2006.06.10囲碁将棋ジャーナル 棋聖戦第1局羽生解説4 研究合戦にオチ満載の早石田の魅力 | No: 678
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23手め75飛の一手分で後手にも対抗策があった。
次に先手に24手め86歩変化への対抗手段があったと仮定。
先手の迎撃は後手の特権的86歩を利用する反撃なのでそれは有り得る。
その場合先手は86歩を保留可能。こうして将棋は1手づつ遡り初手に戻る。
先手が86歩と来なければ77桂から85飛を狙うのが23手75飛の意味。角筋も83地点に利かしつつ63銀から先逃げする三頭手にも見える。63銀としなければ双頭手扱い。
ところが先手が86歩を突かずに後手が77桂なら54角効果で76歩を打つ事もできる。先手:25手め77桂
後手:24手め33銀+26手め76歩
▲7六歩 ▽3四歩 ▲7五歩 ▽8四歩 ▲7八飛 ▽8五歩
▲7四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽8八角成 ▲同 銀 ▽6五角
▲5六角 ▽5四角 ▲3八銀 ▽3二金 ▲4八玉 ▽6二銀
▲6六歩 ▽4二銀 ▲3九玉 ▽6四歩 ▲7五飛 ▽3三銀
▲7七桂 ▽7六歩 ▲8五飛 ▽同 飛 ▲同 桂 ▽7七歩成
▲同 銀 ▽8七角成
32手まで87角成の金銀取りを同時に受けるなら78歩か78金。そこで以下攻め合い。24手め63銀変化でも26手め76歩を最終盤まで確認する必要がある。8筋に飛車を打ち合うと先手は先に85桂と連動手で逃げた分イモズル式に桂香を取られる心配がないのでひとめ振り飛車側がサバけている。82歩は困る。と金攻めは先手の攻めが圧倒的に早い。そこで後手が馬作成してからG効果。24手め63銀と24手め33銀の決定的違いが分る。
62銀の効能 71飛阻止
先手:25手め77桂
後手:24手め33銀+26手め76歩
▲7六歩 ▽3四歩 ▲7五歩 ▽8四歩 ▲7八飛 ▽8五歩
▲7四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽8八角成 ▲同 銀 ▽6五角
▲5六角 ▽5四角 ▲3八銀 ▽3二金 ▲4八玉 ▽6二銀
▲6六歩 ▽4二銀 ▲3九玉 ▽6四歩 ▲7五飛 ▽3三銀
▲7七桂 ▽7六歩 ▲8五飛 ▽同 飛 ▲同 桂 ▽7七歩成
▲同 銀 ▽8七角成 ▲7八歩 ▽8二歩 ▲8三歩 ▽7二金
▲8二歩成 ▽同 金
この局面で羽生が言う24手め63銀だと71飛が王手。玉を逃げても21飛成で後手負け。余談だが仮に24手め63銀と33銀を同時に指すと71飛42玉以下龍殺し変化がある。
33銀の効能 龍殺し
先手:龍いらない
後手:龍殺し
▲2一飛成 ▽3一金 ▲1一龍 ▽2二銀 ▲1二龍 ▽8九飛
▲5八金左 ▽9九飛成 ▲4六桂 ▽5一玉 ▲3四桂 ▽1一香
▲2二桂成 ▽1二香 ▲3一成桂 ▽投了
先手:龍殺し返し
後手:龍殺し
▲2一飛成 ▽3一金 ▲1一龍 ▽2二銀 ▲1二龍 ▽7七馬
▲同 歩 ▽1一銀打 ▲1五角 ▽5二玉 ▲1一龍 ▽同 銀
▲3三角成 ▽2二銀 ▲1五馬 ▽8八飛 ▲7五桂 ▽8五飛成
▲6三桂成 ▽同 玉 ▲7四銀 ▽投了
いずれも仮想変化だが馬を逃げずに44桂同歩43銀だけは88飛で紛れる。後手が2手指してもダメと言うことは23手め75飛に24手め63銀は危険。
以上の検証で羽生が言う23手め75飛は24手め63銀と26手め86歩の2手分も先手にのみ都合よい変化で進行したことが分る。
上記局面で後手は82金だけが不満だがと金阻止の目的は達し馬も作成している。
しかし手番を渡したので先手からの無理攻めを敢行して見る。ご存じ角切り。41手め84飛の場合1
先手:25手め77桂+オミヤゲ+角切り
後手:24手め33銀+26手め76歩+油断でポカ
▲7六歩 ▽3四歩 ▲7五歩 ▽8四歩 ▲7八飛 ▽8五歩
▲7四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽8八角成 ▲同 銀 ▽6五角
▲5六角 ▽5四角 ▲3八銀 ▽3二金 ▲4八玉 ▽6二銀
▲6六歩 ▽4二銀 ▲3九玉 ▽6四歩 ▲7五飛 ▽3三銀
▲7七桂 ▽7六歩 ▲8五飛 ▽同 飛 ▲同 桂 ▽7七歩成
▲同 銀 ▽8七角成 ▲7八歩 ▽8二歩 ▲8三歩 ▽7二金
▲8二歩成 ▽同 金 ▲8八歩 ▽5四馬 ▲8四飛 ▽8三歩
▲同角成 ▽同 金 ▲同飛成 ▽8九飛 ▲5八金左 ▽9九飛成
▲7二金 ▽2四香 ▲8一龍 ▽4二玉 ▲6一龍 ▽2七香成
▲6二金 ▽3八成香 ▲同 玉 ▽2七角 ▲2八玉 ▽4九龍
▲3一銀 ▽同 金 ▲5二龍 ▽投了
63手で先手の勝ち
41手め84飛の場合2
先手:25手め77桂+オミヤゲ+角切り
後手:24手め33銀+26手め76歩+油断でポカ
▲7六歩 ▽3四歩 ▲7五歩 ▽8四歩 ▲7八飛 ▽8五歩
▲7四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽8八角成 ▲同 銀 ▽6五角
▲5六角 ▽5四角 ▲3八銀 ▽3二金 ▲4八玉 ▽6二銀
▲6六歩 ▽4二銀 ▲3九玉 ▽6四歩 ▲7五飛 ▽3三銀
▲7七桂 ▽7六歩 ▲8五飛 ▽同 飛 ▲同 桂 ▽7七歩成
▲同 銀 ▽8七角成 ▲7八歩 ▽8二歩 ▲8三歩 ▽7二金
▲8二歩成 ▽同 金 ▲8八歩 ▽5四馬 ▲8四飛 ▽8三歩
▲同角成 ▽同 金 ▲同飛成 ▽8九飛 ▲5八金左 ▽9九飛成
▲7二金 ▽2四香 ▲8一龍 ▽4二玉 ▲6一龍 ▽2七香成
▲6二金 ▽2八角 ▲4八玉 ▽3八成香 ▲同 玉 ▽2四銀
▲2八玉 ▽4九龍 ▲5一角 ▽3一玉 ▲3三角成 ▽4一銀
▲2二銀 ▽同 金 ▲4一龍 ▽同 玉 ▲4二銀 ▽投了
71手で先手の勝ち淡路はモミアゲで升田賞代理受賞。丸山はモミアゲでダメになった。
39手め88歩は後手へのオミヤゲ。 角切りが危険な為油断させる手口。62金が龍のス抜き+27香成の双頭手。それで後手指せると勘違いさせて攻めを呼び込み61龍をウッカリさせる。39手めイキナリ64飛を見せると後手が本気で切らしにかかるので失敗するかもしれない。39手め84飛の場合
先手:25手め77桂+角切り
後手:24手め33銀+26手め76歩
▲7六歩 ▽3四歩 ▲7五歩 ▽8四歩 ▲7八飛 ▽8五歩
▲7四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽8八角成 ▲同 銀 ▽6五角
▲5六角 ▽5四角 ▲3八銀 ▽3二金 ▲4八玉 ▽6二銀
▲6六歩 ▽4二銀 ▲3九玉 ▽6四歩 ▲7五飛 ▽3三銀
▲7七桂 ▽7六歩 ▲8五飛 ▽同 飛 ▲同 桂 ▽7七歩成
▲同 銀 ▽8七角成 ▲7八歩 ▽8二歩 ▲8三歩 ▽7二金
▲8二歩成 ▽同 金 ▲8四飛 ▽7一銀 ▲8三角成 ▽6二飛
▲8二馬 ▽同 銀 ▲8三歩 ▽9五角 ▲7四飛 ▽7三歩
▲7五飛 ▽8三銀 ▲7三桂成 ▽同 角 ▲投了
52手で後手の勝ち
成功する場合は簡単。
先手:25手め77桂+角切り
後手:24手め33銀+26手め76歩
▲7六歩 ▽3四歩 ▲7五歩 ▽8四歩 ▲7八飛 ▽8五歩
▲7四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽8八角成 ▲同 銀 ▽6五角
▲5六角 ▽5四角 ▲3八銀 ▽3二金 ▲4八玉 ▽6二銀
▲6六歩 ▽4二銀 ▲3九玉 ▽6四歩 ▲7五飛 ▽3三銀
▲7七桂 ▽7六歩 ▲8五飛 ▽同 飛 ▲同 桂 ▽7七歩成
▲同 銀 ▽8七角成 ▲7八歩 ▽8二歩 ▲8三歩 ▽7二金
▲8二歩成 ▽同 金 ▲8四飛 ▽7一銀 ▲8三角成 ▽6二飛
▲8二馬 ▽同 銀 ▲8三歩 ▽9五角 ▲7三桂成 ▽8四角
▲6二成桂 ▽同 角 ▲8二歩成 ▽投了
51手で先手の勝ち先手:25手め77桂+角切り
後手:24手め33銀+26手め76歩
▲7六歩 ▽3四歩 ▲7五歩 ▽8四歩 ▲7八飛 ▽8五歩
▲7四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽8八角成 ▲同 銀 ▽6五角
▲5六角 ▽5四角 ▲3八銀 ▽3二金 ▲4八玉 ▽6二銀
▲6六歩 ▽4二銀 ▲3九玉 ▽6四歩 ▲7五飛 ▽3三銀
▲7七桂 ▽7六歩 ▲8五飛 ▽同 飛 ▲同 桂 ▽7七歩成
▲同 銀 ▽8七角成 ▲7八歩 ▽8二歩 ▲8三歩 ▽7二金
▲8二歩成 ▽同 金 ▲8四飛 ▽7一銀 ▲8三角成 ▽6二飛
▲8二馬 ▽同 銀 ▲8三歩 ▽9五角 ▲7三桂成 ▽同 銀
▲8七飛 ▽7五桂 ▲8五飛 ▽投了
51手で先手の勝ち先手:25手め77桂+角切り
後手:24手め33銀+26手め76歩
▲7六歩 ▽3四歩 ▲7五歩 ▽8四歩 ▲7八飛 ▽8五歩
▲7四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽8八角成 ▲同 銀 ▽6五角
▲5六角 ▽5四角 ▲3八銀 ▽3二金 ▲4八玉 ▽6二銀
▲6六歩 ▽4二銀 ▲3九玉 ▽6四歩 ▲7五飛 ▽3三銀
▲7七桂 ▽7六歩 ▲8五飛 ▽同 飛 ▲同 桂 ▽7七歩成
▲同 銀 ▽8七角成 ▲7八歩 ▽8二歩 ▲8三歩 ▽7二金
▲8二歩成 ▽同 金 ▲8四飛 ▽7一銀 ▲8三角成 ▽6二飛
▲8二馬 ▽同 銀 ▲8三歩 ▽7一銀 ▲7三桂成 ▽同 桂
▲8七飛 ▽7五桂 ▲8四飛 ▽6七桂成 ▲7四角 ▽7五角
▲4一金 ▽6一玉 ▲8二歩成 ▽同 銀 ▲同飛成 ▽同 飛
▲6三角成 ▽8九飛打 ▲8三歩 ▽9二飛 ▲8二銀 ▽6九飛成
▲7三銀成 ▽5八成桂 ▲6二成銀 ▽同 飛 ▲7三桂 ▽7一玉
▲8一馬 ▽投了
73手で先手の勝ち
先手:25手め77桂+角切り
後手:24手め33銀+26手め76歩
▲7六歩 ▽3四歩 ▲7五歩 ▽8四歩 ▲7八飛 ▽8五歩
▲7四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽8八角成 ▲同 銀 ▽6五角
▲5六角 ▽5四角 ▲3八銀 ▽3二金 ▲4八玉 ▽6二銀
▲6六歩 ▽4二銀 ▲3九玉 ▽6四歩 ▲7五飛 ▽3三銀
▲7七桂 ▽7六歩 ▲8五飛 ▽同 飛 ▲同 桂 ▽7七歩成
▲同 銀 ▽8七角成 ▲7八歩 ▽8二歩 ▲8三歩 ▽7二金
▲8二歩成 ▽同 金 ▲8四飛 ▽7一銀 ▲8三角成 ▽6二飛
▲8二馬 ▽同 銀 ▲8三歩 ▽7一銀 ▲7三桂成 ▽同 桂
▲8七飛 ▽7五桂 ▲8四飛 ▽6七桂成 ▲7四角 ▽7五角
▲4一金 ▽6一玉 ▲8二歩成 ▽8四角 ▲7一と ▽同 玉
▲8三角成 ▽8九飛 ▲7四銀 ▽8二歩 ▲7三馬 ▽同 角
▲同銀成 ▽6九飛成 ▲6三桂 ▽同 飛 ▲同成銀 ▽5八成桂
▲7三飛 ▽8一玉 ▲7二飛成 ▽9二玉 ▲8三角 ▽投了
77手で先手の勝ち後手が受け切った場合
先手:25手め77桂+角切り
後手:24手め33銀+26手め76歩
▲7六歩 ▽3四歩 ▲7五歩 ▽8四歩 ▲7八飛 ▽8五歩
▲7四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽8八角成 ▲同 銀 ▽6五角
▲5六角 ▽5四角 ▲3八銀 ▽3二金 ▲4八玉 ▽6二銀
▲6六歩 ▽4二銀 ▲3九玉 ▽6四歩 ▲7五飛 ▽3三銀
▲7七桂 ▽7六歩 ▲8五飛 ▽同 飛 ▲同 桂 ▽7七歩成
▲同 銀 ▽8七角成 ▲7八歩 ▽8二歩 ▲8三歩 ▽7二金
▲8二歩成 ▽同 金 ▲8四飛 ▽7一銀 ▲8三角成 ▽6二飛
▲8二馬 ▽同 銀 ▲8三歩 ▽7一銀 ▲7三桂成 ▽同 桂
▲8七飛 ▽7五桂 ▲8四飛 ▽6七桂成 ▲7四角 ▽7五角
▲4一金 ▽6一玉 ▲8二歩成 ▽8四角 ▲7一と ▽同 玉
▲8三角成 ▽8九飛 ▲7四銀 ▽7二歩 ▲投了
64手で後手の勝ち
この変化の教訓は先のオミヤゲ変化でもし後手がハマらずに41手め84飛に71銀引きだと先手完敗。こう言う銀引きは森内のオハコ。羽生が今期名人戦をパスしたのは妥当。銀引きも余りやりすぎると今期名人戦のようにシラケル。
早石田側が角切りを見せた場合は康光のように自陣飛車で受けきるとだけ覚えれば簡単だがハマると即負け。無理攻めは受けきるしかない。しかしそれでは将棋が盛り上がらない。故意の悪手で相手を誘って盛上げることができれば千両役者。森内は演技がまだイマイチギコチない。
以上の検討で羽生が言う最善手23手め75飛は「後手に選択権がある二重の緩手」が当家の結論。
75飛は早石田の魅力を引き出すための羽生の演技と読む。変化としては桂3枚使えそうな24手め86歩変化の方が面白い。それも後手の選択権利。
来たる王位戦では羽生が自分の発言に責任もって早石田23手め75飛で勝って頂きたい。相当盛上がる。島には無理なので康光が出るっきゃない。二日あれば準備しなくても75飛の結論でるから。その前に結論出ていたら45角で。
しかし54角であろう。
2006.06.10囲碁将棋ジャーナル 棋聖戦第1局羽生解説3 羽生の最善手23手め75飛は前提変化 | No: 677
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12手め45角変化では18手め64歩を同飛と取れるが本譜12手め65角変化では22手め64歩が取れない。従って22手め64歩は双頭手。54飛変化を全滅させると同時に次の狙いは63銀。羽生が述べた23手め75飛変化は以下。
先手:23手め75飛+85飛
後手:24手め63銀
▲7六歩 ▽3四歩 ▲7五歩 ▽8四歩 ▲7八飛 ▽8五歩
▲7四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽8八角成 ▲同 銀 ▽6五角
▲5六角 ▽5四角 ▲3八銀 ▽3二金 ▲4八玉 ▽6二銀
▲6六歩 ▽4二銀 ▲3九玉 ▽6四歩 ▲7五飛 ▽6三銀
▲7七桂 ▽8六歩 ▲同 歩 ▽同 飛 ▲8五飛 ▽同 飛
▲同 桂
31手まで
先手:23手め75飛+78金
後手:24手め63銀
▲7六歩 ▽3四歩 ▲7五歩 ▽8四歩 ▲7八飛 ▽8五歩
▲7四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽8八角成 ▲同 銀 ▽6五角
▲5六角 ▽5四角 ▲3八銀 ▽3二金 ▲4八玉 ▽6二銀
▲6六歩 ▽4二銀 ▲3九玉 ▽6四歩 ▲7五飛 ▽6三銀
▲7七桂 ▽8六歩 ▲同 歩 ▽同 飛 ▲7八金
29手まで
いずれも後手は24手め63銀が羽生の前提。
そこで24手め他の手も検証しないといけない。
以下24手め86歩変化1-5
先手:25手め同歩+27手め78金
後手:28手め84飛
▲7六歩 ▽3四歩 ▲7五歩 ▽8四歩 ▲7八飛 ▽8五歩
▲7四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽8八角成 ▲同 銀 ▽6五角
▲5六角 ▽5四角 ▲3八銀 ▽3二金 ▲4八玉 ▽6二銀
▲6六歩 ▽4二銀 ▲3九玉 ▽6四歩 ▲7五飛 ▽8六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲7八金 ▽8四飛 ▲8二歩 ▽同 飛
▲8三歩 ▽7二飛 ▲同飛成 ▽同 金 ▲投了
34手で後手の勝ち
先手は歩切れでは負け。34角と歩の補充では手番を渡す。
桂が使えたら楽しい。ところが桂を渡すと25桂で32金を狙われる。42玉と受けると飛車角取り。
先手:25手め同歩+27手め78金+29手め34角
後手:28手め84飛+30手め74歩
▲7六歩 ▽3四歩 ▲7五歩 ▽8四歩 ▲7八飛 ▽8五歩
▲7四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽8八角成 ▲同 銀 ▽6五角
▲5六角 ▽5四角 ▲3八銀 ▽3二金 ▲4八玉 ▽6二銀
▲6六歩 ▽4二銀 ▲3九玉 ▽6四歩 ▲7五飛 ▽8六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲7八金 ▽8四飛 ▲3四角 ▽7四歩
▲8五歩 ▽9四飛 ▲3五飛 ▽3三銀 ▲5六角 ▽7三桂
▲7七桂 ▽6五歩 ▲9六歩 ▽7五歩 ▲6五桂 ▽同 桂
▲同 歩 ▽4二玉 ▲9五歩 ▽7四飛 ▲6六桂 ▽投了
47手で先手の勝ち中原は銀桂交換なら桂欲しいと言う。そこで銀を取らせて後手が左桂まで使えたら気分最高。まずは荒デッサンで失敗例から。
先手:25手め同歩+27手め78金+29手め34角
後手:28手め84飛+30手め74歩+42手め74飛
▲7六歩 ▽3四歩 ▲7五歩 ▽8四歩 ▲7八飛 ▽8五歩
▲7四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽8八角成 ▲同 銀 ▽6五角
▲5六角 ▽5四角 ▲3八銀 ▽3二金 ▲4八玉 ▽6二銀
▲6六歩 ▽4二銀 ▲3九玉 ▽6四歩 ▲7五飛 ▽8六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲7八金 ▽8四飛 ▲3四角 ▽7四歩
▲8五歩 ▽9四飛 ▲3五飛 ▽3三銀 ▲5六角 ▽7三桂
▲7七桂 ▽6五歩 ▲9六歩 ▽7五歩 ▲6五桂 ▽7四飛
▲7三桂成 ▽同 飛 ▲4五桂 ▽4二玉 ▲3三桂成 ▽同 桂
▲6四銀 ▽7一飛 ▲8三角成 ▽4四歩 ▲7四歩 ▽4五桂
▲6七金 ▽4三桂 ▲2五飛 ▽7二金 ▲8四馬 ▽7六歩
▲4六歩 ▽2一飛 ▲4五歩 ▽2四歩 ▲2六飛 ▽3四桂
▲5六飛 ▽4五角 ▲7三歩成 ▽6三歩 ▲7二と ▽6四歩
▲6二と ▽5五銀 ▲5二と ▽3三玉 ▲5一馬 ▽同 飛
▲同 と ▽5六銀 ▲同 金 ▽同 角 ▲同 歩 ▽5七角
▲4八銀 ▽6六角成 ▲4一銀 ▽投了
87手で先手の勝ち桂は派手に使えてナニかありそうだがと金が厳しい。74歩を連動手で二次活用できないと30手め74歩は硬すぎる。74歩は73桂活用だけではなく75歩から76歩と活用するのは贅沢。77歩成まで3手もかかるのでは先手にこの歩を取らせた方が早い。
先手:25手め同歩+27手め78金+29手め34角
後手:28手め84飛+30手め74歩+42手め74飛
▲7六歩 ▽3四歩 ▲7五歩 ▽8四歩 ▲7八飛 ▽8五歩
▲7四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽8八角成 ▲同 銀 ▽6五角
▲5六角 ▽5四角 ▲3八銀 ▽3二金 ▲4八玉 ▽6二銀
▲6六歩 ▽4二銀 ▲3九玉 ▽6四歩 ▲7五飛 ▽8六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲7八金 ▽8四飛 ▲3四角 ▽7四歩
▲8五歩 ▽9四飛 ▲3五飛 ▽3三銀 ▲5六角 ▽7三桂
▲7七桂 ▽6五歩 ▲9六歩 ▽7五歩 ▲6五桂 ▽7四飛
▲7三桂成 ▽同 飛 ▲4五桂 ▽4二玉 ▲3三桂成 ▽同 桂
▲6四銀 ▽7一飛 ▲8三角成 ▽4四歩 ▲7四歩 ▽4五桂
▲6七金 ▽4三桂 ▲2五飛 ▽7二金 ▲8四馬 ▽8三歩
▲7五馬 ▽2一飛 ▲2六飛 ▽2四歩 ▲5六飛 ▽2五歩
▲5五銀 ▽6三桂 ▲6四馬 ▽5五桂右 ▲6八金 ▽6七銀
▲投了
72手で後手の勝ち55手め67金で68金は76桂。普通は遊び銀を相手して貰うと嬉しいがここでカナ駒渡すと飛車が狙われる。67手め55銀引きが森内をからかったオタスケ。そこでもう少しマジメにお通夜手順で。
先手:25手め同歩+27手め78金+29手め34角
後手:28手め84飛+30手め74歩+42手め74飛
▲7六歩 ▽3四歩 ▲7五歩 ▽8四歩 ▲7八飛 ▽8五歩
▲7四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽8八角成 ▲同 銀 ▽6五角
▲5六角 ▽5四角 ▲3八銀 ▽3二金 ▲4八玉 ▽6二銀
▲6六歩 ▽4二銀 ▲3九玉 ▽6四歩 ▲7五飛 ▽8六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲7八金 ▽8四飛 ▲3四角 ▽7四歩
▲8五歩 ▽9四飛 ▲3五飛 ▽3三銀 ▲5六角 ▽7三桂
▲7七桂 ▽6五歩 ▲9六歩 ▽7五歩 ▲6五桂 ▽7四飛
▲7三桂成 ▽同 飛 ▲4五桂 ▽4二玉 ▲3三桂成 ▽同 桂
▲6四銀 ▽7一飛 ▲8三角成 ▽4四歩 ▲7四歩 ▽4五桂
▲6七金 ▽4三桂 ▲2五飛 ▽7二金 ▲8四馬 ▽8三歩
▲7五馬 ▽2一飛 ▲2六飛 ▽2四歩 ▲5六飛 ▽2五歩
▲7三歩成 ▽同 銀 ▲同銀成 ▽同 金 ▲5四飛 ▽投了
71手で先手の勝ち
それでもやはり桂を三枚使えると面白い。先手が勝ちきるのは大変。7筋のと金だけは後手許せない。
桂が活躍するのはいいが88銀が寂しいので79金で活用する変化も楽しい。
先手:25手め同歩+27手め78金+29手め34角
後手:28手め84飛+30手め74歩+42手め74飛
▲7六歩 ▽3四歩 ▲7五歩 ▽8四歩 ▲7八飛 ▽8五歩
▲7四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽8八角成 ▲同 銀 ▽6五角
▲5六角 ▽5四角 ▲3八銀 ▽3二金 ▲4八玉 ▽6二銀
▲6六歩 ▽4二銀 ▲3九玉 ▽6四歩 ▲7五飛 ▽8六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲7八金 ▽8四飛 ▲3四角 ▽7四歩
▲8五歩 ▽9四飛 ▲3五飛 ▽3三銀 ▲5六角 ▽7三桂
▲7七桂 ▽6五歩 ▲9六歩 ▽7五歩 ▲6五桂 ▽7四飛
▲7三桂成 ▽同 飛 ▲4五桂 ▽4二玉 ▲3三桂成 ▽同 桂
▲6四銀 ▽7一飛 ▲8三角成 ▽4四歩 ▲7四歩 ▽4五桂
▲6七金 ▽4三桂 ▲2五飛 ▽7二金 ▲8四馬 ▽8三歩
▲7五馬 ▽3四桂 ▲4六歩 ▽2一飛 ▲4五歩 ▽2四歩
▲1五飛 ▽1四歩 ▲1六飛 ▽1五歩 ▲5六飛 ▽4五角
▲7三歩成 ▽5六角 ▲同 金 ▽7三金 ▲同銀成 ▽同 銀
▲7四歩 ▽7八飛 ▲9七角 ▽6二銀 ▲5四桂 ▽3三玉
▲6二桂成 ▽3五桂 ▲3六銀 ▽4六銀 ▲4八歩 ▽2五歩
▲5三馬 ▽2六歩 ▲同 歩 ▽2七歩 ▲4六金 ▽同 桂
▲4二銀 ▽2三玉 ▲3三金 ▽1三玉 ▲2七銀上 ▽同桂成
▲同 銀 ▽3三金 ▲2五桂 ▽同 飛 ▲同 歩 ▽3五桂
▲3三銀成 ▽2七桂不成▲2八玉 ▽4八飛成 ▲同 金 ▽3九銀
▲2七玉 ▽投了
115手で先手の勝ち
先手:25手め同歩+27手め78金+29手め34角
後手:28手め84飛+30手め74歩+42手め74飛
▲7六歩 ▽3四歩 ▲7五歩 ▽8四歩 ▲7八飛 ▽8五歩
▲7四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽8八角成 ▲同 銀 ▽6五角
▲5六角 ▽5四角 ▲3八銀 ▽3二金 ▲4八玉 ▽6二銀
▲6六歩 ▽4二銀 ▲3九玉 ▽6四歩 ▲7五飛 ▽8六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲7八金 ▽8四飛 ▲3四角 ▽7四歩
▲8五歩 ▽9四飛 ▲3五飛 ▽3三銀 ▲5六角 ▽7三桂
▲7七桂 ▽6五歩 ▲9六歩 ▽7五歩 ▲6五桂 ▽7四飛
▲7三桂成 ▽同 飛 ▲4五桂 ▽4二玉 ▲3三桂成 ▽同 桂
▲6四銀 ▽7一飛 ▲8三角成 ▽4四歩 ▲7四歩 ▽4五桂
▲6七金 ▽4三桂 ▲2五飛 ▽7二金 ▲8四馬 ▽8三歩
▲7五馬 ▽3四桂 ▲4六歩 ▽2一飛 ▲4五歩 ▽2四歩
▲1五飛 ▽1四歩 ▲1六飛 ▽4五角 ▲5六金 ▽5四角
▲6五金 ▽4五角 ▲5四桂 ▽3三玉 ▲6二桂成 ▽同 金
▲5三銀不成▽1五歩 ▲5六飛 ▽同 角 ▲同 歩 ▽3六歩
▲4二銀打 ▽2三玉 ▲6二銀不成▽3七歩成 ▲同 銀 ▽4七桂
▲3八玉 ▽7八飛 ▲4八歩 ▽3五桂 ▲3三金 ▽同 金
▲同銀成 ▽同 玉 ▲7九金 ▽3九金 ▲同 金 ▽同桂成
▲同 玉 ▽2七桂成 ▲4二角 ▽2二玉 ▲投了
106手で後手の勝ち
先手:25手め同歩+27手め78金+29手め34角
後手:28手め84飛+30手め74歩+42手め74飛
▲7六歩 ▽3四歩 ▲7五歩 ▽8四歩 ▲7八飛 ▽8五歩
▲7四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽8八角成 ▲同 銀 ▽6五角
▲5六角 ▽5四角 ▲3八銀 ▽3二金 ▲4八玉 ▽6二銀
▲6六歩 ▽4二銀 ▲3九玉 ▽6四歩 ▲7五飛 ▽8六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲7八金 ▽8四飛 ▲3四角 ▽7四歩
▲8五歩 ▽9四飛 ▲3五飛 ▽3三銀 ▲5六角 ▽7三桂
▲7七桂 ▽6五歩 ▲9六歩 ▽7五歩 ▲6五桂 ▽7四飛
▲7三桂成 ▽同 飛 ▲4五桂 ▽4二玉 ▲3三桂成 ▽同 桂
▲6四銀 ▽7一飛 ▲8三角成 ▽4四歩 ▲7四歩 ▽4五桂
▲6七金 ▽4三桂 ▲2五飛 ▽7二金 ▲8四馬 ▽8三歩
▲7五馬 ▽3四桂 ▲4六歩 ▽2一飛 ▲4五歩 ▽2四歩
▲1五飛 ▽1四歩 ▲1六飛 ▽4五角 ▲5六金 ▽5四角
▲6五金 ▽4五角 ▲5四桂 ▽3三玉 ▲6二桂成 ▽同 金
▲5三銀不成▽1五歩 ▲5六飛 ▽同 角 ▲同 歩 ▽3六歩
▲4二銀打 ▽2三玉 ▲6二銀不成▽3七歩成 ▲同 銀 ▽4七桂
▲3八玉 ▽7八飛 ▲4八歩 ▽3五桂 ▲7九金 ▽7五飛成
▲同 金 ▽6七角 ▲4七歩 ▽2七桂成 ▲同 玉 ▽4九角成
▲3八歩 ▽3六歩 ▲3五桂 ▽1三玉 ▲6三飛 ▽1四玉
▲2六桂 ▽2五玉 ▲投了
110手で後手の勝ち
先手:25手め同歩+27手め78金+29手め34角
後手:28手め84飛+30手め74歩+42手め74飛
▲7六歩 ▽3四歩 ▲7五歩 ▽8四歩 ▲7八飛 ▽8五歩
▲7四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽8八角成 ▲同 銀 ▽6五角
▲5六角 ▽5四角 ▲3八銀 ▽3二金 ▲4八玉 ▽6二銀
▲6六歩 ▽4二銀 ▲3九玉 ▽6四歩 ▲7五飛 ▽8六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲7八金 ▽8四飛 ▲3四角 ▽7四歩
▲8五歩 ▽9四飛 ▲3五飛 ▽3三銀 ▲5六角 ▽7三桂
▲7七桂 ▽6五歩 ▲9六歩 ▽7五歩 ▲6五桂 ▽7四飛
▲7三桂成 ▽同 飛 ▲4五桂 ▽4二玉 ▲3三桂成 ▽同 桂
▲6四銀 ▽7一飛 ▲8三角成 ▽4四歩 ▲7四歩 ▽4五桂
▲6七金 ▽4三桂 ▲2五飛 ▽7二金 ▲8四馬 ▽8三歩
▲7五馬 ▽3四桂 ▲4六歩 ▽2一飛 ▲4五歩 ▽2四歩
▲1五飛 ▽1四歩 ▲1六飛 ▽4五角 ▲5六金 ▽5四角
▲6五金 ▽4五角 ▲5四桂 ▽3三玉 ▲6二桂成 ▽同 金
▲5三銀不成▽1五歩 ▲5六飛 ▽同 角 ▲同 歩 ▽3六歩
▲4二銀打 ▽2三玉 ▲6二銀不成▽3七歩成 ▲同 銀 ▽4七桂
▲3八玉 ▽7八飛 ▲4八歩 ▽3五桂 ▲7九金 ▽7五飛成
▲同 金 ▽6七角 ▲4七歩 ▽4九角成 ▲同 玉 ▽4七桂成
▲3五桂 ▽1三玉 ▲5三飛 ▽3三歩 ▲同銀成 ▽5八金
▲3九玉 ▽3七成桂 ▲3二成銀 ▽1四玉 ▲2三角 ▽2五玉
▲3七桂 ▽3六玉 ▲3八金 ▽4七銀 ▲6三角 ▽4六玉
▲5五飛成 ▽5七玉 ▲6九桂 ▽投了
123手で先手の勝ち
先手:25手め同歩+27手め78金+29手め34角
後手:28手め84飛+30手め74歩+42手め74飛
▲7六歩 ▽3四歩 ▲7五歩 ▽8四歩 ▲7八飛 ▽8五歩
▲7四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽8八角成 ▲同 銀 ▽6五角
▲5六角 ▽5四角 ▲3八銀 ▽3二金 ▲4八玉 ▽6二銀
▲6六歩 ▽4二銀 ▲3九玉 ▽6四歩 ▲7五飛 ▽8六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲7八金 ▽8四飛 ▲3四角 ▽7四歩
▲8五歩 ▽9四飛 ▲3五飛 ▽3三銀 ▲5六角 ▽7三桂
▲7七桂 ▽6五歩 ▲9六歩 ▽7五歩 ▲6五桂 ▽7四飛
▲7三桂成 ▽同 飛 ▲4五桂 ▽4二玉 ▲3三桂成 ▽同 桂
▲6四銀 ▽7一飛 ▲8三角成 ▽4四歩 ▲7四歩 ▽4五桂
▲6七金 ▽4三桂 ▲2五飛 ▽7二金 ▲8四馬 ▽8三歩
▲7五馬 ▽3四桂 ▲4六歩 ▽2一飛 ▲4五歩 ▽2四歩
▲1五飛 ▽1四歩 ▲1六飛 ▽4五角 ▲5六金 ▽5四角
▲6五金 ▽4五角 ▲5四桂 ▽3三玉 ▲6二桂成 ▽同 金
▲5三銀不成▽1五歩 ▲5六飛 ▽同 角 ▲同 歩 ▽3六歩
▲4二銀打 ▽2三玉 ▲6二銀不成▽3七歩成 ▲同 銀 ▽4七桂
▲3八玉 ▽7八飛 ▲4八歩 ▽3五桂 ▲7九金 ▽7五飛成
▲同 金 ▽6七角 ▲4七歩 ▽2七桂成 ▲同 玉 ▽4九角成
▲3八歩 ▽4二金 ▲6三飛 ▽3三歩 ▲3五桂 ▽1四玉
▲3六角 ▽2五歩 ▲1六歩 ▽2六銀 ▲同 銀 ▽同 桂
▲1五歩 ▽2四玉 ▲1六桂 ▽3四玉 ▲4三銀 ▽3五玉
▲6五飛成 ▽4五桂 ▲投了
122手で後手の勝ち
影の主役が88銀と言うオチなら全部繋がる。
26手め86同飛と後手が飛車先歩交換出来た局面に戻る。
87歩は先手不満。そこで後手にだけ桂を使わせないで先手から使う。確かに先手も左桂使えるなら大満足。
先手:25手め同歩+27手め78金+29手め77桂
後手:28手め84飛+30手め74歩+42手め74飛
▲7六歩 ▽3四歩 ▲7五歩 ▽8四歩 ▲7八飛 ▽8五歩
▲7四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽8八角成 ▲同 銀 ▽6五角
▲5六角 ▽5四角 ▲3八銀 ▽3二金 ▲4八玉 ▽6二銀
▲6六歩 ▽4二銀 ▲3九玉 ▽6四歩 ▲7五飛 ▽8六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲7八金 ▽8四飛 ▲7七桂 ▽7六歩
▲8五飛 ▽同 飛 ▲同 桂 ▽7七歩成 ▲同 銀 ▽8九飛
▲8三飛 ▽9九飛成 ▲8二歩 ▽7二金 ▲8四飛成 ▽8三歩
▲同角成 ▽同 金 ▲同 龍 ▽9二角 ▲8四龍 ▽8三香
▲7五龍 ▽8五香 ▲同 龍 ▽3五桂 ▲投了
52手で後手の勝ち後手は7筋や8筋のと金を絶対許してはいけない。79歩の底歩は7筋に歩が利かない。92角が決め手で35桂の27桂成と47桂成が同時に受けられない
以上後手の86歩に同歩は先手面白くない。そこでイキナリ77桂としたいが全然ダメ。
先手:25手め77桂
後手:24手め86歩
▲7六歩 ▽3四歩 ▲7五歩 ▽8四歩 ▲7八飛 ▽8五歩
▲7四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽8八角成 ▲同 銀 ▽6五角
▲5六角 ▽5四角 ▲3八銀 ▽3二金 ▲4八玉 ▽6二銀
▲6六歩 ▽4二銀 ▲3九玉 ▽6四歩 ▲7五飛 ▽8六歩
▲7七桂 ▽8七歩成 ▲8五飛 ▽8四歩 ▲8三歩 ▽7二飛
▲8四飛 ▽8八と
54角が利きすぎて83歩が無効。よって24手め33銀変化1-4は24手め86歩への先手有効手段がなければ不要。
2006.06.10囲碁将棋ジャーナル 棋聖戦第1局羽生解説2 羽生の敗因指摘は当家と同じ | No: 676
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羽生の先手敗因指摘は2手め28玉。これは当家も当日実況&分析で述べている。
> No: 635 投稿者:マシュダ一家 06/06/05 Mon 16:37:17
「すでに28玉が緩手」昼の26手め33銀の時点で後手作戦勝ちと即時断言していたのが当家。
> No: 617 26手め33銀で昼食休憩 駒アタリ完全消去で後手優勢一方関西の控え室は同局面で「本格的な戦いはこれから」とコメント。羽生はマシュダ一家実況&分析の方が産経中継室より正確と公言したことになる。
当家の実況&分析では昼食後の27手め58金を即時悪手扱い。その悪手の根源が28玉と言う当日の分析結果。
大介が27手め58金を指した瞬間をひげのカメラマン氏が公開している。
「ピシリと指した」そうだが当家には棋譜上ペチョにしか聞こえなかった。
棋士が当家の実況&分析と同じことを述べては出演の意味がない。
そこであの一文に目をつけたのが目ざとい羽生。
引用が重複になるが羽生の「マシュダ一家解読法」を再度確認。>No: 617 投稿者:マシュダ一家 06/06/05 Mon 12:50:02
「先手は指す手が不明なので28玉選択。後手の悪手誘い2」羽生が今日披露してくれたのは大介に不明だった23手め28玉に代わる最善手。それが23手め75飛。さすが羽生。用意するモノが核心を突いている。
もうひとつ。当家が康光の64歩に驚きそれが絶賛に変わったことを羽生は注視。だから22手め64歩への評価をイチヨが指で聞いた時に沈黙で答えた。その理由も23手め75飛。即ち23手め75飛は当家への公開挑戦状。
2006.06.10囲碁将棋ジャーナル 棋聖戦第1局羽生解説1 15手め54飛は絶対ナイと羽生は断言 | No: 675
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54角を康光研究手と太鼓判。自分で研究していれば「これはアルと思っていました」と一言言える。羽生にも予想外だった為に康光研究を絶賛。羽生も修正主義者に落ち着いた?桧舞台を大介に譲ったのであればむしろ謙虚。当家とて素直な驚きを表現したい気持ちは当日予想外だった22手め64歩が同じ。予想外の手に裏づけが取れると褒めたくなる。
15手め54飛を羽生は全然ダメと断言。イチヨがわざわざ「54飛は?」と聞いて羽生が絶対ナイと言うからには今後10年間連盟内に羽生相手の54飛はない。羽生は54飛全変化先手勝てないと確信した上でそれを「康光研究」と述べたはず。
11年先は分らない。当家は54飛を絶対ナイとまで言わない。34角で1歩得+連動手なので現行の持将棋ルールなら先手勝てるかもしれない。飛車角交換なら14手め74角も羽生はナイと断言。飛車角交換は即時三間側負けと言うわけではない。だから羽生の確信は無条件で86歩を許しては先手負けと言うこと。ソレだけなら当家の指針と全く同じ。表現が違う。当家は「先手面白くない」。その不愉快を1歩得で解消するなら持将棋指向も訴求できるかもしれない。羽生相手に15手め54飛で勝ったら棋界を制覇できる。この思考法の権化は連盟内では森内。だから名人戦で羽生を二連破できた。
別の側面。当家がしばしばそうであるように「そんな手ナイ」の背後には美的問題がある。最初の動機を互いに繋げて初手まで回帰することは美しい。
なんの為の居飛車か。飛車が最初からそこにあるから使う。
なんの為の三間か。初手が76歩だからその歩をさらに使う。
これらの最初の動機を踏みにじる変化では美的問題外となる。
この思考法の権化は連盟内では谷川。それで森内に名人戦で現在2勝しているから見上げたもの。
名人戦第1局29手め74歩が谷川を象徴している。戦法は手損角換り早繰り銀だが早石田74歩と同じ。先手番に甘えず果敢に踏み込んだ。そして先手番で負けた為に現在4勝2敗。
森内が名人戦第6局で同様に踏み込めるか否かでその度量が判る。
森内が来なければ谷川は千日手指向でいい。