コイのポカ | No: 1685
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康光が千日手にしないので羽生がコイのポカでリクエストに応えてくれた。銀を2枚渡すと31銀+先の32龍変化で76歩の瞬間に22銀で後手玉は即詰み。78手めと80手めがコイの悪手連鎖。偶数番原理受理はいいが金銀を間違えたフリ。よって31銀は取るしかない。
再逆転したので後手のチャンスは55歩と67歩だけ。84馬はない。5筋か6筋の歩と手番を渡すと再逆転。
先手が逆転できるチャンスは15歩だけ | No: 1684
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二日目昼までの消費時間は康光5時間49分、羽生4時間58分。
現局面から先手が逆転出来るとすれば当家では15歩。6-9筋だけ見ていては負け。
駒アタリ奇数番3で決行。
終盤からの逆算 先手優勢-形勢不明-逆転の背景 | No: 1683
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34=5thアタックは後手の奇数番原理のため無理筋だがこの手を可能にしたのが25手めの68角。
40=92飛で奇偶反転。以下後手は偶数番原理に戻される。
41=中盤の難所。先手は奇数番原理で指す。5thアタックを狙うべきだが57銀は森下死す手無。この緩手のおかげで後手は31玉+22玉が可能に。
後手の形は終盤に滅法強い。もし14歩が入ると32龍で金を取られても13玉でゼット。
45=16歩。大悪手。
46=14歩。これで先のゼット形が保証され後手は強く戦える。飛車はいらない。
47=悪手連鎖の奇偶反転。この悪手を招いたのが16歩。
これで先手優勢から形勢不明に逆戻り。
48=74銀で勝負形。後手は先手の駒アタリ奇数番1のムジュン手を誘発。
49=75歩。悪手。すでに15歩でも75歩でも駒アタリ奇数番1は悪手。18飛で奇偶反転となったため。
50=封じ手は無論連動駒アタリ奇数番1。83銀でもいいがこれは王将戦。以下終盤へ。
53=66銀。悪手。
54=45歩。双頭手となる駒アタリ偶数番2。後手本来の原理に自動的に戻った理由を考える。
1=奇偶反転はないのでここは駒アタリ原理の主軸が相転化。
2=75歩で先手が1歩損したことに注目。
3=66角が王手になるため19角成の2枚換えがない。
終盤の特徴は王手で手番が戻り奇偶反転。なおかつ45歩が不動44角を確保する空間開放手のために羽生は1手で2手分指していることになる。
55=37角。つらい角下げ。この1手で奇偶反転顕在化。以下後手は偶数番原理で攻めることが可能。攻めあいを可能にする礎石が14歩。この1手が余りに大きかった。
57=83銀。44角は阻止できない為に駒アタリ奇数番で攻めるだけ。
58=逆行奇数番を取ってゼロに戻す。
59=重複駒アタリ奇数番1が最近の傾向。
60=44角。この角筋は双頭手。22地点も死守。双頭手が連鎖しているため後手優勢。
61=康光長考で72銀成だったが一昨日のチョコはいかがであろう?
先手の最善は入玉なので当家なら77玉から変化を作成。74銀成は73銀で以下後手は飛車捨ててもやはり32飛成が13玉で詰まないので必死を作成されてしまう。7筋に歩が利くので3枚攻めでいい。康光は谷川同様入玉技術に関心がないので72銀成。谷川はそれ以前に82銀の単体逆行奇数番1。
62=64歩で正規駒アタリ偶数番2。純正品となった理由は上述通り。
63=同馬。逆行奇数番1でようやく歩損解消。81成銀は65歩の連動偶数番2で負け。その根拠がやはり14歩。これらの変化作成はいくらやっても後手の攻めが切れないため結局攻めあいとなり13玉のゼットで後手が勝つ。15歩の瞬間先手玉は詰む。逆に見れば先手玉がゼットを作れるかだが95歩と押さえられては無理。よって先手のチャンスは上部脱出のみ。
64=63銀。双頭手となる凹凸駒アタリ偶数番2。これも最近の傾向。
68=73桂も双頭手。逃げつつ攻めに参加。後手は攻めが切れない。双頭手が4回もでれば三頭手はいらない。三頭手がでては無論逆転不可。
69=82銀も新規駒アタリ奇数番1。奇数番原理と偶数番原理の真っ向勝負だがやはり最終盤13玉からの逆算で後手勝勢。
70=64歩。またもや純正駒アタリ偶数番2。後手は飛車いらない。
午後は羽生のキャンセル待ち。今日はもういいからもう少し見せていただきたい。
32手め73銀の敗着 | No: 1682
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31手め26歩は新規4-4構造。次が後手のチャンスだが羽生は32手め73銀の敗着を指す。なぜ敗着か。それは康光がよく知っている。だから昼前に羽生に指されて勝ちを意識している。羽生は興業将棋を意識。指すなら4-4アタックだがそれでは当家にまたナニ言われるかわかんないと気前よく行った。奇偶反転の可能性摸索と言えば済む。
33手め25歩で3-5作成。34手め75歩が後手無理な5thアタックになる。先手なら必勝ナンバーだが後手番は先後逆にするために41玉で戦いを起こしてしまった。以下後手は2手分受けに回る必要があるので先手が勝つ。羽生相手に後手番で勝った桜井先生のように41玉から入玉を目指すのは康光相手に無理。
24手め以降12thはない | No: 1681
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これも後手の問題。羽生は28手め94歩で4-3構造にしてしまった。4th平行3-3構造ならば64角か73銀だが前者は当家に否定されたばかりの3-3アタック、後者は負けと判明している。
29手め88玉は1st平行歩間4-3構造。角換りでは入玉技術がない康光が指してはいけないと最近も当家が揶揄した88玉。矢倉ならどうか?
30手め羽生は95歩で康光に3-4アタックをリクエスト。矢倉先手の4thアタックはないと当家理論で看破された。だから康光は1993年竜王戦第5局の羽生のように35歩としない。
以下31手めの26歩はなんだったのかと言う問題。端の2手分を緩手にするためには攻め手優先。よって98香はない。37銀は37桂の選択が消える。16歩は26歩同様の4-4構造だが95歩を緩手にできない。そこで消去法と言う悪しき風習で26歩となってしまった。なぜ序盤で26歩を指さないかと言うと後手の緩手を待っているため。ところがそれ故先手は別の緩手を強いられる。すでに先手は遅いと言うことになる。
23手めの先手の選択及び緩手以前の問題 | No: 1680
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20手め12thまでに楽しんだエンハーモニック。では22手めから同じことができるか試作する。これは後手の問題になる。31角をどうするか。ところが3-2アタックで後手負け。よって後手は4-2構造作成で耐える。
これは歩間理論にも合致。
23手めの先手の選択
1=26歩=5-2アタックと3-2アタックの相違
2=16歩=同様の5-2構造でも後手に94歩と突かれた場合6-2が先手不利
3=46歩=3-3構造の悪手
4=38飛=重複4-2アタックはないので空振り
5=37銀=平行4-2では67金の方が選択肢が多い。37桂があるため。
6=35歩=4-2アタックはないので空振り。
7=23手め67金の緩手以前に先手に問題があった。
もはやクロマのアロマ再現は将棋ではなかったことになる。
これが我々の先入観なのか将棋の限界なのか不明だが少なくともトップ棋士たちは限界値であると表明している。だから短手数で終わってしまうことに羞恥もない。もっと息の長い将棋を指せるであろうか?そのような動機から当家は持将棋を指向し23点ルールへの改正が必須であると主張してきた。
康光の緩手 | No: 1679
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1stから20手め12thまでの間はクロマの心地よいスライドを楽しむ時間。この序盤には著作権がない。ではそこに創造性がないのか?
それはこう考える。序盤はトラディッショナルな主題提示であると。それを変奏する行為が将棋。ところが当家の場合は主題提示にさえ新たな音階を発見してしまう。
歩間構造へのナンバリングは作品番号をつける研究者の作業ではない。新しい理論を発見する研究者の楽しみ。
なぜ控え室の棋士も観衆もこんなに面白い20手めまでにアクビするのであろう?当家はその間に種子の出所を解き明かす。
21=13thにはならずに3-2構造へ。
22=第一4-2構造
23=平行4-2構造
24=第一3-3構造
25=平行3-3構造
26=2nd平行3-3構造
27=3rd平行3-3構造
23手めにすでに問題がある。
王将戦第5局と女流名人戦第2局 66歩の正体 譲渡矢倉における12th平行歩間4-1 | No: 1678
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歩間理論はすべての戦形序盤に現在応用できる。
今日の王将戦第5局は矢倉。序盤で面白いのは平行歩間4が12手続くこと。12音階に比するとクロマティックな色彩を感じる。なぜこうなるかと言うと5手め66歩が先手にとって譲渡1となるため。森内が「自分にとって最も価値の高い手」と述べる66歩の正体は譲渡理論の開始地点。だからこそ森内には初手26歩を勧めた。先週棋王戦で康光が先手番だったために逆用されて後手番初手で負けにした森内。当家に2手めに負けと実況断言されてショックで寝られない模様。
郷田は歩間理論を優先するために5手めに77銀。オールドファッションなのかオートクチュールなのかノンビリ問うのは古きよき時代。馴染みの酒場で煙を吐く老人に魅力を感じたことはあるだろうか?加藤一二三も5手めに77銀。彼らは先手番だから譲渡しない。
その代償=12th平行歩間4-1がない。
今日の女流名人戦第2局は4手め32金。ママの4手め44歩や54歩も一回見てみたい。32金で奇偶反転となる。25歩なら手損角換り。78金は2nd平行歩間3の第二奇偶反転。7手め66歩に後手は急戦を仕掛けることができたがママがパス。やはり先週当家に中盤で矢内勝ち宣言されてヘコんでいる。
現在双方相矢倉27手めの局面だが女流名人戦第2局の方が先手勝ちやすい。矢内の緩手を咎められない中井の序盤に問題があった。以上は一言で済む。5-3>3-3
では康光に問題があったか?それを次に見る。