2006.07.02マシュダ一家
構成と役の話0 W杯の場合

構成と役の話1 詩歌の場合
構成と役の話2 楽器の場合

構成と役の話3 戯曲の場合

構成と役の話4 象戯の場合


構成と役の話0 W杯の場合  No: 9228 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  06/07/03 Mon 05:48:21

やけに濃い日曜の朝。
夢か現実か判らない。
栓抜きがないワイン。
今期最高のFK決めて王子ぶり健在を示した主将ベッカムは対ポルトガル戦では足痛めて後半交代。ハウルに似ている。髪の毛染め間違えオチはマンネリ。
骨折友達のルーニーは相手の金玉蹴って退場。なんとかPK戦まで持ちこたえた英国もポルトガルに敗退。 描き割りだけ立派でチャンチャンで引く退廃ブリも似ている。
教訓。ディズニーを批判してディズニーのマネ。大衆路線には迎合と死のみ。すると描き割だけが寂しく残る。
続くブラジルVSフランス。W杯初得点を決めたいロナウジーニョはいつもの愛くるしい前歯見せて今回FWへ。ジダンのボール捌きはそれを上回るド独壇場であった。FKからアンリへ繋いで1点先取。
後半ロスタイム3分間は王国崩壊の祝賀パレードとなった。リオのカーニバルを10年分凝縮しても敵わない。
汗タラタラの真顔を初めて見せた笑い仮面。ガス欠の大型ダンプに血を入れる相棒ロナウド。挙げ句シミュレーション芸駆使で審判ダマしたがFKでロナウジーニョがコケた。オシムもナニもない。
対日本で見せた前半ロスタイムの神業はなんだったのであろう。やはりあのヘディングポンポンは日本の甘い守備のおかげで成立したママさんバレーだったのか。
日本はロスタイムの怖さを知らなすぎた。ドーハから性根が変わっていない。頭金まで指さない武士の情けを亡霊が引き継いでいる。フランスにいいことを教えてもらった。植民地先から逆流したパワーに祖国が救われることもあるのだと。
気がつくと瓶が割れて床が赤く染まっている。
日本代表監督のジーコは元ブラジル代表。ペレの背番号10を引き継いだブラジル人。同郷相手には反則マガイさえ許さなかった。日本のおかげでロナウドは得点王になってしまったがそれに嫉妬したロナウジーニョは死の仮面に。
昨年名人戦で森内に敗退した羽生に似ている。ロナウジーニョの「説明できないほどの失望」は挑戦者決定戦で谷川に負けた直後の羽生の顔。あの時の羽生ほど無力感に打ちひしがれた顔はかつて見たことがなかったが今回のロナウジーニョが匹敵。
谷川はジダン。今回は残念だった。


構成と役の話4 象戯の場合 No: 9227 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  06/06/30 Fri 03:35:59

以上「1相転移/2相転化/3相停滞」という腑分になるのがTISC理論基本型。
「4相転換」でカタルシスを迎える。
トゲが指を刺し魂を搾り取る詩歌。
モティーフ変化が最大限の緊迫を見せる器楽。
命が飛び交い断末魔の阿鼻叫喚或いは抱腹絶倒失禁失神の涙を誘う戯曲。
象徴遊戯の場合は1-2-3で定跡/分岐/勝負となり最終盤4を迎える。
2で千日手になる場合もある。
3から2に戻って千日手になる場合もある。
ハーフタイムにチャンネル換えると演奏時間16時間のピアノ曲を再生できるゾと豪語しているシャープ新製品。
ネタはErik SatieのVexations。
百年前のサティなら「やめてケレゲバゲバ」と言う。
ヴェクサシオンは8小節だけ書かれ最後に840回リピートしろと書いてある曲。
繰り返すだけなら16時間分の容量がなくとも初期携帯並のメモリーで十分。
だからシャープはいつまでもダサキモ扱いされる。16時間分の音なら指輪全曲ダローニ。
それでは面白くないのでソニーなら18時間分の名人戦をネタに使うであろう。
ヴェクサシオンが扱っている程度の和声変化よりもっと複雑怪奇で神妙な時空間。
しかも2時間多い。
詰みがアルナシの局面を当家ではコーダと呼ぶ。 ヴェクサシオンにはコーダがない。
詰みが確認されると棋士は最後まで指さない。ピカルディー3かマシュー7かホーサイ9か眠るか好きにしてくれと。将棋がやってることはサティより過激。
こういう事を日本人は何百年も飽きずにやっている。
今まで登場したキャラが総出演する「フィナーレ」。
主役の飛車角は死に序盤の端歩や怪しい桂香が暗躍し背後ではポカンと口を開けている歩の群衆。
一見無駄そうに見える駒も葬儀に参列している。不動駒があるなしに関わらず将棋には無駄駒が一枚もない。最初から最後まで動かない駒でもジット役だっている。
試合中ほとんど歩いているブラジルのロナウド。退屈な時には鼻糞ほじりながら突っ立っている。ゴール決める時だけ猛獣になり最後は人指し指を振って鼻糞飛ばす。それでW杯の得点王。
ジーコは反省しなかったがチンコJAPANは猛反省してしまった。
この反省の仕方は駒落ち将棋で負けた下手のように自嘲気味。
「あんな怪物にどうやったらナレルんだ?」
果ては納豆食ってたらダメダロとまで思い詰めてしまう。
別れの挨拶代りに彼氏は言った。
「納豆も食えないのが監督やってるからダメなんだ」
将棋で1筋9筋丸ごとなくても序盤から終盤まで全く同じように棋譜再現できる場合。
観戦後に不満が残る。
しかし仮に歩や香を一枚落としただけでも将棋の造りは最初から別物になってしまう。
動かない役があっても全軍躍動。
それに気が付いた時に1に戻る。
こうしてあのバカ娘はまたムダ毛を剃り始めた。


構成と役の話3 戯曲の場合 No: 9226 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  06/06/30 Fri 03:19:22

演劇、歌劇、下町の藤井劇場でも最初に構成がある。
そこに肉をつけて最後に余分なモノを削除。
年ごろの娘なら毎日化粧台の前でやっている。
戯曲の場合はソナタ形式の展開部同様のことを第三地点に配置。
人間が葛藤する場面。
今日彼氏と別れるかもしれない。殺されちゃうかもしれない。


構成と役の話2 楽器の場合 No: 9225 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  06/06/30 Fri 03:18:13

音が出ればなんでも楽器。旋律和声リズムを兼ね備えた気品ある楽器?
そのすました体で酒飲んだオヤジが皿叩くマネをした場合。
そこに様式があれば芸になってしまう。
ソナタ「皿の悲哀」。
題名は「血の卑猥」でもいい。要は構成。


構成と役の話1 詩歌の場合 No: 9224 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  06/06/30 Fri 03:16:49

宇宙や生命の構成は難解。その点芸術は明解。
アソコの学校の先生は大抵逆に思っている。
自然科学は明解で芸はファンタジーだらけと。
で大抵ファジーなヤツが文系行くと。
実態はアホなヤツが理系に行く。
ムチャクチャやっているようでも筋が通っている場合。
ソコに美を感じる。理系はこのムチャクチャ度に免疫がない。
理路整然。床屋で散髪。舗装道路歩いてみたいナー。
こう言う論争は息子の水鉄砲なので一言で済む。
構成を見ろと。 チャック空いてるゾ。
詩歌の分析は意味中心から音韻制御へ。
すると自然淘汰された構成に共通項が見いだせる。
言語文法解釈は多種多様。
学者がアホすぎた。これも一言で済む。
まず構成を見ろ。