2006.08.11第33回近鉄将棋まつり 森内VS畠山 矢倉穴熊
2006.08.13NHK杯 松尾VS渡辺 角換り腰掛け銀 42手め65歩

2006.08.12第33回近鉄将棋まつり 久保VS康光 急戦中飛車 康光の空中楼閣
2006.08.10
第33回近鉄将棋まつり 渡辺VS羽生 45歩早仕掛け
2006.08.09A級順位戦 久保VS丸山 急戦中飛車
2006.08.09第40回東急将棋祭り 深浦VS羽生 対四間急戦46歩 王位戦島観戦記の嘘


2006.08.11近鉄将棋まつり 森内VS畠山 矢倉穴熊 No: 1212 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  06/08/14 Mon 10:37:49

2006.08.11近鉄将棋まつり 森内VS畠山 矢倉穴熊

日時:2006.08.11
棋戦:第33回 近鉄将棋まつり 近鉄百貨店阿倍野店
戦形:矢倉穴熊
先手:森内俊之
後手:畠山 鎮
▲7六歩 ▽8四歩 ▲6八銀 ▽3四歩 ▲6六歩 ▽6二銀
▲5六歩 ▽5四歩 ▲4八銀 ▽4二銀 ▲5八金右 ▽3二金
▲7八金 ▽4一玉 ▲6九玉 ▽5二金 ▲7七銀 ▽3三銀
▲7九角 ▽3一角 ▲3六歩 ▽4四歩 ▲6七金右 ▽7四歩
▲3七銀 ▽6四角 ▲6八角 ▽4三金右 ▲7九玉 ▽3一玉
▲8八玉 ▽2二玉 ▲4六銀 ▽5三銀 ▲3七桂 ▽7三角
▲1六歩 ▽1四歩 ▲2六歩 ▽2四銀 ▲3八飛 ▽9四歩
▲1八香 ▽8五歩 ▲9八香 ▽6四角 ▲2五歩 ▽1三銀
▲5七銀 ▽7三桂 ▲4六歩 ▽9五歩 ▲9九玉 ▽4二銀
▲4八飛 ▽3三銀 ▲8八銀 ▽1二香 ▲6五歩 ▽4二角
▲6六銀 ▽8六歩 ▲同 歩 ▽3五歩 ▲同 歩 ▽6四歩
▲4五歩 ▽6五歩 ▲7七銀引 ▽6四角 ▲4六角 ▽同 角
▲同 飛 ▽6六歩 ▲6八金引 ▽6四角 ▲4四歩 ▽4六角
▲4三歩成 ▽同 金 ▲4五桂 ▽4四銀 ▲3四金 ▽同 金
▲同 歩 ▽6七歩成 ▲7一角 ▽4五銀 ▲8二角成 ▽6八と
▲同 銀 ▽8七歩 ▲同 銀 ▽3二金 ▲7二飛 ▽3四銀
▲3三歩 ▽同 桂 ▲4二金 ▽2一金 ▲3二金 ▽同 金
▲7三馬 ▽同 角 ▲同飛成 ▽4九飛 ▲8八角 ▽3五角
▲4六歩 ▽6七歩 ▲7九銀 ▽4六飛成 ▲2七桂 ▽4四角
▲3五歩 ▽4三銀 ▲4四角 ▽同 龍 ▲3四金 ▽4九龍
▲8八角 ▽5五歩 ▲同 角 ▽5三歩 ▲6二龍 ▽5二金
▲6一龍 ▽3一歩 ▲4四歩 ▽3四銀 ▲同 歩 ▽5一金打
▲3三歩成 ▽同 玉 ▲9一龍 ▽5七角 ▲3七香 ▽投了
137手で先手の勝ち

余り扱いたくない棋譜だったが今日は鎮が丸山と竜王戦準決勝なので。
44手め85歩がその日までの流れ。引きだし開くだけ。
穴熊目指せば桂を質駒にできないので47手め25歩で打診。33銀引きは42銀引きから33銀上げ待機の楽しみが消える。13銀で端攻めがないので49手め57銀。50手め73桂は疑問。58手め12香は悪手。最善は角引き。おかげで59手め65歩を同桂と取れない。先に角引きなら同桂65銀64歩。61手め66銀で先手優勢。以下先手から9thアタック喰らっては負けなので11玉と入る余裕がない。仕方なく後手から9thアタックだが64手め35歩で2歩損は後手負け。64手め86同角同角同飛は62角83飛84歩は後手負けなので59角で攻めあいたいが38飛88飛成47銀39飛48角成79飛で73桂が使えずにやはり後手負け。50手め73桂は疑問の感を一層強くした。
67手め45歩は森内は公式戦では指さない。それでもイケイケで大差では鎮が竜王戦で森内とアタッテも三番勝負は無理。鎮が今日丸山に勝ったとしても森内が康光に負けないといけない。決勝で康光に勝てば関西へ竜王位が移るカモという流れ。
森内の気分次第。渡辺明と森内のリターンマッチより渡辺明と康光のカードが新鮮そうだが当家は森内を見たい。




2006.08.13NHK杯 松尾VS渡辺 角換り腰掛け銀 42手め65歩 No: 1211 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 06/08/14 Mon 06:06:01

2006.08.13NHK杯 松尾VS渡辺 角換り腰掛け銀 42手め65歩

放映:2006.08.13
棋戦:第56回NHK杯2回戦第2局 42手め65歩
戦型:角換り腰掛け銀
先手:松尾歩六段
後手:渡辺明竜王
▲2六歩 ▽8四歩 ▲7六歩 ▽3二金 ▲7八金 ▽8五歩
▲7七角 ▽3四歩 ▲8八銀 ▽7七角成 ▲同 銀 ▽4二銀
▲3八銀 ▽7二銀 ▲4六歩 ▽6四歩 ▲4七銀 ▽6三銀
▲6八玉 ▽5二金 ▲5八金 ▽4一玉 ▲3六歩 ▽5四銀
▲1六歩 ▽1四歩 ▲5六銀 ▽4四歩 ▲3七桂 ▽3一玉
▲9六歩 ▽9四歩 ▲6六歩 ▽7四歩 ▲7九玉 ▽7三桂
▲2五歩 ▽3三銀 ▲4五歩 ▽同 歩 ▲3五歩 ▽6五歩
▲同 歩 ▽4四銀 ▲1五歩 ▽6五桂 ▲同 銀 ▽同 銀
▲2四歩 ▽同 歩 ▲7三角 ▽8一飛 ▲6四角成 ▽5四銀
▲2三歩 ▽8六歩 ▲同 歩 ▽8七歩 ▲1四歩 ▽6三金
▲同 馬 ▽同 銀 ▲4三歩 ▽同 金 ▲2四飛 ▽4二玉
▲2二歩成 ▽3六角 ▲4七歩 ▽4六歩 ▲2三飛成 ▽5二玉
▲3二龍 ▽4二銀 ▲6四歩 ▽同 銀 ▲5六桂 ▽5五銀左
▲6四桂 ▽同 銀 ▲8七金 ▽4七歩成 ▲4四歩 ▽同 金
▲4五銀 ▽5八と ▲3六銀 ▽5四角 ▲6二金 ▽同 玉
▲4二龍 ▽5二金 ▲4四龍 ▽4三金 ▲4六龍 ▽7五桂
▲8八玉 ▽8七桂成 ▲同 玉 ▽5五金 ▲同 龍 ▽同 銀
▲8五金 ▽3九飛 ▲7四金 ▽8九飛成 ▲8八銀打 ▽7三金
▲同 金 ▽同 玉 ▲7五桂 ▽7八金 ▲6三金 ▽同 角
▲同桂成 ▽同 玉 ▲4五角 ▽5四歩 ▲7八角 ▽同 龍
▲同 玉 ▽6九角 ▲8九玉 ▽7八金 ▲9八玉 ▽7七金
▲7四金 ▽同 玉 ▲7五飛 ▽6三玉 ▲7四角 ▽7二玉
▲9二角成 ▽6一玉 ▲投了
134手で後手の勝ち


3手めなぜ松尾は25歩としないのか。角換り腰掛け銀より相掛りの方が先手勝ちやすい。14手め72銀や20手め52金は好ましい。16歩を待って14歩も謙虚。30手めもその路線。結果同型8thアタック。
42手め65歩は駒アタリ奇数番3。43手め松尾は同歩と取ったが難しい。これが敗因1かもしれない。冬の王宮である角換り腰掛け銀を夏場に考えるとロクなことない。45手め15歩も駒アタリ奇数番3。渡辺明が44銀でひとつ消し松尾がひとつ増やしてソレが手抜きされた。79玉31玉型は端は手抜きで右辺脱出が利点。飛車打ち王手喰らうのが欠点。松尾は15歩14歩に費やした2手で負けている。今日は夏らしく台風思考で。

駒アタリ奇数番3の嵐1-5
1=42手め65歩
2=45手め15歩
3=46手め65桂
4=47手め65同銀
5=49手め24歩

駒アタリ偶数番4の嵐1-3
1=51手め73角
2=53手め64角成
3=54手め54銀

駒アタリ奇数番5+駒アタリ偶数番 台風の目
1=55手め23歩 受動駒アタリ奇数番5
2=56手め86歩 能動駒アタリ偶数番6
3=58手め87歩 受動駒アタリ偶数番6
4=59手め14歩 逆行駒アタリ奇数番5
5=60手め63金 能動駒アタリ奇数番5
敗着は59手め14歩の逆行番。 
角換り腰掛け銀は駒アタリ奇数番原理に優位性が顕著な将棋。松尾も駒アタリ奇数番5を最初に作成したが渡辺明に能動+受動の駒アタリ偶数番6で撹乱され最後に能動番5を奪取された。59手め14歩が敗着。最善は59手め74馬の能動駒駒アタリ偶数番6。これで56手め86歩の能動駒アタリ偶数番6に対抗できた。59手め74馬は52金アタリなので受けないといけない。63銀の能動駒アタリ偶数番6が最強に見えるが同馬同金72銀の能動駒アタリ偶数番6を奪還できる。以下の局面で逆行駒アタリ奇数番5に回帰。

角換り腰掛け銀 能動駒アタリ偶数番6を経由した奪還奇数番5
先手:59手め74馬
後手:60手め63銀
▲2六歩 ▽8四歩 ▲7六歩 ▽3二金 ▲7八金 ▽8五歩
▲7七角 ▽3四歩 ▲8八銀 ▽7七角成 ▲同 銀 ▽4二銀
▲3八銀 ▽7二銀 ▲4六歩 ▽6四歩 ▲4七銀 ▽6三銀
▲6八玉 ▽5二金 ▲5八金 ▽4一玉 ▲3六歩 ▽5四銀
▲1六歩 ▽1四歩 ▲5六銀 ▽4四歩 ▲3七桂 ▽3一玉
▲9六歩 ▽9四歩 ▲6六歩 ▽7四歩 ▲7九玉 ▽7三桂
▲2五歩 ▽3三銀 ▲4五歩 ▽同 歩 ▲3五歩 ▽6五歩
▲同 歩 ▽4四銀 ▲1五歩 ▽6五桂 ▲同 銀 ▽同 銀
▲2四歩 ▽同 歩 ▲7三角 ▽8一飛 ▲6四角成 ▽5四銀
▲2三歩 ▽8六歩 ▲同 歩 ▽8七歩 ▲7四馬 ▽6三銀
▲同 馬 ▽同 金 ▲7二銀 ▽8二飛 ▲6三銀成 ▽投了
65手で先手の勝ち

渡辺明が108手め68との修正版をブログに出している。
放映:2006.08.13
棋戦:第56回NHK杯2回戦第2局修正版 42手め65歩
戦型:角換り腰掛け銀
先手:松尾歩六段
後手:渡辺明竜王
▲2六歩 ▽8四歩 ▲7六歩 ▽3二金 ▲7八金 ▽8五歩
▲7七角 ▽3四歩 ▲8八銀 ▽7七角成 ▲同 銀 ▽4二銀
▲3八銀 ▽7二銀 ▲4六歩 ▽6四歩 ▲4七銀 ▽6三銀
▲6八玉 ▽5二金 ▲5八金 ▽4一玉 ▲3六歩 ▽5四銀
▲1六歩 ▽1四歩 ▲5六銀 ▽4四歩 ▲3七桂 ▽3一玉
▲9六歩 ▽9四歩 ▲6六歩 ▽7四歩 ▲7九玉 ▽7三桂
▲2五歩 ▽3三銀 ▲4五歩 ▽同 歩 ▲3五歩 ▽6五歩
▲同 歩 ▽4四銀 ▲1五歩 ▽6五桂 ▲同 銀 ▽同 銀
▲2四歩 ▽同 歩 ▲7三角 ▽8一飛 ▲6四角成 ▽5四銀
▲2三歩 ▽8六歩 ▲同 歩 ▽8七歩 ▲1四歩 ▽6三金
▲同 馬 ▽同 銀 ▲4三歩 ▽同 金 ▲2四飛 ▽4二玉
▲2二歩成 ▽3六角 ▲4七歩 ▽4六歩 ▲2三飛成 ▽5二玉
▲3二龍 ▽4二銀 ▲6四歩 ▽同 銀 ▲5六桂 ▽5五銀左
▲6四桂 ▽同 銀 ▲8七金 ▽4七歩成 ▲4四歩 ▽同 金
▲4五銀 ▽5八と ▲3六銀 ▽5四角 ▲6二金 ▽同 玉
▲4二龍 ▽5二金 ▲4四龍 ▽4三金 ▲4六龍 ▽7五桂
▲8八玉 ▽8七桂成 ▲同 玉 ▽5五金 ▲同 龍 ▽同 銀
▲8五金 ▽3九飛 ▲7四金 ▽8九飛成 ▲8八銀打 ▽6八と
▲7三角 ▽5二玉 ▲5五角成 ▽9五桂 ▲同 歩 ▽7八龍
▲9七玉 ▽9六金 ▲同 玉 ▽9五歩 ▲9七玉 ▽9六歩
▲9八玉 ▽9七歩成 ▲投了
122手で後手の勝ち

95手め46龍の単逃げに55金の追い打ちでは泥棒に追い銭。

本譜は双方即詰みを逃している。

112手め76角で後手勝ち
▲2六歩 ▽8四歩 ▲7六歩 ▽3二金 ▲7八金 ▽8五歩
▲7七角 ▽3四歩 ▲8八銀 ▽7七角成 ▲同 銀 ▽4二銀
▲3八銀 ▽7二銀 ▲4六歩 ▽6四歩 ▲4七銀 ▽6三銀
▲6八玉 ▽5二金 ▲5八金 ▽4一玉 ▲3六歩 ▽5四銀
▲1六歩 ▽1四歩 ▲5六銀 ▽4四歩 ▲3七桂 ▽3一玉
▲9六歩 ▽9四歩 ▲6六歩 ▽7四歩 ▲7九玉 ▽7三桂
▲2五歩 ▽3三銀 ▲4五歩 ▽同 歩 ▲3五歩 ▽6五歩
▲同 歩 ▽4四銀 ▲1五歩 ▽6五桂 ▲同 銀 ▽同 銀
▲2四歩 ▽同 歩 ▲7三角 ▽8一飛 ▲6四角成 ▽5四銀
▲2三歩 ▽8六歩 ▲同 歩 ▽8七歩 ▲1四歩 ▽6三金
▲同 馬 ▽同 銀 ▲4三歩 ▽同 金 ▲2四飛 ▽4二玉
▲2二歩成 ▽3六角 ▲4七歩 ▽4六歩 ▲2三飛成 ▽5二玉
▲3二龍 ▽4二銀 ▲6四歩 ▽同 銀 ▲5六桂 ▽5五銀左
▲6四桂 ▽同 銀 ▲8七金 ▽4七歩成 ▲4四歩 ▽同 金
▲4五銀 ▽5八と ▲3六銀 ▽5四角 ▲6二金 ▽同 玉
▲4二龍 ▽5二金 ▲4四龍 ▽4三金 ▲4六龍 ▽7五桂
▲8八玉 ▽8七桂成 ▲同 玉 ▽5五金 ▲同 龍 ▽同 銀
▲8五金 ▽3九飛 ▲7四金 ▽8九飛成 ▲8八銀打 ▽7三金
▲同 金 ▽同 玉 ▲7五桂 ▽7六角 ▲同 玉 ▽6六金
▲8七玉 ▽7七金 ▲同 玉 ▽7六銀 ▲同 玉 ▽7八龍
▲7七金 ▽6四桂 ▲6五玉 ▽5四金 ▲投了
124手で後手の勝ち

120手め76飛で後手勝ち
▲2六歩 ▽8四歩 ▲7六歩 ▽3二金 ▲7八金 ▽8五歩
▲7七角 ▽3四歩 ▲8八銀 ▽7七角成 ▲同 銀 ▽4二銀
▲3八銀 ▽7二銀 ▲4六歩 ▽6四歩 ▲4七銀 ▽6三銀
▲6八玉 ▽5二金 ▲5八金 ▽4一玉 ▲3六歩 ▽5四銀
▲1六歩 ▽1四歩 ▲5六銀 ▽4四歩 ▲3七桂 ▽3一玉
▲9六歩 ▽9四歩 ▲6六歩 ▽7四歩 ▲7九玉 ▽7三桂
▲2五歩 ▽3三銀 ▲4五歩 ▽同 歩 ▲3五歩 ▽6五歩
▲同 歩 ▽4四銀 ▲1五歩 ▽6五桂 ▲同 銀 ▽同 銀
▲2四歩 ▽同 歩 ▲7三角 ▽8一飛 ▲6四角成 ▽5四銀
▲2三歩 ▽8六歩 ▲同 歩 ▽8七歩 ▲1四歩 ▽6三金
▲同 馬 ▽同 銀 ▲4三歩 ▽同 金 ▲2四飛 ▽4二玉
▲2二歩成 ▽3六角 ▲4七歩 ▽4六歩 ▲2三飛成 ▽5二玉
▲3二龍 ▽4二銀 ▲6四歩 ▽同 銀 ▲5六桂 ▽5五銀左
▲6四桂 ▽同 銀 ▲8七金 ▽4七歩成 ▲4四歩 ▽同 金
▲4五銀 ▽5八と ▲3六銀 ▽5四角 ▲6二金 ▽同 玉
▲4二龍 ▽5二金 ▲4四龍 ▽4三金 ▲4六龍 ▽7五桂
▲8八玉 ▽8七桂成 ▲同 玉 ▽5五金 ▲同 龍 ▽同 銀
▲8五金 ▽3九飛 ▲7四金 ▽8九飛成 ▲8八銀打 ▽7三金
▲同 金 ▽同 玉 ▲7五桂 ▽7八金 ▲6三金 ▽同 角
▲同桂成 ▽同 玉 ▲4五角 ▽5四歩 ▲7八角 ▽8六飛
▲同 銀 ▽7八龍 ▲同 玉 ▽6九角 ▲8九玉 ▽7八金
▲9八玉 ▽8八金 ▲同 玉 ▽8七銀 ▲投了

130手で後手の勝ち

131手め52角で先手勝ち
▲2六歩 ▽8四歩 ▲7六歩 ▽3二金 ▲7八金 ▽8五歩
▲7七角 ▽3四歩 ▲8八銀 ▽7七角成 ▲同 銀 ▽4二銀
▲3八銀 ▽7二銀 ▲4六歩 ▽6四歩 ▲4七銀 ▽6三銀
▲6八玉 ▽5二金 ▲5八金 ▽4一玉 ▲3六歩 ▽5四銀
▲1六歩 ▽1四歩 ▲5六銀 ▽4四歩 ▲3七桂 ▽3一玉
▲9六歩 ▽9四歩 ▲6六歩 ▽7四歩 ▲7九玉 ▽7三桂
▲2五歩 ▽3三銀 ▲4五歩 ▽同 歩 ▲3五歩 ▽6五歩
▲同 歩 ▽4四銀 ▲1五歩 ▽6五桂 ▲同 銀 ▽同 銀
▲2四歩 ▽同 歩 ▲7三角 ▽8一飛 ▲6四角成 ▽5四銀
▲2三歩 ▽8六歩 ▲同 歩 ▽8七歩 ▲1四歩 ▽6三金
▲同 馬 ▽同 銀 ▲4三歩 ▽同 金 ▲2四飛 ▽4二玉
▲2二歩成 ▽3六角 ▲4七歩 ▽4六歩 ▲2三飛成 ▽5二玉
▲3二龍 ▽4二銀 ▲6四歩 ▽同 銀 ▲5六桂 ▽5五銀左
▲6四桂 ▽同 銀 ▲8七金 ▽4七歩成 ▲4四歩 ▽同 金
▲4五銀 ▽5八と ▲3六銀 ▽5四角 ▲6二金 ▽同 玉
▲4二龍 ▽5二金 ▲4四龍 ▽4三金 ▲4六龍 ▽7五桂
▲8八玉 ▽8七桂成 ▲同 玉 ▽5五金 ▲同 龍 ▽同 銀
▲8五金 ▽3九飛 ▲7四金 ▽8九飛成 ▲8八銀打 ▽7三金
▲同 金 ▽同 玉 ▲7五桂 ▽7八金 ▲6三金 ▽同 角
▲同桂成 ▽同 玉 ▲4五角 ▽5四歩 ▲7八角 ▽同 龍
▲同 玉 ▽6九角 ▲8九玉 ▽7八金 ▲9八玉 ▽7七金
▲7四金 ▽同 玉 ▲7五飛 ▽6三玉 ▲5二角 ▽同 玉
▲7二飛成 ▽6二歩 ▲6三金 ▽4二玉 ▲6二龍 ▽3三玉
▲3四歩 ▽2四玉 ▲2五歩 ▽3四玉 ▲3五歩 ▽4四玉
▲4五歩 ▽3三玉 ▲3二龍 ▽投了
147手で先手の勝ち


2006.08.12第33回近鉄将棋まつり 久保VS康光 急戦中飛車 康光の空中楼閣 No: 1210 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 06/08/13 Sun 04:28:50

2006.08.12第33回近鉄将棋まつり 久保VS康光 急戦中飛車 康光の空中楼閣
初手56歩に後手の54歩は2年前の指し初め式の康光と羽生を思い出す。
>2004年変態の年 変態御三家と歴代名人 指し初め式の羽生
「指し初め式における羽生の第2手め54歩は正月のジョークではなくシンボル。シンメトリーがそのキーワード。鏡餅としての54歩となる。これが第三鏡像の象徴として指された。
1=76歩-34歩
2=24歩-84歩
3=56歩-54歩
3は無論公式戦では指されない。シンボルとして康光と羽生が皆に示し囲碁将棋ジャーナルで全国民が楽しんだということ」

これを指し継ぐとどうなるかと言う将棋が本譜。
3=56歩-54歩は第二手めで歩間0-1になる唯一の進行。
5手めで久保らしく急戦中飛車。平行歩間2-1から先手が手損したと後手は見做す。平行歩間2-1/8で飛車交換した康光。これは王位戦第2局と同じ裏構造。8で交換する。この場合は77角の平行歩間7で手損がない為に後手は角交換できた。逆に先手から22角成は2手損で負け。久保は77桂を連動手解釈するが後手は傷と見ている。
16手め44歩の3-1構造で骨格が見える。17手め55歩は疑問。24手め53銀の局面は中原の空中楼閣を想起。
>2002.01.18B1順位戦 久保利明VS中原誠 三間飛車対地獄囲い「煉獄の空中楼閣」
後手は飛車先歩保留により飛車不在として駒組み。先手は58飛と振りさらに55飛と動いた2手分が動きすぎ。59飛の1手分で77桂を連動手解釈した先手の作戦は崩壊。58飛+55飛-77桂=2手分で33桂から45歩の位を取ることに後手は成功。28手めで後手の作戦勝ちのはず。よって32手め54歩は後手の勝利宣言。53銀+43銀の形からの45歩+35歩の玉頭位取りは中原の2年越しの久保攻略法でもあった。飛車落ちのように指す鬼飛車として記憶に生々しい。康光が羽生54歩を笑顔で取込みこのように指すことは現役棋聖としては破格。将棋祭りだからと笑って見過ごせない。裏芸としては一昨日の羽生を凌いでいる。34手めで後手勝ちのはずだが33手め86歩が久保らしい怪しい手。 42手め84歩は89飛の中空理論。よって康光は94歩。それでも89飛で来た久保に44手め93桂は凄い。54歩と打って歩切れの後手は桂損で1歩取ろうとしている。これも中原的発想と同じ。久保は47手め95歩で誘いに乗ったが悪手。鬼飛車特有の筋転換が見えているので歩を渡しては先手は2筋を放棄して31玉からの脱出路を構築しないといけなかった。該当は47手め72角。以下82飛は61角成で後手負けなので予定通り21飛だが83角成で歩得となり後手に1歩渡さずに済んだ。26歩以下の清算から27歩76飛には65馬で先手勝ち。よってこの変化で86飛とぶつける事前工作は64角しかないがどこで打っても66歩で催促され後手は飛車切って3枚攻めでも負け。81飛に72角で後手負けでは38手め52金が疑問。やはり久保の33手め86歩が怖かった。21飛への移動で鬼飛車51飛構想試作は以下
鬼飛車51飛構想
先手:41手め85歩
後手:38手め52飛+40手め72金
▲5六歩 ▽5四歩 ▲7六歩 ▽3四歩 ▲5八飛 ▽6二銀
▲4八玉 ▽4二玉 ▲3八玉 ▽3二玉 ▲7七角 ▽同角成
▲同 桂 ▽4二銀 ▲7八金 ▽4四歩 ▲5五歩 ▽同 歩
▲同 飛 ▽4三銀 ▲2八玉 ▽4二金 ▲3八銀 ▽5三銀
▲6八銀 ▽3三桂 ▲5九飛 ▽4五歩 ▲1六歩 ▽1四歩
▲5七銀 ▽5四歩 ▲8六歩 ▽3五歩 ▲2六歩 ▽2四歩
▲2七銀 ▽5二飛 ▲3八金 ▽7二金 ▲8五歩 ▽5一飛
▲投了
42手で後手の勝ち
72金はやはり中原好み。対久保や対中村戦でも72金。久保は中原相手でも85歩から来たので上記進行は有り得る。47手め95歩以後は先手負け。振り飛車側の6thアタックは王道だが95歩は二重に悪手。72角も6thアタックであった。
本局では先に後手が断念した64角構想が88手めに実現。84手め34銀打が最強の迎撃。
91手め91飛成はひとめダメだが久保が対中原戦で懲りた空中楼閣相手に右辺上部脱出を試みる発想が凄まじい。煉獄の天蓋を切り崩して35歩位奪還から玉砕とは余りに華麗な散り方。51手め15歩から67手め34角のデザイン自体当家には思いつかない。久保はやはり異常な才能の持ち主。この時点であの時の悔しさを逆流させたかもしれない。亮介も久保を目標にしていただきたい。相手が丸山なら逆転されていた。

日時:2006.08.12
棋戦:第33回 近鉄将棋まつり 近鉄百貨店阿倍野店
戦形:急戦中飛車 煉獄の空中楼閣
先手:久保利明八段
後手:佐藤康光棋聖
▲5六歩 ▽5四歩 ▲7六歩 ▽3四歩 ▲5八飛 ▽6二銀
▲4八玉 ▽4二玉 ▲3八玉 ▽3二玉 ▲7七角 ▽同角成
▲同 桂 ▽4二銀 ▲7八金 ▽4四歩 ▲5五歩 ▽同 歩
▲同 飛 ▽4三銀 ▲2八玉 ▽4二金 ▲3八銀 ▽5三銀
▲6八銀 ▽3三桂 ▲5九飛 ▽4五歩 ▲1六歩 ▽1四歩
▲5七銀 ▽5四歩 ▲8六歩 ▽3五歩 ▲2六歩 ▽2四歩
▲2七銀 ▽5二金上 ▲3八金 ▽3四銀 ▲8五歩 ▽9四歩
▲8九飛 ▽9三桂 ▲9六歩 ▽8一飛 ▲9五歩 ▽同 歩
▲同 香 ▽2一飛 ▲1五歩 ▽2五歩 ▲同 歩 ▽同 銀
▲2六歩 ▽同 銀 ▲同 銀 ▽同 飛 ▲2七歩 ▽2四飛
▲2六銀 ▽1五歩 ▲1二歩 ▽同 香 ▲3五銀 ▽2五飛
▲3四角 ▽3五飛 ▲1二角成 ▽1六歩 ▲同 香 ▽3六歩
▲1三馬 ▽2四歩 ▲同 馬 ▽2五飛 ▲1四馬 ▽2三銀
▲2五馬 ▽同 桂 ▲3五香 ▽4三玉 ▲2一飛 ▽3四銀打
▲3六歩 ▽3七歩 ▲4八金 ▽6四角 ▲1三香成 ▽3二銀
▲9一飛成 ▽3五銀 ▲同 歩 ▽3六香 ▲3四銀 ▽4四玉
▲2五銀 ▽3八歩成 ▲1七玉 ▽2八角成 ▲2六玉 ▽4八と
▲3六銀 ▽4七と ▲5六桂 ▽4三玉 ▲4七銀 ▽2五歩
▲1六玉 ▽1五歩 ▲2五玉 ▽3三金 ▲3四香 ▽1六角
▲投了
114手で後手の勝ち


2006.08.10近鉄将棋まつり 渡辺VS羽生 45歩早仕掛け No: 1209 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 06/08/12 Sat 02:34:43

羽生の向い飛車は渡辺明相手だと真部を思い出す。
2005.02.08C級1組真部VS渡辺 向い飛車 中空三角理論2
真部は先手で向い飛車を山崎と渡辺明相手にやったが羽生はこの日後手。
31手め5thアタックで開戦しGN状態から34手め63金で竜王戦第1局と全く同じ局面へ。
2003.10.21&22竜王戦第1局 羽生善治竜王VS森内俊之 対四間45歩早仕掛け 連動マイナスG効果
竜王戦では30手めの局面だったが本局は22飛から羽生が32飛42飛と移動した2手分+渡辺明が37銀から48銀に戻した2手分=4手分多い。24歩が駒アタリ偶数番2。47歩まで全く同じ進行。47歩を同歩が感想戦だったが50手め15角は当時でも当家ではダメの烙印。
>MashudaBBS2003.10.23竜王戦第1局46手めの15角はタコ 2枚角が最強
これは59銀15角変化で分析したものだが15角は元々関西での研究手順だったのでいかにダメか羽生がサービスしたもの。
渡辺明もその後本に書いて61手めは22飛で先手勝ち。当家の方がはるかに早いので出版業も大変。
本譜は61手め21飛だが本の誤植ではなく記憶違いでアセッタと渡辺明が告白。そんなこと有り得ないので渡辺明が康光の王位戦第1局で指すべきだった21飛をパロったと読む。
44歩まともにクラッたら全然ダメなので変化いらない。羽生が55歩忘れることはないのでやはり関西変化と渡辺明へのサービス。大阪市阿倍野区らしい成り行き。
そう言えば杉本が婚約したのがあの頃であった。振り飛車も四天王が随分フォローしてきた。早く羽生の先手番早石田が王位戦で見たい。

日時:2006.08.10
棋戦:第33回 近鉄将棋まつり 近鉄百貨店阿倍野店
戦形:対振り飛車45歩早仕掛け
先手:渡辺 明
後手:羽生善治
▲7六歩 ▽3四歩 ▲2六歩 ▽4四歩 ▲2五歩 ▽3三角
▲4八銀 ▽2二飛 ▲6八玉 ▽4二銀 ▲7八玉 ▽6二玉
▲5六歩 ▽7二玉 ▲5八金右 ▽8二玉 ▲3六歩 ▽7二銀
▲9六歩 ▽9四歩 ▲6八銀 ▽4三銀 ▲5七銀左 ▽5四歩
▲6八金直 ▽5二金左 ▲4六歩 ▽6四歩 ▲3七銀 ▽3二飛
▲4五歩 ▽4二飛 ▲4八銀右 ▽6三金 ▲3七桂 ▽7四歩
▲2四歩 ▽同 歩 ▲4四歩 ▽同 銀 ▲4五歩 ▽同 銀
▲3三角成 ▽同 桂 ▲8八角 ▽4三飛 ▲2四飛 ▽4七歩
▲同 銀 ▽1五角 ▲4四歩 ▽2四角 ▲4三歩成 ▽4六歩
▲3八銀 ▽3九飛 ▲4八金 ▽3六銀 ▲5二と ▽同 金
▲2一飛 ▽4七歩成 ▲同 銀 ▽3七銀成 ▲2四飛成 ▽4五桂
▲2一龍 ▽6一桂 ▲4六銀直 ▽5七桂成 ▲同金右 ▽3六成銀
▲4五銀 ▽4六銀 ▲2八龍 ▽5七銀不成▲3九龍 ▽6八銀成
▲同 玉 ▽4六成銀 ▲3四銀 ▽5七金 ▲7七玉 ▽5六成銀
▲8六歩 ▽6七金 ▲8七玉 ▽5五歩 ▲6八歩 ▽同 金
▲3五角 ▽7八金打 ▲7一銀 ▽7三玉 ▲6八角 ▽同 金
▲4五銀 ▽6七成銀 ▲5五角 ▽5三桂 ▲5六銀 ▽5四金
▲3三角成 ▽7八角 ▲8八玉 ▽6五金 ▲6七銀 ▽同角成
▲8二銀打 ▽6三玉 ▲6二金 ▽同 金 ▲同銀成 ▽同 玉
▲5四桂 ▽投了
115手で先手の勝ち


2006.08.09A級順位戦 久保VS丸山 急戦中飛車 No: 1208 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 06/08/10 Thu 17:14:51

2006.08.09A級順位戦 久保VS丸山 急戦中飛車
日時:2006.08.09
棋戦:第65期A級順位戦
戦形:急戦中飛車
先手:久保利明八段
後手:丸山忠久九段
▲7六歩 ▽8四歩 ▲5六歩 ▽5四歩 ▲5八飛 ▽6二銀
▲4八玉 ▽3四歩 ▲3八玉 ▽4二玉 ▲7七角 ▽8五歩
▲6八銀 ▽5三銀 ▲2八玉 ▽7七角成 ▲同 銀 ▽6四銀
▲3八銀 ▽3二玉 ▲4六歩 ▽4二銀 ▲1六歩 ▽1四歩
▲5九飛 ▽2二玉 ▲6六銀 ▽3二金 ▲7七桂 ▽8六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲7八金 ▽8九角 ▲6八金 ▽8八飛成
▲4一角 ▽6八龍 ▲8九飛 ▽8八歩 ▲5九飛 ▽6七龍
▲5七銀 ▽6二金 ▲3二角成 ▽同 玉 ▲8二歩 ▽8四角
▲6八金 ▽5七角成 ▲同 金 ▽7七龍 ▲8一歩成 ▽6八銀
▲5八金引 ▽5九銀成 ▲同金引 ▽8九飛 ▲9一と ▽4七桂
▲2六香 ▽5九桂成 ▲2三香成 ▽4一玉 ▲7四桂 ▽同 歩
▲9五角 ▽5二玉 ▲4一銀 ▽6一玉 ▲7七角 ▽4九成桂
▲8一と ▽5一玉 ▲9五角 ▽7三桂 ▲3二銀成 ▽3一金
▲同成銀 ▽同 銀 ▲3二金 ▽4一金 ▲2四角 ▽4二銀打
▲同 金 ▽同 銀 ▲3二銀 ▽3一金打 ▲同銀成 ▽同 金
▲3二金 ▽4一金打 ▲4二金 ▽同金左 ▲3二銀 ▽3三銀
▲4一銀成 ▽同 玉 ▲3三成香 ▽同 桂 ▲2二銀 ▽3一金
▲3三銀成 ▽同 金 ▲同角成 ▽4二銀 ▲7一飛 ▽6一香
▲3四馬 ▽3三銀打 ▲2五馬 ▽4八成桂 ▲6九歩 ▽9九飛成
▲4五桂 ▽3二玉 ▲3三桂成 ▽同 銀 ▲3四銀 ▽同 銀
▲同 馬 ▽投了
121手で先手の勝ち

よくもこの将棋を逆転できた。
3手め56歩は久保にとって疑問のはず。
もし2手め94歩なら森内も谷川も3手め56歩を最善とした。理由は26歩だと後手に手損角換りがあるため。このようにひとつの戦法が確立しただけで初手の最善手さえ変わる。
34手め89角で後手優勢。87歩は飛車捨てても78角成で先手負け。そこで飛車を成らせて41角だが42手め67龍が恒例の丸山緩手。棋風がやがて悪手を招く。
42手め48金同金59龍49金99龍63角成53銀なら後手勝ち。53銀引きの代りに先に62香なら1手違いで後手勝ち。いつかもそうだったように89歩成からのマムシと金が間に合う。最後は二枚の飛車切って39玉の形から47桂で即詰みだった。本譜は42手め67龍緩手のおかげで逆に久保に57銀を許している。
しかも次に77桂と取ると66角の王手龍があるので桂も取れない。63角成さえ許さない62金緩手二連発。結局62金の1手分で82歩打たせたので81馬より得と見た丸山。自陣金と交換した角で48手め84角は懲りすぎの悪手。66角阻止+57銀取りがウマそうに見えた蝋細工。57手めの局面は逆転している。60手め47桂は敗着。後手を引いても仕方ないから99龍で粘るしかない。桂を打ったおかげで久保の61手め26香を喰らう。さすがに金打で受けたら笑われるがそれしかなかったかもしれない。桂があれば31桂。香を取っていれば22香でフツーに受かった。まさか47桂を手抜きできるはずないと思った丸山。57桂成がさらに金取りでもナナメ駒がないのでゼット形。23香成に同玉は41角32香以下寄り。角を渡しても49成桂の1手分の余裕があるので詰めろがほどけないことに愕然とした丸山。
65手め74桂が久保らしい華麗な大技。丸山47桂とえらい違い。相手の疑問手をひっくり返して決め手にするところが凄い。84歩と打ちたくても2歩。73銀は角切りから62銀。
69手め77角49成桂32成香ならもっと早かった。以下48成桂の詰めろには73手め24角が詰めろのがれの詰めろ。以下38成桂17玉28銀26玉33桂打の詰めろのがれの詰めろ返しに42成桂で以下33角成を見せて先手勝ち。91とが利いてどれも後手玉は救済不可。本譜でも91との活用から83手めに24角が登場したが千日手に巻き込まれる所だった。しかも99飛成までフィードバック。すでに二度もでた99飛成に戻すようでは汗も枯れている。敗因はエアコンであろう。しかも88歩のおかげで何度も困った。やはりと金が一番早い。丸山なら58手め89飛を敗着と言うかもしれない。


2006.08.09第40回東急将棋祭り 深浦VS羽生 対四間急戦46歩 王位戦島観戦記の嘘 No: 1207 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 06/08/10 Thu 13:07:36

2006.08.09第40回東急将棋祭り 深浦VS羽生 対四間急戦46歩 王位戦島観戦記の嘘

日時:2006/08/09(水)
棋戦:第40回東急将棋祭り
戦型:対四間急戦46歩
先手:深浦康市
後手:羽生善治
▲7六歩 ▽3四歩 ▲2六歩 ▽4四歩 ▲2五歩 ▽3三角
▲4八銀 ▽9四歩 ▲6八玉 ▽4二飛 ▲7八玉 ▽3二銀
▲5六歩 ▽4三銀 ▲5八金右 ▽7二銀 ▲5七銀 ▽9五歩
▲3六歩 ▽6二玉 ▲3五歩 ▽3二飛 ▲4六歩 ▽3五歩
▲4五歩 ▽5二金左 ▲4四歩 ▽3四銀 ▲4八飛 ▽4二飛
▲4六銀 ▽4七歩 ▲同 飛 ▽4四角 ▲同 角 ▽同 飛
▲2二角 ▽7四飛 ▲4八飛 ▽3三角 ▲同角成 ▽同 桂
▲2二角 ▽4五歩 ▲3三角成 ▽4六歩 ▲4四歩 ▽4七銀
▲同 金 ▽同歩成 ▲同 飛 ▽3八角 ▲4六飛 ▽7六飛
▲7七銀 ▽5六飛 ▲4八飛 ▽2九角成 ▲3四馬 ▽4二歩
▲8二銀 ▽6五桂 ▲9一銀不成▽7七桂成 ▲同 桂 ▽7六銀
▲5九香 ▽5七金 ▲同 香 ▽同飛成 ▲5八飛 ▽同 龍
▲同 金 ▽7五香 ▲6九桂 ▽1九馬 ▲8二銀成 ▽7七銀不成
▲同 桂 ▽同香成 ▲同 玉 ▽6五桂 ▲8八玉 ▽5五馬
▲6六歩 ▽同 馬 ▲9八玉 ▽7七桂成 ▲8九香 ▽8四香
▲7八銀打 ▽同成桂 ▲同 銀 ▽9六歩 ▲7二成銀 ▽同 金
▲5二馬 ▽同 玉 ▲5一金 ▽同 玉 ▲3一飛 ▽4一銀
▲4三桂 ▽投了
103手で先手の勝ち

40回めを迎えた東急将棋祭り。
21手めの局面は後手すでに悪い。18手め95歩が疑問。この1手のおかげで35歩が3rdアタックになってしまう。おそらくこれが見納めの羽生の18手め95歩になる。深浦への二重プレゼント。
1=康光に負けて王座挑戦はない。>2006.08.07王座戦挑決 康光VS深浦
2=森内と康光が採用した深浦新手43手め65角への敬意。>2006.07.12-13王位戦第1局 康光VS羽生
かなりプライドを傷つけられた深浦はドドドをせめてドドにしようと43手め22角の最後の新手。新手と言っても2006.02.21朝日オープンで藤井が予想していた手。

2006.02.21朝日オープン藤井予想変化
先手:43手め22角+45手め57銀
後手:44手め45歩
▲7六歩 ▽3四歩 ▲2六歩 ▽4四歩 ▲4八銀 ▽4二飛
▲6八玉 ▽9四歩 ▲7八玉 ▽3三角 ▲5六歩 ▽3二銀
▲5八金右 ▽7二銀 ▲2五歩 ▽4三銀 ▲5七銀 ▽9五歩
▲3六歩 ▽6二玉 ▲3五歩 ▽3二飛 ▲4六歩 ▽3五歩
▲4五歩 ▽5二金左 ▲4四歩 ▽3四銀 ▲4八飛 ▽4二飛
▲4六銀 ▽4七歩 ▲同 飛 ▽4四角 ▲同 角 ▽同 飛
▲2二角 ▽7四飛 ▲4八飛 ▽3三角 ▲同角成 ▽同 桂
▲2二角 ▽4五歩 ▲5七銀 ▽2五桂 ▲2六歩 ▽6四角
▲投了
48手で後手の勝ち

44手め45歩に先手が45手め57銀と逃げることが藤井のご都合変化の欠陥。
深浦はこの時藤井期待の22角ではなく65角を指した。
65角の利点は76飛の王手をも許さないこと。
仮想番ではない純正駒アタリ偶数番2の22角を打つと76飛+56飛で先手2歩損はひとめ。44手め45歩は駒アタリ奇数番3だが57銀と逃げると44角に55銀が利かない。
47手め44歩が跳躍番モドキ。実際は11香取りを34銀取りに変換。この辺が跳躍奇数番3を持つ角換り腰掛け銀や矢倉との現在の違い。
初手76歩が狙撃される場合の解釈は当家でも最大の課題。78地点に玉が居ることが問題。
49手め47同金で28飛は56銀成以下と金は43との方が早そうでも34飛と馬を抜かれる。56馬と成銀取ると切り札76飛が王手馬取り。
60手めで後手1歩得で手番を渡して43歩成阻止だがこの戦形の最大の急所82銀を駒アタリ奇数番3で打たれて後手苦しい。序盤95歩が94香と逃げる意味では祭りが寂しい。逆に先手から十字飛車もある。19馬では56馬で即負け。そこで玉砕65桂。63手め91銀は深浦不調の符牒。羽生が桂クレルと言っているのだからひとめサザンクロスでデザインしないといけない。66桂が該当。

サザンクロス対V2固め
先手:63手め66桂+67手め74桂サザンクロス
後手:74手め85桂+80手め76桂V2固め
▲7六歩 ▽3四歩 ▲2六歩 ▽4四歩 ▲2五歩 ▽3三角
▲4八銀 ▽9四歩 ▲6八玉 ▽4二飛 ▲7八玉 ▽3二銀
▲5六歩 ▽4三銀 ▲5八金右 ▽7二銀 ▲5七銀 ▽9五歩
▲3六歩 ▽6二玉 ▲3五歩 ▽3二飛 ▲4六歩 ▽3五歩
▲4五歩 ▽5二金左 ▲4四歩 ▽3四銀 ▲4八飛 ▽4二飛
▲4六銀 ▽4七歩 ▲同 飛 ▽4四角 ▲同 角 ▽同 飛
▲2二角 ▽7四飛 ▲4八飛 ▽3三角 ▲同角成 ▽同 桂
▲2二角 ▽4五歩 ▲3三角成 ▽4六歩 ▲4四歩 ▽4七銀
▲同 金 ▽同歩成 ▲同 飛 ▽3八角 ▲4六飛 ▽7六飛
▲7七銀 ▽5六飛 ▲4八飛 ▽2九角成 ▲3四馬 ▽4二歩
▲8二銀 ▽6五桂 ▲6六桂 ▽7七桂成 ▲同 桂 ▽7六銀
▲7四桂打 ▽同 歩 ▲同 桂 ▽5一玉 ▲4三歩成 ▽7七銀成
▲同 玉 ▽8五桂 ▲8八玉 ▽4三金 ▲同 馬 ▽同 歩
▲同飛成 ▽7六桂 ▲8九玉 ▽7七桂不成▲7八玉 ▽8九角
▲7七玉 ▽4二金 ▲4四歩 ▽4三金 ▲同歩成 ▽6七角成
▲同 玉 ▽6四飛 ▲7七玉 ▽5七飛成 ▲8六玉 ▽7四馬
▲6二銀 ▽投了
97手で先手の勝ち

ドドが91香取って82銀成と戻る暑苦しいことやっているからハブまで同情して深浦が詰みを発見するまでお手伝い。羽生の形造りは96歩を突くこと。こう言う余裕を与えると言うことは本来91銀が敗着でないといけない。
余談だが島が将棋世界2006年9月号王位戦第1局観戦記で書いた61手め57金から63手め41飛成で先手勝ちは嘘ッパチ。61手め57金はいいとして63手め41飛成は森内もないとハッキリ言っている。なぜ57清算がダメかの理由を当家同様に島なら書くと思った。手を戻すことを清しとしない康光の性格を描写することが島の仕事のはずだった。63手め41飛成から51金44龍は67金88玉66角の王手龍で先手負け。島が言う51金46龍は同様に67金88玉68成桂以下57角成が龍アタリ。それこそ78手め96歩で先手負け。王位戦第1局は当家や森内が断言するように31飛が明解な敗着。21飛なら先手勝ち。それさえ書けない島は永久追放。一度ばかりか二度も同じヘマやって平然としている。
感想戦変化とは上記祭り将棋よりタチ悪い。それをなんの検証もなしに垂れ流しするから質が落ちる。
羽生の怖さとは32馬+21飛で負けと知っているから深浦に康光手順で来るかと昨日公開質問したこと。深浦がマシュダ一家手順を指して勝ちに来るかと聞いている。それはハネつけて22角+33角成を見せた深浦に敬意を表したのが本譜。
将棋は夏の怪談より効く。