棋聖戦第3局その後4 早石田74角型 91角成と99飛成 | No: 1000
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棋聖戦第3局その後4 早石田74角型 91角成と99飛成
111手めが先手最後のチャンスで当家は55龍変化1掲載。
91角成と99飛成。香車を使うことは好ましい。
変化2以下は先に69飛王手+49角の受け。
以下当家実況&分析からのまとめ
勝ちやすい変化レベル順
0=25手め48玉
1=68手37角
2=77手め34銀
3=パタパタ
4=111手め55龍補足>2006.07.08囲碁将棋ジャーナル 北浜解説2 109手め55龍の嘘
北浜は丸山と深浦を足して割り水で薄めた棋士。だから109手め55龍の勝負手はどうかと言う。
111手め55龍と言うと当家の猿マネのため。北浜変化のオチは69飛で先手も「イヤらしい」。
111手め55龍なら69飛先攻には49角引きの受けがある。
111手め55龍変化2
先手:111手め55龍変化2 49角引き
後手:114手め69飛
▲7六歩 ▽3四歩 ▲7五歩 ▽8四歩 ▲7八飛 ▽8五歩
▲7四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽8八角成 ▲同 銀 ▽6五角
▲5六角 ▽7四角 ▲同 角 ▽7二金 ▲5五角 ▽7三歩
▲5六角 ▽1二飛 ▲3四角 ▽3二金 ▲7七角 ▽6二銀
▲4八銀 ▽4二銀 ▲5六角 ▽5四歩 ▲3六歩 ▽5三銀右
▲3七銀 ▽6四銀 ▲6六歩 ▽5三銀上 ▲4八玉 ▽5五歩
▲6七角 ▽5四銀 ▲3八金 ▽6二金 ▲6八角 ▽7四歩
▲7七銀 ▽4四歩 ▲4六歩 ▽7五銀 ▲5八金 ▽5三金
▲2六銀 ▽6四歩 ▲7六歩 ▽8四銀 ▲3五銀 ▽7三銀
▲3九玉 ▽6五歩 ▲同 歩 ▽同 銀 ▲6六歩 ▽5四銀
▲5九角 ▽2二飛 ▲2六角 ▽4二飛 ▲6八銀 ▽6二銀
▲7七桂 ▽3三金 ▲3七桂 ▽2四歩 ▲4五歩 ▽2五歩
▲1五角 ▽1四歩 ▲3三角成 ▽同 桂 ▲4四歩 ▽2六歩
▲同 歩 ▽5六歩 ▲同 角 ▽5五角 ▲4八金左 ▽4四金
▲同 銀 ▽同 飛 ▲3四金 ▽4六飛 ▲4七歩 ▽3六飛
▲2七金打 ▽2六飛行 ▲同 金 ▽同 飛 ▲2七歩 ▽3六飛
▲3三金 ▽同 飛 ▲4六桂 ▽6三銀引 ▲3四歩 ▽3一飛
▲4五角 ▽5二金 ▲8三飛 ▽7二銀打 ▲8五飛成 ▽4四金
▲6七角 ▽8四歩 ▲5五龍 ▽同 金 ▲2二角 ▽6九飛
▲4九角 ▽2一飛 ▲5五角成 ▽6八飛成 ▲2二金 ▽4一飛
▲3二金 ▽4三飛 ▲3三歩成 ▽投了
123手で先手の勝ち北浜109手め55龍変化では67角と下がる前の龍切りなので上記49角引きの受けがない。
55龍の勝負があるといいながら康光の寛大手110手め84歩への言及を避け「ここでも111手め55龍があった」と言えない浜ちゃん。イチヨなら必ず「ここでも55龍があるんじゃ?」と突っ込むがバンカナでは無理だった。パンツに手を突っ込んで鍛えて下さい。
111手め55龍変化でも23金が打てない棋士は22金も打てないので期待薄?
55龍変化は派生が沢山あり116手め32飛で大介は負けるかもしれない。これは36桂+36歩+64角のλエックス変化。先手玉は33地点まで抜け55角と出て龍抜きの劇的な逆転劇。面白いことにこの場合後手は68飛成で銀を取らずに91飛成で香車を取る。これはこの戦形の骨格。四辺の香をいかに取るかと言う明解な構図を先天的に含有。
北浜悪徳弁護士事務所がエンディングでは困るので浜ちゃんも最後にオチを用意。
それが117手め65歩。これなら86龍の横利きで本譜の47角がないゾと。その場合こうやって後手は勝つ。
117手め65歩北浜変化3
先手:117手め65歩浜ちゃんを偲ぶ会
後手:佐藤康光棋聖命
▲7六歩 ▽3四歩 ▲7五歩 ▽8四歩 ▲7八飛 ▽8五歩
▲7四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽8八角成 ▲同 銀 ▽6五角
▲5六角 ▽7四角 ▲同 角 ▽7二金 ▲5五角 ▽7三歩
▲5六角 ▽1二飛 ▲3四角 ▽3二金 ▲7七角 ▽6二銀
▲4八銀 ▽4二銀 ▲5六角 ▽5四歩 ▲3六歩 ▽5三銀右
▲3七銀 ▽6四銀 ▲6六歩 ▽5三銀上 ▲4八玉 ▽5五歩
▲6七角 ▽5四銀 ▲3八金 ▽6二金 ▲6八角 ▽7四歩
▲7七銀 ▽4四歩 ▲4六歩 ▽7五銀 ▲5八金 ▽5三金
▲2六銀 ▽6四歩 ▲7六歩 ▽8四銀 ▲3五銀 ▽7三銀
▲3九玉 ▽6五歩 ▲同 歩 ▽同 銀 ▲6六歩 ▽5四銀
▲5九角 ▽2二飛 ▲2六角 ▽4二飛 ▲6八銀 ▽6二銀
▲7七桂 ▽3三金 ▲3七桂 ▽2四歩 ▲4五歩 ▽2五歩
▲1五角 ▽1四歩 ▲3三角成 ▽同 桂 ▲4四歩 ▽2六歩
▲同 歩 ▽5六歩 ▲同 角 ▽5五角 ▲4八金左 ▽4四金
▲同 銀 ▽同 飛 ▲3四金 ▽4六飛 ▲4七歩 ▽3六飛
▲2七金打 ▽2六飛行 ▲同 金 ▽同 飛 ▲2七歩 ▽3六飛
▲3三金 ▽同 飛 ▲4六桂 ▽6三銀引 ▲3四歩 ▽3一飛
▲4五角 ▽5二金 ▲8三飛 ▽7二銀打 ▲8五飛成 ▽4四金
▲6七角 ▽8四歩 ▲同 龍 ▽6一玉 ▲7五歩 ▽8三歩
▲8六龍 ▽7一玉 ▲6五歩 ▽3六歩 ▲4五桂 ▽4一飛
▲3三桂成 ▽4五歩 ▲3二成桂 ▽4六歩 ▲同 歩 ▽4三飛
▲3三歩成 ▽5三飛 ▲中断以下23角成は25桂で後手勝ち。34とは43金で康光なら取れと催促するかもしれないが同様に25桂で。金とっても歩との交換なので3筋4筋に歩が利く後手勝ち。55角の威力は絶大。
棋聖戦第3局その後3 早石田74角型 33金からの停滞 | No: 999
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棋聖戦第3局その後3 早石田74角型 33金からの停滞
これは最後にチャンスがあったので当家はパス。
明日の囲碁将棋ジャーナルで浜ちゃんが語る。ロクなこと言わなかったら以下本家で補填。
補足2006.07.08囲碁将棋ジャーナル 北浜解説1 95手め33金の嘘
北浜は83手め48金を緩手とさえ言えない。その理由は以下の変化。
北浜変化基本型
先手:95手め33金
後手:96手め同角
▲7六歩 ▽3四歩 ▲7五歩 ▽8四歩 ▲7八飛 ▽8五歩
▲7四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽8八角成 ▲同 銀 ▽6五角
▲5六角 ▽7四角 ▲同 角 ▽7二金 ▲5五角 ▽7三歩
▲5六角 ▽1二飛 ▲3四角 ▽3二金 ▲7七角 ▽6二銀
▲4八銀 ▽4二銀 ▲5六角 ▽5四歩 ▲3六歩 ▽5三銀右
▲3七銀 ▽6四銀 ▲6六歩 ▽5三銀上 ▲4八玉 ▽5五歩
▲6七角 ▽5四銀 ▲3八金 ▽6二金 ▲6八角 ▽7四歩
▲7七銀 ▽4四歩 ▲4六歩 ▽7五銀 ▲5八金 ▽5三金
▲2六銀 ▽6四歩 ▲7六歩 ▽8四銀 ▲3五銀 ▽7三銀
▲3九玉 ▽6五歩 ▲同 歩 ▽同 銀 ▲6六歩 ▽5四銀
▲5九角 ▽2二飛 ▲2六角 ▽4二飛 ▲6八銀 ▽6二銀
▲7七桂 ▽3三金 ▲3七桂 ▽2四歩 ▲4五歩 ▽2五歩
▲1五角 ▽1四歩 ▲3三角成 ▽同 桂 ▲4四歩 ▽2六歩
▲同 歩 ▽5六歩 ▲同 角 ▽5五角 ▲4八金左 ▽4四金
▲同 銀 ▽同 飛 ▲3四金 ▽4六飛 ▲4七歩 ▽3六飛
▲2七金打 ▽2六飛行 ▲同 金 ▽同 飛 ▲3三金 ▽同 角
▲3一飛 ▽4二玉 ▲8一飛成 ▽中断
おそらく北浜だと丸山相手でもこうやって負ける。
先手:95手め33金北浜風
後手:96手め同角丸山風
▲7六歩 ▽3四歩 ▲7五歩 ▽8四歩 ▲7八飛 ▽8五歩
▲7四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽8八角成 ▲同 銀 ▽6五角
▲5六角 ▽7四角 ▲同 角 ▽7二金 ▲5五角 ▽7三歩
▲5六角 ▽1二飛 ▲3四角 ▽3二金 ▲7七角 ▽6二銀
▲4八銀 ▽4二銀 ▲5六角 ▽5四歩 ▲3六歩 ▽5三銀右
▲3七銀 ▽6四銀 ▲6六歩 ▽5三銀上 ▲4八玉 ▽5五歩
▲6七角 ▽5四銀 ▲3八金 ▽6二金 ▲6八角 ▽7四歩
▲7七銀 ▽4四歩 ▲4六歩 ▽7五銀 ▲5八金 ▽5三金
▲2六銀 ▽6四歩 ▲7六歩 ▽8四銀 ▲3五銀 ▽7三銀
▲3九玉 ▽6五歩 ▲同 歩 ▽同 銀 ▲6六歩 ▽5四銀
▲5九角 ▽2二飛 ▲2六角 ▽4二飛 ▲6八銀 ▽6二銀
▲7七桂 ▽3三金 ▲3七桂 ▽2四歩 ▲4五歩 ▽2五歩
▲1五角 ▽1四歩 ▲3三角成 ▽同 桂 ▲4四歩 ▽2六歩
▲同 歩 ▽5六歩 ▲同 角 ▽5五角 ▲4八金左 ▽4四金
▲同 銀 ▽同 飛 ▲3四金 ▽4六飛 ▲4七歩 ▽3六飛
▲2七金打 ▽2六飛行 ▲同 金 ▽同 飛 ▲3三金 ▽同 角
▲3一飛 ▽4二玉 ▲8一飛成 ▽2九金 ▲4九玉 ▽2七銀
▲4五桂 ▽6六角 ▲3四桂 ▽5二玉 ▲7四角 ▽4三玉
▲4六桂 ▽4五銀 ▲4一龍 ▽3三玉 ▲5二角成 ▽3八銀不成
▲同 金 ▽3九金打 ▲同 金 ▽同 金 ▲5九玉 ▽2八飛成
▲4二馬 ▽4四玉 ▲投了
122手で後手の勝ち
この変化は83手め48金緩手を115手め38同金で弁護しようとしているが手番が取れない。
119手め39玉で詰めろを掛けると48金以下56桂で頓死。
先手:95手め33金大介風
後手:96手め同角羽生風
▲7六歩 ▽3四歩 ▲7五歩 ▽8四歩 ▲7八飛 ▽8五歩
▲7四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽8八角成 ▲同 銀 ▽6五角
▲5六角 ▽7四角 ▲同 角 ▽7二金 ▲5五角 ▽7三歩
▲5六角 ▽1二飛 ▲3四角 ▽3二金 ▲7七角 ▽6二銀
▲4八銀 ▽4二銀 ▲5六角 ▽5四歩 ▲3六歩 ▽5三銀右
▲3七銀 ▽6四銀 ▲6六歩 ▽5三銀上 ▲4八玉 ▽5五歩
▲6七角 ▽5四銀 ▲3八金 ▽6二金 ▲6八角 ▽7四歩
▲7七銀 ▽4四歩 ▲4六歩 ▽7五銀 ▲5八金 ▽5三金
▲2六銀 ▽6四歩 ▲7六歩 ▽8四銀 ▲3五銀 ▽7三銀
▲3九玉 ▽6五歩 ▲同 歩 ▽同 銀 ▲6六歩 ▽5四銀
▲5九角 ▽2二飛 ▲2六角 ▽4二飛 ▲6八銀 ▽6二銀
▲7七桂 ▽3三金 ▲3七桂 ▽2四歩 ▲4五歩 ▽2五歩
▲1五角 ▽1四歩 ▲3三角成 ▽同 桂 ▲4四歩 ▽2六歩
▲同 歩 ▽5六歩 ▲同 角 ▽5五角 ▲4八金左 ▽4四金
▲同 銀 ▽同 飛 ▲3四金 ▽4六飛 ▲4七歩 ▽3六飛
▲2七金打 ▽2六飛行 ▲同 金 ▽同 飛 ▲3三金 ▽同 角
▲3一飛 ▽4二玉 ▲8一飛成 ▽2九金 ▲4九玉 ▽2七銀
▲4五桂 ▽6六角 ▲3四桂 ▽5二玉 ▲7四角 ▽4三玉
▲4六桂 ▽4五銀 ▲4一龍 ▽3三玉 ▲5二角成 ▽3八銀不成
▲同 金 ▽3九金打 ▲同 金 ▽同 金 ▲同 玉 ▽4八金
▲同 玉 ▽5六桂 ▲投了
122手で後手の勝ち結局浜ちゃん弁護士事務所では大介の緩手48金を悪手にしているだけ。
悪い弁護士には要注意。味方どころか敵になる。
棋聖戦第3局その後2 早石田74角型 56歩捨と91角成 | No: 998
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棋聖戦第3局その後2 早石田74角型 56歩捨と91角成
当家33角成変化の初出に従えば77手めは34銀。後手に32歩と打たせるのが狙い。この変化だと65桂が53金を直撃することもできる。
55角を許すと大介の実力では負けに等しかった。83手め48金緩手一発で逆転。これは55角でひとめ感じた通り。56歩同角55角はサッカーと同じ3手一組。大介なら「まだ56同歩の方がよかった」と言い兼ねないが35銀+37桂+44歩からの勢いは大介が自分で作っている。そのチームプレーを乱した根源は67手め77桂。双桂で戦うのは中原であって大介には荷が重かった。空港で20キロのスーツケース両手に持っているおネーさん。おネーさんで思い出したが大介のグラビア写真は温泉ホテルで見かけるコンパニオン。83手め23金は相手次第で先手勝つこともできる。
先手:83手め23金
後手:84手め45桂
▲7六歩 ▽3四歩 ▲7五歩 ▽8四歩 ▲7八飛 ▽8五歩
▲7四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽8八角成 ▲同 銀 ▽6五角
▲5六角 ▽7四角 ▲同 角 ▽7二金 ▲5五角 ▽7三歩
▲5六角 ▽1二飛 ▲3四角 ▽3二金 ▲7七角 ▽6二銀
▲4八銀 ▽4二銀 ▲5六角 ▽5四歩 ▲3六歩 ▽5三銀右
▲3七銀 ▽6四銀 ▲6六歩 ▽5三銀上 ▲4八玉 ▽5五歩
▲6七角 ▽5四銀 ▲3八金 ▽6二金 ▲6八角 ▽7四歩
▲7七銀 ▽4四歩 ▲4六歩 ▽7五銀 ▲5八金 ▽5三金
▲2六銀 ▽6四歩 ▲7六歩 ▽8四銀 ▲3五銀 ▽7三銀
▲3九玉 ▽6五歩 ▲同 歩 ▽同 銀 ▲6六歩 ▽5四銀
▲5九角 ▽2二飛 ▲2六角 ▽4二飛 ▲6八銀 ▽6二銀
▲7七桂 ▽3三金 ▲3七桂 ▽2四歩 ▲4五歩 ▽2五歩
▲1五角 ▽1四歩 ▲3三角成 ▽同 桂 ▲4四歩 ▽2六歩
▲同 歩 ▽5六歩 ▲同 角 ▽5五角 ▲2三金 ▽4五桂
▲2二金 ▽3七桂成 ▲3四角 ▽2二飛 ▲6一飛 ▽4二玉
▲6二飛成 ▽5二歩 ▲4六銀打 ▽3八成桂 ▲同 玉 ▽7三角
▲6一龍 ▽5一金 ▲8一龍 ▽2三桂 ▲6五桂打 ▽3五桂
▲7三桂成 ▽2六飛 ▲3五銀 ▽3六飛 ▲3七歩 ▽3五飛
▲5一龍 ▽同 玉 ▲2四角 ▽3三歩 ▲同角成 ▽4二金
▲4三桂 ▽同 銀 ▲6三桂 ▽4一玉 ▲2三角成 ▽3二飛
▲同馬右上 ▽同 銀 ▲5一飛 ▽投了
123手で先手の勝ち
しかし88手め43歩で後手が頑張ると23角成27桂以下38金を取らせる受けが森内並でないと困難。22金が質駒なので受け間違えると78金で即必死がかかる。
大介は37桂成自体が怖くて48金としているので根がダメ。48金は二重に悪手。38金だけなら捨て駒になるが48金まで捨てる本譜が悪い見本。こう言う棋士は必ず「23金など重くて」と言うから。ならば最初から34銀で指さないといけない。
55角の効能は上記37桂成以外に後方に利く四頭手。左桂活用で65桂なら同銀同歩99角成で今度は後手が二枚換え。
これまた先の変化の反転。
棋聖戦第3局その後1 早石田74角型 54歩捨と56歩捨 | No: 997
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棋聖戦第3局その後1 早石田74角型 54歩捨と56歩捨
68手め33金が康光の勝負手。69手め37桂が大介分相応の挑発。この交換だけで彼等の実力差においてすでに逆転。69手めは37角で91香を狙うのが当日の当家変化。桂もすぐに取れるので二枚換え。4/55龍変化1よりはるかに得。先手が54歩と捨てることで91角成を実現し5筋の叩きを残す。
康光が考えたことは当家変化の丸ごと反転。即ち後手から56歩と突き19角成を実現。これは33金ですでに作図してあったはず。26角と出たからには引くはずがないと勝負をかけてきた。33角成は目に見えているので最初から56歩だけを狙っている。 そうでないと角切りは許せない。康光の仕事はそれだけ。
棋聖戦第3局その後0 早石田74角型 11角成と19角成 | No: 996
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棋聖戦第3局その後0 早石田74角型 11角成と19角成
早石田を二回も見せたと言う非常にユニークなシリーズ。
康光の棋聖戦5連破の記念すべき対局。郷田-丸山-森内-羽生-大介と色彩感に富む。どれも面白かった。この一覧通り康光はどんどん強くなっている。そのキッカケは言うまでもない。彗星を見て人生が突然変異を見せることもある。
大介は徐々に調子上げたので第5局で三回目は56同角型で見たかった。王位戦で羽生が見せてくれることを期待。
本題。康光は飛車を捨て128手めに19角成と香車を取って勝った。
早石田74角型における11角成変化を反転させた形。
19角成変化を嫌うもっとも手っ取り早い構想は18香。よって25手めは48玉が当家変化。