▲７六歩 ▽８四歩 ▲６八銀 ▽３四歩 ▲６六歩 ▽６二銀
▲５六歩 ▽５四歩 ▲４八銀 ▽４二銀 ▲５八金右 ▽３二金
▲７八金 ▽４一玉 ▲６九玉 ▽７四歩 ▲６七金右 ▽５二金
▲７七銀 ▽３三銀 ▲７九角 ▽３一角 ▲３六歩 ▽４四歩
▲３七銀 ▽６四角 ▲６八角 ▽４三金右 ▲７九玉 ▽３一玉
▲８八玉 ▽２二玉 ▲４六銀 ▽５三銀 ▲３七桂 ▽９四歩
▲２六歩 ▽２四銀 ▲１六歩 ▽１四歩 ▲１八香 ▽７三角
▲３八飛 ▽９五歩 ▲６五歩 ▽３三桂 ▲５五歩 ▽同　歩
▲２五歩 ▽同　桂 ▲同　桂 ▽同　銀 ▲３五歩 ▽５四桂
▲３七銀 ▽３五歩 ▲同　角 ▽９三桂 ▲２六銀 ▽３四銀
▲２四歩 ▽同　歩 ▲６四歩 ▽同　銀 ▲２四角 ▽２三歩
▲６八角 ▽８五桂 ▲１五歩 ▽同　歩 ▲１四歩 ▽７七桂成
▲同金寄 ▽５六歩 ▲３五桂 ▽４二金引 ▲１五香 ▽１二歩
▲２五桂 ▽５七銀 ▲５九角 ▽６六桂 ▲１三歩成 ▽同　歩
▲２四歩 ▽７八桂成 ▲同　金 ▽２四歩 ▲１三香成 ▽同　香
▲２三歩 ▽３一玉 ▲１三桂成 ▽６五銀 ▲７七角 ▽６六香
▲２二歩成 ▽同　金 ▲同成桂 ▽同　玉 ▲４六桂 ▽同銀不成
▲同　歩 ▽３二金打 ▲２三香 ▽３三玉 ▲１八飛 ▽４五歩
▲６六角 ▽同　銀 ▲５四金 ▽４三銀 ▲同桂成 ▽同金直
▲３七香 ▽３四歩 ▲同　香 ▽同　玉 ▲３八飛 ▽２三玉
▲４三金 ▽同　金 ▲４四銀 ▽３四歩 ▲４三銀成 ▽５五角
▲３三金 ▽同　角 ▲同成銀 ▽同　玉 ▲７一角 ▽７二飛
▲４四銀 ▽２三玉 ▲３四飛 ▽３二歩 ▲３五銀上 ▽２五金
▲１五歩 ▽７一飛 ▲１四金 ▽２二玉 ▲２四銀 ▽３一玉
▲４三銀成 ▽４一銀 ▲２三銀成 ▽２一金 ▲２二歩 ▽投了
149手で先手の勝ち

早く夕食にしたい場合
▲７六歩 ▽８四歩 ▲６八銀 ▽３四歩 ▲６六歩 ▽６二銀
▲５六歩 ▽５四歩 ▲４八銀 ▽４二銀 ▲５八金右 ▽３二金
▲７八金 ▽４一玉 ▲６九玉 ▽７四歩 ▲６七金右 ▽５二金
▲７七銀 ▽３三銀 ▲７九角 ▽３一角 ▲３六歩 ▽４四歩
▲３七銀 ▽６四角 ▲６八角 ▽４三金右 ▲７九玉 ▽３一玉
▲８八玉 ▽２二玉 ▲４六銀 ▽５三銀 ▲３七桂 ▽９四歩
▲２六歩 ▽２四銀 ▲１六歩 ▽１四歩 ▲１八香 ▽７三角
▲３八飛 ▽９五歩 ▲６五歩 ▽３三桂 ▲５五歩 ▽同　歩
▲２五歩 ▽同　桂 ▲同　桂 ▽同　銀 ▲３五歩 ▽５四桂
▲３七銀 ▽３五歩 ▲同　角 ▽９三桂 ▲２六銀 ▽３四銀
▲２四歩 ▽同　歩 ▲６四歩 ▽同　銀 ▲２四角 ▽２三歩
▲６八角 ▽８五桂 ▲１五歩 ▽同　歩 ▲１四歩 ▽７七桂成
▲同金寄 ▽５六歩 ▲３五桂 ▽４二金引 ▲１五香 ▽１二歩
▲２五桂 ▽５七銀 ▲５九角 ▽６六桂 ▲１三歩成 ▽同　歩
▲２四歩 ▽７八桂成 ▲同　金 ▽２四歩 ▲１三香成 ▽同　香
▲２三歩 ▽３一玉 ▲１三桂成 ▽６五銀 ▲７七角 ▽６六香
▲２二歩成 ▽同　金 ▲同成桂 ▽同　玉 ▲４六桂 ▽同銀不成
▲同　歩 ▽３二金打 ▲２三香 ▽３三玉 ▲１八飛 ▽４五歩
▲６六角 ▽同　銀 ▲５四金 ▽４三銀 ▲同桂成 ▽同金直
▲３七香 ▽３四歩 ▲４三金 ▽同　玉 ▲６五金 ▽５四金
▲６六金 ▽４四角 ▲投了
122手で後手の勝ち

▲７六歩 ▽８四歩 ▲６八銀 ▽３四歩 ▲６六歩 ▽６二銀
▲５六歩 ▽５四歩 ▲４八銀 ▽４二銀 ▲５八金右 ▽３二金
▲７八金 ▽４一玉 ▲６九玉 ▽７四歩 ▲６七金右 ▽５二金
▲７七銀 ▽３三銀 ▲７九角 ▽３一角 ▲３六歩 ▽４四歩
▲３七銀 ▽６四角 ▲６八角 ▽４三金右 ▲７九玉 ▽３一玉
▲８八玉 ▽２二玉 ▲４六銀 ▽５三銀 ▲３七桂 ▽９四歩
▲２六歩 ▽２四銀 ▲１六歩 ▽１四歩 ▲１八香 ▽７三角
▲３八飛 ▽９五歩 ▲６五歩 ▽３三桂 ▲５五歩 ▽同　歩
▲２五歩 ▽同　桂 ▲同　桂 ▽同　銀 ▲３五歩 ▽５四桂
▲３七銀 ▽３五歩 ▲同　角 ▽９三桂 ▲２六銀 ▽３四銀
▲２四歩 ▽同　歩 ▲６四歩 ▽同　銀 ▲２四角 ▽２三歩
▲６八角 ▽８五桂 ▲１五歩 ▽同　歩 ▲１四歩 ▽７七桂成
▲同金寄 ▽５六歩 ▲３五桂 ▽４二金引 ▲１五香 ▽１二歩
▲２五桂 ▽５七銀 ▲５九角 ▽６六桂 ▲１三歩成 ▽同　歩
▲２四歩 ▽７八桂成 ▲同　金 ▽２四歩 ▲１三香成 ▽同　香
▲２三歩 ▽３一玉 ▲１三桂成 ▽６五銀 ▲７七角 ▽６六香
▲２二歩成 ▽同　金 ▲同成桂 ▽同　玉 ▲４六桂 ▽同銀不成
▲同　歩 ▽３二金打 ▲２三香 ▽３三玉 ▲１八飛 ▽４五歩
▲６六角 ▽同　銀 ▲５四金 ▽５五角打 ▲１三飛成 ▽２三銀
▲同桂成 ▽同　金 ▲３四銀 ▽３二玉 ▲２三龍 ▽４一玉
▲５五金 ▽同　角 ▲６五金 ▽９六歩 ▲５五金 ▽９七歩成
▲同　香 ▽同香成 ▲同　桂 ▽９六桂 ▲９八玉 ▽８八金
▲同　金 ▽同桂成 ▲同　玉 ▽９六桂 ▲７八玉 ▽７七香
▲６九玉 ▽５七歩成 ▲投了
140手で後手の勝ち

▲７六歩 ▽８四歩 ▲６八銀 ▽３四歩 ▲６六歩 ▽６二銀
▲５六歩 ▽５四歩 ▲４八銀 ▽４二銀 ▲５八金右 ▽３二金
▲７八金 ▽４一玉 ▲６九玉 ▽７四歩 ▲６七金右 ▽５二金
▲７七銀 ▽３三銀 ▲７九角 ▽３一角 ▲３六歩 ▽４四歩
▲３七銀 ▽６四角 ▲６八角 ▽４三金右 ▲７九玉 ▽３一玉
▲８八玉 ▽２二玉 ▲４六銀 ▽５三銀 ▲３七桂 ▽９四歩
▲２六歩 ▽２四銀 ▲１六歩 ▽１四歩 ▲１八香 ▽７三角
▲３八飛 ▽９五歩 ▲６五歩 ▽３三桂 ▲５五歩 ▽同　歩
▲２五歩 ▽同　桂 ▲同　桂 ▽同　銀 ▲３五歩 ▽５四桂
▲３七銀 ▽３五歩 ▲同　角 ▽９三桂 ▲２六銀 ▽３四銀
▲２四歩 ▽同　歩 ▲６四歩 ▽同　銀 ▲２四角 ▽２三歩
▲６八角 ▽８五桂 ▲１五歩 ▽同　歩 ▲１四歩 ▽７七桂成
▲同金寄 ▽５六歩 ▲３五桂 ▽４二金引 ▲１五香 ▽１二歩
▲２五桂 ▽５七銀 ▲５九角 ▽６六桂 ▲１三歩成 ▽同　歩
▲２四歩 ▽７八桂成 ▲同　金 ▽２四歩 ▲１三香成 ▽同　香
▲２三歩 ▽３一玉 ▲１三桂成 ▽６五銀 ▲７七角 ▽６六香
▲２二歩成 ▽同　金 ▲同成桂 ▽同　玉 ▲４六桂 ▽同銀不成
▲同　歩 ▽３二金打 ▲２三香 ▽３三玉 ▲２二銀 ▽同　金
▲同香成 ▽同　玉 ▲２三金 ▽同　銀 ▲同桂成 ▽同　玉
▲３四金 ▽３二玉 ▲４三銀 ▽４一玉 ▲４二銀成 ▽同　玉
▲４四金 ▽６九銀 ▲５三歩 ▽７八銀成 ▲同　玉 ▽３六歩
▲４三銀 ▽４一玉 ▲５二金 ▽３一玉 ▲３六飛 ▽２一玉
▲３二飛成 ▽１一玉 ▲６六角 ▽６七金 ▲８八玉 ▽９六桂
▲同　歩 ▽７八金打 ▲９八玉 ▽９七香 ▲同　桂 ▽８九銀
▲投了
144手で後手の勝ち

42金には91分だったが一番指したかった46桂を断念して77手め15香には55分。これは後手ラクになった。ここで15香は12歩と受ければいいだけ。
25桂は方針変更としては冴えない。次の57銀も鈍臭いが昨日からの後手の予定範囲。
1筋で歩を得て24歩も最終変化同様だがすでに遅い。
やはり濡れ場はイチドだけ。

改心の77手め46桂のはずが42金から41玉の脱出で切れ負けではそれはすぐに指せない。
無念の時間。歩切れでは修正が難しい。もう一回濡れ場は昼メロにはない。

見せ場が一回だけあったが羽生は第5変化まで読める唯一の棋士なので最初の図面展開通り後手負け。理由は先手玉はドン詰まりだが後手玉は右辺が広大。42金は好手。41玉と逃げれば後手玉寄らない。先手玉は一挙に寄る。

羽生が顔面受けで凌いだ場合2

相V2固めの構図　77手め46桂の場合5b
先手：77手め46桂+角切り+83手め46桂
後手：78手め46同桂+80手め57歩成
▲７六歩 ▽８四歩 ▲６八銀 ▽３四歩 ▲６六歩 ▽６二銀
▲５六歩 ▽５四歩 ▲４八銀 ▽４二銀 ▲５八金右 ▽３二金
▲７八金 ▽４一玉 ▲６九玉 ▽７四歩 ▲６七金右 ▽５二金
▲７七銀 ▽３三銀 ▲７九角 ▽３一角 ▲３六歩 ▽４四歩
▲３七銀 ▽６四角 ▲６八角 ▽４三金右 ▲７九玉 ▽３一玉
▲８八玉 ▽２二玉 ▲４六銀 ▽５三銀 ▲３七桂 ▽９四歩
▲２六歩 ▽２四銀 ▲１六歩 ▽１四歩 ▲１八香 ▽７三角
▲３八飛 ▽９五歩 ▲６五歩 ▽３三桂 ▲５五歩 ▽同　歩
▲２五歩 ▽同　桂 ▲同　桂 ▽同　銀 ▲３五歩 ▽５四桂
▲３七銀 ▽３五歩 ▲同　角 ▽９三桂 ▲２六銀 ▽３四銀
▲２四歩 ▽同　歩 ▲６四歩 ▽同　銀 ▲２四角 ▽２三歩
▲６八角 ▽８五桂 ▲１五歩 ▽同　歩 ▲１四歩 ▽７七桂成
▲同金寄 ▽５六歩 ▲３五桂 ▽４二金引 ▲４六桂 ▽同　桂
▲同　角 ▽５七歩成 ▲６四角 ▽同　角 ▲１三歩成 ▽同　香
▲１五香 ▽同　香 ▲２四歩 ▽３七歩 ▲２三歩成 ▽同　銀
▲２八飛 ▽２七歩 ▲同　飛 ▽４九角 ▲２九飛 ▽３八角成
▲１五銀 ▽２九馬 ▲２四歩 ▽３四銀 ▲２三銀 ▽３一玉
▲３二銀成 ▽同　玉 ▲２三歩成 ▽４一玉 ▲６六香 ▽６九銀
▲６四香 ▽７八銀成 ▲同　金 ▽６九銀 ▲投了
112手で後手の勝ち

羽生が顔面受けで凌いだ場合

相V2固めの構図　77手め46桂の場合5a
先手：77手め46桂+角切り+83手め46桂
後手：78手め46同桂+80手め57歩成
▲７六歩 ▽８四歩 ▲６八銀 ▽３四歩 ▲６六歩 ▽６二銀
▲５六歩 ▽５四歩 ▲４八銀 ▽４二銀 ▲５八金右 ▽３二金
▲７八金 ▽４一玉 ▲６九玉 ▽７四歩 ▲６七金右 ▽５二金
▲７七銀 ▽３三銀 ▲７九角 ▽３一角 ▲３六歩 ▽４四歩
▲３七銀 ▽６四角 ▲６八角 ▽４三金右 ▲７九玉 ▽３一玉
▲８八玉 ▽２二玉 ▲４六銀 ▽５三銀 ▲３七桂 ▽９四歩
▲２六歩 ▽２四銀 ▲１六歩 ▽１四歩 ▲１八香 ▽７三角
▲３八飛 ▽９五歩 ▲６五歩 ▽３三桂 ▲５五歩 ▽同　歩
▲２五歩 ▽同　桂 ▲同　桂 ▽同　銀 ▲３五歩 ▽５四桂
▲３七銀 ▽３五歩 ▲同　角 ▽９三桂 ▲２六銀 ▽３四銀
▲２四歩 ▽同　歩 ▲６四歩 ▽同　銀 ▲２四角 ▽２三歩
▲６八角 ▽８五桂 ▲１五歩 ▽同　歩 ▲１四歩 ▽７七桂成
▲同金寄 ▽５六歩 ▲３五桂 ▽４二金引 ▲４六桂 ▽同　桂
▲同　角 ▽５七歩成 ▲６四角 ▽同　角 ▲４六桂 ▽３三金直
▲３四桂 ▽同　金 ▲３一銀 ▽同　玉 ▲２三桂不成▽４一玉
▲３四飛 ▽３三銀 ▲投了
92手で後手の勝ち

涼みの準備中に指すとは態度悪い。
羽生は91分も使って指した。76手め42金

相V2固めの構図　77手め46桂の場合5
先手：77手め46桂+角切り+83手め46桂
後手：78手め46同桂+80手め57歩成
▲７六歩 ▽８四歩 ▲６八銀 ▽３四歩 ▲６六歩 ▽６二銀
▲５六歩 ▽５四歩 ▲４八銀 ▽４二銀 ▲５八金右 ▽３二金
▲７八金 ▽４一玉 ▲６九玉 ▽７四歩 ▲６七金右 ▽５二金
▲７七銀 ▽３三銀 ▲７九角 ▽３一角 ▲３六歩 ▽４四歩
▲３七銀 ▽６四角 ▲６八角 ▽４三金右 ▲７九玉 ▽３一玉
▲８八玉 ▽２二玉 ▲４六銀 ▽５三銀 ▲３七桂 ▽９四歩
▲２六歩 ▽２四銀 ▲１六歩 ▽１四歩 ▲１八香 ▽７三角
▲３八飛 ▽９五歩 ▲６五歩 ▽３三桂 ▲５五歩 ▽同　歩
▲２五歩 ▽同　桂 ▲同　桂 ▽同　銀 ▲３五歩 ▽５四桂
▲３七銀 ▽３五歩 ▲同　角 ▽９三桂 ▲２六銀 ▽３四銀
▲２四歩 ▽同　歩 ▲６四歩 ▽同　銀 ▲２四角 ▽２三歩
▲６八角 ▽８五桂 ▲１五歩 ▽同　歩 ▲１四歩 ▽７七桂成
▲同金寄 ▽５六歩 ▲３五桂 ▽４二金引 ▲４六桂 ▽同　桂
▲同　角 ▽５七歩成 ▲６四角 ▽同　角 ▲４六桂 ▽４五銀
▲３四銀 ▽投了
85手で先手の勝ち

金逃げ変化は当家も第五までいつもは作成するが今日は暑いのでパス。金逃げ変化でダメなら35同銀で玉砕だが同銀連動手を与えるので羽生は死んだフリするしかない。
相V2固めは康光の好着想。羽生が二回腰引いたので成立。

金移動で浮いた54桂を狙う46桂。45銀に第三変化があるか。
なければ基本図に戻るが同桂同角で手番貰っても雰囲気が怪しい。
45銀変化では57歩成も間に合わなかった。後手初期の狙いが57歩成同角65桂だがそれも54桂と連動しての話。
今度は昨日変化と同じ事やってもドッチラケ。54桂がないので66地点にカナ駒投入できない。先手は再度の46桂、25桂直撃ばかりか56桂55銀65桂まである。桂の博覧会。

相V2固めの構図　77手め46桂の場合4
先手：81手め同角
後手：80手め57歩成+82手め65桂
▲７六歩 ▽８四歩 ▲６八銀 ▽３四歩 ▲６六歩 ▽６二銀
▲５六歩 ▽５四歩 ▲４八銀 ▽４二銀 ▲５八金右 ▽３二金
▲７八金 ▽４一玉 ▲６九玉 ▽７四歩 ▲６七金右 ▽５二金
▲７七銀 ▽３三銀 ▲７九角 ▽３一角 ▲３六歩 ▽４四歩
▲３七銀 ▽６四角 ▲６八角 ▽４三金右 ▲７九玉 ▽３一玉
▲８八玉 ▽２二玉 ▲４六銀 ▽５三銀 ▲３七桂 ▽９四歩
▲２六歩 ▽２四銀 ▲１六歩 ▽１四歩 ▲１八香 ▽７三角
▲３八飛 ▽９五歩 ▲６五歩 ▽３三桂 ▲５五歩 ▽同　歩
▲２五歩 ▽同　桂 ▲同　桂 ▽同　銀 ▲３五歩 ▽５四桂
▲３七銀 ▽３五歩 ▲同　角 ▽９三桂 ▲２六銀 ▽３四銀
▲２四歩 ▽同　歩 ▲６四歩 ▽同　銀 ▲２四角 ▽２三歩
▲６八角 ▽８五桂 ▲１五歩 ▽同　歩 ▲１四歩 ▽７七桂成
▲同金寄 ▽５六歩 ▲３五桂 ▽３三金寄 ▲４六桂 ▽同　桂
▲同　角 ▽５七歩成 ▲同　角 ▽６五桂 ▲６六角 ▽７七桂成
▲同　角 ▽投了
85手で先手の勝ち

相V2固めの構図　77手め46桂の場合2
先手：角切り
後手：78手め45銀+57銀
▲７六歩 ▽８四歩 ▲６八銀 ▽３四歩 ▲６六歩 ▽６二銀
▲５六歩 ▽５四歩 ▲４八銀 ▽４二銀 ▲５八金右 ▽３二金
▲７八金 ▽４一玉 ▲６九玉 ▽７四歩 ▲６七金右 ▽５二金
▲７七銀 ▽３三銀 ▲７九角 ▽３一角 ▲３六歩 ▽４四歩
▲３七銀 ▽６四角 ▲６八角 ▽４三金右 ▲７九玉 ▽３一玉
▲８八玉 ▽２二玉 ▲４六銀 ▽５三銀 ▲３七桂 ▽９四歩
▲２六歩 ▽２四銀 ▲１六歩 ▽１四歩 ▲１八香 ▽７三角
▲３八飛 ▽９五歩 ▲６五歩 ▽３三桂 ▲５五歩 ▽同　歩
▲２五歩 ▽同　桂 ▲同　桂 ▽同　銀 ▲３五歩 ▽５四桂
▲３七銀 ▽３五歩 ▲同　角 ▽９三桂 ▲２六銀 ▽３四銀
▲２四歩 ▽同　歩 ▲６四歩 ▽同　銀 ▲２四角 ▽２三歩
▲６八角 ▽８五桂 ▲１五歩 ▽同　歩 ▲１四歩 ▽７七桂成
▲同金寄 ▽５六歩 ▲３五桂 ▽３三金寄 ▲４六桂 ▽４五銀
▲５四桂 ▽５七銀 ▲同　角 ▽同歩成 ▲２五桂 ▽３四金
▲４三銀 ▽投了
85手で先手の勝ち

相V2固めの構図　77手め46桂の場合3
先手：角切り2
後手：78手め45銀+80手め54銀
▲７六歩 ▽８四歩 ▲６八銀 ▽３四歩 ▲６六歩 ▽６二銀
▲５六歩 ▽５四歩 ▲４八銀 ▽４二銀 ▲５八金右 ▽３二金
▲７八金 ▽４一玉 ▲６九玉 ▽７四歩 ▲６七金右 ▽５二金
▲７七銀 ▽３三銀 ▲７九角 ▽３一角 ▲３六歩 ▽４四歩
▲３七銀 ▽６四角 ▲６八角 ▽４三金右 ▲７九玉 ▽３一玉
▲８八玉 ▽２二玉 ▲４六銀 ▽５三銀 ▲３七桂 ▽９四歩
▲２六歩 ▽２四銀 ▲１六歩 ▽１四歩 ▲１八香 ▽７三角
▲３八飛 ▽９五歩 ▲６五歩 ▽３三桂 ▲５五歩 ▽同　歩
▲２五歩 ▽同　桂 ▲同　桂 ▽同　銀 ▲３五歩 ▽５四桂
▲３七銀 ▽３五歩 ▲同　角 ▽９三桂 ▲２六銀 ▽３四銀
▲２四歩 ▽同　歩 ▲６四歩 ▽同　銀 ▲２四角 ▽２三歩
▲６八角 ▽８五桂 ▲１五歩 ▽同　歩 ▲１四歩 ▽７七桂成
▲同金寄 ▽５六歩 ▲３五桂 ▽３三金寄 ▲４六桂 ▽４五銀
▲５四桂 ▽同　銀 ▲１三歩成 ▽同　香 ▲２五桂 ▽２四金
▲２三桂成 ▽同金引 ▲１三桂成 ▽同　金 ▲同角成 ▽同　玉
▲１五銀 ▽投了
91手で先手の勝ち

康光が63分でひねり出した75手め35桂。これは面白い。
羽生の手がピタリと止んだ。
いい午睡であった。まだ76手めを考えている。
33金25桂は24金で怖くないが問題は33金でも42金でも54桂が浮くこと。42金では34銀まで浮く。羽生が金をどこに逃げても77手め46桂と言うV2固めがあった。
確かに盲点。後手からなら桂が入れば65桂のV2固めが昨日から判っていた。逆の構図がそのまま先手にあったとは。

相V2固めの構図　77手め46桂の場合1
先手：逆V2固め
後手：65桂のはずが
▲７六歩 ▽８四歩 ▲６八銀 ▽３四歩 ▲６六歩 ▽６二銀
▲５六歩 ▽５四歩 ▲４八銀 ▽４二銀 ▲５八金右 ▽３二金
▲７八金 ▽４一玉 ▲６九玉 ▽７四歩 ▲６七金右 ▽５二金
▲７七銀 ▽３三銀 ▲７九角 ▽３一角 ▲３六歩 ▽４四歩
▲３七銀 ▽６四角 ▲６八角 ▽４三金右 ▲７九玉 ▽３一玉
▲８八玉 ▽２二玉 ▲４六銀 ▽５三銀 ▲３七桂 ▽９四歩
▲２六歩 ▽２四銀 ▲１六歩 ▽１四歩 ▲１八香 ▽７三角
▲３八飛 ▽９五歩 ▲６五歩 ▽３三桂 ▲５五歩 ▽同　歩
▲２五歩 ▽同　桂 ▲同　桂 ▽同　銀 ▲３五歩 ▽５四桂
▲３七銀 ▽３五歩 ▲同　角 ▽９三桂 ▲２六銀 ▽３四銀
▲２四歩 ▽同　歩 ▲６四歩 ▽同　銀 ▲２四角 ▽２三歩
▲６八角 ▽８五桂 ▲１五歩 ▽同　歩 ▲１四歩 ▽７七桂成
▲同金寄 ▽５六歩 ▲３五桂 ▽３三金寄 ▲４六桂 ▽同　桂
▲同　角 ▽中断
後手は46角阻止を第三の目的として54桂を打ったのでこれでご破算。
この局面は仮想駒アタリ偶数番4。非常に珍しい。羽生にいい手がないと後手負けてしまう。

71手め14歩。康光は最後の1歩を垂らした。
72手め77桂成に同金右？68角なら同角かと思った。13地点に利かしても後手玉は右辺が広大で捕まらない。しかも77金右では後手の切り札56歩を同金と取ることができない。すでに形造りのつもりの首尾一貫かもしれない。

女を男と同等に扱ったために女流棋士はダメになった。
同じ土俵でフンドシ締めて数時間戦えと女に押しつけること自体間違っている。
銭湯と便所は男女別。
男女同等に扱いたいならまず混浴将棋を止める。
一番手っ取り早い方法=男性棋士が女になる。
郷田でもいい。いまからキンタマ取れば将棋界のスーパーウーマンになれる。
これを女流棋士と認めるか否かで議論したらまたバカ受け。
或いは将棋界に女ガタが出現してもいい。
能同様に男が女を演じれば将棋も栄えた。
先手が男性で後手が女性と見なすのはマシュダ一家。
奇数が男で偶数が女。
こうした精神の性転換は大衆に縁遠い。
目に見えるようにしたらいい。

脳と将棋はよく話題になるが能と将棋の関連はどうか。
日本文化の最高峰は能と将棋。
能には古楽同様復元能と言う分野がある。声の太さを強調するために抑揚をおさえてドスを利かせる響きを求めたのが現代能や現代ポップスの迎合路線であった。
現代将棋はエンタ将棋中心。谷川や康光は大衆受けし直線的とよく言われた。裏から見れば「迫力はあるが落ち着いて寝られない」。
復元能では書き残された譜号を元に往時の起伏に富む抑揚を再現する。
将棋で言うと銀を上がったり下がったりしてノラリクラリかわすカンジ。こう言う棋譜は古典の場合現存しにくい。指している本人たちが一番楽しんでいるため。 見て面白くないので残りにくい。
エンタ将棋界でもやはりノラクラは嫌われる。
わかりにくいモノや眠くなるモノは敬遠される。それで良い。
日本文化の最高峰と言うからには死にたくなるほど眠いと言われなくてはならない。
すると死以上に退屈なモノがなかったと判る。
死スレスレの芸能が将棋と能。
葬儀も大概退屈が良い。

63手め64歩は同銀と取られるとやはり敗着からの悪手連鎖。悪手で握手。これで75歩は永遠にない。69手め15歩も同歩とすべて面倒見られて先手は無闇に暴れている印象しかないが71手めで島なら投げるかもしれない。
羽生のおかげで退屈極まりないがこう言う見方も出来る。
良い音楽を聴くと眠くなると。

羽生の大山化。相手の手を殺すことしか考えない。だから羽生相手に変化を楽しむ期待もハナからない。観戦しても感興ない。
タナボタ将棋なので一番ラクな順を追えばいい。
ラクチン23歩に康光は68角。85桂に銀逃げないと言っている位置。昨日の34歩変化でも先手が85桂を放置すればそのまま先手が押し切り。

加藤一二三なら79角を勧める。康光は79角は壁で絶対ないと言う。端攻めでやられると。羽生は同歩。35銀で角取っても同銀で負け。角欲しいなら昨日34歩で銀と交換している。最近の羽生は勝負をマノビして相手が転ぶのを待つ方針。
63手め64歩で重複駒アタリ偶数番2。64手め同角なら24角が51角成を見せて先手に手番が戻る。42銀には35銀。同銀同角には切り札56歩で以下
先手：67手め35銀
後手：64手め64同角
▲７六歩    ▽８四歩    ▲６八銀    ▽３四歩    ▲６六歩    ▽６二銀
▲５六歩    ▽５四歩    ▲４八銀    ▽４二銀    ▲５八金右  ▽３二金
▲７八金    ▽４一玉    ▲６九玉    ▽７四歩    ▲６七金右  ▽５二金
▲７七銀    ▽３三銀    ▲７九角    ▽３一角    ▲３六歩    ▽４四歩
▲３七銀    ▽６四角    ▲６八角    ▽４三金右  ▲７九玉    ▽３一玉
▲８八玉    ▽２二玉    ▲４六銀    ▽５三銀    ▲３七桂    ▽９四歩
▲２六歩    ▽２四銀    ▲１六歩    ▽１四歩    ▲１八香    ▽７三角
▲３八飛    ▽９五歩    ▲６五歩    ▽３三桂    ▲５五歩    ▽同　歩
▲２五歩    ▽同　桂    ▲同　桂    ▽同　銀    ▲３五歩    ▽５四桂
▲３七銀    ▽３五歩    ▲同　角    ▽９三桂    ▲２六銀    ▽３四銀
▲２四歩    ▽同　歩    ▲６四歩    ▽同　角    ▲２四角    ▽４二銀
▲３五銀    ▽同　銀    ▲同　角    ▽５六歩    ▲中断

54桂は三頭手。46角阻止が第三の意味。
56歩は森下なら同金。55歩を狙う。55金に19角成は確かに55歩で困る。29馬には68飛が63飛成を見せる。47馬の金取りは57金の馬アテ。
先手：67手め35銀
後手：64手め64同角
▲７六歩    ▽８四歩    ▲６八銀    ▽３四歩    ▲６六歩    ▽６二銀
▲５六歩    ▽５四歩    ▲４八銀    ▽４二銀    ▲５八金右  ▽３二金
▲７八金    ▽４一玉    ▲６九玉    ▽７四歩    ▲６七金右  ▽５二金
▲７七銀    ▽３三銀    ▲７九角    ▽３一角    ▲３六歩    ▽４四歩
▲３七銀    ▽６四角    ▲６八角    ▽４三金右  ▲７九玉    ▽３一玉
▲８八玉    ▽２二玉    ▲４六銀    ▽５三銀    ▲３七桂    ▽９四歩
▲２六歩    ▽２四銀    ▲１六歩    ▽１四歩    ▲１八香    ▽７三角
▲３八飛    ▽９五歩    ▲６五歩    ▽３三桂    ▲５五歩    ▽同　歩
▲２五歩    ▽同　桂    ▲同　桂    ▽同　銀    ▲３五歩    ▽５四桂
▲３七銀    ▽３五歩    ▲同　角    ▽９三桂    ▲２六銀    ▽３四銀
▲２四歩    ▽同　歩    ▲６四歩    ▽同　角    ▲２四角    ▽４二銀
▲３五銀    ▽同　銀    ▲同　角    ▽５六歩    ▲同　金    ▽１九角成
▲５五歩    ▽２九馬    ▲６八飛    ▽４七馬    ▲５七金    ▽３六馬
▲２四角    ▽５六歩    ▲同　金    ▽４七銀    ▲５七金    ▽５六歩
▲４七金    ▽同　馬    ▲５四歩    ▽５七歩成  ▲６三飛成  ▽中断

63手め64歩の先手のもうひとつの狙いは66桂+73銀。敗着のはずの65歩が64歩双頭手になったのは羽生の緩手のおかげ。54桂を狙われると後手は85桂の意味が希薄。
上記進行の含みは34桂の王手銀取りを見せつつ本命は82飛イジメ。先手は角銀交換を昨日から望んでいるので桂銀で飛車狙撃。逆に後手は角銀で飛車狙撃。それだけなら後手いいが54桂を55歩で催促されると85桂が手抜きされてしまう。

45手め65歩6th作成手に11分。
羽生の第一平行歩間6に47手め55歩の3-6アタックで開戦。
先手不本意な偶数番アタックでひとめ負け。
ところが47手め17香には93桂の第一平行歩間6を後手に取られる。
よって45手め65歩が先手本来の敗着。
攻めたいなら5thアタック。理想は7thアタック。
43手めまでに96歩の選択肢はある。
44手め95歩を許すならば25歩を決めてから65歩なら7thアタックは可能。
本譜は歩損で65歩を咎める54桂まで喰らった。

60手め34歩の場合1
85桂に86銀の場合は後手勝ち
先手：3枚攻め
後手：60手め34歩
▲７六歩    ▽８四歩    ▲６八銀    ▽３四歩    ▲６六歩    ▽６二銀
▲５六歩    ▽５四歩    ▲４八銀    ▽４二銀    ▲５八金右  ▽３二金
▲７八金    ▽４一玉    ▲６九玉    ▽７四歩    ▲６七金右  ▽５二金
▲７七銀    ▽３三銀    ▲７九角    ▽３一角    ▲３六歩    ▽４四歩
▲３七銀    ▽６四角    ▲６八角    ▽４三金右  ▲７九玉    ▽３一玉
▲８八玉    ▽２二玉    ▲４六銀    ▽５三銀    ▲３七桂    ▽９四歩
▲２六歩    ▽２四銀    ▲１六歩    ▽１四歩    ▲１八香    ▽７三角
▲３八飛    ▽９五歩    ▲６五歩    ▽３三桂    ▲５五歩    ▽同　歩
▲２五歩    ▽同　桂    ▲同　桂    ▽同　銀    ▲３五歩    ▽５四桂
▲３七銀    ▽３五歩    ▲同　角    ▽９三桂    ▲２六銀    ▽３四歩
▲２五銀    ▽３五歩    ▲同　飛    ▽３三歩    ▲３四歩    ▽同　歩
▲同　銀    ▽同　金    ▲同　飛    ▽３三歩    ▲３九飛    ▽８五桂
▲８六銀    ▽６六銀    ▲６八金引  ▽５六歩    ▲２五桂    ▽４二銀
▲４一銀    ▽２八角成  ▲３二銀成  ▽同　玉    ▲３三桂成  ▽同　銀
▲３一金    ▽４三玉    ▲５三金    ▽同　玉    ▲３三飛成  ▽４三金
▲２三龍    ▽１八馬    ▲投了
92手で後手の勝ち

60手め34歩の場合2
85桂無視で77銀を取らせた場合は先手勝ち
先手：3枚攻め
後手：60手め34歩
▲７六歩    ▽８四歩    ▲６八銀    ▽３四歩    ▲６六歩    ▽６二銀
▲５六歩    ▽５四歩    ▲４八銀    ▽４二銀    ▲５八金右  ▽３二金
▲７八金    ▽４一玉    ▲６九玉    ▽７四歩    ▲６七金右  ▽５二金
▲７七銀    ▽３三銀    ▲７九角    ▽３一角    ▲３六歩    ▽４四歩
▲３七銀    ▽６四角    ▲６八角    ▽４三金右  ▲７九玉    ▽３一玉
▲８八玉    ▽２二玉    ▲４六銀    ▽５三銀    ▲３七桂    ▽９四歩
▲２六歩    ▽２四銀    ▲１六歩    ▽１四歩    ▲１八香    ▽７三角
▲３八飛    ▽９五歩    ▲６五歩    ▽３三桂    ▲５五歩    ▽同　歩
▲２五歩    ▽同　桂    ▲同　桂    ▽同　銀    ▲３五歩    ▽５四桂
▲３七銀    ▽３五歩    ▲同　角    ▽９三桂    ▲２六銀    ▽３四歩
▲２五銀    ▽３五歩    ▲同　飛    ▽３三歩    ▲３四歩    ▽８五桂
▲３三歩成  ▽同金寄    ▲３四歩    ▽４三金寄  ▲３三銀    ▽３一玉
▲３二銀成  ▽同　飛    ▲３三金    ▽７七桂成  ▲同金寄    ▽５七角
▲４三金    ▽７九銀    ▲同　金    ▽３五角成  ▲３二金    ▽同　玉
▲３三飛    ▽２二玉    ▲３二金    ▽１三玉    ▲２二銀    ▽１二玉
▲２四桂    ▽同　馬    ▲同　銀    ▽投了
93手で先手の勝ち

後手の特権は85桂だが質駒にされる展開が一番怖い。3手もかけて質入れでは負け。
そこで羽生は年寄り株らしく36分で34銀。
森内も必ずそう指す。名人戦で実証済み。
先手の一番マズイ展開は35飛の形から54桂を取ろうとして56歩を合わせ85桂を無視して54歩。77桂成同金66銀54歩77銀成同金57角で先手負けが先の裏変化教訓。36飛は35金打で先手の攻めは完封される。79銀が王手+後手の最後の決め手55角+96歩でアっと言うマに寄る。
なぜこうなったかと言うと54手め54桂を先手は駒アタリ偶数番2と解釈したため。そこで26銀新規駒アタリ奇数番1を今度は34歩の駒アタリ偶数番2ではなく羽生は逆行奇数番1を取る方針に変更できた。目には目を。一見駒が逃げているようでも吠える相手にうまく合わせている。
55手めの本来の最善手は75歩の駒アタリ奇数番3だが康光がすでに6thアタックで開戦したことがすでに問題。74地点へ打つ歩がない。

▲７六歩 ▽８四歩 ▲６八銀 ▽３四歩 ▲６六歩 ▽６二銀
▲５六歩 ▽５四歩 ▲４八銀 ▽４二銀 ▲５八金右 ▽３二金
▲７八金 ▽４一玉 ▲６九玉 ▽７四歩 ▲６七金右 ▽５二金
▲７七銀 ▽３三銀 ▲７九角 ▽３一角 ▲３六歩 ▽４四歩
▲３七銀 ▽６四角 ▲６八角 ▽４三金右 ▲７九玉 ▽３一玉
▲８八玉 ▽２二玉 ▲４六銀 ▽５三銀 ▲３七桂 ▽９四歩
▲２六歩 ▽２四銀 ▲１六歩 ▽１四歩 ▲１八香 ▽昼食

24手めまで過去の遺産で指し継ぐ風情は今の連盟と同じ。
新聞社は「ドッチ」と大騒ぎして料理番組にしてしまった。
90VS101で棋士は毎日をヤオ振りのごとく振った。あのセコイ金額提示では奨励会を抱える連盟としては当然の結果なのであとは如何に僅差演出をするかだったが10票は誰も読めない票田であった。本来なら95VS96でないといけない。この10票とは実はA級棋士の人数なので彼等がカッコつけた分の皺寄せ分を誰かが演じたと当家は読む。
25手め3-3アタックはやってもいいが康光は負ける。それが実力。
34手めも同様。逆の立場で考えるだけ。
36手め森下は73角だった。
2006.7.18竜王戦決勝T　康光VS森下　矢倉穴熊
この1手で康光は41手め38飛を強いられた。
初期値をここで変更したくない。やはり森下は偉大。43手めに18香とするのか41手めにできるのかでは違う。メシにおかずが1品多いか少ないかぐらい違う。

羽生は長考した。すぐに55歩と突くとどうなるか？
62銀を活かして53銀だと先手も57銀。
まず総交換を下図に。

10手め55歩変化0
先手：17手め58飛
後手：16手め52飛
▲７六歩 ▽８四歩 ▲６八銀 ▽３四歩 ▲６六歩 ▽６二銀
▲５六歩 ▽５四歩 ▲４八銀 ▽５五歩 ▲同　歩 ▽５三銀
▲５七銀右 ▽４四銀 ▲５六銀 ▽５二飛 ▲５八飛 ▽５五銀
▲同　銀 ▽同　角 ▲５三歩 ▽同　飛 ▲６五歩 ▽８八角成
▲５三飛成 ▽５二銀 ▲投了
26手で後手の勝ち
16手め52飛は後手の第2手め84歩が傷になるので本来は敗着。
先手は26歩の1手がないので58飛は苦痛ではない。先手の敗着は21手め53歩。これで歩切れになるので香を取られて受けがない。
では20手めの局面になるのか？
彼等は勝敗は20手までに決まっているはずと必ず言う。
この局面は双方飛車が動けない。仮に後手の手番だと28銀同飛37角成が二重王手で記録係が後手勝ちを宣言できる。
それを先手が防ぐには後手に手番を渡さないといけない。そこで後手に有効手があるのか。だから10手め19分も思考できる。NHK杯ならすでに最終盤。もし22手め28銀阻止で38金に後手も72金だと今度は手番が先手に戻り後手は負ける。84歩の意味がないため。これは急戦中飛車全盛の経験を経た棋士たちは絶対に変化を読まない。後手が第二手めを過剰保護できないために可能性のみ示唆して諸々を断念する。
ふたつめの変化は1歩損変化の急襲だがこれは横歩取り85飛で歩損して後手負けとの結論の呪縛があるうちは羽生に指せない。
みっつめは加藤幸男朝日アマ名人が秀司相手に指した10手め32金だが当家にそんな手ないと断言されて羽生が一応ここで考えたと読むこともできる。
＞2006.07.17朝日OP 秀司VS加藤幸男朝日アマ名人　相矢倉93桂

静止画像では2手めが94歩に見えた。ならば久保なら喜んで75歩から石田三間。相振りなら先手勝ち。
康光がやや意外な様子だったのは84歩。
このように10年前と今では意外度が違う。
10年先には94歩を棋士が指しているかもしれない。
5手め66歩で康光は過去の自分を頼った。そこが隙。
だから羽生は10手めに考える。48銀で58飛が消えたために4-1アタックが成立するかもしれない。
しかし断念して42銀のBB。
これもまた2手め84歩が後ろ髪。引かれる思いで指す。