五桂 △８二飛 ▲８六歩 △８四飛 ▲７七角 △５四歩
▲２七銀 △５五歩 ▲４七銀 △４二金 ▲中断


郷田はひふみん指摘の22金。11角には35銀。
先手：丸山
後手：郷田
▲７六歩 △８四歩 ▲２六歩 △８五歩 ▲７七角 △３四歩 ▲８八銀 △３二金 ▲７八金 △７七角成
▲同　銀 △４二銀 ▲９六歩 △７二銀 ▲３八銀 △１四歩 ▲１六歩 △９四歩 ▲４六歩 △６四歩
▲４七銀 △６三銀 ▲６八玉 △５二金 ▲７九玉 △４四歩 ▲６六歩 △４一玉 ▲５八金 △７四歩
▲３六歩 △３一玉 ▲５六銀 △５四銀 ▲３七桂 △７三桂 ▲２五歩 △３三銀 ▲４五歩 △同　歩
▲２四歩 △同　歩 ▲１五歩 △同　歩 ▲７五歩 △同　歩 ▲３五歩 △４四銀 ▲２四飛 △２三歩
▲２六飛 △６三金 ▲７四歩 △同　金 ▲３四歩 △８六歩 ▲同　銀 △３六歩 ▲１二歩 △同　香
▲１三歩 △３七歩成 ▲１二歩成 △４二玉 ▲２一と △７六桂 ▲３一と △２二金 ▲中断


久保は二回も逃げて連動手で66銀獲得だがこれもひふみん指摘の88角が受けにくい。
先手：久保
後手：康光
▲７六歩 △３四歩 ▲６六歩 △３二飛 ▲６八銀 △６二玉 ▲６七銀 △４二銀 ▲７七角 △７二玉
▲８六歩 △８二玉 ▲８八飛 △９二香 ▲８五歩 △９一玉 ▲８四歩 △同　歩 ▲同　飛 △７二金
▲８五飛 △８三歩 ▲２五飛 △３三飛 ▲６五歩 △４四歩 ▲４八玉 △４三銀 ▲３八銀 △８二銀
▲５八金左 △３五歩 ▲２六飛 △５四歩 ▲６六角 △５二金 ▲７七桂 △３四銀 ▲９六歩 △３二飛
▲９五歩 △４五歩 ▲３九玉 △６六角 ▲同　銀 △中断

初回の44角変化で14角変化の47地点狙いはつくりすぎかもしれない。その場合でも88角変化があった。
藤井は7th作成。1筋突き合うと藤井が負ける。

康光が44歩取れと二回目の誘いに久保またも自重。

先手：久保
後手：康光
▲７六歩 △３四歩 ▲６六歩 △３二飛 ▲６八銀 △６二玉 ▲６七銀 △４二銀 ▲７七角 △７二玉
▲８六歩 △８二玉 ▲８八飛 △９二香 ▲８五歩 △９一玉 ▲８四歩 △同　歩 ▲同　飛 △７二金
▲８五飛 △８三歩 ▲２五飛 △３三飛 ▲６五歩 △４四歩 ▲４八玉 △４三銀 ▲３八銀 △８二銀
▲５八金左 △３五歩 ▲２六飛 △５四歩 ▲６六角 △５二金 ▲７七桂 △３四銀 ▲９六歩 △３二飛
▲中断

やはり藤井は5thが大好き。この2-5構造は振り飛車としては異端。谷川がチンタラ指しているので一層新鮮。
先手：藤井
後手：谷川
▲７六歩 △３四歩 ▲６六歩 △５四歩 ▲６八銀 △６二銀 ▲６七銀 △８四歩 ▲７八飛 △８五歩
▲７七角 △４二玉 ▲４八玉 △３二玉 ▲３八玉 △５三銀 ▲２八玉 △３三角 ▲１八香 △２二玉
▲１九玉 △１二香 ▲７五歩 △９四歩 ▲５九角 △８四飛 ▲５六歩 △１一玉 ▲７六飛 △２二銀
▲７七桂 △３一金 ▲２八銀 △５一金 ▲４八角 △４一金右 ▲５八銀 △９五歩 ▲３九金 △３二金右
▲４六歩 △４二角 ▲４五歩 △中断

41手め48金は先後逆だと敗着。阿部は千日手を回避して45手め85桂の敗着。カナちゃんを思いだして。

先手：阿部
後手：深浦
▲７六歩 △３四歩 ▲６六歩 △６二銀 ▲７八飛 △８四歩 ▲７五歩 △４二玉 ▲４八玉 △３二玉
▲３八玉 △８五歩 ▲７六飛 △６四歩 ▲５八金左 △６三銀 ▲２八玉 △１四歩 ▲１六歩 △３三角
▲３八銀 △２二玉 ▲９六歩 △３二銀 ▲７七桂 △５二金右 ▲６八銀 △２四歩 ▲６七銀 △２三銀
▲４六歩 △３二金 ▲３六歩 △１二香 ▲５六銀 △１一玉 ▲９七角 △２二金 ▲２六歩 △９四歩
▲４八金寄 △９二飛 ▲８八角 △７二飛 ▲８五桂 △中断

66手め76桂
郷田は右辺脱出。丸山が一番間違えやすい順。
先手：丸山
後手：郷田
▲７六歩 △８四歩 ▲２六歩 △８五歩 ▲７七角 △３四歩 ▲８八銀 △３二金 ▲７八金 △７七角成
▲同　銀 △４二銀 ▲９六歩 △７二銀 ▲３八銀 △１四歩 ▲１六歩 △９四歩 ▲４六歩 △６四歩
▲４七銀 △６三銀 ▲６八玉 △５二金 ▲７九玉 △４四歩 ▲６六歩 △４一玉 ▲５八金 △７四歩
▲３六歩 △３一玉 ▲５六銀 △５四銀 ▲３七桂 △７三桂 ▲２五歩 △３三銀 ▲４五歩 △同　歩
▲２四歩 △同　歩 ▲１五歩 △同　歩 ▲７五歩 △同　歩 ▲３五歩 △４四銀 ▲２四飛 △２三歩
▲２六飛 △６三金 ▲７四歩 △同　金 ▲３四歩 △８六歩 ▲同　銀 △３六歩 ▲１二歩 △同　香
▲１三歩 △３七歩成 ▲１二歩成 △４二玉 ▲２一と △７六桂 ▲中断

驚く。65歩に44歩用意とは。同角は32飛22角成同飛77角33桂が連動手。1歩損で手番を戻せる。35角+21飛に先手が駒組をすると32金43銀から41飛がある。44銀45銀が早い。以前谷川相手に丸山が見せた垂直戦法を思い出す。48玉を後で指すと39玉の瞬間に25桂から14歩15歩が間に合ってしまう。36歩も突けない。攻めるなら先手は86飛に展開し84歩の合わせで十字飛車しかないが45銀を許しては負けと判断して久保は自重して先の48玉。これなら44角阻止に43飛が利く。43飛は康光が羽生にやられた手。＞060927.html

▲藤井−△谷川は4手め54歩。康光32飛に対して谷川勝つ気満々。二重顎がいっそう膨らんでいた。連盟棋士に未知の歩間4があるから初手76歩が最善かいまだに彼らにも不明のはず。藤井が考える理由？
棋譜に書いてある。居飛車指しも振り飛車指しも初手は同じと言うこと自体が苦い幻想。26歩で陽動振り飛車もあるが藤井は指さないのでここで考えるのは初手を最強手にする手順。5手め75歩はあるか？藤井将棋の特徴は振り飛車でも歩間3を取ることにある。振り飛車というより先手番奇数番原理を指向している。
遡ると先手の初手は歩を突けば必ず奇数番1になる。そこから奇数番で連鎖させようとする場合藤井シスの16歩が歩間5となった由縁。

今日の初手はすべて76歩。マシュダ一家26歩を指せる棋士が今日の先手番にはいない。郷田が先手なら26歩を指した。加藤一二三に一言言ってもらいたい。果たして初手76歩が最強手なのかと。
▲丸山−△郷田は一番気になる一戦。角換り腰掛け銀先後同型。1手1手に卒業アルバムを開く感慨。96歩も72銀も本家同士の抗争。いずれもタイトル戦で派生変化を見せてきたふたりだからこそ味わいが深い。72銀でも62銀でも同じと吐き捨てるような棋士は過去の写真にさえ怨念を持っているのであろう。26飛を見たい。

▲羽生−△三浦
▲阿部−△深浦
久保が残留と言うことは深浦が落ちる。そこで羽生が阿部の援護射撃で石田流三間。三浦に関しては対谷川で棒金ダメと告知済。羽生にしてみれば対深浦で得意の石田流三間を負かされた貸しを深浦陥落で返す。
深浦三浦の4手め62銀の背景は羽生と谷川。
衛星解説はすべていい加減。先崎が言う68銀は先手即負け。64歩が双頭手の為。棋譜手順も違う。棋譜並べだけキチンとやって欲しい。

久保が要注意なのはマシュダ一家初出の裏技74金だけ
▲７六歩 △３四歩 ▲６六歩 △３二飛 ▲６八銀 △６二玉 ▲６七銀 △７二玉 ▲７七角 △８二玉
▲８六歩 △４二銀 ▲８八飛 △９二香 ▲８五歩 △９一玉 ▲８四歩 △同　歩 ▲同　飛 △７二金
▲８五飛 △３三角 ▲８四歩 △８二銀 ▲６五歩 △４四歩 ▲６六銀 △５二金 ▲５五銀 △４三銀
▲６四歩 △５四歩 ▲６三歩成 △同金左 ▲６六銀 △７四金 ▲投了
36手で後手の勝ち
84歩だけを狙われないようにすれば自然に久保勝てる。
康光以下全員久保の残留希望。